* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
ダイエットと仕事の連続で体はけっこうキツイが、おかげでウェイトは確実に落ちており、適度な疲労感で早寝するために朝も快調。福島の山小屋のわが兄弟は夜7時には寝て、朝4時には起きる生活だとか。彼はラジオもテレビも新聞すらない生活。もちろんネットなどはまったく。この自然派は私も憧れている。早く引退の時を迎えたいもの。オプス・デイのように体を鞭で打ち叩かないまでも、早寝早起き小食はなかなかイイと実感。
私は禅が好きで、永平寺や臨済寺を訪れたことがあるが、あの修行の生活には憧れがあるわけ。永平寺などは道元の正法眼蔵(私の本では現成公案からの道元の言葉を上げて置いたが)に従った生活をするが、朝4時に起きて、唯座る。これを「只管打座」と言うが、悟りだとか何とかを何も求めないで唯座る。そして作務。食事作法もトイレの入り方、風呂の入り方など、すべてが規則あるいは作法に従った生活。これらは「典座(てんぞ)教訓」・「辧道法(べんどうほう)」「赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)」など。
ココで精神はある種の緊張を強いられるが、精神の安定のためには、実はこの緊張が必要なのだ。走っている自転車や回っているコマが安定するのと同じ。このとき生死といった二元的世界を越えた生き様が展開する。これは善悪を超えたはからいのない世界だ。道元のこの「生死」などは実に名言と思う。鍵はいのち(もちろん霊のそれではないが)。この生活はどうも修道院の生活とよく似ている。函館のシトー会の生活スケジュールを見て、これは禅寺と同じだと感じた次第。(しかしオプス・デイではほんとうに体を鞭で叩いているのだろうか?)
なお、キリスト者と禅者の異同についてはこちらを。