最近の日記

言葉のトリック

なんだか富田メモと言い、小泉氏の公約実行発言と言い、靖国神社の宗教法人格離脱と言い、訳の分からないことになってきた。理系バカの人間にとってはこういった「言葉遊び」はまったく苦手でして、オツムがまったくついていけない。

日本には「言霊信仰」というものがあり、言葉には霊があり、論理よりはその霊が人や国を動かしている。よって政治家をはじめ「言葉遊び」が大好きなわけ。小泉氏はカナリの使い手。(言霊からみた日本の病理を論じた井沢元彦氏の一連の著作は面白い。)

対して私たち理系の人間はなるべく単純なモデルを作る。そのモデルとは現実の数理模型なわけでして、現実を動かしている本質的な変数(パラメーター)を取り出して、その変数間の関係を方程式で記述する。これで予測なども可能となるわけ。ここには言霊などは決して入りようがない。

しかし政治や社会は違う。言霊をうまく利用すること。特攻隊で散った若者もまさにこれによって煽られ、お国のために命を投げ打った。論理は空疎化され、言霊が飛び交う。こうなるとニッポン人はやや相当にヤバイ病理傾向を示すようになるのだ。

宗教法人格を離脱した"靖国神社"を国家が管理する?神社側からすれば3条件に示されたその実質を保てておれば、宗教法人格などはどうでもいいわけで、むしろ国家の後ろ盾を得ることになるのだから、けっこうおいしい話であろう。しかし何とも言えない胡散臭さが漂っていないだろうか?

リターンドゥ

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昨晩遅く戻りました。イロイロとギッシリ詰まった1週間でありました。相当に走りまして、遊んでいて疲れたと言うのもなんですが、とりあえず白川郷の写真をアップしておきます。味わいがあり、何とも言えぬ郷愁をかきたてられました。今度は秋と冬にチャレンジしたいところです。

ちょっと道草を

アップロードファイル 72KB下呂温泉から白川郷へ向かう途中高山を通った時のこと。実にスゴイ金キラ金の建物が目に入った。一目神社風、しかし屋根の上の赤い玉がなんとも?「なんじゃあれは?」と、好奇心がくすぐられて寄ってみることにした。

で、これが崇教真光の総本山だった。よく駅頭などで「あなたの病気の癒しと幸福をお祈りします」と言いながら、手をかざす人たちだ。恐る恐る中に入ると制服を着た警備員(案内人)の同じような雰囲気の若者がやけにニコニコとしかも丁重に迎えてくれた。

ご記帳をして、大ホールに案内された。いやあ、これがすごい。毎月祭りがあって、全世界から1万人が集まり、主なる神を讃えるのだとか。すると奇跡が起こり、病気は癒され、不幸な家庭が回復される・・・。「うん?どこぞでも聞いているぞ?何とかヒン様もいたよな」と思いつつ、パンフをもらって読んでみて、またビックリ。
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Commented by リチャード 2006年08月15日(火)07:09

僕も高山へ行った時、このキラキラ&色んな宗教のマークに満ちた建物を眺めて「なんじゃあれは?」と思いましたが、、、Lukeさんは入られましたか。

パンフに書かれてある事ビックリですね。
霊と心と体の回復とか、すべてを神中心にとか、、、いのちは別として、そこいらのキリスト教会以上にいいお話が聞けそう。

Commented by 世話焼き婆 2006年08月16日(水)14:03

「真光」には二系統あるようですよ。初代岡田光玉師の死後、二代目を巡って分裂したようです。

高山本山が「崇教真光」、二代目は岡田恵珠師。
伊豆本山が「世界真光文明教団」、二代目は関口榮師。サイトは
http://www.mahikari.or.jp/index.html

元々は伊豆のMOA美術館などをやっている「世界救世教」です。まあ、いずれにしろ立派なモノです。

Commented by Luke 2006年08月16日(水)20:19

あ、これはご教授感謝です。ほんとですね。実は高山の巫女さんに「駅頭で手をかざす人たちですよね」と聞いたら、「違います」と不快な顔をしたのです。別系統なんですかね?

家を建てるということ

阿武隈の山の中に生息する人たちの特徴は既成の価値観を脱していること。たとえば、私たちの家に対する価値観は、入れ物としての立派な家を手に入れれば、その中で幸せな家族生活、そして人生を送ることができる、というもの。よって立派な家を手に入れるために金を得ることに邁進するのだが、しばしば金を得ることが自己目的化して、その間に家族の絆が切れている。ようやく家を手に入れたら、その時には家族がバラバラ。

阿武隈の人たちは違う。彼らは家を建てつつ生きることを楽しんでいる。家を自分で建てること自体が自分の生の一部なのだ。それは自分の身の丈にあった家。必要が生じれば、廃材を拾ってはあちこち直しつつ、家が徐々に姿を変えていく。だから彼らにとって完成はないし、完成の暁に入居して、それから生活を始めるという意識もない。
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Commented by ブヒ Eメール 2006年08月08日(火)10:00

ルークさん、おはようございます!!

>神は私たちのような役に立たない廃材を拾って下さり

本当にアーメン!!感謝です!! 
この一言で朝から涙があふれてきました!!
主の愛はなんと深いことでしょう!!
ただただ感謝しかありません。。。!!

Commented by 愛知県のさっちゃん 2006年08月09日(水)08:34

>会堂などは借りればよろしい。パウロ自身がローマの借家で福音を伝えているではないか

ルークさん、おはようございます!

まったく持って同感です。会堂改築費を多額に毎月献金から積み立て。無理な積み立ては、当然毎月の経費の赤字を生む。牧師館付きの豪勢な建物を夢見る牧師と信徒の姿。

>入れ物としての立派な家を手に入れれば、その中で幸せな家族生活、そして人生を送ることができる

・・ごとく、りっぱな?会堂を手にすることは牧師や信徒の誇り、しいては良き証になる???と思い込んでいる。

「この宮が廃墟となっているのにあなたがただけが板張りの家に住むべき時であろうか。・今、万軍の主はこう仰せられる。あなたがたの現状をよく考えよ。」
ハガイ1:4〜 ・・・と。


耳あるものは聞きなさい、といわれる主の御言葉を噛み締めています。

これは深い

事件が起きた頃から鈴香容疑者は一筋縄では行かないことを指摘したが、この人のビョウキは相当に深い。自供を一転否認に変わったようだ(→記事)。どうもサイコパスと言った方が良いかもしれない。DSM-VIでは「反社会性人格障害」とか「境界性人格障害」など、用語を無色化するので実感が伴わないが、私的には実感の伴う昔の用語を使いたいのだ。警察がどのように彼女を追い詰め、どのような展開になるか、これはかなり興味をかきたてられる。

またしばらく・・・

明日から1週間ほど、また遊びに行ってきます。アクセス環境があれば顔を見せますが、さてさて。

 * * *

今晩のNHKスペシャルでも硫黄島の決戦をやるそうだが、私も現在WWU前後の歴史を確認中。文字ではなぜかオツムがついていかないので(理系バカのひとつの症状)、イメージを持つためにDVDでやっている。その名も『昭和と戦争-語り継ぐ7000日』(全8巻)。

これを観ていても、私の関心は当時の日本人の精神病理に集中する。マッカーサーが「日本人は精神年齢1512歳だ」と評したそうだが、確かに。皇国史観ではアジアの盟主として、アジア諸国の独立を図り、八紘一宇を目指し、大東亜共栄圏を建てるべく挙国一致で邁進したわけですが、やはり幼い。かと言って東京裁判史観が正しいとも思わない。ひとつの事実に対して、それぞれの心の鏡の歪みを反映するのが「史観」だからだ。何がニッポン人を突き動かしたか、この病理をもっと知りたいと思っている。神学的には日本の分割統治を担当するストイケイアが悪鬼化したとなるのであろうが・・・。

 * * *

それにしても亀田の親っさんは実に面白い。こういったオヤジがまだこのニッポンにも生息していたんだ・・・。19歳の息子を必死にかばう姿はある意味で感動。だが、やや独りヨガリの世界にいるかな?ガッツ石松はその天然キャラ(ポーズか?)によらず、オトナの対応をしていた。

Commented by よしふみ 2006年08月07日(月)22:13

19歳の長男さんが心配です。
ふつうならここでPTSDになりたいところだけど。。(笑
そんな余裕を与えてくれないでしょう。。あの親父さんですから。。あ〜怖え〜〜親父。。
19歳の彼にとっては相当きついのではないだろうかと。。。

長男さんがどこまで、お父さんを信じきれるかにかかってますね。

お父さんが、崩れたら、、、、(怖

Commented by よしふみ 2006年08月07日(月)22:17

ありえないと思うけど。。。
もしかしたら。。。。
長男さん、ボクシングできなくなるかも。。。
ありえないか。。。
あの親父さんだから。。。(笑

Commented by Luke 2006年08月07日(月)23:17

>長男さんがどこまで、お父さんを信じきれるかにかかってますね。
>お父さんが、崩れたら、、、、(怖

同感です。父亀田が「負けたら終わりじゃ!」と言っていましたしね。私も実は大学の講義では「亀田は負けた時がコワイ」と言っております。ある意味で実験の「被検体」とも言えますが。

つづき・・・

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何気な光景・・・

阿武隈の光景

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キャンプの一こまの写真たちです。

気になる事

長野県の知事選はどうも村井氏らしい。田中県政では公共事業の入札制度を変えたり、財政や教育改革を断行したが、私の地元の友人たちの評判は良くない。建設業に携わる者も、教師もみな田中県政で苦労しているようだ。

前に日本の中のミニ日本が長野県だと書いたことがあるが、けっこう長野県の動向は日本へと反映する。この結果は来年の参院選にどう響くであろうか?私的には小泉さんがやったことの揺り返しが相当に来るものと思っている。やはりダム(公共事業の象徴)が必要なのだろう。金をみんなに回すためには。

Commented by Luke 2006年08月07日(月)07:36

結果が出ました。あれだけフィーヴァーした同氏ですが、田中県政は庶民を窒息させていたようですね。
http://www.asahi.com/politics/update/0807/001.html

談合撲滅云々と正義の旗を振りかざしても、「体感生活温度」が保てないとダメなようです。

Commented by Luke 2006年08月07日(月)17:10

県職員が安堵だそうです。これは相当に病んでいた?「改革」は良いのですが、人間性に反することをやろうとすると人の心は疲弊して、アパシーに陥ります。現在の小泉路線も同じ傾向が見えているわけです。
http://www.asahi.com/politics/update/0807/008.html

田中氏には期待したのですが、残念ですね。

Commented by Luke 2006年08月07日(月)23:25

これも気になるなあ。

・追加利上げで景気腰折れ懸念
http://www.asahi.com/business/update/0807/118.html?ref=rss

キャンプの収穫

昨日無事帰還しました。今回は霊的にはもちろんですが、実におもしろい人々との出会いがたくさんあって、刺激的でもありました。追々、まとめていきます。阿武隈山地にはこういった人々が数多く"生息"しているのです^^

キャンプ3日目

アップロードファイル 59KB午前中はまたしっとりと交わりの時。キャンプのような場ではそれぞれの個性を知ることができて、また楽しい。私の本質もそうとうに披歴したかも・・・。

アップロードファイル 148KBその後喫茶店を経営するS氏とお会いするべく、殿上山にドライブ。作務衣の見るからにアーチスト風の彼も都内で働いておられたが、55歳でこちらへ。奥様のケーキやピザが評判となり、ついに店を開いてしまったとか。加えて陶器師として窯を二つも所有。時間があれば粘土をこねて焼いてくれるとか。いやあ、すごい迫力で田舎暮らしの魅力を力説してくれた。過去を伺うとかなりのツワモノ^^

アップロードファイル 95KB皆さん、それぞれに相当に個性の強い人、自己主張の強い人ばかりだが、しかし魅力があるのだ。要するに規格品ではない。このギョウカイであえいでいるクルシチャンにぜひ知ってもらいたい。ニッポンキリスト教界の中だけで生きてこられたある兄弟は「ショックだ、こんな世界があるなんて。自分の生き方を再確認しなくては・・・」と言っておられた。今回参加された兄弟姉妹もインパクトを受けられ、ご自分の生き方に大いなる刺激をもらったと思う。再度ここで言いたい、このビョウキのニッポンキリスト教からエクソダスしよう!

キャンプ2日目B

アップロードファイル 107KB一路山道をくねくねと走り、兄弟の山小屋に戻る。途中でここでもご紹介している芋久保さん(HN)のお宅を訪ねる。東京の大ホテル勤務を途中で止め、現在は木こりをして、800坪の土地にログハウスを造るべく準備されている。現在は『北の国』からを地で行く可愛い小屋に住まわれる。造りがやさしいご本人を表現して何とも・・・。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家のような佇まい。どぶろくの差し入れ感謝でした。アップロードファイル 104KB

かくして夜またしばしの賛美と交わりの時を持ち、盛りだくさんの2日目も終わり。

キャンプ2日目A

アップロードファイル 109KBS氏と共にグリーンツーリズムを企画しているY氏−通称つしまの徳さん−も加わる。大阪弁の実にいい味を持つ人。彼も大阪・横浜でビジネスマンとして活躍し、定年を待たずに移住。ログハウスを3つ所有し、ロッジ経営もしている。彼らの夢企画をたっぷりと伺う。いやあ、こうやって夢を追いかける老後は素晴らしい。S氏のお宅の農機具置き場に何とも言えない郷愁を覚える。

アップロードファイル 115KB驚いたことにあのV6TOKIOがイロイロなことにチャレンジするダッシュ村がすぐ近くにあると分かり、ミーハーな私はさっそく探索に(場所はヒ・ミ・ツ)。ところが門のところにえらくカメラなどのガードが固く、中には入れない。望遠で中をちょこっと撮らせてもらう。こういた番組が人気あるのも、今の価値観が一元化され、単調な歯車的人生に飽き足らない人が多いからだろう。かく言う私もけっこう観ている。

アップロードファイル 124KB続いて温泉に漬かって脱力した後、近くの山の中にある詩人草野新平の別荘を訪ねる。茅葺の立派な和風造り。周りには池もあり、かなりイイ雰囲気。こういったところで風呂に入り、山を散策し、詩を作ると・・・。う〜ん、夢だなあ。

キャンプ2日目@

アップロードファイル 239KB山の朝は実に気持ちがイイ。広葉樹を通して、朝の陽射しが透き通る。午前中、しばしの交わりの時をもち、11ごろからBBQの準備。昨晩も焼き肉だったが、山ではけっこう食欲が出るもの。

アップロードファイル 599KBたっぷりの食材で次々と料理ができる。中にはタイ風ホワイトカレーを作ってしまった姉妹も。いかにもアジアンテイスト。汗をかきながら肉を焼き、皆さん、よく平らげました^^これで1カ月は肉はイイと思えるほどに食べた。

アップロードファイル 122KB午後はまたIターンの人たちを訪問。まずはS氏。彼は某大企業で国際的に活躍されてたが、ボロボロになったそうだ。定年後ここに移住。しかも若い頃のブラジル移住の夢を実現するべく、完全に自給自足を目指し、8,000坪の土地に水田(古代米!)と畑、ヤギの飼育。採れたてのじゃがいもを下さった。自給して余った分はタダで人にあげるのが楽しみだそうだ。