No.232の記事

ルワンダのプロジェクトX

今日は雨で、トランクルームから運び出すことができませんでした。あと1日−ほぼムリだなあ〜(溜息)

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NHKの『プロジェクトX』は毎回感動を覚えるが、今日のは厳しかった。ひとりのOLがルワンダの男と出会い、人生をかける対象を見つける・・・と、これだけならばよくある話であるが、ルワンダの内戦がその背景にある。

ツチ族とフツ続の二つの部族が仲良く共存していたルワンダをベルギーが歪んだ統治を行なったことにより、内戦と憎悪の嵐がルワンダを包んだ。かくして足のない者、手のない者がちまたに溢れる。

この女性はこのルワンダ人の心を共に担うことに人生をかけた。私たちはしばしば"正しい"教えによって人々を救おうとするが、それは実はヨブの3人の友人の"名アドヴァイス"と化す。彼らはヨブをさらに頑なにし、追い詰めただけである。主は言われた:「泣く者と共に泣き、笑う者と共に笑え」と。実はこの共有すること、これが一番難しいのである。イエスは私たちのもろい人間性を負ってくださっている。

ルワンダの内戦はイスラエルとパレスティナの争いと重なる。文明国の利害関係に巻き込まれて、現在の中東情勢があるが、親イスラエルの原理主義クリスチャンが「イスラエルを呪う者は、神に敵対し、悪魔につく者である」と、自らの"正しい"教えを叫べば叫べぶほど、現地は過酷な惨状と化す。善悪の木の実を食べてこの平面に落ちた人類の宿命である。

今後イラクも、イスラエルも、ほとんどルワンダと同じ運命をたどるであろうし、多くの人々の血と涙が飛び散ることであろう。神のうめきをどれだけ分かち合えるか、これがクリスチャンの熟成の度合いのバロメーターである。