独り言

ついに・・・

小泉さんが靖国参拝。「他からとやかく言われる筋合いはない!」と。ずっと以前からこの人が郵政問題を論じる姿をみた時、私は「彼は何かに憑かれている」と感じた。「ぶれない」とか、「信念を貫く」とか言う向きもあるようだが、こういった姿勢はしばしば何かに憑かれている時に生じるもの。安倍さんはひたすら論点にしたないようにしているが、後始末が大変だ。

で、今月の『文藝春秋』の記事はかなりヴォリュームと内容があり、読み応えがある。

・「闘う政治家」宣言−この国のために命を捨てる
  安倍さんの決意表明
・小泉純一郎の呪縛を解けるか
  後始末ができるかどうか?
・昭和天皇「靖国メモ」未公開部分の核心
  例の日経のスクープ記事の検証、真実性が高い
・昭和の戦争−七つの真実
  太平洋戦争から何を学ぶか、特に東京裁判の真実が面白い

と言うわけで、本日は1日中ものものしい雰囲気だったなあ(ふう)。

 * * *

と言う世相とは打って変わって、BBSでご紹介いただいたベニー・ヒン氏のビデオ、実に楽しめます^^何なんでしょうね、このパフォーマンスのオモシロさ。クリスチャンっていったい何モノと世の人々は思うことでありましょう。「リバイバル」を起こしたいニッポンキリスト教の立派なセンセイたちも目いっぱいガンバリましょうね。背広振り回して、「タアッチ!」、「ファイヤア!」とね。(本音:あほくさ・・・)

言葉のトリック

なんだか富田メモと言い、小泉氏の公約実行発言と言い、靖国神社の宗教法人格離脱と言い、訳の分からないことになってきた。理系バカの人間にとってはこういった「言葉遊び」はまったく苦手でして、オツムがまったくついていけない。

日本には「言霊信仰」というものがあり、言葉には霊があり、論理よりはその霊が人や国を動かしている。よって政治家をはじめ「言葉遊び」が大好きなわけ。小泉氏はカナリの使い手。(言霊からみた日本の病理を論じた井沢元彦氏の一連の著作は面白い。)

対して私たち理系の人間はなるべく単純なモデルを作る。そのモデルとは現実の数理模型なわけでして、現実を動かしている本質的な変数(パラメーター)を取り出して、その変数間の関係を方程式で記述する。これで予測なども可能となるわけ。ここには言霊などは決して入りようがない。

しかし政治や社会は違う。言霊をうまく利用すること。特攻隊で散った若者もまさにこれによって煽られ、お国のために命を投げ打った。論理は空疎化され、言霊が飛び交う。こうなるとニッポン人はやや相当にヤバイ病理傾向を示すようになるのだ。

宗教法人格を離脱した"靖国神社"を国家が管理する?神社側からすれば3条件に示されたその実質を保てておれば、宗教法人格などはどうでもいいわけで、むしろ国家の後ろ盾を得ることになるのだから、けっこうおいしい話であろう。しかし何とも言えない胡散臭さが漂っていないだろうか?

家を建てるということ

阿武隈の山の中に生息する人たちの特徴は既成の価値観を脱していること。たとえば、私たちの家に対する価値観は、入れ物としての立派な家を手に入れれば、その中で幸せな家族生活、そして人生を送ることができる、というもの。よって立派な家を手に入れるために金を得ることに邁進するのだが、しばしば金を得ることが自己目的化して、その間に家族の絆が切れている。ようやく家を手に入れたら、その時には家族がバラバラ。

阿武隈の人たちは違う。彼らは家を建てつつ生きることを楽しんでいる。家を自分で建てること自体が自分の生の一部なのだ。それは自分の身の丈にあった家。必要が生じれば、廃材を拾ってはあちこち直しつつ、家が徐々に姿を変えていく。だから彼らにとって完成はないし、完成の暁に入居して、それから生活を始めるという意識もない。
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これは深い

事件が起きた頃から鈴香容疑者は一筋縄では行かないことを指摘したが、この人のビョウキは相当に深い。自供を一転否認に変わったようだ(→記事)。どうもサイコパスと言った方が良いかもしれない。DSM-VIでは「反社会性人格障害」とか「境界性人格障害」など、用語を無色化するので実感が伴わないが、私的には実感の伴う昔の用語を使いたいのだ。警察がどのように彼女を追い詰め、どのような展開になるか、これはかなり興味をかきたてられる。

気になる事

長野県の知事選はどうも村井氏らしい。田中県政では公共事業の入札制度を変えたり、財政や教育改革を断行したが、私の地元の友人たちの評判は良くない。建設業に携わる者も、教師もみな田中県政で苦労しているようだ。

前に日本の中のミニ日本が長野県だと書いたことがあるが、けっこう長野県の動向は日本へと反映する。この結果は来年の参院選にどう響くであろうか?私的には小泉さんがやったことの揺り返しが相当に来るものと思っている。やはりダム(公共事業の象徴)が必要なのだろう。金をみんなに回すためには。

ベニー・ヒンの余波

亀田、勝ちましたね。「親父の方法が正しいことを証明できた・・・」と泣き崩れた。今日(きょうび)、こういった親子鷹の話はなかなかイイ。甘えの構造でベタベタのニッポンキリスト教も学ぶべきだろう。勝敗が明確につくスポーツは気持ちがイイ。

 * * *

このところ天皇の発言メモとか「君が代」とか。なんだか霊的雰囲気がずいぶんと変わってきたような。私はこういった場合、オツムではほとんど判断しない。リバ新の「社説」では理屈をこね回しているようだが、私は内なる感覚に頼る。それは明らかに「ノー」と言っている。天皇や「君が代」に秘められた真理がある?神は私たちに必要な真理を誰にも分かるように明確に聖書で語っているのではないだろうか?今後クリスチャンがふるわれ、また分裂を繰り返すことになるだろう。

・神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました
・作り話や切りのない系図に心を奪われたりしないようにと。このような作り話や系図は、信仰による神の救いの計画の実現よりも、むしろ無意味な詮索を引き起こします。わたしのこの命令は、清い心と正しい良心と純真な信仰とから生じる愛を目指すものです。ある人々はこれらのものからそれて、無益な議論の中に迷い込みました。・・・愚かで無知な議論を避けなさい。あなたも知っているとおり、そのような議論は争いのもとになります。

ここで皆さんに提案したい。今イギリスで行われてキャンプのライヴ映像をぜひご覧ください。そして白いダブルのスーツで決めたベニー・ヒンから流れるものとと、飾り気の全くない普段着のコリン・アーカートから流れるものに触れてみてほしい。気品と言うか、高貴さと言うか、清潔さと言うか、それは理屈を超えたもの。私はヒンから流れる「何か」と言うか「臭い」には耐えられない。そもそもキャサリン・クールマンの墓で霊感を受ける人物とはいったいどう言う人物であろうか?このような人物の促しで「君が代」を合唱する?アンビリーバヴォ!彼にあるのは自己栄光化の霊。それが野心ある牧師たちの心をくすぐるのだ。

たとえ口では十字架を語ったとしても、自らの十字架を負っている人と負っていない人の違いは言葉を超えて明らかなのだ。その差はどうしようもない。

個人的な関心

今イギリスではシルベスター・スタローン似の(やや人相が悪い^^)クリストファー・アラムのダイナミックなメッセージ中。宗教にはいのちはない。私たちが伝えるのは、宗教ではなく、いのちなるジーザスであると!しかしパソコンでキャンプに参加できるとは。93年に初めて参加した時代と隔世の感覚!

 * * *

ガトリンがドーピングで失格の危機にあると言う。検査法が発展するとドーピングも巧妙になり、ドーピングが巧妙になると検査法も発展するわけ。今回は相当に高級な手法で発覚したようだ。しかし本音を言うと、私たちサイエンティストの関心としてはドーピングしてもいいから、人間の限界はどこにあるのかを見極めたいのですね。ゴルゴ13でスーパーヒューマンを実験室で作る話があったが、かつて東欧圏では活発になされていた。

人は神の形をもっているが、堕落によってその能力が潜在化した。その能力を開発することは大いなる肉の誘惑なのだ。ウォッチマン・ニーはその著"The Latent Power of The Soul"(CFP)においてその危険性を述べている。現代の徴や不思議だけを追求する油注ぎの器たちもそのような力を用いている可能性がないとは言えない。ジェシー・ペンルイスやオースチン・スパークスなどはその警鐘をすでに鳴らしている(→こちら)。

神の業は愚かにして弱く力のない者を通して神の力が流れることによる。私の無力に現れる神の力。それはジーザスにある!

(注:*より下はメッセージの内容ではありませんので・・・)

もっとも怖い病

午後二つ試験があり、現在待機中。今年は学期が長い!

「景気回復」が叫ばれていますが、人々の士気は低調。これがじわじわと社会を蝕む死に至る病の兆候です(→記事)。二分化現象による負け犬根性が広まっているのです。教界は閉鎖社会日本の病理が凝縮されていると前に書きましたが、すでにこの病が蔓延しています。それに対するアンチテーゼとして「リバイバル音頭」をヒステリックに叫ぶわけです。健全な人は、社会でも、教界でも、黙々淡々と当たり前の日々をごく普通のおじさん・おばさんとして生きているのです。

イスラエルは狂気に走るか?

ついに国連施設に対して砲撃!意図的か、誤爆かは分かりませんが(例によってアメリカは弁護しています)、かなりヤバイ精神状態と言えます。前から指摘している通り、パラノイドの病理です。今後イスラエルの精神状態ひとつで大変な事態になります。ちなみに田中氏の記事「大戦争になる中東」です。

ビョウキの人を相手にする時には常識は通用しません。とにかく相手のレベルに降りてあげないと、彼らの妄想に基づく過剰防衛反応が解けません。いつも言っていますが、こちらもそこそこ損傷を被るものです。その究極が主イエスの十字架なのですが・・・。聖地には、石や木の十字架はありますが、真の十字架がないのです!

世界の半分

いつもジョッギングウォーキングをしている三ッ池公園@三ッ池公園Aであるが、今日はふと思いついて逆回りをしてみた。もう18年ここにいるのだが、逆回りは初めて。

で、それが何とも新鮮。いつも見慣れている光景と全く違う光景が展開し、新しい地を歩んでいるかの感覚を持った。そう、新しいクオリア体験。私たちは常に世界の半分しか経験していないことに気がついた。人生に行詰ったら、逆回転してみよう^^

 * * * 

最近の事件はすぐに人が殺されるが、動機がよくわからないものばかり。たぶん犯人の妄想世界の延長としての犯行であるからだ。しかも田舎で頻発する。講義でもよく言っているが、最近の刑事は足で稼ぐ『太陽にほえろ』タイプではダメ。精神病理に精通したプロファイリングができなくては・・・。

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梅雨明けは8月かららしい。福島の山小屋キャンプまでには明けてほしいが。

大御心の波紋

日経のスクープだったが、これはけっこう波紋を呼んでいるようだ。今朝の田原氏のサンプロでも櫻井よし子氏や岡崎久彦氏辺りは忸怩たる思いがあるようで、やたらと富田メモの信憑性にケチをつけようとしていた。しかし彼らの主張には無理がある。このメモにある昭和天皇の意志はあまりも明確。

同番組では、あのはしゃぎ屋の自民党幹事長武部氏が精彩を欠き、発言も歯切れが悪い。自民党は安倍氏独走で面白みがなく、来年の参院選ではかえって墓穴を掘る感じがする。

また東条英機のお孫さんの東条由布子氏も、このメモは天皇のご人格を傷つけるものであり、外に出すべきはないとしていたが、ある意味で可哀そうでもある。東条は天皇の責任を回避するために、すべての責任を負って逝ったからであり、由布子氏もその天皇の御心によって自分の依って立つところを見出していたわけだから。このメモは東条家のすべてを全否定することになる。最悪の場合、乃木希典の運命を辿ることもあり得る。

なぜこの時期に日経がスクープし得たか。こういった個人メモが出る以上、相当に親しい関係者が許可したのであって、これはかなり深い意図があるものと思う。不謹慎かもしれないが、政局も面白くなってきた。私的には小沢氏を一度担ぎたいのだ・・・。

ちなみに優等生安倍氏は15日参拝を避けるとか・・・(→記事)。どうもこの人は優等生に過ぎると感じているのだが・・・。

イスラエルの病理

地上軍がレバノン南部に侵攻だそうだ(→記事)。それぞれの政治的主張はあるだろうが、イスラエルのパラノイドの病理が再発しているようだ(詳細は論考集を)。2人の兵士が拉致されるとミサイルを打ち込むと。以前には車いすの老人ヤシン師をミサイルで暗殺した。いよいよ一発触発で全面戦争になりかねない。原油は高くなるし、株は不安定になるしと・・・。

ダムの是非@下諏訪

アップロードファイル 43KB今朝岡谷で土石流が発生し何人もが行方不明とのこと。さっそくお袋に電話を入れると、わが家は無事だが、傍の砥川があと2mで溢れそうだとのこと。私が中学3年の頃、一度すごいことがあったが、何十年ぶりかのこと。例の田中知事と議会の攻防の要となったのがこの砥川のダム問題。普段は平穏な川なのだが、溢れるとやっぱりやばいわけで・・・。ちょっと雲行きが変わりそうな気配だ。わが田舎もこのところ放火女の事件とか、今回の土石流とか、話題が多いなあ。

(写真は砥川と諏訪湖)

寒い夏

鈴香容疑者が悲劇の被害者を演じて、訥々と証言している姿を、今見ると、なんだかゾッとしますね。蒸し暑い夏ですが、背筋に冷たいものが伝わります。「被害者」はもっとも安全で、もっとも強い立場なのです。病んでいる人はしばしばそこに逃げ込みます。前にも書きましたが、自然界でもっとも怖い存在、それはニ・ン・ゲ・ン