日記

何気な光景(1)

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まったりと・・・

邪馬台国の位置と卑弥呼の正体

ご存知邪馬台国論争には畿内説と九州説があります。これは歴史学界での東大派と京大派の対立によるらしいですが(どっちがどっちかは忘れた・・・)、それから離れたところにとても面白い研究がありますので紹介します。→邪馬台国の会

安本美典氏と言う産能大学の教授をしていた方の見解です。同氏は計量言語学/文献学と言う、言葉を推測統計学(要するに数理)を用いて分析研究する分野の第一人者でした。心理学畑出身ですが、古文書の研究からついに邪馬台国の専門家になってしまったのです(プロファイル)。

で、結論から申しますと、歴代天皇の在位期間を統計的に分析し、邪馬台国の時代まで遡ると、神武天皇では到達できず、なんとアマテラスまでたどり着くのですね。つまりアマテラスとは卑弥呼のこと!?これが推測統計学の結果です。で、アマテラスは高天原で祭祀を行っていたわけですから、邪馬台国=高天原となるわけ。そこで邪馬台国は九州から東遷して畿内に大和朝廷を確立した説を同氏は提唱しました。

で、実は‘言霊’著作を数多く書いている井沢元彦氏も「アマテラス=卑弥呼」説を唱えているのです。天岩戸伝説は卑弥呼が殺された事件を描いていると。理由は当時皆既日食があったのです(これは天文学的事実)。これで昼が真っ暗になり、当時の人々は卑弥呼の霊力は消失したと解釈し、彼女を殺したわけ。詳細は井沢氏の本を参照して欲しいですが、計量統計学的にも同じ結論が導けるとは実に面白い!

私の印象ではいまだに日本は幻想の上に築かれていますね。天皇家自体がそうです。天皇が象徴化されたことはかえって天皇家の真実を研究する道を閉ざして閉まったと言えるかもしれません。左翼クリの人々のように天皇制と言う社会システムを廃止したところで、いわゆるリバイバルなど起こりません。反対に右翼クリの人々のように天皇をキリスト教徒化し、キリスト教国家ニッポンを造るというのもコワイです。主イエスのことば―「わたしの国はこの世のものではない」に鍵があると思います。

いやあ、日本古代史は実に面白い。改めて日本人っていったい何者?

天皇制と言語

国文学と漢文学の先生と天皇制についてディスカッションした。その覚え書き―

1)天皇制が「万世一系」であることは系図の上の話であって、生物学的にY遺伝子が保存されているかどうかは不明。アマテラスから続く「万世一系」は政治的意図がある。

2)古代において天皇たちは暦を支配した。それは歌会初めなどの四季折々の行事を通してなされた。もっと言えば時間をコントロールしたである。この時間とは物理的な時間ではなく、主観的な時間である。

3)時間と人の感情あるいは情緒は同期しており、時間の制御によって人の感情・情緒もコントロールされる。これが「和歌」などの効果である。かくして政治システムと共に民衆の感情レベルからの支配を意図した。

4)大和ことばも感情と密接に関連している以上、暦の制御を通してコントロールを受けた。つまり大和ことば、あるいは日本語の中にすでに天皇制が組み込まれており、私たちの感情や情緒をも支配している。

5)ことばと深層心理が密接に関係して以上、私たち日本語を共有する日本人の集合的無意識として天皇制は組み込まれており、意識の上で天皇制を否定しても、深層心理までは否定し切れない。

6)日本語自体に天皇制が組み込まれているとすれば、日本語で天皇制を否定することは、日本語自体を否定することになり、自己撞着に陥る。それほどに深く天皇制は日本人の中に組み込まれている。

要するに日本人の集合的無意識として、あるいは共同幻想として天皇制は存在し、それを否定することは日本自体あるいは日本人自体を否定することになる。それほどに日本人のアイデンティティとなっているというわけ。このあたりを医師でもある国学者でもあった本居宣長は深く考察していたらしい。さらに小林秀雄の本居宣長論も読んでみよと勧められた。

大筋で私の見方と一致していますが、日本語自体の支配と暦の支配と言う見方は初めて聞きました。神事あるいは祭りなどもまさに暦と情緒の一体化の表現ですね。なるほど、それによって情緒を支配できるわけで、見事にミームが蔓延化して、「日本人」と言うマインドウイルスに相当に深くまで感染しているわけです。実に面白い。

言語学と言えば先週のゲストTimのサイトを見つけましたので紹介しておきます。ロンドン首都大学の教授ですね。彼に漢字の霊的意義を説明したら関心を持っておりました。(たとえば「義」は「羊+我」となることなど)

言語学にはシンタクス、セマンテクスなどがあり、その大御所がチョムスキー(最近では反ブッシュ的な政治的発言も多いが)の生成文法であり、言語は先見的にアル普遍文法に従って個々の言語の文法が生成されると言う理論。

私たちからすると、その普遍文法は果たしての大脳のどの部分にどのような形で存在するのかが関心の的となるが、言語と脳の働きの関係はまだまだ分かっていないのだ。この辺りまで突っ込むと、天皇制とは大脳の機能とも関連するわけで、日本人の脳を持つ私たちとしては、大脳生理学的にも天皇制が組み込まれていることになる。養老先生的には唯脳論的天皇制となるだろうか。

【付記】考古学的には最も価値のある、例えば仁徳天皇陵などの発掘が行われないのは、この共同幻想を維持するためらしい。もし発掘してトンでもないモノが出てくると、日本国の根幹が崩れるのだ・・・。と、言われると、ますます掘りたくなってしまうが^^

国家と時代の霊

昨日から耳がモワ〜として、ピーピーと鳴っているので、小学校以来耳鼻科にかかって来た。ついでに鼻も診られて、鼻が悪いと。さらに聴力検査をされて、低音部が落ちていると・・・涙。ドッグでは別に指摘されてなかったのですが。外耳炎か何かと思っていたのですが、レントゲンまで撮られました。50過ぎるとイロイロ出るなあ〜。

 * * *

で、見てきました、始皇帝の兵馬俑展。一言、スゴイ!こんなものを2,200年前に建造していたとは。秦の始皇帝の統一国家の証しであるわけですが、改めて国家とは何?統治とは何?と考え込んでおります。

昨今、日本ではついに同世代の安倍さんが総裁になり、タイではクーデター、ローマ法王はテロ組織に油を注ぎ、ブッシュは法王を擁護しつつ相変わらず対テロにヒステリック、北朝鮮はミサイルか核実験を・・・と。何やら時代の霊はあちこちで落ち着きがない雰囲気を醸しています。

日本について言えば、前に述べたとおり、またTime誌でも言われていたとおり、今後安倍さんは『美しい国』建造のため国粋主義のややアブナイ傾向へと向かうでしょう。キリスト教界はと言えば、ますます病的倒錯傾向と混乱を深め、種々のラッパに吹き回され、消耗する人々が出ることでしょう。

終わりの時には困難な時期が来ることを悟りなさい。そのとき、人々は自分自身を愛し、金銭を愛し、ほらを吹き、高慢になり、神をあざけり、両親に従わず、恩を知らず、神を畏れなくなります。また、情けを知らず、和解せず、中傷し、節度がなく、残忍になり、善を好まず、人を裏切り、軽率になり、思い上がり、神よりも快楽を愛し、信心を装いながら、その実、信心の力を否定するようになります。

今私たちに必要なことは

そのような者たちに、わたしたちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。

当たり前を当たり前に、普通の生活をただひたすらに生きること。騒がしいキリスト教界からエクソダスし、当たり前の日常に戻ることです。そして淡々と生きる。「おはよう」と言われて復活された主は、普通さの中におられるからです。

台風13号

これは凄かったようです。中心気圧970hPa。名前からしてゴルゴ13のようで不気味ですが、ダウンバーストやトルネードが起きて大きな被害が出たようです。何だかやはり気候がおかしいです。

日本では、地震のいわゆるマグニチュード、つまりリヒター・スケールはよく知られていますが、トルネードのFスケールはあまり知られていません。実はこのFは日本人の藤田教授のFなのだ。ここでもお馴染みのはちこさんの夫君ぼぼる氏が準教授をされているシカゴ大の先生でした。日本人は日本人の仕事をあまり知らないし、評価していないのです。アメリカあたりで評価されると逆輸入で評価が高まると言う不思議な国なんですね。ここでもアイデンティティの希薄さが見えるわけです。

奥日光其四

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ケロヨンを祀る?(これ本当の神社の中にありました)戦場ヶ原。鹿の一家がおりました。

奥日光其参

日光東照宮・・・。世界遺産です。

こんな物を建造したせしめた家康とはいったい何者。改めて感動。ちなみに当時平均寿命が50歳だった頃、家康から家光まで三代にわたっての相談役だった謎の人物天海上人は108歳まで生きたそうだ(→こちらも)。彼の人生訓があった。実にイイですね。キレイに枯れたいと思う最近であります。

  気は長く/つとめは堅く/
     色うすく/食ほそうして/心ひろかれ

ちなみにイギリスのゲストTimとJoelleは、京都の寺や神社が美しくて感動した言って、写真集をみやげに買ったそうです。Timいわく「下手なクリスチャンに見せると、異教のモノ!って破られちゃうかもね、ははは」と・・・。確かに下手に「何とか神学」だの「リバイバル」だのに入れ込んでいるクリスチャンはコワイ人が多いですから(汗)

奥日光其壱

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華厳の滝!ビデオも・・・

華厳の滝

今回はふと思い立って、奥日光のにごり湯を堪能してきました。いやあ、料理も渋くてなかなかにっこう、ではなく、けっこうでした(サムっ〜)。華厳の滝も霧が晴れて迫力満点。ここはかの旧制一高生藤村操が飛び込んでから、自殺者が続出したのですね。彼の名文遺書に酔ってミームに感染するわけです(これをウェルテル効果と言う)。

巌頭之感
悠々なる哉天襄、
遼々なる哉古今、
五尺の小躯を以て此大をはからむとす、
ホレーショの哲学竟に何等のオーソリチィーを値するものぞ、
万有の真相は唯一言にしてつくす、
曰く「不可解」我この恨を懐いて煩悶終に死を決す。
既に厳頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし、
始めて知る、
大いなる悲観は大いなる楽観に一致するを。

実を言いますと、私もかつて旧制一高生に憧れ、けっこう感染したのであります。

写真は後ほど・・・。

悠仁親王

お名前が決定。「ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んで欲しい」との想いからだそうです。かくして
ちなみにオウム事件で有名な脱カルト協会の滝本太郎弁護士は見事にこの名前を予言(?)されていました:

そりゃ、「天皇」みたいな象徴的な存在があったほうが、国は治めやすいものでしょう。人は、自らの人生が有限であると気づくとき、久のもの、それも自己の位置を明確にする久のものを求めたがるから。
つまり、日本人というか大和民族であるとき、天皇制があったほうが、自分が所属する大和民族としての久性を感じられて、その「伝統的支配」に魅せられやすく、それが確かに柱にしやすいものですから。

でも、同氏は

それで、「天皇」は、もはや公的な制度ではなく私的なものにしてしまうべきだと思う。
とりあえず、憲法どおり、本来の伝統どおりの象徴にするために、京都にお帰りいただくのが良いのですが。

とおっしゃっています。

さて、この天皇と言う存在はニッポンの歴史をどう決めていくのでしょう?再建主義者富井氏の言うように、天皇家にはユダヤの秘密が隠されているのでしょうか?それとも主イエスと礼拝対象の座を争う存在とされてしまうのでしょうか?ただこのベイビーには何も責任はないのですが・・・。

アメリカの欺瞞

アップロードファイル 59KB昨日はTim&Joelleとの交わりをエンジョイしました。Timのメッセージをアップしてありますので、お聴きください。言語学者なのですが、やや英語がクリアではなかったですね^^Joelleは名前から分かるとおり、フランス人で、彼女の英語はもろフランス・アクセント。フランス語を聴いている錯覚を起こしました。いやあ、実にインターナショナルでしたね^^

 * * *

アメリカの上院でアルカイダとフセイン政権は何も関係がなかったこと、さらには大量破壊兵器も1996年以降保持していなかったと言う報告がなされました。当時愚かにも一部のクリスチャンがブッシュをほめたたえ、9・11テロにおけるイラクの影を指摘していましたが、すべては嘘でした。イラク戦争の大義は根本からなかったわけです。一説では一般民衆が10万人以上犠牲になっていますが、この欺瞞の刈り取りは今後長く続くことでしょう。

イラク戦に関する預言(と、気取りましたが、精神病理に基づいた予測です)
イラク戦-その後

英国よりのゲスト

本日はまたオープンキャンパス。お客様の接待デーでした。

そしてまた明日は英国のKingdom Faith Londonからご夫妻が見えます。KF_Londonは最近誕生したばかりで、人数は30-40名ほど。ご主人は言語学者で、今回東大における学会に参加される予定。来週1週間、横浜と京都・奈良を訪ねるそうです。

というわけで、彼らにイギリスの様子などをシェアしていただきますので、Dr.Lukeのメッセージはありません(どんどん私のメッセージの機会がなくなることを願っているのですが^^)。その後横浜を見物し、ランドマークでお寿司を食べ、69階展望台へとお連れするつもり。

最悪の結末

女子高専生殺害事件は加害少年の自殺で終わった。私は8月30日に「保護する必要がある」とし、あえて「逮捕」とは書かなかった。ここでも少年犯罪と言うことで、加害少年の情報が警察から一切流されなかったが、今日の『週刊新潮』では彼の写真と実名が出ている。しかし遅かった。

「少年犯罪」の言霊に束縛され、警察は情報公開などに及び腰となり、その結果社会が被るリスクを高めている。今回は逆に初動操作が後手に回り、保護することができなかった。この少年はネットからかなりマニアックなポルノ系やスプラッター系のビデオを入手していたらしい。遺体に対して凌辱行為をしていたとのこと。おそらくサディズム傾向を有していたのであろうが、同時に知性も高く、自省心もある少年だったようだ。これでかえって自殺という結末に至ったのだろう。以前の町田の少年とはここがやや違う点である。・・・が、これで真実が葬られ、両家族の無念さと虚しさだけが残った。

フロイトは晩年、人間性に絶望していた節があり、人間存在の本質をエロスとタナトス(死の願望)とした。自己破壊的な人間の闇に直面せざるを得なかったのだ。かくしてこの少年もサディズム傾向を抑制できず、同時に自省するキャパはあるために、その葛藤が自己を抹殺する形へと行かざるを得なかったのだろう。

何ともやりきれない後味の悪い事件であったが、ここでも昨日書いたように、少年の「人権」を守ろうとして、今回は(社会の被害ではなく)少年の命を失わしめた。社会から「人権」という城壁でソフト的に彼を隔離し、ハード的に彼の居場所を喪失せしめたのである。「人権」というミームを持つマインドウイルスのなせるわざである。あまりにも硬直化した「少年犯罪」の言霊から解かれ、対応をもっと具体的に考え直すべき時期なのではないか?

Y遺伝子のゆくへ

とりあえずひと安心というところでしょうか。先に日本人がユダヤの血を引いているとする再建主義の富井さんの説を紹介しましたら、沖縄のある方から「自分はレビ系の祭司の血統です」との情報をいただきました。実際に祭儀も行っていたそうですが、私のメッセージの中で、レビ系の石の律法による祭司制度は廃止され、メルキゼデク系のいのちの祭司制度に移ったことを知り(→こちら)、解放されたと証して下さいました。そうなんですね、大切なことは肉の系統ではなく、アダム系からキリスト系への転換なのです!

割礼の有無は問題ではなく、大切なのは、新しく創造されることです。

 * * *

アップロードファイル 12KB前にご紹介したUCLA留学中のDJ Jerry氏のLAレポートがけっこうイケています。9月2日のオンエア・ザ・ネットではサンモニカ・ショッピング・プロムナードのストリート・ミュージシャンのインタビューでしたが、このアーチストのサイトへ行ったら音楽がなかなかイイ!Erik Scott Smithと、名前からしていかにもLAはサンタモニカの風って感じ(TN出身だそうですが)。よかったら聴いてみてください^^Here we go!!!