2006年09月27日

また同様の事件が・・・

中2男子生徒が同級生の女子生徒を20箇所もナイフで切る事件。周囲の話では好意を抱いていたらしいが、どうも町田、山口、そして今回と同じ臭いのする事件が続く。ここでも精神病理とある種の霊的存在が相互作用しているのです。

最近の事件の霊的病理
少年たちの心の闇を探る
青少年の怒りと犯罪

風の向き

安倍新内閣が発足。風を読めなくて冷や飯を食わされたり、論功労賞をもらったりで、「仲良しクラブ」とか、「安倍チーム」とか揶揄されているようだが、安倍さんはけっこう深いものをもっている(と言ってもあまりイイ意味ではない)。戦犯であった岸信介を祖父に持ち、東京裁判についても忸怩たるものを感じているようだ。見かけに反して、靖国問題などに白黒を言わないなど、けっこう日本人的ネチっこさをそなえている。来年の参院選が本当の勝負時だろうが、すでに風の向きは変わった。

ちなみにわが長野県もあれだけはやし立てた田中知事を引きずり下ろし、前に書いたように、ついに脱・脱ダム宣言だそうだ。これが大衆と言うもの。主イエスを十字架につけたときもまったく同じ。私のうちにいつも響いてくる時代の霊の声がある。それは名画『ベン・ハー』でメッサラがジュダに言った台詞:「時代のパワーに従え、今はローマだ。あれ(主)ではない!」。ここへ来てその風圧が増していると感じている。しかもそれは世からよりもキリスト教界の中から吹いてくる。

Commented by Luke 2006年09月27日(水)22:16

英紙が安倍氏に対して、「過去ごまかさない方法を」とイイ指摘をしてくださっています。欧米はちゃんと感知しているようですね、安倍氏の病理を。

http://www.asahi.com/politics/update/0927/011.html?ref=rss

人間性疎外

神よ、人が何者なので、これほどに御心にかけてくださるのでしょうか。

神は私たちの成り立ちを知り、私たちがちりに過ぎないことを心にとめてくださる。

この大祭司はわたしたちと同じ血肉をもたれているので、わたしたちの弱さを思いやることができない方ではありません。

ホーリネス系の年配の牧師の方がわたしの元に来て言われました:「私は長年にわたり"きよめ"について説教してきましたが、実は"きよめ"が何なのか分からなかったし、私自身ずっと葛藤して苦しんできたのです・・・」と。この方は真実な方です。

実際、私たち精神病理の学徒からみて、ウェスレーあたりの教えをまじめに実行しようとすれば、強迫神経症になるか、自堕落になるかのどちらかでしょう。リッパにやれてしまう人はウソをついている人です。

人間性を忘れ、人間の成り立ち、精神の法則、そして限界を知らない神学はこのような自前の苦しみを作り出す(→聖書的啓示と現代精神科学)。クルシチャンを見ていると、要するに自作自演の空回りをしている。髪の毛を自分で引っ張って、空を飛ぼうとしているわけ。ご苦労様なこと。

そしてもっとも深刻なことは、そのことを指摘すると、「自分はこれほどに真剣に、熱心に、頑張っているんだ!とやかく言われる筋合いはない!」と言われる。では、勝ヘ人になられた―真に奥義であり、これを知り、味わったら歓喜することでしょう。