独り言

信仰と自信-相反するもの-

『不撓不屈』(ふとうふくつ)を観て、主人公がキレイ過ぎると指摘したが、それでもなお彼は国家権力による不当な圧力と7年間戦った。かつて戦争中、ニッポンキリスト教徒たちが文部省公認の日本基督教団へと集められ、「ようやく我らの悲願であった教会一致が成し遂げられ、我ら基督者は天皇の臣民として、自らの十字架を負って、己を投げ打って亜細亜の未来を開かんと欲す」と拍手(かしわで)を打ったことを想うと、飯塚氏には敬意を表したい。

この時期、真に信仰を守ったのは、有名な「美濃ミッション」といわゆる「ブラザレン」の兄弟たち、そしてエホバの証人(!)たちであった。そして彼らをもっとも追い詰め、傷つけたのは、国家と言うよりは、「キリスト者」を標榜する人々からの裏切りと迫害であった。おそらく今後信仰に対する圧力が起きる時も同じであろう。いわゆるキリスト教界の内部でのつぶし合いが起きると感じる。いや、ある意味ですでに起きているかもしれない。
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アナザー不可解

小泉氏、国賓待遇にしてエアフォースワンでエルビス邸を訪問。加えて"I want you. I need you. I love you. American people, love me tender."と・・・。いかにも貢がされてる"女の媚"でしょうに。アメリカ人はこういったノリをどう感じているのでしょう?

認知的不協和の理論の症例

金ヨンナム氏の姉の変心

人的心真的不可理解。

新バチスタ手術?

フジテレビの『医龍』の最終回。ブラックジャックのリアル版的内容。坂口がニヒルな天才外科医を好演していた。本日は、乳児の拡張型心筋症のオペで、通常のバチスタオペにおいて切除すべき変性部位を特定できないため、心室に切開を入れ、一方を他方の上にかぶせるようにして縫い合わせて、心室を縮小する「オーバーラッピング法」で見事にオペ成功。え!、ほんとにこんな術式あるのでしょうか?それとこの番組はオペの術野がリアルでして、どうやって撮ったのか?それにしても元タイガースの岸辺一徳氏が危ない教授役を実にリアルにこなしていました。ドラマとしてはけっこう楽しめました・・・。

国民と首相のズレ

金ヨンナムさんと母親と家族が再会を果たしたようだが、それを見ていた横田さん夫婦を見ていると、やはり複雑な気持ちです。ヨンナムさんは再婚して新しい妻との間に子供もいるようですね。恵さんはどうなっているのでしょうか?ヨンナムさんが明らかにするようですが、横田さん、特にご主人を見ていると、痛々しい限りです。奥様はやはり信仰があるからでしょうか、凛としたものを感じますね。

 * * *

で、わが国の首相はカナダで、靖国に何度行こうとも個人の自由、と言い出しました(→記事)。それはそうでしょうが、一国の首相ですからね、「個人の自由」はちょっと勝手過ぎませんですかね。被害者意識に凝り固まっている人を相手に、ガチンコしてはならないのです。単なるお宮参りならばとにかく、昨年実際に訪れて分かりましたが、靖国は特殊な主張のある場所です。私はリベラルではありませんが、やはりあそこには問題を覚えますね。

ウォーレン・バフェットに学ぶ

本日の講義は最後にありますので、ややゆっくりしております。

例の誘拐事件の美人外科医は、娘を愛するためにこれだけの成功を収めた、と言っていた。娘には贅沢はさせず、と言いながら、19歳で2千万のベンツを買い与えると・・・。今回の事件には中国マフィアが黒幕に控えているらしいが、このスジに狙われたら、何とも不気味な限りである。

対してアメリカの成功者はケタも違うが、生き方もかなり違う。バフェット氏はその筋では知らない人がいない、「投資の神様」と言われる人で、その資産はビル・ゲイツに次ぐ。が、その暮し振りは、20台の頃購入した360万円の家に住み、背広もヨレヨレ。この度は資産4兆円をゲイツの慈善事業の基金に寄付したとのこと。ゲイツも2年後にはマイクロソフトを辞して、慈善活動に専心するらしい。彼自身「金持ちは不幸だ」とつぶやいていたが、ここにはいわゆるフィランソロフィを超えた何かがあるようだ。

対して自分の成功を見せびらかしたいニッポンのセレブたちは・・・?ホリエモン、村上氏、美人外科医、(やや同情と擁護をしたい)福井氏らの資産の行くえは?そして信徒数何千人を誇り、さっそうとベンツに乗られるニッポンキリスト教の成功した牧師先生はいかがなものでしょうか?

悪意の時代

アップロードファイル 230KB福井さんは厳しい局面に追い込まれている。彼は決して「金の亡者」ではなく、いつの間にか資産ができてしまったのだと思うが、善良にして妬み深い「庶民」は納得しないだろう。辞任への圧力は避け難いようだ。

一方でセレブの美人美容外科医の娘さんが、ハリウッド映画並みに誘拐される事件が起きている。年収や自宅、さらには娘さんの通う大学までも公開すると言った、「人間性善説」に基づいた行動が裏目に出てしまった。

かと思うと、リンチのあげく二人を生き埋めにした事件とか・・・。寿町ではこの手の話をよく聞いたが、一般社会で、しかも大学生が・・・。時代は私の予測を超えて進んでいる。

時代は邪悪なのだ(エペソ5:16&6:13)。私はニッポンキリスト教との関わりに家族は決して巻き込まない。よく夫婦や家族総出で牧会をしているケースがあるが、とんでもないリスクを負うことになる。今週のメッセージでも言ったが、このキリスト教界の悪意は、ある意味でこの世以上のものがある。粘着質にして妄想を抱くビョウキの人が多いからだ。よくよく注意すべきであろう。

 * * *

本日で試験問題をすべて作り終えて、あとは温泉のニンジンを鼻先にぶら下げて、鞭を入れて最後のコーナーを回るのみ・・・と。

(写真は気温と湿度が高い上に、うっとおしいニュースが多いので、少しスッキリしたいと思って・・・)

奇跡は起きず@WC2006

祭りの終わり。渇いた虚しさだけが残る。選手たちの自主性に掛け、彼らを大人として扱ったジーコは、ニッポン選手のキャパを超えていた。ただ世界レベルを経験している中田のみはジーコと共鳴し、他の選手に「喝っ」を入れていたようだが、それが反感を買って、チーム内で孤立を余儀なくされ、その努力も空転に終わったようだ。5分間も横たわったまま動かなかった中田は何を想っていたのか。どうも国内ではチャラチャラされて勘違いする者もいるだろう。移動の車の中でケータイゲームに興じる者すらいたようだ。あのユニフォームのブルーがほんとにブルーになってしまった。プロ意識の欠如。まあ、これはニッポンキリスト教界も同じ。自立して、自ら歩める者がいかに少ないか。すべてを他人のせいにしてブツブツ・・・。自己憐憫の霊が蔓延している。まさにリバイバルなど絵に描いた餅。共にテクとか戦術ではなく、まずは内面的にオトナになることが先決かと感じている。

共通点

本日は恒例の営業日。午前の講義を終えて、期末試験問題を作り、高校訪問へ。私大の教員は皆さん駆り出されるわけ。昨年までは船橋辺りの田舎の公立校を担当していたが(田舎道を車でトロトロ走り、高校の先生と何気にダベルのもけっこう楽しいのだ)、今年は事務が気を利かせて、我が家から半径5キロ圏内の高校担当となった。キリスト教系と仏教系の2つの私立と、公立が二つ。何とひとつは息子の高校で、しらばっくれて訪問してきたが・・・(汗)

面白いのは私立と公立では教員の資質がまったく違うこと。私立はとても対応がよろしい。公立はやはり役人的。まあ、営業と言っても、推薦枠や指定校枠をチラチラさせながらなので、お互いにヨロシクとなるわけ。それぞれ自分の利益を考えつつ、笑顔で応対し合うわけです。訪問する側も訪問される側も、共通の思惑があるのですね^^

 * * *

例の高校生の事件はかなりショッキングな展開になっているが、これだけ恵まれた環境にありながら、どうも自分の身の置き処がなかった感じですね。自己疎外感が相当に強い。青少年の事件は、かつては外に発散していたが、最近はうちに攻撃が向けられるようだ。一方で鈴香容疑者は同級生からも嫌われ、隣近所からも疎まれて、やはり強い疎外感を抱いていた。高校生と鈴香容疑者は生育暦や環境において両極端にあると言えるが、共に自己疎外感あるいは自分の居場所がない感覚を共有している印象がする。

埋没型アイデンティティ(「青信号一人で渡ると怖くなる」的病理)を持つ日本人には、この疎外感は耐え切れないものがあるのだ。共に自分に注意を向けようとする自作自演的犯罪であると言える。ある漫画家がサッカーの敗因は「自己(ジーコ)責任」とダジャレていたが、自己責任を要求される昨今の新自由主義的状況で、自分の居場所を喪失する人々がこれからもますます増えると思う。よってこの手の犯罪もますます増加することだろう。

追い詰められて・・・

またエリート高校生が家に放火し、義母と弟妹を殺した。医師を目指し、成績もよく、性格も明るく、文句のない人物だったとか。犯行を犯して後、人の家に入り込んでワールドカップを観ていたらしい。この現実感の欠如は一体何なのだろう?父親に成績のことで叱責されて追い詰められての犯行(らしいが)とその後の行動の乖離性。

やろうと思えば、専門用語を並べてイロイロもっともらしい説明はできるが、本音は不可解。鈴香容疑者をはじめ、精神保健学の講義の題材は毎年事欠かないのだが、何とも・・・な事件ではある。

 * * *

そして福井さんもかなり追い詰められてしまっている。自分は「ど素人」だからファンドの仕組みはまったく分からない・・・?私は擁護派なのだが、この弁明はさすがに無理がある。前に書いたが高々1,000万。彼はポケットマネーで気軽に付き合ったのだろう。が、それが儲かってしまった。何とも「不運」だ。こういった時になると無欲にして貧しくかつ絶対的善となる「庶民」のやっかみを買ってしまった。だいたいみのもんたが「1,000万は大金だ!」とか叫んでも、それはウソだろう。この人はいつも「庶民」の味方面をするのが巧み。

が、後任がいない・・・。この大切な時期に・・・と返す返すも残念。

夕張市"倒産"

アップロードファイル 45KB2004年に北海道に行った時、夕張に立ち寄った。夕張には何度も寄っている。学生時代に北海道にハマル契機となった『幸福の黄色いハンカチ』の掘っ立て小屋や、メロン城、炭鉱記念館などがあるが、はっきり言って町並みを見て、「さびれたな・・・」と感じた。北海道には94年からほぼ毎年行っていたが、まだ当時は「黄色いハンカチ」で栄えていたように思う。しかし、ついに再建団体指定申請(→記事)。かく言うわが横浜市も危ない。中でも中区はオッチャンの街、寿町を抱えており、ついにパン券・ドヤ券も廃止になるようだ。そして日本国自体1,000兆の借金を抱えて、子供の出生数は1.25と、そろそろかなり危ないわけで・・・。是非はともかくとして、かつての「所得倍増計画」とか、「日本列島改造論」とか、明確なビジョンが必要なのだ。小沢さんの「日本改造計画」に期待したいが。

百聞は一見に・・・?

セロのマジックの特番があった。私はこの手のプログラムにはかなりハマル。それにしてもセロのマジックはスゴイ。水槽のガラスに手を入れてしまう!?よく「百聞は一見にしかず(Seeing is believing)」と言うが、実はわれわれの視覚はきわめて容易に騙されるのだ。

主はトマスに対して「見たから信じたのか。見ないで信じる者は幸いだ」と言われた。確かに「見て信じる」ケースもあるだろう。しかし視覚を頼りにした信仰は弱い。信仰は目に見えないものを実体化すること(ヘブル11:1)。「信じれば見る(Believing is seeing)」。

水の如く・・・

福井さんはあす報告書を提出のようですが、世論は辞任を求める声が50%近く。続投は困難になりつつあります。残念ですね。

一方のアメリカではバーナンキ議長(この方はインフレターゲット論者で、1-2%以上は許容できないらしい)が神経質な金融調節(と言うより口先調整)をしており、今月末のFOMCで0.25%の利上げは確実の模様。さらに8月にも、と言うことで、株価がアップダウンです。

加えてミサイルが飛ぶかどうか。人騒がせな・・・。

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アップロードファイル 163KBハードコアに仏教についてのご質問がありました。仏教は元々「神」や「仏」、あるいは「先祖」を礼拝する宗教ではありませんでした。仏陀自身、自分は人間に過ぎないと言っており、また修行僧が葬式などに関わることを厳に誡めていたのです。もっとも純粋な形で伝えているのが禅ですが、禅の志向するところは、「流れる心」、「囚われない心」です。その本質は捨てること(喜捨)。魂の粘着を去ること=サラサラとした生き方=です。この意味で禅的修行はきわめて心理学的なものなのです。現在見ているいわゆる仏教は「葬式仏教」であり、「儀式の体系」であり、金儲けの「お布施商売」なのです。あれ、どこぞのギョウカイと似ているかも?

 水は万境に従って転ず。転ずる処、実によく幽なり。

雑木林の魅力

アップロードファイル 190KBこの木々のにぎわい。空間スペクトルは多分1/f型。人の心を癒す。