No.2543の記事

ニッポンキリスト教界の風の向き

クリスチャン・トゥデイ紙にはなぜかウイットネス・リーの著作と彼の『回復訳』の転載があったようですが、この会社、実に不思議です。まさか関係ないとは思いますが、私が同社に財務諸表の提出を求めると記したその後で、銀座の教文館ビルにあったはずの同社の住所が削除されました。会社案内にも住所がない!?普通では考えられませんね。この時期に銀座のビルに入るのですから、資金の流れを知りたくなるのは普通の感覚でしょう?私の友人で公認会計士もおりますので、同社から財務諸表が提出されたら監査を依頼してもよいのですね^^

で、その記事です。ニッポンキリスト教が弱体化し、教会の閉鎖も相次ぐ中、危機感を煽ってこう書いております:

こうした日本の教会の弱体化は、これまでも多くの集会で指摘されてきた。06年11月に大阪で開催された近畿宣教教会会議で同会議委員長の鈴木義明牧師は、「教会同士が対立している段階ではない。今は、一致のとき」であると、教団教派を越えた教会協力の早急な促進を指導者たちに強く訴えた。

大会期間中の決心者が2000人に上った06年11月の沖縄フランクリングラハム国際大会では、大会開催に向けて県内の約150の教会が協力した。教団教派を越えた教会の連帯が、確実な実りを結んでいる。

各地で集会を開きクリスチャン人口1%打破のための具体的宣教戦略を提唱している三谷康人師(日本伝道者協力会役員)は昨年6月に都内であったシンポジウムで、教団や教派の壁による日本のキリスト教界の分散弱体化を指摘した。聖書でも説かれ、ビジネスにおいてもごく基本的な戦略として知られる「弱ければ結集する」という基本方針を諸教会が明確に打ち立てることで宣教が活性化されると提言した。

「会議」だの、「議長」だの、「戦略」だの・・・。何だかかつての学生運動のノリですが、さあ、皆さん、このような論調をどうお感じになります?これは別にCTの責任ではないのですが、「弱ければ結集する」と言う発想。前に私は、今後キリスト教界は互いを叩き合ってうんざりし、逆に統一と合同への流れとなる。これはパワー志向でありメガチャーチへの動きである、とする趣旨の事を何度も指摘していますが、このような流れは果たして聖霊、すなわちイエスを証しする霊でしょうか?この「結集する」と言う発想はどのような霊によるのでしょうか。

私はあえて言いましょう。現在のニッポンキリスト教の惨めさは主の配剤であると。主は主権をもってその状態を許されているのです。それに対して超教派で結集して、1%の壁を打破すると言った発想は人間を主権者とすることでありましょう。前にリバイバル新聞にも日本民族総福音化云々と言った記事がありましたが、私はこういった論調に触れるとビビるのです。怯えを覚えるのです。怖いのです。

何度も言っていることを、またあえて言いましょう。一度この業界は死に体になる必要があるのです。惨めさの極みを通る必要があります。それは神のあわれみです。一切の希望と方法が絶たれる時、完全に自分に絶望する時、神はご自身の働きを開始されるでしょう。人が神を助ける必要も、神を煽る必要もありません。私たちはただ神の主権に服し、神を拝するのみです。

昨日のメッセージでも語りましたが、私たちは今年はますます「主にあって、だら〜」としたいと思っています。主にある安息日を楽しみたいのです。安息日の主をもっと知りたいのです。その時、何かが注ぎ出されるでしょう。ネジリ鉢巻や力のデモンストレーションなどとは無縁の世界にいたいのですね^^。次の願いをわが願いとしつつ:

主の家の大庭にいる一日は千日にまさる。私はただひとつのことを願った。生きる日の限り主の麗しさをたずね極めることを。

そして主からこう言っていただければ幸いです。

わたしはあなたの行いを知っている。見よ、わたしはあなたの前に門を開いておいた。だれもこれを閉めることはできない。あなたは力が弱かったが、わたしの言葉を守り、わたしの名を知らないと言わなかった。

Commented by kenji 2007年01月08日(月)18:02

CTの取材姿勢もおかしいです。掲示板からこの件はどうなったのか?という読者からの取材リクエストがあって初めて動いています。基本的に後追いなのです。ジャーナリストとしてのプロ意識に欠けます。

Commented by Rutsuki 2007年01月08日(月)18:47

方法論ではどうにもならないと思います。ニホンキリスト教界は、ルークさんのおしゃる本質的アイデンテイテイが覆われてしまっているのではないでしょうか。とにかく見えていないのです。おまけに自分たちはみじめだなどと微塵にも思っていないと思います。

Commented by Luke 2007年01月08日(月)19:52

まあ、CTは不思議な新聞社ですよ。というか、新聞社はカモフラージュのような・・・。

今NHKで団塊の世代の特集をやっていますが、彼らは学生運動などで古い権威などを壊したのですが、日本を経済大国にしましたが、何も建て上げることができなかった。三島の予言どおりです。ただ独り善がりの思い込みと馬力だけはあって、キリスト教界でもそれで伝道だ、リバイバルだと、彼らがかき回してしまったような気がしますね。後は屍累々と言った現状。

なのにまだその上、やれーっ、いけーっ、ですからね。気の小さい私などはビビるわけです。私はきわめてノンポリでして、東大安田講堂の攻防をテレビで観戦したように、なるべくそういった現場からは逃げていたいわけですね。まあ、彼らが疲れ果てて、ギヴアップする時を待ちましょう(苦笑)

Commented by kenji 2007年01月08日(月)20:09

アーサーS.デモス財団がニッポンに仕掛けてきました。これって、いったい何なのでしょう?

http://www.powerforliving.jp/index.html

Commented by Luke 2007年01月08日(月)21:04

BBSにも書きましたが、現在脱カルト協会でも情報収集中です。しかしよく分からない団体が竹の子のように・・・。m-floのバーバルは私も知っているのですが・・・。

情報→http://www.sourcewatch.org/index.php?title=Arthur_S._DeMoss_Foundation

Commented by kenji 2007年01月09日(火)21:56

投下資金はなんと20億円だそうです。費用対効果を考えてしまう、、。

http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_01/g2007010914.html

Commented by Luke 2007年01月10日(水)21:19

本日1冊申し込んでしまいました^^何が来るかお楽しみ。