* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
二講時分の試験を終えて、採点も終わり。後はあすひとつ。それから報告書作成が待っているが・・・。が、それが終われば、SUMMER VACATION!思いっきり、遊びますよ♪
で、本日の一冊は『狂気という隣人―精神科医の現場報告』(新潮社)。有名な松沢病院を初めとする病院勤務の臨床医の現場報告と言うか、ドキュメンタリー。精神医療がいかにハードであるか、実に臨場感のあるタッチで描かれている。はっきりいって知能ワークではない。力仕事、肉体労働、いや修羅場。そして常に危険と隣り合わせ。実際殺される医師もけっこういるのだ。
精神障害者との付き合いは、あちらのネガティヴなエネルギーをぶつけられつつ、こちらの(彼らに比べれば)健全なエネルギーを注入する作業とも言える。いや、これは精神病棟だけの話ではない、ニッポンキリスト教でも同じ事が起きている。"狂気という隣人"は、思いの外、かなりすぐ隣にいるのだ。いつの間に、その手の人に絡まれるリスクがあるのが現代・・・。