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ユダの福音書

今話題のNational Geographicの『ユダの福音書』の記事を読んでみた。

エジプトで発見されたこの写本。要するにキリストの肉体を滅ぼすことにより、キリストの内なる神を解放するために、ユダはイエスから特命を受けていたと言うわけ。イエスはユダに対して言う「その任務を果たせば、他の弟子たちからは裏切り者扱いされるだろうが、私に忠実であれ」と。ユダがえらく英雄視されている。

5月に封切られる『ダ・ビンチ・コード』にせよ、最近やけにこのような路線物が目立つ(私は冒涜とか叫んで目くじら立てるまでもなく、エンターテインメントとして楽しんだろ)。私たちは普通「聖書のみ信仰」を標榜しているわけだが、クリスチャンと言っても、カトリックやギリシャ正教では使徒伝承だの、聖人の言葉などが重んじられ、聖書66巻だけと言うわけではない。現に共同訳には外典がついている。福音書にしても20種もあるそうで、私たちとしては神の主権によって今の4福音書に整理されたと理解しているわけである。が、どこで線引きをするか。まさに信仰が問われるわけ。

そもそも聖書66巻だけのクリスチャンの間においてすら、主の再臨をめぐり、あるいは律法の取り扱いをめぐり、まったく正反対な説があるわけ。う〜ん。まあ、普段はあまり気にしないでいるわけだが、このような機会に当たり前としていることについてちょっと祈るのもいいかも知れない。

ところで、かのホリエモン氏が保釈された。1,200Calのダイエット食でえらくスッキリしてしまった。私も見習うぞ。その彼も、かつての忠臣宮内氏の供述調書を読んで「俺を売る気か!?」と憤慨しているようだ。まさか、それは太り気味ホリエモンにダイエットさせ、健康にするためである、とか言う『宮内の福音書』なんて出てこないとは思うが・・・^^