* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
朝6時起床。40分ほどジョギング。午前はプールとサウナ。また1,000bをノンストップで。
午後は映画。ジェレミー・フォックスの『キングダム』。それは誰のキングダム?イスラムとアメリカの対立を巡る人間ドラマ。テロリストにも守るべき家族があり、アメリカも同じ。互いに愛する者が殺された時、親しい友人や家族は何を語りかけるのか。この両者の側の言葉が同じであり、しかも怖い。
実はイスラム教も、キリスト教も共に本質は同じ宗教である。神の目的はただひとつ、ご自身のいのちを私たちにインプラントすることだけ。そこに+αを人間が付加えるところに、人を狂わせる要素が混入する。これが宗教である。いのちと宗教との間には、大いなる致命的な溝が横たわるのだ。そしてこれが流血の原因となる。カルヴァンも殺人者であったし、ウェスレールターも30万もの民衆を殺した。主イエスはご自身の血によって血の宗教を終わらせたのだが、人間はそれを終わらせたくないかのようだ。そこに働いている霊は次のように記述されている:
わたしは、赤い獣にまたがっている一人の女を見た。この獣は、全身至るところ神を冒涜する数々の名で覆われており、七つの頭と十本の角があった。女は紫と赤の衣を着て、金と宝石と真珠で身を飾り、忌まわしいものや、自分のみだらな行いの汚れで満ちた金の杯を手に持っていた。その額には、秘められた意味の名が記されていたが、それは、「大バビロン、みだらな女たちや、地上の忌まわしい者たちの母」という名である。わたしは、この女が聖なる者たちの血と、イエスの証人たちの血に酔いしれているのを見た。
私的には現在のニッポンキリスト教において期待される"リバイバル"などは恐ろしくてたまらない。私はそれが起きないように祈るわけ・・・。
で、帰宅後、SPA LIBURにて温泉とサウナ。この地上の幕屋にある間に、神の供えて下さった一般恩恵も十分にエンジョイしたい。
ズバリ、キムタクの『HERO』。中卒・革ジャンのはぐれ検事が正義のバッジをつけ、真実を求めて紛争する。まあ、ストーリーはそれなりに楽しめるし、「間」の面白さもイイかも。しかしだ、「おい、ちょっと、待てよぅ!」。キムタクがカッコ良過ぎ。気に食わない。だから評もなし!勝手に観てくれっつぅのッ!
* * *
Dr.Lukeはこうして遊んでばかりですが(そろそろ後期講義の準備をせねば・・・)、KFCのメンバーのご婦人の娘さんが英国のM.D.(医師)なんですね。これまでG.P.としてロンドン市内の病院で働いていたのですが、何と現在、パプア・ニューギニアにて奉仕しております。町からカヌーで4時間かかる奥地で、病床80、ドクターは彼女のみ。現地スタッフでの運営と言うことで、大変な困難を極めています。電気も午前2時間、夜2時間だけ。ぜひ、皆さまにも祈りによるバックアップをいただけたら感謝です。
・Dr.ChieのBlog
・Dr.Chieの証し
本日はスイミングクラブへ出かけたものの、何と休み。で、辺りをブラブラすると、見つけました。温泉。バリ風の天然温泉『スパ・リブール・ヨコハマ』。何と家のこんな近くに、こんな洒落た温泉が。料金は2,100円だそうだが、これは近いうちに一度渡来(トライ)してみる価値あり♪
ランチをまたチネチッタのイタリアン・ラーメンで。ここはしばらくすると禁断症状のように食べたくなるのだ。映画は、数日前に紹介した桑田の曲をテーマとする『LIFE 天国で君に逢えたら』。が、これは評するものではない。実話なのだ。彼らにはソレが現実だったのだ。幼い子達を残して旅立った飯島氏が残した記録の映画化。
映画自体はキレイにまとめられているが、実際はきわめて厳しい。飯島氏の公式Blog"Natsuki Iijima"を奥様が今も書いている。それにしてもプロ・ウインド・サーファーとはワールド・グランプリを転戦しつつ賞金で生計を立てている人たちとは知らなかった。湘南に行くとき、海を眺めながら、いつも疑問を覚えてたのだ、「彼らはふだん一体何をしている人か知らん?」と。飯島氏はその世界では世界トップレベルの人だったようだ。
が、肝細胞癌で肝移植の道も閉ざされるや、精神的に追い詰められて、パニック障害とうつ病に襲われたようだ。この辺りは彼のスポンサー会社の社長が詳細に記録している(→こちら)。現実を受容し、諦観するまで、ショック、拒否、解離性反応、抑うつなど、人間の心はきわめて多彩な葛藤を経る。飯島氏は書くことに心の安定を見出していったようだ。それが著作となり60万部のベストセラー。残された家族に心の宝物と共に、大きな財産を残して逝った。
極私的には昨年やはり癌で逝った20年以上の友のことを思い浮かべていた。ハワイのオーシャン・ブルーが美しく、桑田の曲が実に心に沁みる、清涼感のあるカタルシスを経験できる作品。(ティッシュが必要です・・・)
【追記】彼らのサイトには「生きるに時があり、死ぬに時がある」という御言葉があったので、もしやと思っていましたが、聞くところによるとベックさんの集会の人たちだそうです。
* * *
それにしてもコンタクトレンズの保存液と間違って、シーブリーズをレンズケースに注入してしまうとは・・・。アルツ、やばいかな・・・。(さらに水虫スプレーと筋肉痛スプレーの容器がほとんど同じで、こちらもやばい・・・)
本日もラジオ体操が気持ちイイ。本日の予定(日記に予定を書くかあ〜?)は、午前中野外プール。午後は映画。マイケル・ムーアの『シッコ』。感想は後ほど・・・。
と言うわけで、また肉が食いたくなって、シャブシャブの食べ放題でランチ。そして映画と。"シッコ(SICKO)"とはスラングで"ビョウキor倒錯者"の意味。私がよく使う用語ですね^^。世界一リッチにして強い国アメリカの医療がいかに悲惨を極めているかをレポート。ムーアの切り口らしいが、ややシリアス調。
医療保険会社の許可がないと医療を受けられず、また医療費を払えない人は病院から文字通り捨てられる。対してフランスやイギリスの皆保険制度がどれだけ恵まれているかを比較。また9・11事件で救護作業をした結果、肺などを病むに至るも、国家からの補償を受けられない消防士たちを紹介。牢獄にいるアルカイダの犯人たちの方が手厚い医療を受けているのだ。ついに、皮肉まじりに、ムーアは彼らをアメリカの仮想敵国キューバに連れて行き、そこでの実に立派な治療風景を描く。確かにキューバにこれほどの医療レベルが確立しているとはやや驚きましたが・・・。
日本も一応皆保険だが、現在は3割負担。また長期入院は避ける方向にある。リハ科などは大変なのだ。私はかつて年間55万円の国保の満額を10年以上収めた実績があるが、私自身は医者にかかったことがまったくなかった。この500万以上の金は果たして何処へ消えたのか(現在ニッポンの医療費は確か40兆くらいだったかな?)ところがこの2月に入院しオペを受けた際、治療費総額55万円ほど。自己負担17万円ほど。ところが共済から高額医療費補助ですべて補填され、さらに個人で医療保険に入っていたので、17万円が給付(請求の際何も文句をつけられませんでしたね)。つまり黒字だったのだ♪これでかつての500万円の一部を回収できたかと(9月の温泉代)・・・涙。
しかしわがニッポンも無保険者やインターネットカフェ・ホームレスなどが増加している。これらの社会から落ちた人々が日本の根幹を壊しつつあるのだ。以前のニッポンは世界で最も成功した「社会主義国家」と言われていたが、アメリカ型グローバルスタンダードに侵食され、それに適応できない人々が落ちている。都内でも年収500万円に届かない層が50%を超えた事は前に紹介した(→記事)。この世は「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」で構成されている。自然格差は生じて当たり前であり、それを低い方へならそうとする力が現在のニッポンには働いている。シッコな人々がネットでその病理性を発散させ、マスコミも庶民の嫉妬や妬みに組する報道をなし、互いに足を引っ張り合ってフラット化しつつある(→記事)。嫉妬や妬みは社会の癌である。まさに悪平等。
しかし今後ニッポンが生き残るためには、前から指摘しているとおり、20%のエリートを作ること。そして実績に応じてあらゆる面で厚遇すること。アメリカン・ドリームではなく、ジャパン・ドリームを与える必要がある。ちょうどかつての旧制高校のようなシステムである。残りの有象無象はその20%の人々にぶる下がることによって生存は担保されるであろう。これを「2:8の法則(パレートの法則)」と言い、あらゆる事象において適応される。これを人為的に均したらまさにアメリカ人が強迫神経症的に恐れる社会主義国家と成り果てる。
能力の差、また結果の格差はあって当たり前。プラス、努力の成果を享受する事は当然のこと。頑張った連中がクズみたいな連中と同じ境遇であれば、どうして社会が成り立ち得よう。この意味でニッポンキリスト教がシッコ状態にあるのは、ある意味当然なのだ。ビョウキの人々が跋扈し、経済は「花見酒の経済」、まさに縮小均衡、神の名を借りた社会主義そのものだ。よってニッポンキリスト教はますます下り坂を転げ落ちるでしょう。聖書の原則は「持っている者はますます豊かに・・・」である。
が、そうは言っても、アメリカの医療の現状は、経済原理がすべてとなり、これもまたシッコではある。私はかつてLAのビバリーヒルズのクリニックでメディカル・トリートメントを受けたことがあるのだが、ご存知のとおり向こうでは建物内で靴を履いたままである。ところがトリートメント・ルームに入るときには土足厳禁。私は靴を脱ごうとしたのたのだが、何と彼らは靴の上にビニールのキャップをつけるのだ!?う〜ん、これがアメリカの本質かも知れない。
帰って、近くのスーパー銭湯にて種々の風呂を楽しみつつ(電気風呂は筋肉に実にスゴイ刺激となりました)、汗を流す。で、ジョッギング。またまた家風呂に入って、今ビールでホッとしているわけです。
* * *
筋トレをしているとボディコンになるのですね。バスの鏡に全身を映して、ついポージングをしたりで、ややけっこうナルチシズムが疼くわけ^^。しかし最近の精神分析理論でもコフートなどは「自己愛の積極的受容」を唱えており、自己愛がポジティヴな形で表現される場合、建設的な結果を生み出すのだ。
霊的に言えば、主は「自分を愛するように、他人を愛せ」と言われたとおり、自分を真の意味で愛する事ができない人々は他者をも愛する事ができない。病んだ人々は、(朝青龍のように)自分の病気を他者の責任に転嫁したり、人を羨んだり妬んだり、さらには粘着してそのネガティヴなエネルギーを発散するのだが、それをすればするほどに実は自分を傷つけ、貶めているのだ。自己憐憫により、自らを"病み(闇)"に幽閉し、ますますネガティヴなパワーを内に蓄える。しかしこれは明確に語っておくが、彼らは他者を攻撃しているようであるが、実は自分を自分で滅ぼすのだ。
真に自分を愛すること―そのためには一度十字架の死と復活を経る必要があるのだ。クリスチャンたちが十字架を経た健全な自己愛を養う必要があるだろう。
朝6時からのジョッギングとラジオ体操が定着した。午前中はいつもどおりのプールとサウナ。午後は映画、と言うスタイルも・・・。
ジャッキー・チェンの『ラッシュアワー3』。ストーリーはコチラを。リー捜査官とカーター刑事のコミカルにして軽妙なやり取りとアクションが楽しい。日本側俳優として真田広之と工藤夕貴が出演。彼らは英語もなかなかイイし、存在感も醸していた。最後のパリ・エッフェル塔のアクションは見応えあり。暑気払いに痛快さを味わい人にお薦め。
帰りにまたCDを。90年代に1,000万枚を売り上げたと言う、その謎の死によって伝説化したZARDのアルバム"Golden Best 15th Anniversary"。前期の講義で学生に教えられたのだが、一度聞いておこうと。40歳と言う坂井泉水がかなりカワイイ。POP調の歌はけっこうノリがよく、はまれるかも知れない。が、いい年のオジサンが、「人生の応援歌として励まされた」と泣いている場面は理解できないかも。
夕方またジョッギング。すでに夏の盛りは過ぎているようで、虫の音がかなりにぎやかになってきた。風も涼しい・・・。夏の終わりはやや寂しいが、まだ終わらせないぞと気負っているわけ。風呂上りのビールが美味い!
* * *
本日の一冊は日高義樹著『アメリカの新国家戦略が日本を襲う』。このBlogでも何度か触れたが、アメリカによって政治・軍事・経済的に去勢されたわがニッポンは主権国家足りえず、これまではアメリカの保護の下で「お坊ちゃん国家」として世界の優等生を演じさせられてきた。まあ、その象徴が安倍氏であろうが、すでにアメリカの対日戦略も、対世界戦略も変わってきていると同氏は指摘する。
ソ連亡き後、アメリカは世界全体の警察と言うよりは、自国の利益優先の防衛体制、すなわち対国家戦略ではなく、対テロ戦略にシフトしている。これがために、対中国戦略でも以前のように制覇権を行使し得ず、むしろ中国の戦略に騙される可能性が高いとのこと。また北朝鮮とは、ここでもすでに指摘しているが、国交を結ぶ方向を模索しており、この面で日本は拉致問題などを無視されるだろう。つまりニッポンはアメリカの保護下に安穏としておれない状況に立ち至っているのだが、肝心の政治家たちはその事実を直視していない。アメリカの傘が弱まれば、最悪中国の軍事行動や、北朝鮮のミサイル攻撃もあり得るわけで、このような危機意識をもっと持つ必要がある。
結局はお坊ちゃまニッポンが自立することがすべてなのだが、はたしてはたして・・・。まあ、この状況はお坊ちゃま(と言うよりは、幼稚園児)的ニッポンキリスト教も同じのだが。
たまにはアニメ―『ベクシル2077日本鎖国』。ストーリーはコチラを。3Dアニメと言うのだそうだが、キャラクターの動きや表情がかなり本物的(スクリーンセイバーがイイ)。映像的になかなか見ごたえのあるアニメだった。しかしこうしてリアルとヴァーチャルのボーダーがますます曖昧になるのだろう。
このアニメでも選ばれしニッポンがハイテクによって永遠の命を注入され、さらにハイテク鎖国してカプセル化するわけで、ニッポンが世界を制覇すると言う妄想的野望に囚われたマッド・サイエンティストが登場しているわけ。このあたり、ついニッポンキリスト教界の現状を連想した。カプセル化した1%の中で、野望に燃える牧師センセイたちや、各教団や何とか同盟の役員や理事とか、それぞれにこのカプセルの中で"制覇"を目論むわけで・・・。
さらには昨今、失われた十部族が日本にいるとかで、イスラエルのアミシャブも本腰で日本に調査に訪れ、さらにはこの8月には世界サミットが東京で開催されたとか!?日本が神のご計画の中心へとクローズアップし、神のご計画を成就する日も間近なのだ!立ち上がれ、選ばれしニッポンキリスト教徒よ!その筋のクリスチャンたちは自分たちの時が来たと、かなり興奮しつつ燃えているようだが・・・。
で、Dr.Luke的には・・・一言、コワイ。こういった肉を喜ばせ、扇動するムーヴメントには、私は特に何とも言えない戦慄をすら覚える次第。しかし今後この手の肉を煽るものがますます増えるだろう。ほとんど漫画なのだが、このサミットに国会議員だの、ニッポンキリスト教界の重鎮だのが参加していたようだから、まさにどこまでがヴァーチャルで、どこまでがリアルなのだか、よく分からなくなっているニッポン・クリがけっこういるのだろう。
ちなみに田舎で諏訪湖花火大会があって、私も諏訪湖の傍で気分良く眺めていたところ、突如、「悔い改めよ〜。義人はいない〜!ひとりもいない〜!イエス・キリストを信じない者は地獄に落ちて、永遠の裁きを受ける〜」との街宣車のスピーカーの声。有名な丸森の人たちとはやや違ったトーンだったが、いったいどんな教団のどんなキリスト教徒なのか。まったくの興醒め・・・。主イエスご自身はこんな野暮なお人ではなかったはず。諏訪湖の花火を一緒に楽しむ事はできませんでしょうかね。
というわけで、これがカプセル化したニッポンキリスト教の実態のひとつの象徴的な場面なのだ。世の映画やアニメの方が、平和ボケでカプセル化した教界よりは、はるかにプロフェティク(預言的)なメッセージを発しているではないか。やれやれ。
* * *
そして本日の一枚はMutya Buenaの"Real Girl"。最近、Jazz系とR&B系がかなりキテいるのだ。(写真はチネチッタ。何となくいイタリアぽく落ち着く・・・)
では、iPodと共にこれから夕のジョッギングを・・・。
午前中に筋トレをしているためか、やたらと肉が食いたいと感じ、昼をチネチッタの『モーパラ』にて。ここは90分間食べ放題で、何と1,200円!赤肉でシャブシャブなので、脂肪はまったく落ちてしまい、極めて良質のタンパク源となる。かくして2皿をたいらげた。
映画はしばらく振り。『インランド・エンパイア』。かなりマニアックな作品であり、一言で言えば、メタを喪失した病者の世界を描く。もっと簡単に言えば、現実と虚構が区別できなくなった人の内面世界。つまり妄想の世界に生きる人々が味わっているであろう内的世界である。
ストーリーの構成はコチラを参照してもらいたいが、このメタの視点を失っているのが、朝に書いた重症解離性障害の診断を頂戴している朝青龍であり、ニッポンキリスト教に多い病んだ人々なのだ。まあネット内にしか生息場のないキャラたちにも言えるだろう。究極のメタはもちろん私たちの神であるが(→科学と信仰)、私たち自身がメタの視点を失えば、言い換えると自分を相対化できなくなるならば、それはただちにインランド・エンパイアの世界に陥るわけ。ウイットネス・リーだのダビデ・張だのを、預言者だ、使徒だ、はたまた"キリスト"だと信じてメタの視点を失ったキリスト教徒などもかなりコワイのだ。頭脳の混乱を厭わない人々にお薦め。
で、またミュージックショップを漁ったところ、ビヨンセのDestiny's Child-Destny Fulfilled-を購入。このリズムはかなりはまる。昔のPOPsがメロディとリリックで聴かせたのに対して、これは明らかにリズムであり、生理学的な快感を志向している。ちなみに最近、わが青春時代を彩るオリビア・ニュートン・ジョンの懐メロ的アルバムが出たので聴いているが、どうもメロディが古くて、かったるいのだ(当然だろの声)。ビヨンセなどは多分スペクトルが1/fからは外れているかも知れないが、心臓の鼓動とシンクロし、さらには脳波のα波を賦活化しているのだろう。こちらはとても歌えるものではないが、そのリズムに入り込むとき、なんとも言えず心地好い。
かくして早いもので夏の日差しも朝夕は和らいで来ましたが、夕のジョッギングもビヨンセを聴きながら気持ちよく走れる次第。
朝のジョッギングが実に気持ちイイ。シャワーがサイコウだ。
『オーシャンズ13』。実はコレ、10日に観ている。ストーリー紹介はコチラを。かつての『スパイ大作戦』を彷彿とする流れではある(当時、白髪のピーター・グレイブスが若山玄蔵の低音の渋い声と共にカッコよかった・・・)。
$FILE2_rで、一言:ひたすらジョージ・クルーニーが、男の私から見てもセクシーでカッコいい。アル・パチーノも、アンディ・ガルシアも、ブラピも、マット・デイモンもそれぞれの魅力があるが、この映画に関する限り、クルーニーがダントツ。47歳だそうだが、どうやったらこのようにセクシーに歳を取ることができるのだろうか?気取らず、構えず、ナチュラルにカッコよく決まる秘訣を知りたいものだ。物理的に年齢を重ねるほどに魅力を醸せるように・・・。(クルーニーの着こなしは、シャツの胸のあのフリフリ加減が絶妙!真似してみようか・・・笑)
See you, when see you!(会えたら会おうぜ←ラストシーンの決め台詞)
朝は5時半に起きて、三ッ池公園をJOG&WALK。朝は実に気持ちがイイ。午前中はいつもどおりのプールとサウナ。
午後はランチをイルピノのイタリアン。今回はひとつコースランクを上げた。肉料理と魚料理があるが、けっこうヴォリュームがある。スパークリング・ワインが夏にはピッタリ(カンパリ・ソーダもイイのだが)。映画は『オーシャンズ13』(ジョージ・クルーニーの渋いカッコ良さが楽しみだ)か『トランスフォーマー』か迷ったが、前者は先行ロードショウと言うことで、今日は後者に。が、一言、お子様向き。確かにCGはスゴイ。夏休み、うちの子供たちももっと幼ければ、けっこうfitしたでしょう。と言うわけで、時々に涼しさの中で寝ており、評はなし。
で、帰りにまた音楽ショップを漁ると、見つけました。一つは懐メロ的サーカスのダブルアルバム。2枚組みで「Mr.サマータイム」を筆頭に、彼らの代表曲が収録されている。もう一つはダンシングR&B。ドイツ人と中国人のハーフのCory Leeの"Sinful innocence"。これはイイ。エキゾチックな美形であるし、声がややハスキーで、セクシー。リズムが何ともハマル。山下公園辺りで車を停めて聴きたいかも。夏の夜にジャスト・ピッタリ。これもしばらく楽しめる。
出勤途上、Penny女史を成田まで送る。英国のグラスゴーでテロリストによる爆破事件があったことを伝えると、空港の警備強化を予想して、WOOPSと。英国では現在、モスレムと英国社会の鬩ぎ合いが激化しているとか。私もかつてブリテン島を一周した時、レンタカーをロンドンのエッジウェアストリートで借り出したのだが、この通りの店はほとんどがモスレムだった。
昨日のテレビでの映画。あの謙さんの『明日の記憶』。若年性AD(アルツハイマー)で人格が崩壊する恐怖に直面する50代のサラリーマンとその家族を巡るドラマ。これはかなり身につまされました。何しろ短期記憶がメッキリ・・・。とにかく忘れないように記録しておかなくてはならない。昔はメモなどはほとんど不要だったのだが。
痴呆(認知症)には大きく分けて、ADとVaD(脳血管性痴呆)があるが(最近レビ小体痴呆も注目されているが)、ADはニューロンが繊維化し、脱落することによって、脳が萎縮して起きる。アルミニウムが関係しているとかも言われていたが、原因と治療はほとんど不明。脳の萎縮で人格が変化するのだから、脳こそが「私」の実体とも結論できる。しかし逆は必ずしも真ではなく、脳の変性が見られずとも人格が壊れている人はいくらでもいる。「私」が大脳を用いていることは明らかであるが、「私」の実体が脳ではあるとは言えない。
最近テレビでよく見るクオリアの追求者茂木健一郎氏(彼は東大の物理を出て、同法学部を出て、また物理の大学院を出たと言う異色の人物。けっこうオタクと見えるが、問題意識はかなり重なっている)もこのあたりについて、『脳内現象』で書いているが、彼は脳内現象のすべてを見渡している「小さな神の視点」を導入する必要性を訴えている。昔から、脳の中にいる小人(ホムンクルス)の問題が論じられたが(まあ、マジンガーZに乗って操縦する兜甲児みたいなものだ)、それは無限後退性(兜甲児は誰が操縦しているわけ・・・?)のジレンマに陥るために、サイエンスからは拒絶されてきた。
しかし彼はあえてこれを復活させようとしている。確かに主観的経験的には、頭の中で前後右左と活発に動いている「私」の存在を感知することができるわけで、ホムンクルスが「私」の実体とも言えなくもない。でもADで脳は変性したとして、果たしてホムンクルスは一体どこに行ってしまうのだろうか。かくして死以外にも「私」が消失することがあり得るわけで、これは確かに恐怖であろう。コンタクトレンズを装着しつつ、本を読むときには+ジオプトリの眼鏡をかけざるを得ない私としては、実に、実に、身に迫る次第。
またいつものパターンの土曜日が戻った。最近は朝5時前には目が覚めるが、今日はそのまま7時まで。早寝早起きのお陰で体調はすこぶる快調。で、ついに注文してしまいました、今話題のビリーズ・ブートキャンプ。午前中のプールとサウナ、午後の筋トレだけだと有酸素運動がやはり少ないというわけで・・・。
午後は映画。またフランス風ラーメンでランチ。この店はかなりイケル。はまってしまったかも知れない。映画は世界一運の悪い男ジョン・マクレーンの『ダイハード4.0』。シリーズを重ねるごとにジョンが情けない刑事から、貫禄のあるかなりのマッチョ・デカに成長しているのだ。しかもセッティングが大掛かりになり、今回はサイバーテロ組織との対決(そう言えば山谷少佐もCT高柳社長によってサイバーテロリストとされていましたね。笑)。
一見サンドラ・ブロックの『インターネット』を彷彿とするが、実際問題としてこんなことが起きたら国家機能は麻痺する。ラップトップで国家レベルのネットに入り込む事ができるのかどうかはハッカーならぬ私には理解できないが、現実的な怖さを覚えた。しかし車でヘリを落としたり、トレーラートラックと戦闘機の対決とか、確かにハードコアだ。頭を空っぽにして映像とスリルを楽しみたい人にはお薦め。しかし映画館は何故か落ち着くのだ(→騙される楽しみ)。
(陰の声:実際のところ、サイバーテロリストよりも、鈴木宗男氏の描く「闇の権力執行者」の方がはるかに怖い。)
で、またノラ・ジョーンズのCDを購入し、帰宅。少々の筋トレをした後、風呂から上がり、キンキンに冷えたビールでホッと抜いているところ。しかしついに6月が終わり。2007年も半分が過ぎた・・・。
最近やや疲れが溜まっているため、昨晩は10時に就寝。お陰で本日は体調がスッキリ。この歳になると12時を超えると実につらいものがある。福島の山小屋のMr.Sugarは7時か8時には就寝、3時か4時に起床だそうだ!うーん、憧れる!で、来週はお邪魔する予定。
午前中はいつもどおり『ぶらり途中下車の旅』を観た後、プールとサウナ。前は近間なのに車だったが、最近は歩いている。この時期、三ッ池公園の緑が濃く、実に気持ちがイイ。
午後は映画。映画館の席に座ると、何とも言えずくつろぐのだ。つまり他に何もできなくなるため。逆説ではあるが、人はある意味で拘束される方が解放されるもの。作品は『ゾディアック』。69年全米を震撼させた猟奇的殺人事件。奇妙な暗号による犯行声明が有名。日本の酒鬼薔薇聖人事件でも本件がモチーフになったと言われている。警察も迷宮入りと匙を投げるも、新聞記者と風刺漫画家があくまでも追及する。かくして真犯人を追い詰めるが・・・。後はご覧下さい(ネタばらしするなとの声がありますので・・・汗)。
あのニクソンのウォーターゲート事件も二人の新聞記者が真実を追って、その全貌を暴いた。ケネディ暗殺事件でも地方検事のギャリソンが真実を追った。その途中、彼らは定石どおりそのクレジットを貶められ、社会的に抹殺される事もあった。これが告発者の運命である。日本でも田中角栄事件でも立花隆氏はその真実を暴く事において、命をかける決意をしたのだった。実際ケネディ事件でも、田中事件でも証人が何人も死んでいる。まあ、ローカルチャーチやクリスチャントゥデイでは命までは狙われないとは思うが・・・。
帰宅後、バルコニーで日光浴と筋トレ。胸と大腿と上腕を。筋肉がパンパンに張って風呂にザブンと入ると、これが実にサイコウ。で、今風呂上りのビールでホッと抜いているところ。夏の温泉は何処にしようかとツラツラと考えながら・・・。
午前中いつもどおり『ぶらり途中下車の旅』を観て、プールとサウナ。このパタンどおりであると体調がよいのだ♪
午後はチネチッタの『らぁ麺トラットリアDue Italian』でラーメンでランチ。何を隠そう、この店のオーナーは第二代目ラーメン選手権名人。イタリアンテイストのラーメン。スープがあっさり系で、醤油と塩があるが、共に実に上品な味。お薦めです!
映画は『300』。紀元前480年。あの聖書のエステル記でお馴染みのクセルクセス王率いる100万のペルシャ軍に対して、国と家族と子供を愛するスパルタの精鋭300人が立ち向かうスペクタクル。何となく3,200人を選りすぐって300人の軍隊を組織したギデオンの物語を彷彿とする。
当時のスパルタの精鋭教育が、いわゆるスパルタ教育と呼ばれるようになるわけだが、本邦の『風林火山』の武田信玄と言い、スパルタ軍と言い、抜き身の刀を振り回して肉弾戦を演じる古代に生まれなくてほんと良かったと思う次第。
画面の作りが何となくブルース・ウィルス主演の『シン・シティ』に似ていると思ったら、案の定製作総指揮原作が同じフランク・ミラーだった。「クラッシュ」と呼ばれる画像処理を施しているらしい。
帰りに、来日中のPenny女史に、日本人の心の分裂のルーツである開国から明治維新の時代を描いたトム・クルーズの『ラスト・サムライ』を観てもらうために、DVDを購入。何と980円!?最近では映画も消耗品と化している。帰ってから、映画で刺激されて、筋トレ。主に胸と背中を。で、『プリズン・ブレイク・シーズンU』。これは実にハラハラ・ドキドキで、一度観だすと止められなくなる。
というわけで、やはり土曜日は、一切のデューティから解かれ、頭をアイドリングモードにして、完全にフリーとするのがイイ。
またまた映画。『ハンニバル・ライジング』−あの人肉食殺人鬼のレクター博士の生い立ちを描く。
人肉食はカニバリズムと呼ばれ、聖書の中にも出てくるし、かつてフランスで恋人を食べてしまった佐川君事件もあったし(心神喪失による無罪)、幼女連続殺人の宮崎勉も被害者を食べたとも言われている。宮崎被告人については精神医学の権威たちによって3つの精神鑑定が出され、精神医学の客観性の欠如を暴露したが、学界でもいまだにその泥仕合が続いている。こういった犯罪者はサイコパスと言われるが、生い立ちを見てみるとそうなる理由もかなり理解できる部分もあるのだ。
『スターウォーズ−シスの復讐−』で、あのダースベイダー卿がいかにして誕生したかを明かしたが、この映画もそれとモチーフが似ている。つまりハンニバルにせよ、ダースベーダーにせよ、"正当な理由"があって悪に堕ちたのだというメッセージによって、観客はその悪のヒーローに感情移入(同情心)を起すのだ。日本では、例えば、宮崎被告人がその手の奇形によっていじめられて、あのような人格が構成されたとしても、彼に対して感情移入を起すことはまずあり得ない。しかし欧米ではしばしば、今回のような悪に対する感情移入を起し得るモチーフが使われるのだ。これは前に紹介した『パヒューム』でも同じ。
さらに、今回もそうだったが、かえってキリスト教会にシャナリシャナリと通っている人物が、実はハンニバル以上の悪なのだ。お分かりいただけるだろうか。ここにはキリスト教的な偽善と欺瞞を暗に非難する意図が見られる。いや確かに歴史的キリスト教は大いに非難されるべきであるし、キリスト教がかえって壊れた人格を作り出すことも、例えば昨年の牧師の覚醒剤事件でもわかる。下手に聖書に触れるならば、かえって一旦堕ちると酷いことになる。
が、注意すべきはキリスト教とキリストご自身の違いなのだ。私もキリスト教には吐き気を催すほどに嫌悪感を覚える。しかしキリストご自身はますます慕わしく、麗しいお方となっている。キリストはキリスト教の教祖などではまったくない。しかしここが区別できないために、キリスト教につまづくことによって、キリストご自身を拒否し、ついには神に敵対してしまうことが、特に聖書の知識をなまじ持っている欧米人では言えるようだ。ヘビメタ系のロック歌手なども同じメカニズムが働いている。欧米人はキリスト教によるトラウマと言うか、コンプレクスを抱えて、常にそれと葛藤しているのだ。
昨年の『ユダの福音』などでも分かるとおり、どうしても悪を擁護し、ついにはそのルーツである悪魔すら擁護してしまう。サタンは誰にもよらず自らの意志によって神に対して反逆したが、人間は誘惑によって罪に陥る。前者には悔い改めも神の憐れみの余地もないが、私たちにはそれがある。
最近の時代の霊(アイオーン)は、キリスト教とキリスト教徒を用いて、実に狡猾に人々をキリストご自身から引き離すことに成功しているようだ。
この世の神が、信じようとはしないこの人々の心の目をくらまし、神の似姿であるキリストの栄光に関する福音の光が見えないようにしたのです。
しかし、レクター博士が日本の剣道や華道などに精通し、先祖礼拝によって霊的なパワーを得ていたとは!?紹介される日本の事物が実は日本ではないのだが・・・。韓国と中国が混ざっているワケの分からん日本だ。彼我には日本文化ってあんな風に映っているのだろうか、やれやれ。