* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
かつてのジーン・ハックマンの出世作『ポセイドン・アドヴェンチャー』のリメイク版『ポセイドン』。ウォルフガング・ピータセン監督。主演カート・ラッセル。
映像ははるかに進歩するも、思想性はあまりない。前作では牧師が最後に「神は何人殺したら気が済むのだあ」と叫んで自己犠牲的に死ぬわけですが、今回は十字架のペンダントが危機一髪の脱出を可能とするとか、娘とその恋人のために父親であるカート・ラッセル(『エグゼクティヴ・デシジョン』の頃からすると老けたなぁ)が自己犠牲によって救いの道を開く。このプロットはブルース・ウィルスの『アルマゲドン』と同じ。
内容的には薄いが、水に限界まで潜る場面が多く、こちらもつい息をつめて観ており、相当に苦しい映画であった(ふぅ〜)。