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ともだち

長女が言っていた「ともだち〜」の『20世紀少年』を何気に読み出したところ、これがハマル。時代背景が60年代の後半に少年時代を送った主人公たちが、「ともだち」と言うカルト宗教の陰謀に巻き込まれていくストーリーで、これからどうなるのか、けっこう面白い。背景も懐かしいし、主人公たちのしてることがわが経験とピッタリ。

キャラクターたちも何か懐かしい響きを持っている。「お茶の水工科大学の敷島博士」などは『鉄腕アトム』の「お茶の水博士」と『鉄人28号』の「敷島博士」を連想するし、刑事の名前が「ちょーさんとやまさん」などは『太陽にほえろ』だし・・・という具合。

最近の若者も自立したアイデンティティを確立し得ず、友だちがすべてで、その間でのみ自分を維持でき、そこから浮くことを非常に恐れているが、その「ともだちカンケイ」のある面での危うさと不気味さを巧みに描いている。何十巻もあるようだから、けっこう楽しめる。(ちなみに現在横山光輝の『三国史』全60巻に挑戦中だが、やや停滞気味・・・)

アップロードファイル 31KBで、小生も少年時代を共にした中学の同窓会に出て来たが、まあ、それぞれにおじさん・おばさんとなっていた。あるヤツは孫が3人とか・・・。事業で苦労してたり、うつ病になったりするともだちもいるが、しかし実にイイものだ。35年前に一瞬でタイムスリップできる。

中には保育園から中学まで10年間を共にしたMちゃん(現おばちゃん)もいる。私は東京生まれで田舎に戻ったので、小学校の時にはいじめられたもの。下校の時に上級生にいじめられ泣いている私をMちゃんはかばってくれた。それ以降、彼女に対しては同級生と言うよりは、何か姉貴的な印象を持っている。また中学のときに心を寄せていたYちゃんとかね^^

2次会はカラオケ。だいたい出し物は決まっている。乗るヤツは『ガッチャマン』、心得のある者はド演歌。で、私は寺尾聡の『ルビーの指輪』と工藤静香の『黄砂に吹かれて』と裕次郎の『みんな誰かを愛してる』の3曲。今年は中村雅俊の『恋人も濡れる街角』はオミット。

人生50年生きていると実にイロイロな業界に付き合いができている。しかしこの幼馴染と言う仲間は格別のものがある。私のボロも何もかも知っている連中だからだ。生きる仲間、まさにわがともだち。みんな、まだ逝くなよな〜。いやあ、ともだちって、本当にイイものですね^^

Commented by Luke 2006年08月16日(水)19:52

ちなみにこの「ともだち」の世界は、超能力とか空中浮揚とか、BBSで紹介されたベニー・ヒン聖会とどこか似ている感じがするのですが・・・。