最近の日記

中曽根氏的意見(追加)

彼はまたこうも言っています:

岡田君は民主党の印象を新たにしたと思う。自分のイデオロギーをふりかざして進むというタイプの極めて個性的な政治家だ。小泉君と好対照をなしている。二十一世紀型の素質がたくさんあるが、まだ総合力に欠ける。しかし今はその未熟さが受けている。

これもおっしゃるとおり・・・。期待しているが、青臭い。極私的には小沢氏にぜひやらせたいと思うのだが・・・。

中曽根氏的意見

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日本の歴代首相でいかにも首相然としていたのは中曽根氏までと感じているが、今日の日経朝刊に中曽根氏のインタビュー記事が出ていた。昨日私も書いたのでグッドタイミング。彼は言う:

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今は政治が漂流している。2.26事件前の状況とよく似ている。政治の中枢が不確実で明確な国家意思を決める手段がなく、臨床的な対症療法でしのいでいるだけ。明確な戦略が欠けている。

その中で既成の制度を壊すという名目で小泉君がポピュリズムに乗って出てきたが、本論なくして各論を先行させ、視野狭窄に陥っている。流行ばかり追って、やっていることに脈略がない。彼の周りはイエスマンばかり。

小沢一郎君が9月の代表戦で出る可能性も50%ある。小泉君は私とも視線を合わせようとしないし、彼には情愛がない。小沢一郎君が「小泉さんには、理性、論理、合理といった"理"が欠けている」。まさに言い得て妙だが、政治家には"理"にもまして、"情愛"が大事だ。
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党首演説-言葉のマジック-

NHKで各党の党首の演説会の模様が放送されているが、民主党の青年的理想主義、公明党の大衆臭さ、共産党と社民党の机上の空論という印象が否めない一方、自民党小泉氏の言葉がやはり際立っている。話が極めて具体的であり、彼の熱意がヒシヒシと伝わってくる。彼は自分の言葉で語る首相であり、言葉のマジックに長けているようだ。「多国籍、入籍しても、日本籍」とは絶妙の詭弁。

しかしどの党首の話にも明確なビジョンがない。ニッポンをこれからどうするのか。ニッポンは何によって生きるのか。去勢された国家ニッポン。小泉氏あたりはすでにアメリカとの同盟関係(実質、アメリカのポチ化)のみがニッポンの生きる道と割り切っているようである。

さて来る参院選、私は民主党にがんばって欲しいのだか、問題は本当に政権担当をなし得るかどうか・・・。再度繰り返すが、アメリカの傘下にある政権は長く、アメリカの不評を買った政権は短命なのである。生かさず殺さず、ひたすらアメリカに貢ぐ政権―これが勝利する党である。日本国民向きの党ではなく、アメリカのための党。精神性を忘れ、パンだけで生きるニッポンを作る党。

・・・などと考えていると、私はどこか田舎に引っ込んで庵でも結びたくなるのだ。

イラク統治の鍵

ブッシュは単純細胞の頭脳しか持ち合わせていないと見える。武力でイラク人のプライドと自主的な統治を回復し得ると考えているのだろう。愚かなものである。相変わらずテロは横行し、アルカイダからヨーロッパでのテロ予告がなされた。

真の統治は武力では決してなし得ない。鍵は徳である。日本の自衛隊が比較的評判が良いのも、徳で勝負しているからであろう。

ブッシュの頭にはやはりイスラエルがあるようだ。結局すべてはイスラエルの利益を考えてのこと。かくしてブッシュは神の統治権を侵し、世界はかえって不安になった。アメリカのイスラエル化。精神病理的にはパラノイド(やられる前にヤル)の共有。

元凶はイスラエルというメシアを拒否した頑なな国に行き着くのである。ある有名な先生が「これは風吹けば桶屋が儲かる」の論理であるとのたまっていたが、実に困ったものである。イスラエルの利益を考えて神の統治権を侵し、世界混乱をもたらし、これも終わりの時代だから、聖書予言の通りだ、と高みの論評は私はしたくない。

泣く者と共に泣き、笑う者と共に笑う―イエスのスタンスはこれである。

やつれたフセインと強気のブッシュ

フセインは懸命に応戦していましたが、やつれは隠せませんね。しかし弁護士もつけられずに調査を行うとは、この場面はアメリカのプロパガンダ目的であることは明らかでしょう。訴追理由にイラク戦の大義であった「大量破壊兵器所持」は入っていません。これからアメリカはどのように誘導していくのでしょう(私はフセインを擁護していませんよ。彼の犯罪は明白です)。

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掲示板にリンクしておいた写真はご覧いただけたでしょうか?百人以上の人を載せた航空機が"突っ込んだ"んですよ。思い出してください。あの尾巣鷹山のJAL機激突の惨状を。対してペンタゴンのきれいなこと。無残にバラバラになった航空機の残骸や遺体一体どこに?

あのですね。911は明らかにおかしいです。世界は壮大にして巧妙なフェイクにはまっているのです。(これでいよいよDr.ルークも陰謀論者の仲間入りかな・・・^^)

華氏911

マイケル・ムーアのこの映画は面白そうですね。ブッシュ家とビン・ラディンの関係も描かれているそうです(これはすでに一部では指摘されていましたが。)日本では8月公開だそうですが、ぜひ見ておきたい一作です。

フセイン裁判とアメリカの影

彼はアメリカの手から法的にはイラクに渡された。これから裁判が始まるらしいが、果たしてどのような形になるのだろうか。また東京裁判と同じもの?私はべつに皇国史観に立つ者ではないが、東京裁判は国際法的にも問題がある。

フセインもそもそも一時はアメリカがイランをけん制するためにバックアップしていたのだ。もっと言えばフセインを育てたのはアメリカである。フセインは「これは茶番だ。犯罪者はブッシュの方だ」と叫んだそうだが、確かに一理ある。力による制圧。

かつて「文明の衝突」を予言したハンチントン教授が、アメリカのアイデンティティは分断化されることを指摘しているが、今後まさにその通りになろう。軍事力だけ肥大化した、精神的にカタワな国。これがアメリカである。よって人工的大義名分を立てて愛国心的アプローチをさらに進めるであろう。

かくしてニッポンは、アメリカのポチと化すか、自立の道を歩めるか。どうも政治家は自立したくない人ばかりのようである。これは民主党が政権をとっても同じであろう。実際アメリカとうまくいかない政権は短命であり、スリスリの政権は長い。真に日本の利益を考えていた田中角栄がアメリカに刺されたことはほぼ間違いがない。

アメリカがクリスチャン国家であり、自由と平等、正義と信仰の国であるというのはすでに幻想である。アメリカ発の"油注ぎの器"をありがたがるニッポンキリスト教のナイーブさには少々辟易しているが、いい加減目を覚ましましょう。

注:「ナイーブ」とは純情とか純粋の意味で理解されているが、原義は「幼稚な愚かさ」の意味である。

誰のために・・・?

NHKの「クローズアップ現代」によると、イラクの復興も何のことはない、現地の企業ではなく、アメリカ資本にみな任せるようだ。要するにアメリカはイラクのインフラを壊すだけ壊し、その復興も自分で行うというわけ。自作自演、ヤラセの世界そのものです。フセインは確かに悪であろうが、ではアメリカは正義???誰のための戦争だったのか・・・・。

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同じようにキリスト教界でも人を集めて説教して何百人、何千人動員したとヤッテいるが、これも誰のため?ニッポンのリバイバルのために総動員伝道だ、一億火の玉伝道だと・・・どうも胡散臭さを覚えるのだが、正直なところ。誰のために?

ちなみに私がニッポンキリスト教と関わるようになって感じた「七+1不思議」はこちら。これは揶揄しているのではなく、本当に不思議なんです:

http://www.kingdomfellowship.com/Ministry/q&a/7wonders.html

陰でコソコソ・ブーム

どうも小泉氏もブッシュ氏もパフォーマンスだけは派手でも、いざ何かをする段になると、陰でコソコソですね。年金法案を通すときも、1.29を隠してコソコソ。しかも審議を暴力的にストップして。その上多国籍軍への自衛隊参加もコソコソ。一方ブッシュもイラク主権委譲も抜き打ち的に数名でコソコソ・シャンシャンと。何とか言う行政官は逃げるようにイラクを離れました。

教会でもよくあります。コソコソと何かの噂を流し、陰で何かをする人たちが・・・。こうして何時の間にか自分の仲間を作る闇の働き人がいます。これらの人々は決して公明正大には物事をなしません。コソコソ。ヒソヒソ。こうして暗闇の業に与るのです。巻きこまれる人々も多かれ少なかれ心が定まっていません。特に昨今はネットがこれらの人々の有力な武器になっています。

この世にせよ、教会にせよ、心を偽るならば必ず心を病みます。何が正しく、誰が神につく者であるかは、その明るさと健やかで判定できます。

 「わたしは公に語り、公に事をなした」―Jesus

やはり7日に1日は休むべきだ

今日は大学が創立記念日で休み。これで何とか6月を乗り切れそうで、ようやく先が見えてきた。やはり月月火水木金金はシンドイ。

で、午前中はプールで泳ぎ、家内と軽く昼を食べながらドライブし、午後はバルコニーで裸になって日焼けをした。昔はよくゴロゴロできたが、今日はきわめて貴重な時間だった。

太陽に当たることはビタミンDを産生する上でも大切だが、体がほぐれて癒される。体がほぐれると心もほぐれる。体の芯が軽くされ、リフレッシュされた。

空をボーっと眺めること、これにまさる贅沢な時間の過ごし方はない。同時に温泉のガイドブックをめくりながら、どこに行こうかと考えるのも楽しみ・・・。

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テープコピーを60本終えて、あす発送。お待ちいただいている方にはあと少しですので、よろしく。

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フセインの引渡しが30日らしい。と言っても身柄は米軍が確保したままだそうだが、大丈夫か・・・?

当面の関心は・・・

アメリカがイラクに主権委譲を前倒しで行いました。まあ、妨害を避けることと、もう逃げ出したいという部分もあるでしょうね。ブッシュもどこに落とし所を置くか、結局何の見通しもなく始めた戦争ですから。

ただ米軍が駐留する限り、テロは続くでしょうし、真の意味でイラクが主権国家となり得るか、これは大いに疑問です。なぜなら彼らはニッポンのように去勢されていないからです。再度私の予想を掲げておきます:

http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing53.html

ちなみにクラーク氏の暴露本に続いて、CIA幹部の暴露本も出るそうです。これも楽しみですね。ブッシュには重い神の御手が置かれることを祈っております。

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参院選がいよいよですが、はてさて、岡田民主党がどこまで伸びるか。私としては応援したいのですが、どうも民主党はオッボチャマの集団という印象が拭えません。小泉氏を追及した人たちはみな自滅していきましたから、岡田さん、ぜひガムバッテください。本音は、もっと精神性のある人が出て欲しいのです。小沢さんにはいつか首相をと願っています。

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あすはボーナスが出る・・・。やれやれ、これでしばし一息つけるゾ♪

クリスチャンの本質

どうもニッポンキリスト教と触れていると、クリスチャンって一体何よ、と疑問を覚える場面が多い。いろいろな運動や神学があって、互いに張り合ったり、相手が間違っていると異端のラベルを張り合って・・・と。

一方にはエキュメニカルという運動があって、互いの教理を認め合ってひとつになりましょう・・・と。しかし私たちはマリアを礼拝すること(彼らは崇敬と言うのだそうだが)は認められないし、仏教でもヒンズー教でも何でもかんでも救われるとは言えない。救いを与える名はただイエスだけである。クリスチャンのアイデンティティを決めるミニマムというものがある。

一方で分裂に次ぐ分裂、他方で人工的な<ひとつ>を作る運動。クリスチャンの本質はどこにあるのか。それはキリスト教徒になることではなく、キリストのいのちを吹き込まれること。内にキリストを宿した存在がクリスチャンである。教会とはそのような器が団体としてキリストを証しする生ける有機体である。人間が歴史上組織してきた教団や教派とは関係がない。いのちの有機体、これがエクレシアである。互いにいのちを共有し、内なるキリストを交換する場である。

今日のメッセージでは、石の板に書かれた旧約律法は廃棄され、私たちの心に書かれた新約の律法―内なるキリスト―について交わった。同時にレビ系の祭司制度から、メルキゼデク系の祭司制(=キリスト)に変わった。まことのいのちの木なるキリストを私たちのうちに生かすことが神のご計画である。内なる律法とはキリストである。キリストが自らその律法を生きてくださる。このいのちを実体化する方が御霊であり、御霊は私たちのうちにキリストを生かしてくださる。アブラハムへの約束はすでにキリストにフォーカスを置いていた。私たちの責任はただ信仰。信仰を生むのは愛。かくして愛を通して働く信仰だけが尊い。

クリスチャンがただキリストだけにフォーカスすれば話はもっと単純になるはずであり、これがリバイバルであろう。リバイバルとは死んでいたいのちの現れである。クリスチャンの間で神学者の名前はよく聞いても、イエスの御名をあまり聴くことができないのは不思議である。もっとイエスの甘さや魅力について交わることができないものか。この一人のお方との関係に生きること。内なるいのちの御霊の法則に乗って、内なるいのちを享受する人たち。これがクリスチャンである。

「もっとも本質的なこと」
http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing33.html

ヨン様のドラマ

これは日本の85年位の「金曜日の妻たちへ」と同じ路線ですね。実は私も「金妻」のパート2だったか、古谷一行、坂東英二、石田あゆみ、小川知子らの主演したヴァージョンはけっこう良く見ていました。あのパティオにみんなで集まって食事会をする場面が好きで、ああいった家に住むことを夢に見ていましたね。おりしもバブル発生の直前でした。(今KFCに何とあの「金妻通り」にお住まいのセレブ婦人がおられますが・・・)

私たちはあの当時は代々木に住んでおりまして、暇があると生まれたばかりの長女をベビーカーに乗せ、参宮橋から代々木公園まで散歩し、代々木公園でしばし遊んだ後、原宿の表参道をブラブラして、ハーゲンダッツのアイスを食べてタクシーで帰るのが日課でした(あの頃は実に時間がありました)。私はまだ大学院の学生でしたから、年収は170万円。しかしリッチな時代でした。

その後主は、金もない私たちに県立公園脇にある、30平米のルーフバルコニーのついた、富士山とランドマークタワー、新横浜プリンスぺぺの見える眺望抜群のマンションを下さいました。日本がひとつのコーナーを曲がる直前の良き時代でしたね。

ヨン様のドラマはそんな時代を髣髴させてくれます。(ちょっとかったるいし、やけにタートルネックやマフラーをしているのが気になりますが)

夫婦と家庭の回復

ニッポンキリスト教のいろいろな話を聞き、分かったことがある。それは教会の奉仕や伝道で熱心な方がしばしば夫婦関係が悪かったり、家庭が崩壊寸前であったりすること。家庭などは顧みず、ひたすら教会のことに入れ込むことが霊的になることらしい。この種の話を伺うたびに、あ〜あ、とため息である。

神は救いを家庭単位で下さっているし、夫婦は共に主の恵みを受け継ぐ存在である(1ペテロ3:7)。霊的になるとは人になることである。当たり前であることはきわめて尊いことである。

そもそも夫婦がバラバラでどうして人に主の恵みを証しすることができようか。夫婦がシックリと共に相手を慈しみ、相手の存在自体を楽しむこと。これは実は神と私たちの関係の絵でもある。何かをすることによって相手に受け入れられるのではなく、ただ自分の存在自体を相手に与え、相手も存在自体をこちらに委ねてくれる。この相互の関わりが夫婦関係の本質である。

神との関係も同じ。聖霊派ではやたらと賜物を求めたがるが、神はすでにご自身を私たちに与えて下さっている。御子に勝る賜物はない。キリストはただ私たちがご自身の存在を楽しむことを求められる。また主も私たちの存在自体を慈しみ楽しんで下さる。これは雅歌に証しされている夫婦の関係である。

最近芸能界でもCMで理想の家庭を演じていたカップルがあっけなく離婚したりするが、私たち夫婦はいわゆる倦怠期とか、相手がいると息がつまるといったことは想像ができない。今年の8月で何と21年目を迎えるが、気持ちは今も新婚時代となんら変わらない。わがカミサンは「私の骨の骨、肉の肉」。共に白髪の生えるまで・・・と(ちょっと本数が気になっていますが^^)。

私のところに来られた方々のひとつの特徴は、夫婦関係がしっくり麗しくなること。家庭が回復し、家庭の中で正しい権威の関係が確立し、主が崇められること。これは大いなる主の御業であり、主の証である。私たちも子供を独立させたら、日本中の温泉を二人で回りたいと、今から楽しみにしている。