* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
前から気になっているサイトがある。在日ドイツ人のサイトですが、内容はあらゆる権威を拒否するアナーキズムと反聖書的発言に満ちています。歴史的キリスト教がいかに狂信に走って、大量殺人をし、人々を蹂躙してきたか、聖書の神はいかに残忍非道であり、人を人と思わぬ残虐な神であるか、彼は切実なまでに書き連ねている。この人の写真の目を見ると、なんとも言えない孤独感を漂わせている。
私はこのような叫びに触れると、反キリストの霊につかれているとか批難する前に、うめきを覚えてしまう。この方は目に見えるキリスト教によっていかに深い傷を受けてこられたか、と・・・。「お茶ら化し」に対してはむしろ気が楽である。責任は彼らにあり、彼らが自身が自分の言葉の実を刈るだけ。ところがこのサイトにはある種の真実の叫びがあるのだ。もちろん彼の神観には同意できないが、そのような神観をいだかされてしまった彼の人生を思うとき、かなり深刻な気分になる。なぜなら私もキリスト教は大嫌いであるから。
が、幸いなことは、主イエスは、そして父なる神は、また聖霊は、私にとっては大いなる慰めであり、希望であり、そして愛なる方なのだ。もちろん神は義であるから厳しさもあるが。願わくは、このドイツ人の方も、このようなイエスを知り、このような慈愛と憐れみに満ちた父を知って欲しいと願うだけである。(多分、このような境遇にある人々は相当に多いのだと思う。)
アーメン。
「アンチクライスト・スーパースター」のマリリン・マンソンも「憎んでいるのはイエス・キリスト自身ではなく、人々が信じている『神』だ」と言ったそうです。彼にとってキリスト教こそ「この世の権威」なのでしょう。
真実な神御自身が、一番うめき苦しんでおられると思います。私もうめきを覚えつつ、
主よ、私たち(キリスト教会)を赦し、憐れみたまえ…
まさに、どう祈ったらよいかわからないですが、
真実な主のとりなしにすがり、うめきを共にしたいです。
何だか考えさせられますね。キリストご自身と、キリスト教界(教会ではありません)。微妙にズレているようです。しかし世の人が見るのは、混乱に満ちてる「教界」です。どこに真実があるのか分からなくなっている、ルークさんの言われる閉鎖世界です。その混ざり物や飾り物を排して、ただキリストご自身だけを知ることができることはまったく奇跡なんですね。
Commented by Luke 2006年05月16日(火)19:22この方の証は相当に歪曲されたものであり、彼の心が病んでいることが分かりますが、その心の叫びには応えてあげる必要があるでしょう。それはその方の吐き出すものを受けて自分が傷を受けることです。キリストはすでにそれをなして下さっているのですが、
今やわたしは、あなたがたのために苦しむことを喜びとし、キリストの体である教会のために、キリストの苦しみの欠けたところを身をもって満たす
必要があるわけです。今のクリスチャンは自分のことでイッパイ・イッパイで、これが私たちにもっとも欠けていることでしょうね。
お久しぶりです。 こういう人は私の周りにはたくさんいますよ。
皆、乳児洗礼を受けカトリックとして育てられたにも関わらず、『信仰』を捨てた人達です。 アイルランドの30〜40代にはこういう人々がたくさんいます。実は私の主人もつい最近、自分がキリスト教徒でない事に気がついたばかり。 歯痒い事ですが、彼の知るイエスと私の主イエスとは全然違うという事をなかなか上手く伝える事ができません。 彼の中では宗教とイエスご自身を分けて考えられないのです。