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クリスチャン・トゥデイとローカルチャーチ(2)

この二つの団体、調べるほどによく似ている要素があるのです。CTの母体と思われるACM(アポストロ・キャンパス・ミニストリー)では「肢体(チェチェ)の生活(箱船の建造)」が重んじられ、そこではある意味で滅私奉公的な奉仕(使役)が求められます。これで学業が疎かになったり、生活破綻する者が出ているようです。なにしろ神の業の最終的成就が何よりも優先され、そのためにダビデ・張なる預言者(さらには現代のキリスト)による啓示が必要とされるわけです。

一方のLC(ローカルチャーチ)では「体の生活」の回復(新エルサレムの建造)が終わりの時代の神の回復の御業であり、そこでは「ひとつ」を保つために自分の意見などは持ってはならず、ブレンディングした兄弟姉妹の中に神がミングリングして(混ざって)、一人ひとりが神格を持たない神とされ、団体的な神・人なるキリストとなるわけです(→コチラをお聞きください)。リーに言わせると教会は肉において現れた神であり、神の化身です(→コチラ)。「主の回復」に従うことがすべてに優先され、その神の終わりの時代の業を成就するために必要な現代の預言がリーによって語られたわけです。中国大陸では「キリスト=リー」の教えも出現しています(さすがに欧米圏では関係を否定していますが)。

いかがでしょう、構造がとても似ているわけです。そのためには従来の歴史的教会の示した信条や教義は十分ではなく、例えば神の三位一体も、「三つの異なる位格がひとつの本質を持つ」とする教義は三神論であると批判します。リーによると、みどり児は御父であり、キリストは御霊に変わったわけです。その根拠が相互内住なのですが、実に愚かなもの。相互内住は御父が御子ではなく、御子が御霊ではないから可能であるのです。また「人が神になる」根拠がペテロ書の「神のご性質にあずかる」なのですが、人として神の性質に与ることと、神と混ざって実質までもが神になることを混同しているわけです(→コチラ)。

かくしてLCにおいては、ひとりの使徒、ひとつの教え、ひとつの心、ひとつの実行・・・となるわけで、それに反対する者は先般のタイタス・チューのように神への反逆者となるわけですね。同様にこの構図がACMでも垣間見えるわけです。ダビデ・張こそ現代の使徒・預言者・真理の回復者、神のご計画の最終成就者と・・・。そして両者の最も共通する資質は偽り、すなわちウソをつくことです。真実を隠蔽し、表だけを白く塗ることには実に見事なほどに長けています。そのためには裁判による威嚇などもするわけですが、まあ、きわめて相似形なのですね。

さあ、今日の終わりの時代において、神に忠実であるために、また神の御業を完成するために、さらに神の国を地上にもたらすために、あなたはダビデ・張につきますか、それともウイットネス・リーに従いますか?考えてみて下さい、すべてのキリスト者がダビデ・張だの、ウイットネス・リーだのを現代の神の使徒・預言者と仰いで、彼らのカバリングに入っている光景を(彼らは人に従っていないと言いますが・・・)。ある面でベニー・ヒンよりもコワイですよ、彼らはかなり深いですが、ヒン様はあまりにも底が浅いですから。それはまさしく前に述べた「キングダム・ロスト」の世界であり、背筋が寒くなる光景ではないでしょうか。今日の敵の働きのキーワードは世でも教界でもこのような「統一」にあるのです。よくよく目を覚ましていましょう。

Commented by Luke 2007年01月05日(金)18:09

最近ではここをローカルチャーチの人もご覧(監視?)になっているようですが、一方で問題を覚えて離脱した方々も連絡を下さるのですね。離脱した兄弟姉妹の連絡ネットワークもよいかと考えております。多くの場合、「真に神の良しとされる教会はローカルチャーチのみ」と刷り込まれているので、行き場を失っておられるのです。どうぞご遠慮なく連絡ください。

Commented by 通行人 2007年01月05日(金)21:44

なるほど、リー師と追従者の教えは、キングダム・ロストの台詞とクリソツでありますな。従え、批判するな、忠誠・・・etc.と。

Commented by meek 2007年01月06日(土)00:14

主の回復=ローカルチャーチなのでしょうか?
「同胞派(キリスト集会)」のサイトリンクで「主の回復」が同胞派のひとつとしてリンクされていますが、同胞派と主の回復は直接関係があるのでしょうか?

http://www.geocities.jp/nozzon0602/link2.htm

Commented by Luke 2007年01月06日(土)08:43

そうですね、英語圏では外部者は"The Local Church"と呼び、自称では"The Lord's Recovery"、日本語では「地方教会」、「主の回復」、「○○に在る教会」、時に「召会」と呼んでいます。彼らはウイットネス・リーのミニストリーのみを受け入れ、その拠点がリーの出版社The Living Stream Ministry(米)で、日本では日本福音書房です。

元々大陸におけるウォッチマン・ニーの「小さな群れ」を(→http://www.xenos.org/essays/neeframe.htm)、彼が共産党に幽閉されて後、ウイットネス・リーが掌握したものが現在につながっております。そのリーについては、ニーの伝記"Against the Tide"(Angus Kinner著、CLC)に記述されていますが(Kinnerは英国人で『キリスト者の標準』の編者)、「権力的で大風呂敷を広げ、統率力に長けている」と評しています。50年代に大きな分裂を経験していますが、リーの統率を嫌って分かれたのが、Christian Fellowship PublishersのStephen Kaungらです(→http://www.c-f-p.com/)。彼らとは交わりがあります。

ブラザレン(同胞派)との関係はニーもリーもダービーやマッキントッシュの影響を受けており(私もですが)、自分たちは先人の肩の上に立っていると言っています。聖書解釈はこちらの流れにあります(→http://www.geocities.jp/ogcclib/)。「主の回復」では黙示録の七つの教会について、自分たちはフィラデルフィアの教会(=回復の教会)であり、ブラザレンはラオデキアの教会に堕落していると言いますね。

ブラザレンはいわゆる「キリスト集会」と称して、全国に集会があります。伝道出版社を中心とする集会がもっとも保守的で(D兄弟元気かな?)、「自分たちはブラザレンではない」とさえ言っています(名称を嫌う)。彼らと吉祥寺キリスト集会(→http://www.christ-shukai.net/)のベックさんは関係があったようですが、現在は交わりを絶っているようです。ベックさんはウイットネス・リーとも親交があったようですが、私がお会いした時には「リーはアメリカに渡ってからおかしくなった」と言っていましたね。こちらの文書を読まれますと、福音書房の社長がベックさんを警戒しているので、何がしかの関係があるのでしょう(→http://www.kingdomfellowship.com/Announce/H&N_Discussion.pdf

ご参考までに「神戸に在る教会」のサイト→http://www.church-in-kobe.com/

集会の様子がビデオで見られます。兄弟はみな白いワイシャツで、「おお、主、ハレルヤ、アーメン!」と唱えつつ、リーの教えをオウム返しで繰り返すわけです(「祈り読み」と言いますが)。賛美と言うよりは、リーの教えを歌にした「詩歌」を用います(メロディはよく知られた曲のパクリ)。人が神になる〜!と(→http://www.kingdomfellowship.com/Announce/Godman.pdf)。

Commented by meek 2007年01月06日(土)20:36

レスをありがとうございます。今度近所のキリスト集会の無料英会話にいってみようかなと思いまして、安心しました。