最近の日記

遺伝子特許

「NHKスペシャル」で、遺伝子を解読しCGによってドラッグデザインをし、薬を開発するプロセスをレポートしていた。分子構造から薬の効き方を予測することができるわけで、その構造にはまる物質を発見することに会社の命運を欠けるわけである、何百億円をかけて。かくして海の生物から野菜や野草の根まで探しまくる。遺伝子の働きが見つかるとすぐさま特許にし、有効な物質が発見されるとまたまた特許にし、薬品化していく。こうして膨大な利益が生み出される。

この番組を見ていて、何とも解せない気分にさせられる。遺伝子は誰がデザインしたのか、有効な物質は誰が備えたか。主である。仮に進化論者のように偶然によってできたとしても、特許を申請する者がデザインしたものではない!なのになぜ特許として設立するのか。解せない。さらには人体特許もあるそうだ。HIVに感染してもHIVのレセプターの構造によって細胞内に入り込むことができない体をもって人は、その人の体自体が特許となる。すでに神の領域に入り込んでいる。

この最前線を走っているのは、これまたアメリカである。この国を動かす原動力は何か。金である。地位である。名誉である。マモンの支配する国である。そして日本はその後追い。

ダニエル12:4では終わりの日に知識が爆発すると書いてある。残された秘境は脳である。脳が脳を理解できるか。仮にもし脳が完全に解明された時、人類はどのような領域に踏み込むのであろう。創造主を忘れた人類の有様−私は少々怖い予感がする。

面接の心得

新しく薬学部ができたので、今日はその試験日。2時間の筆記試験の後、いわゆる面接を行なう。

まあ、受験生はみな緊張の面持ちで私の前に座るわけです。それで、こちらが志望動機とか、自分の長所短所などを聞くわけです。すると面白いのは、多分に面接対策の本を読んで、それを丸暗記していると思われる子がいるのですね。一生懸命暗誦した台詞をとちらないように語るわけです。こちらは思わず内心笑いをこらえるわけです。でも受験生は必死に私の目を見つめ、頬をピクピクさせながらやっているわけです。つい助け舟を出したくもなりますが、あえてポーカーフェイスを装っているわけですね。

結局面接でこちらが診たいのは、何気ない言葉のやりとりによって、対人関係がふつうに持てるかどうかなんですね。それと相手の言葉で、彼/彼女がこれまでにどんな生き方をしてきたかが大体分かります。マニュアル通りの回答をソツなく語ってもあまり評価はしません。こちらが求めている素材は、何でもいいから何かに打ち込んで来た子です。何となく生きているだけの人物はちょっと・・・。言葉や態度には自然と出てしまうのですね、生き方そのものが。結局ちょっと危なげな子がひとりおりまして、後はまあ大丈夫という評価をつけておきました。

クリスチャンもイエス様の前に出たときも、「私はあなたの名によって悪霊を追い出し、預言をし、しるし不思議を行ないましたあ〜」と叫んでも、イエス様から「あなたを知らない」と言われることもあるわけです(マタイ7:21)。しかしキリストからいただいた油にとどまる、つまり御子のうちにとどまるならばその来臨の時に恥を受けることはないのです(1ヨハネ2:27,28)。前者と後者ではどこに致命的な違いがあると思います?

それにしても今のニッポンキリスト教、あまりにも前者的な叫びが多くはありませんか?預言だ、しるし・不思議だ、悪霊追い出しだ・・・、と。

※サーヴァのソフトをAnHttpdからBlackJumboDogに変えてみました。けっこうレスポンスが早くなっているような感じもしますが、いかがでしょうか。

アメリカの本質は・・・?

結局アメリカの本質は何なのでしょう?改めて分からなくなりました。彼らは何を求めて、何を実現しようとしているのでしょう。「自由と民主主義」にだまされてはなりません。これは表の顔です。

今回NYタイムズが、例のフセイン捕縛の"We got him!"の会見は入念にデザインされたヤラセであったことをレポートしたようです。要するにプロパガンダですね。ブッシュのイラク入りといい、ハリウッドばりの演出です。

ちょっと考えてみてください。アメリカの理想論どおり世界のすべてが「自由と民主主義」国家になり、イスラエルもパレスティナからの脅威がなくなり、国家としてあの地を征服し、安泰となったとします。その時の世界はどんな世界となり、どのような社会が実現していると思います?多分にスタローンの「デモリッションマン」の世界ではないでしょうか?

田中氏のネオコンに関するレポートも面白いですから、いつもながら紹介しておきます。今後アメリカでも徴兵制が敷かれる可能性もあるようです。

ネオコンの裏と表(下)
http://tanakanews.com/d1219neocon.htm

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私もあと1週間。あすと月の入試、水、金の講義、そして27日の結婚式で今年の仕事は終わり。新しい主にある家庭の誕生は歓びですね。私たちも来年はいつのまにか21年目を迎えます。気持ちはいまだも新婚時代と変わっていませんが(^^)。27日にはDr.マルークの「超魔術」の隠し芸もご披露する予定です。さてさて結果は・・・。その後は伊豆の戸田の温泉です。

それぞれの「俺たちの旅」

今日は27日の結婚式の会場の下見と、諸々の打ち合わせでした。会場のチャペルは中々いいところです。普通はブライダルの「牧師込み」なんですが、今回は「牧師持ち込み」になります(笑)。式次第も規格外、賛美歌や聖歌も使いませんしね。

実は私は自分を「牧師」とは思っておりません。どうも「パスター」という言葉の意味と「牧師」のそれでは微妙にずれていますね。「牧師」といったとたんにニッポンキリスト教のイメージで覆われてしまいそうな感じです。

当日が楽しみです。

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BBSにみなさんがカキコして下さっていますが、それぞれに「旅」があるんですね。カースケが言っておりました、「人生は楽しくなかったら意味がない」とね。

まあクリスチャンの楽しみは、世の楽しみとは異なるわけですが、私はひたすら「エンジョイ・クライスト」。楽しくなければ福音ではない、ホッとしなければ真理ではない、というところです。

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英国KFMのワーシップCDは昨日発注しましたので、4,5日後には届きます。楽譜はもう入手済みですので、訳詞も含めて近日中に御紹介できます。お楽しみに。

貧相なブッシュ

ブッシュがインタビューを受けて、「独裁者サダムは極刑に処するべきだ」と勝ち誇ったように語っていました。さらに「ビン・ラディンもねずみのように捕まえてやる」とも。これでまたイスラムの人々に憎悪の油を注ぎましたね。どうもこのブッシュは小男であることを自分で証明しています。

クリスチャンもちょっと聖書を知っていたり、有名どころの教会の出身だったりすると、自分が何者であるかのごとくに錯覚する御仁がいますが、霊性の浅薄さを自分で証明しています。ブッシュよ、これ以上自分の浅薄さを証明する言辞は避けるべきでしょう。さもなければ墓穴を掘るでしょう。「高ぶりは滅びに先立つ」と聖書に書いてあります。

田中氏の論考を御紹介します−

アメリカの戦略としてのフセイン拘束
http://tanakanews.com/d1216iraq.htm

30年目の「俺たちの旅」

いや〜、参りました。年を取りました。私も彼らと共に。でもカースケもオメダもグズ六も、この3人がこの組み合わせになるとあの時代に戻ります。ヨーコが死んだという設定は意外でした。カースケとオメダの微妙な三角関係でしたからね、あの当時から。カースケもヨーコもどこかで素直になれず、微妙なすれ違いで、切ないものがありました。

私も教養時代、井の頭線の「駒場東大前」が青春の舞台でして、実は井の頭公園も特別な場所でした。今も目をつむると思い出します、あの瞬間を・・・。そう、「わたしの父は堅気ではないのよ・・・」という伏目がちの彼女の言葉をね・・・。自分は試されていると感じつつ、返す言葉がなく、ボートの上で、気まずい空気の中、時間だけが虚しく過ぎ去りました。

わが青春は何をどうしていいか分からず、自分を持てあまし、もがきつつも、空疎な時間が過ぎ去るのみでした。小椋桂の歌がなぜかピッタリするのです。

ふと疑問・・・?

今回捕縛されたフセイン氏はホンモノなのですかね?DNA鑑定をしたらしいですが、ふと疑問が・・・

それにしても小泉氏にはブッシュからの直接の連絡がなかったそうです。小泉氏はアメリカとの同盟なくしてどうやって政権をとるんだと民主党につっかかっていましたが。

イラクの今後

今日はまた午後"営業"でした。まあ、われわれが回るのは仮にも学校であり、いちおう「先生」と呼んでくれ、向こうから「よろしくお願いします」と言われつつやってるわけですが、本当の営業マンは大変ですよね・・・。

フセインの様は麻原さんとまったく同じ感じですね。穴倉で、金を8000万ですか、それと銃をいくつか。「打つな、自分はイラク共和国大統領だ」という台詞も独裁者の最後にふさわしい。ではこれでテロが終息するかと言うと、まずしませんね。理由は−

1.フセインはあの環境の中で通信手段もなく、これまでのテロをすべて指揮していたとは見えない。テロはフセインの手から離れたところで起きていたと見るべきであり、彼らはますます頑なになる。

2.今はCPAでいちおう形を保っているが、私が4月に予想したとおり、彼らはすでにアイデンティティとプライドを傷つけられており、自立は難しい。今後ミニ・フセインが乱立する群雄割拠状態になる確率が高い。

3.そもそもあの地には「民主主義」などは絵に描いた餅である。彼らはこのシステムで自分を制御し、社会を制御することは元々できない民である。彼らはアッラーの権威を帯びた「絶対統治者」が必要である。フセインが民衆の心を捕らえ、徳のある政治をしていたら、彼の政権はもっと続いたであろう。

4.アメリカはすでに人を治める徳を壊してしまった。今後アメリカの暴挙の後遺症に長く苦しむことになる。劣化ウラン弾のような被害と共に、心の被害である。これはちょうど強制脱会によりカルトから出た人々の病理と同じで、彼らはカルトでの傷と脱会の際の傷で社会適応できないのと同様に、イラクも二重の傷で苦しみ、国際社会適応は難しい。

5.石油利権や復興支援がアメリカの「独裁」でなされつつある。アメリカの幼い正義感による自分勝手により、復興作業が進まない。日本も少なからず被害を受けることは明白。

しかしなんですか、今回の情報提供者はフセインのかつての第二夫人だとか・・・。コワイですよ、これは。「白い巨塔」でも財前夫人と愛人の会話の場面がありましたが、これもこわかったです。

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先に2日休みが取れると書いたが、考えてみると、先週からずっとスケジュールがつまっており、あと1週間まったく休みがない(汗)。23日の休みでちょいと息をついて、27日の結婚式でいちおう仕事納めである。30,31日の温泉が待ち遠しい(う〜ン、立派な「おじさん症候群」ですね)。

無事、帰りました

今、堺キリスト教会の奉仕から帰りました。玉川先生やみなさんと楽しい時間を持てまして感謝です。HPをご覧の方やバイブルカレッジの通信の方、本の読者の方など、いろいろな所から来てくださって、お会いできましてうれしかったです。最後ちょっとエンジョイし過ぎましたけど(^^)

帰りの新幹線の中でフセインが逮捕された事を知りました。やれやれ、これでテロは収まるのでしょうか?なお、抵抗勢力が残る予感もしていますが。

一言だけ

あす大阪での奉仕のため、2日ほど家を空ける。今その準備で追われています(汗)。書きたいことは山ほどですが、もう時間が・・・

イラクで殺された井ノ上さんの奥様が出産されたとのこと。生まれた子供が父の名誉を知ることができる日まで、遺族のみなさんに神の守りがありますように。

聖書の数学

昨日の数字について、単なる偶然ではないかとの御意見をいただいた。そこで他にもいくつか紹介してみよう。

1.ノアの洪水はノアが600歳の時でしたね。創世記5章にはメトシェラという人物がいます。この名前は「彼の死でそれが起きる」という意味です。彼が187歳で子供のレメク、レメクが182歳でノアが生まれます。するとノアが600歳の時、メトシェラはいくつでしょう。では算数のお時間です:187+182+600=969歳ですね。これはメトシェラの寿命です。お分かりでしょうか?メトシェラの死で「それ」が起きたのです。

2.エゼキエル4:5-6に裁きの時が430年とあります。バビロンの捕囚はエレミヤの預言の通り70年間でした。すると430-70=360年の食い違いです。さて、レビ記26:18では不従順の罪は7倍されるとあります。そこで残りの360年を7倍すると、2520年。これを太陽暦にしますと、2520*360/365=2484年。バビロンによる捕囚の終わりはBC536年ですから、ここから2484年後は、-536+2484=1948年。現イスラエルの建国の年は1948年!ここでは概算ですが、正確な数字では建国の月日まででます。

「偶然」という単語はきわめて便利です。信仰によらないならば、生命ですら「偶然」の産物ですからね。神の御手を認めたくない人たちには確かに便利な言葉です。

補遺

使徒行伝の573年は

荒野40年、定住して450年、サウル40年、ダビデ40年、神殿ができたのはソロモンの治世3年目。
 
  40+450+40+40+3=573

貧困な内面世界

私が担任をしているクラスの学生に、今後のイラク情勢と日本の政治経済について予測をさせた。いやはや、そのイメージの貧困なこと。彼らの話の貧しさはちょっと寒くなります。

内面性が貧困ですね。イメージを膨らませるとか、これまでの情報を外挿して予測を立てることができないのです。よって行動がきわめて短絡的。よくある高校生の退学理由も、「学校がつまらないから」、「みんなが相手にしてくれないから」といったもの。

要するに自分がここにいて、なぜ自分が今の立場にあるかについて、快・不快によってしか評価できない。快を追いかけ、不快はものは避ける。ほとんど単細胞動物的"S-Rシステム(刺激反応系)"であって、内的な情報処理やアセスメントはまったく欠落している。求めるのはトモダチと仲良くワイワイすること。ここにケータイが一役買っている。彼らは浮き上がることをひじょうに恐れている。

しかしこれは高校生ばかりではない。クリスチャンもあちこちの教会をさ迷っているジプシーがかなり多い。彼らの判断基準は自分にとって快か不快か。神の御計画から見た神の配剤の御手を見ることができていない。よって、成長することがない。同じところをグルグル回るだけ、年齢だけは重ねている。

1歴王記6:1には出エジプトからソロモンの神殿ができるまでは480年とあるが、使徒行伝13:18-22(合計して下さい)には573年とある。その差なんと93年!聖書は不正確と言われる所以であるが、ちょっと待っていただきたい。士師記を見てもらうと、ヘブル人が他民族に支配されている時期がある。8年(3:8)、18年(3:14)、20年(4:2-3)、7年(6:1)、40年(13:1)だ。さて算数の時間です。合計すると・・・ぴったり93年!

つまり神の目にとって、神の御手から離れた期間はカウントされていないのです!霊的に無意味な時間だからです。単にバプテスマを受けてから何年という物理的時間は神の目において評価されない。霊的内実が問われるのです!

さあ、ニッポンキリスト教の兄弟姉妹方よ、主の前で霊的に内実のある意味を有する時間を過ごしているでしょうか?もう自分の問題の解決とか、自分が快か不快かとか、そういった幼稚な歩みは止めにしませんか。どこにあっても主の御手を認めることです。人とと楽しく社交サロンするのがクリスチャン生活ではなく、神の前でどのような歩みをするべきか−これが本質です。神の前での単独者としてですね。

孤独は成長にとって不可欠なのです。

イラク派遣閣議決定

ついに決定しましたね。今回のテロリストの声明は脅しではありません。下手をすると派遣以前に東京がやられる可能性もあります。外交官殺害はその警告だったのです。彼らは今回は本気です。

今回は前から訴えている通り、こちらに正義と大義がありません。元々狂言芝居だったのです。どこまで続く泥沼ぞ、となります。