最近の日記

強制民主化?

■田中レポートより−

国務長官に就任するライスは、米議会での公聴会での発言で「悪の枢軸」を拡大し、イラン、北朝鮮、キューバ、ミャンマー、ベラルーシ、ジンバブエの6カ国を「いまだに圧政の国々」(outposts of tyranny)と呼び、これらの国々は強制民主化が必要だと主張した。

<強制かつ民主化>とは?自己撞着してることに気がついていない、このエリート才女は。

幻想をいだいた世界の保安官大統領と聖書的幻想をいだいた福音主義者たちは、これから4年間で何をなすというのか?しかしこれもすでに計画通りであったなら・・・?

小泉vs岡田&イスラエルvsイラン

相変わらずの小泉氏のニタニタ戦法に、しかめっ面の岡本氏も責めあぐねているようです。小泉氏のペースで結局実質的な話はまったく無し。そろそろいい加減にしてほしいのだが・・・。

 * * *

ブッシュの危険敵国リストに過敏に反応したのはイラン。ブッシュの頭にあるのはイスラエル利益誘導のみ。これまた聖書解釈の大いなる幻想の産物。ティム・ラヘイの「レフトビハインド」に沿っての自作自演。コワイです。

富井氏に賛同

再建主義の富井氏がブッシュとアメリカの福音主義に対して以下の意見を述べている。私は再建主義者ではありませんし、以前富井氏からコテンパンに批判をお受けしましたが、彼の姿勢には感銘を受ける部分が多いです。今回も賛同します。

http://www.path.ne.jp/~robcorp/bbs/wwwboard.cgi

これらかの4年間がいったいどうなるのか。すでにライスが危険敵国のリストを策定しているとのこと。次に因縁をつけられて「自由と平等」の旗印の下に軍隊を派遣される国はどこになるのか?前から言っているようにシリアあたりも危ない。

ブッシュの正体については、ぜひ『スカル&ボーンズ-秘密クラブは権力への通路-』、アレクサンドラ・ロビンス著、成甲書房、を参照されたい。著者はモデル並みの美貌の女性でスカル&ボーンズの生誕地であるエール大学出身、「ワシントン・ポスト」、「USAトゥデイ」などにも寄稿。自身も別の秘密クラブに属し、スカル&ボーンズに潜入してレポートしたもの。いわゆる「陰謀論」とは一線を画してジャーナリズムの立場から接近している。

アメリカは二重構造であることをそろそろ知るべきでしょう。「ピューリタンによって建国された」という幻想はすでに剥げつつあります。ああ、これで私も妄想的陰謀論者の仲間入りでしょうね(汗)しかし事実は小説よりも奇なり、です。

こちらも泥沼化

NHKと朝日は裁判になりそうです。これではほとんど先が見えなくなります。喧嘩はあらかじめ落とし所あるいは引き際を読んでおいて仕掛けるものです。朝日には何となく先入観があった感じもしますが。

また先の女性の権利の団体は安倍氏を直撃しています。
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/

拉致被害者の声はほとんど聞こえてこなくなり、偽拉致被害者の写真も現われ、こちらも混乱です。しかし、よくあんなに似ている他人がいたものですね。

こちらでは「神がかり」になる心配はないのですが、ああ、どこまで続くぬかるみぞ・・・

ブッシュの幻想

毎日が面白いことを書いている:

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050120k0000e070085000c.html

大量破壊兵器もなく、大義は失われ、ますますの混乱にあって、数十億円をかけて就任式典を施行し、終わりにダンスをして、ニタリニタリのブッシュの原点はここにあるようです。記者は鋭い点をついています。この記者の感性の方がよほど健全です。「神がかり」になることはコワイです。

普通であるということ

横浜山手にある聖公会教会が放火されて燃えた。何と信徒が火をつけたとのこと。その牧師いわく、「これは火の洗礼だ・・・」。う〜ん、ちょっと違和感。まことにお気の毒と思うが、このような場合、普通に「火をつけられた」でいいのではないか?さらには犯人に対して憤っていいのではないか?超霊的になる必要はあるまい。普通の人として、普通の反応をすればいい。

何故かクリスチャンはいろいろな事象にゴテゴテと霊的な意味づけをしたがる。「このことを通して主はこれをお語りになりたかったに違いない・・・」など。主が語られる時は明確であり、あえて「違いない」とダメ押しする必要はない。超霊的な解釈や解き明かしは時として幻想を生む。

深まる混乱

NHKと朝日と政治家と告発者と四つ巴で、朝鮮総連などの思惑も絡んで、互いに訂正と謝罪を求める要求を出して、混乱はますます深まってきました。どこに真実があるのか、こうなるともはや判定は不可能ですね。

一方アメリカもついに大量破壊兵器捜索は打ち切り、何とか30日の選挙の実現に向けて努力しているようですが、抵抗勢力はそれを阻止してアメリカの威信を傷つけようと躍起です。こちらもただ混乱が深まり、先が読めなくなっています。


■ローマ3:3-4
では、いったいどうなのですか。彼らのうちに不真実な者があったら、その不真実によって、神の真実が無に帰することになるでしょうか。絶対にそんなことはありません。たとい、すべての人を偽り者としても、神は真実な方であるとすべきです。それは、「あなたが、そのみことばによって正しいとされ、さばかれるときには勝利を得られるため。」と書いてあるとおりです。

安倍氏問題の系譜

ウチは日経なので、朝日の内容がよくわからないのですが、どうもこちらが問題のルーツのようです。
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/

ここで女性国際戦犯法廷という「裁判」が行われているわけですが、これは国家権力によるものではなく、一般人による勝手な「裁判」です。安倍氏はこれに対して意見しているわけですね。

どうもアチコチの思惑が絡み、かなり複雑化しそうな気配です。このために拉致被害者家族がまたほったらかしにされることないように願いたいですね。

証言の真実性

安倍さんを訴えている人は涙ながらに「圧力を受けたらしい」と、上司の話として証言している。4年前の事実関係が「らしい」の連続であるとは、ちと?である。

カウンセリングや精神医療の現場でも、患者さんが医師から虐待を受けたなどの訴えをなすことがよくある。欧米では、実際にカウンセラーや医師が訴えられている。そしてこの種の裁判は何が真実で何が偽りかをめぐり、ほとんどワケの分からないものとなる。この職種は外科医とはまた違うリスクを常に抱えている。

前に養老先生の「記憶が嘘をつく」という本を紹介したが、脳の中で起きることは、実は現実と空想(妄想)のボーダーは相当にきわどい。また最近ではサイコセラピーが虐待の記憶を作るといった報告もなされている。特に病的傾向のある人はそれがきわめて顕著となる。

今後の安倍さんの活躍を期待している私としては、NHKの混乱と朝日の思惑が絡んでいるだけに、その動向がかなり気になっている。

安倍晋三さんを応援する

中川さんと共にNHKの番組に政治的圧力をかけたと告発され、苦境に陥っている。それを朝日新聞が煽っている。ちなみに朝日は北朝鮮と格別の関係がある。安部さんは、朝鮮総連あたりの裏の画策があるとして、この事態は自分を陥れようとする罠であると主張している。

前に阿部さんは命をかけて北朝鮮と戦うと宣言していることを書いたが、早速敵の攻撃があるようだ。しかも直接の命の危険よりは、きわめて狡猾に彼の名誉を貶めようとする力が働いている印象がする。正義の志はしばしばこういった形で攻め込まれる。阿部さんを応援したい。

疲れました・・・

センター試験の監督予備のお仕事。朝5時起きして、大学に出かけ、朝8時から夜6時まで、外を勝手にフラフラできず、一室に幽閉されて、10名ほどの先生方と顔をつき合わせてひたすら無為な時間を過ごす。日ごろ話のできない先生たちといろいろな情報交換ができたが、ウチの大学の裏話もたっぷりと仕込んでしまった。ふう〜。しかし、まあ、無事に終了。雪も降らず助かった。

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地震の特集番組で、95年に新潟地震を予知した琉球大の木村教授が、関東圏の大地震のXデーを2005年±5年と予測していた。房総沖に空白域があり、そこに微小地震が頻発し出したのだそうだ。本気で備える必要があるかもしれない。

一言映画評-Mr.インクレディブル-

Salt氏推薦のコンピューター・グラフィクスによるアニメ。スーパーパワーを持ったMr.インクレディブルは、そのパワーで社会正義のために働くが、世間からは逆に悪評価を得る。そこでそのパワーを秘密にしつつ、スーパーパワーを持つ女性と結婚し、子供を3人もうけ、隠れた生活を送る。

が、それでも普通の暮らしに飽き足らず、過去の栄光をもう一度とばかり、こっそりとパワーを用いて働く。しかし夫婦の関係はもつれてしまい、子供たちも少々グレ気味。ところが彼に嫉妬する悪役(元々はMr.インクレディブルのファンだったのが、裏切られたと感じ、敵になった)と家族ぐるみの対決をする中で、家族の絆が回復されるという物語。

メッセージとしては、スーパーパワーなどを持つとかえって不幸を招くこと。普通の当たり前の生活が大切。かつてそのパワーを誇ったMr.インクレディブルも、ある瞬間に自分の弱さに直面し、妻に対して「自分は弱いから君たちを守ってやれない・・・」とささやくと、妻はその真実に触れて夫婦の絆を深めるシーンがジーンとくる。

教界でも、霊的能力や賜物を誇る人々がいるが、彼らの家庭生活はしばしばあまり幸福なものではない。当たり前を当たり前に、普通の人としての普通の生き方が大事。私の友人はこの15年間福島の山の中で、「北の国から」の黒板五郎的に自分で家を建てて、原始生活をしている。彼も言う、「凡庸であること。イエスは30年間、普通の生活、隠れた人間生活を送った。これが神の目に大切なんだよ、兄弟」と。ものすごく励まされる言葉である。

幼女殺人事件

犯人は捕まった、が、彼には悪いことをした自覚がないらしい。かつて宮崎勤事件が世間を震撼させたが、とてもよく似ている事件である。彼らには現実感が喪失している。

あたかも想像あるいは妄想の世界の延長として事件を起こしている。その際少女は物体として扱われている。そして屈折した自己顕示欲。大人の女性と関係がもてない、いわゆるロリコン、あるいはペドフィリア(小児性愛)である。この種の人物は実はかなり多い。

被害者の親御さんたちの気持ちを思うとき、私にも二人の娘がいるので、言葉にならないうめきを覚える。

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スマトラの地震被災者の子供たちも誘拐されているらしい。売春や、労働や、さらには臓器摘出のためと推測されている。まことに恐ろしいことである。サタンはイエスを殺すためにヘロデを使って幼児を大量虐殺したが、子供に対する憎悪は今も同じ。日本でも産まれたばかりの子を溺死させる19歳の母親など、形は違うが本質的に同じ事件が起きている。子供を安心して産めない、育てられないこの国もかなり「彼」の影響下にある。

日本が生き残る道

前に掲示板でチャーチスクールの話が出て、一時荒れたことがあった。私はこう書いた:「日本が生き残るためには20%のエリートを養成し、功績を挙げた者を徹底的に優遇せよ」と。これは今も変わりない私の価値観である。

<自由・平等・博愛>が実はトリックであることは前にも書いたが、ニッポンは見事にこれにひっかかり、悪平等が蔓延っている。機会は平等であるべきだが、結果は不平等である。籠に乗る人・担ぐ人・そのまた草鞋を作る人。主も言われる:「持っている者はますます豊かに、持っていない者は持っている物も取り上げられる」と。

今後は「中」が抜ける社会となる。「一億総中流」はすでに終わっている。上・下を分ける鍵はモチベーション。社会主義はこれを教条や統制で行うために、北朝鮮のようになる。ただ、結果において徹底的な格差を儲けることによってのみ、高いモチベーションが維持される。