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Dr.Lukeの一言映画評-日本沈没-

オープンキャンパスに遅れないようにと、いつもより早めに出た。ところが、早速大井の料金所でほとんど動かない。たった3キロを40分。有明付近で事故渋滞。迷ったが、料金所からすぐにそれて箱崎方面に乗り換えるとこれがスムーズ。このまま行けるかと思いきや、京葉道路が船橋から穴川まで17キロの事故渋滞。急遽新木場方面にレーンを変えて、湾岸に戻る。これでしばしスムーズ。と思いきや、穴川の手前で5キロの事故渋滞。いい加減にしてくれっ!と思いつつ、千葉北で降りて、一般道を行き(これがまた渋滞)、再び穴川から高速に乗って、大学に着いたのが、10時半。実に3時間20分。ちなみに帰宅の際も、下り車線が延々と事故渋滞・・・。

昨日と言い、本日と言い、暑さのせいでオツム(いや、心)がおかしくなっているような。ちなみに、今日、信号が実にアブナイ。昔は黄色で突っ込んできたが、ちょっと前は両側が赤の隙に入るようになったかと思っていたら、最近はこちらが青でもスタートのラグを目がけて突っ込んでくる。何だか、人の心がますますヤバクなっているような・・・。「青信号、誰かの後について出よ」。

 * * *

帰って、映画『日本沈没』を観る。高校時代、オイルショック、ノストラダムスで世相が落ち付かなかった時代、650万人動員の大ヒット作のリメイク。当時のを今DVDで観るとSFXもチャチだが、東大の竹内均教授(『傾向と対策』ではお世話になった)が自分役で出たりして話題にもなり、当時はけっこうはまった。今回はSFXはそれなりにいいが(六本木ヒルズの崩落はなぜかスカッとしたぞ?)、ストーリーがチャチ。要するにブルース・ウィルスの『アルマゲドン』。草g君がやるとみんな『まことみこ』の世界になってしまう。小松左京が10年を費やして沈没させた日本列島が、今回は沈没しないのだ!?そのメカニズムが何ともチャチ。もっと本格的な地球物理学のノウハウを説いて欲しかった。

が、今日の日経のコラムにもあったが、日本沈没は人心の荒廃から始まるのではないかと、やや怖さを覚えた。車に乗っていると人の心が拡大されて現れるのを実にリアルに経験できるのだ。これはネットも同じ。共に匿名性の仮面による病理的自我肥大現象と言える。

Commented by Luke 2006年07月16日(日)07:15

鈴香容疑者、娘を突き落としたと自供(→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060716-00000009-mai-soci)。日本沈没のひとつの恐るべき兆候。