* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
★このコーナーもみなさんに結構ご覧いただけているようで、KFCサイトのアクセス数も180ヒット/日位になってきている。感謝なことである。私の日記だけではあまり面白みもないので、いくらかでも役に立つ記事をと考えているが、今日は大脳生理のお話をちょっと。
★かつて当時東京医科歯科大学の角田先生が聴覚刺激反応を見ることによって、右脳と左脳の働きを分離することに成功した。つまり被験者がどちらの脳を用いているかが分かるのである。文化なども実はこの脳の使い方で決まるらしい。例えば−
★日本人は秋の夜、虫の音を聞いて、秋を感じ、風流を覚える。ところが西欧人は虫の音は単なるノイズであって、何らの情緒も生まない。実はこのとき、日本人は右脳で聞いており、ガイジンは左で聴いている。右は感性やイメージを生み、左は言語による理屈の世界である。かくしてガイジンには虫の音は意味のないノイズと化す。
★また月齢と関連して、右脳と左脳が切り替わることもあるらしい。案外狼男などもこのあたりに根拠があるかもしれない。
★クラシック音楽も音符の読める人は左脳で聴き、私のような音痴は右脳で聞いている。よって前者の人にはクラシックは必ずしも安らぎにならないらしい。この点、何の音楽の資質もない私はクラシックを楽しめるので幸いである(ヴァイオリン曲が好きなのです)。
★そして、どの分野にせよ、天才はしばしば右脳が発達している。数学や物理なども計算ではなく、イメージで解いてしまう。「数学は情緒である」といわれる所以である。
★昨今のアメリカの所業は表向き理屈を通してはいるが、現実はボロボロ。また米国原理主義者の発言も理知的ではあり、また"聖書的"かも知れないが、血肉の温かみがなく、人の心の琴線に触れない。今後彼らは理屈の通った論理を振り回しつつ、何でもありの世界に走ることも十分にあり得る。典型的左脳型行動パタン。
★私は政治論争や聖書解釈論争に口角泡を飛ばしているクリスチャンたちの脳波をぜひ測定してみたいと思っている。また角田先生の方法によって、彼らがどちらの脳を使っているか調べてみたいものだ。表向きの主義主張などがいかに表層のものに過ぎないかは、脳の機能を見てやれば一発で証明されてしまう。
・・・文化や思想などは大脳生理の表現に過ぎないからである。