最近の日記

くまえりさまにみる自己の病理

わが故郷の諏訪を震撼させた放火魔「くまえり」こと平田恵里香容疑者に懲役10年の判決。その時の彼女の言にいわく、「これじゃあ、出るときは32歳。20台は人生をもっとも楽しむ時期なのに、刑務所で過ごすなんて、もう人生終わった・・・」。やれやれ、どこかズレていませんかねぇ。まあ、ホリエモンでも同じ印象を受けましたが、視点が自己にしか置かれていない。これが現代の自己愛性人格による「自己の病理」の典型。

ニッポンキリスト教も同じ。自分が大切にされること−これがすべて。あなたは神のVIPと。しかし主は言われる:

わたしについて来たい者は、自分を捨て、日々、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の魂(原語)を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために魂を失う者は、それを救うのである。

どなたかがBBSに書かれていたが、主イエスが今日ニッポンキリスト教(ばかりでなく、アメリカのメガチャーチなど)をごらんになったらどう言われるであろうか。多分こう言われるだろう、「キリスト教?それはいったい何なのか?」

Commented by まあまあ 2007年05月24日(木)14:12

ところで、国際評論家小野寺光一氏の「政治経済の真実」というブログがあります。
そこには、下記のような記述があります。

http://blog.mag2.com/m/log/0000154606/

>今月号の「創」という雑誌で、くまえり(長野で放火した女の子)の手記が載っていたが、
>そこには、「どうしてあんなことをしたのか自分でもよくわからない」
>「ところで、留置場には、私のお気に入りのパキシルがない。
>私は昔からパキシルをとっていたのに」という記述がある。

>パキシルは、今問題の 覚せい剤類似物質である。

>つまり
>「どうしてあんなことをしたのか自分でもよくわからない」

>「ところで、留置場には、私のお気に入りの覚せい剤類似物質(パキシル)がない。
>私は昔から覚せい剤類似物質(パキシル)をとっていたのに」

>と言っているようなもので、

>本人は、実はその覚せい剤類似物質をずっとお気に入りでとっていたことが、
>衝動的な放火の原因だと知らないのである。

ようするに、くまえりこと平田恵里香容疑者はパキシル中毒だったという主旨です。

神学の罠

前に<カルヴァンvsアルミニウス>の議論が無意味なものであることを指摘した(このBlogの過去ログまたは「ハードコア・セッション」参照)。また今回、ウェスレーの「全き聖化」なるものにある人間性疎外を指摘し、ウェスレーのパーソナリティとその神学が不可分であると述べた。よって神学は「学」足りえないと。これで怒り出す人もいるとは思うが、事実である。

神学は単なる個人的信仰あるいは経験の告白レベルに留めておくべきと思う。無限なる神を人間の言葉の中に固定化する試みなどは恐るべき高ぶりの罪であろう。無限なる神とある種の病理傾向を持つパーソナリティが相互作用して言語化されたものがいわゆる神学に過ぎない。ウェスレー神学はウェスレーの人格(多分、強迫性人格傾向)の反映であって、それ以上のものではない。再建主義にはまる人たちもある種の精神病理傾向を帯びているし、福音派だの聖霊派だの人たちもまた同じ。
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今日のセレブ

ドイツの若いご夫妻が来てくださいました。かろうじて「ヴィア、ハーヴェン、グテーン・ターゲ、ホイテ」と「アウフビーダー・ゼーエン」と挨拶しましたが、若い頃もっと語学をやっておくべきだったと・・・。

ニュルンベルグ出身だそうです。ニュルンベルグはナチスの決起した都市でもあり、ニュルンベルグ裁判のあった場所でもあります。ドイツ人にとってはある種の重い思いがあるのでしょう。

かつて西ドイツのヴァイツゼッカー大統領は「過去に目を閉ざす者は現在に対しても盲目となる」と言う名演説をしました。日本とドイツは同盟を結び、同じような運命を辿りましたが、彼らは真実を直視したわけです。しかし残念ながら日本人はどうも「臭いものには蓋」、いつまでも過去のことを言わず、「水に流せ」の文化です。水に流しても問題は決して解決しないのです。必要なのは真実を直視することにより主の血潮です。

ちなみに今日のサンプロで、アメリカはイランから和解協定を提示されたいたものの、それを水面下で流していたようです。その条件にはイスラエルを認めるともあったようですが、イラクにのめり込んで和解の機会を逸したようです。ライスもその存在を知らないと嘘の証言をしつつ、結局イランを攻めることになるのでしょうか?この国も大きな欺瞞が隠蔽されています。

Commented by 23 2007年04月09日(月)19:05

在日本ドイツ大使館の駐在武官になるべく日本語勉強中の士官が別れ際に
「チュース!」
…と笑いながら言っていた姿を思い出しました。
さようならの時はせめて省略して、
「ビーダーゼーエン!」
程度にした方が親しみがあって良いと思います。

ところで、私のデスクトップはアフガニスタンに派遣されたドイツ国防軍の兵士です。彼らはそれなりにドイツ国民から尊敬されているそうですが、何かと肩身の狭い思いをされている自衛官の方々との違いはどこにあるのだろう、とふと思いました。

Commented by Luke 2007年04月09日(月)20:46

そうですね、日本は真実を隠蔽することによる強迫反復に陥っているのですね。真実と真に向かいあって、それに応じた対応をするならば、軍隊を持つこと自体に旧社会党的な抵抗はないのです。私は憲法9条の改正により、自衛隊を正式な国防軍にすべきと考えています。今のままでは欺瞞ですし、おっしゃるとおり自衛隊員は誇りあるアイデンティティを確立し得ません。

ところでクリスチャン・トゥデイの高柳氏らはどうするのでしょうね?

Commented by 23 2007年04月09日(月)23:11

激しく同意w<自衛隊を正式な国防軍にすべき

先程「23」としてクリスチャントゥデイの掲示板に書き込みましたが、
削除されてしまい、アク禁にされてしまいましたw

高柳タソは相当困っておられるのではないかと想像します。
そろそろ追い詰められている頃ではないでしょうかw

Commented by kenji 2007年04月10日(火)10:38

CTの訴訟期限はとっくに切れています。石原燐太郎弁護士からの訴状はきてないのでしょうか。

Commented by Luke 2007年04月10日(火)12:35

そろそろ少佐がお得意の「総括サイト」が立ち上がるのではないでしょうか?期待しております^^

Commented by Rutuki 2007年04月12日(木)09:31

そのドイツ人夫妻が言うには、ネオ・ナチの勢力が強くなっていて、ユダヤ人街は警官が守らなければならない程だとのことでした。
分かれ際、23さまが言われていたように「ビーダーゼーエン」と挨拶してみたのですが、彼らからは「アウフビーダーゼーエン」と返ってきました。

これはすごい!

WOW!!!

emiさんがすごいサイトを発見しました。先に紹介したバーバー婦人の歌もありますし、ウォッチマン・ニーやジェシー・ペンルイスの著作が読めます。念のためウイットネス・リーとの関係を調べてみましたが、彼らはリーはカルトであると判断していますね。よっていわゆるローカルチャーチとは関係ないようですから、安心して読むことができます。これは久しぶりの大きな収穫です!どういった人たちなのか?

Spiritual Christian Life - Biblocality
入り口です。

このサイトの中の−

Hiding History About The Local Church Cult
いわゆるウイットネス・リーのローカルチャーチの隠された歴史(リーの右腕として彼らの誇る『回復訳』を訳したJohn Ingallusの89年当時の証言。今私がまとめている内容と重複しています。)

6 Major Sins of Leeism
リーズムの6つの主要な問題点を指摘しています。

Commented by よしふみ 2007年04月08日(日)07:34

ただし
英語 w

Commented by Luke 2007年04月08日(日)08:06

英語ですが、非常に貴重な著作や証言があります。私がもっとも気になった点はリーとの関係ですが、このサイトでも相当にリーについては論じられておりますね。

・Misreading Watchman Nee(→http://www3.telus.net/trbrooks/Misreading.htm)。

リーについては、ニーの同労者であったStephan Kaungの証言や『キリスト者の標準』の編者Angus Kinner、さらにT.Austin Sparksの立場についても触れています。

Stephen Kaung said "Witness Lee went too far," and others like T. Austin Sparks and Angus Kinnear obviously rejected Witness Lee's corrupted false locality and some of his doctrinal errors.

・リーとニーの相違点(→http://www3.telus.net/trbrooks/SomeDifferences.htm

リーは儲けのためにニーのパクリ(copycat)をしていると言っております。私がリーのパクリだと2ちゃんねるあたりでローカルチャーチの工作員が盛んに喧伝しているわけですが(もうちょっとオツムを使ったらと思うのですが、後ほど彼らの工作の手法をご紹介しましょう)、これは何ともです(笑)。

・Modalism of Witness Lee Bearing False Witness Against Watchman Nee(→http://www3.telus.net/trbrooks/modalismofwitnesslee.htm
にはリーがニーの名を用いて自分の様態論的教えを正当化している点が論じられています。

しかしこれはすごいサイトです。文献やネットリソースの蓄積が相当に豊富です。"The Spiritual Man"(私の提唱する霊精神身体医学の源泉です)や"The Normal Christian Life(キリスト者の標準)"もすべて読めるわけで!?(『標準』はぜひ英語で読んでください。和訳にはやや曖昧な部分があります。)

Commented by kenji 2007年04月08日(日)09:32

「キリスト者の標準」はもう絶版でしょう。
読みたいなあ。

Commented by ジョナサン 2007年04月08日(日)15:58

『キリスト者の標準』は、私は数ヶ月前にキリスト教書店で買いました。AmazonやYahooブックスにもありますね。

日本はやはり・・・(其の弐)

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最近車の中でよく聴くのが、ビヨンセの他に何故か石原裕次郎。私の"裕次郎"は『太陽にほえろ』のイメージだが、彼も男盛りで散った。夏目雅子も同じ。役者は散り際次第で、死んでも生きる、結晶化して。山口百恵も死んではないが、散り際が見事だった。南こうせつが、80まで生きるとしても、あと20回しか桜が見られないのだから一回一回しっかりと味わいたいと言っていた。やはり桜はイイ・・・。

 風さそふ 花よりもなほ 我はまた
        春の名残りを いかにとやせん

そう言えば、ニーも50で幽閉され、散った。神はご自分のトレジャー(尊い存在)をその輝きの頂点で召し、ベールに隠すのだ。

Commented by ICHIRO 2007年04月07日(土)22:29

富士山と桜を楽しめる環境をうらやましく思います。
それにしてもやっぱりルークさんは面白い。
やたらとクールな合理主義者かと思うと、
メッセでも涙にくれたりとか、感傷的になったり、、、
まさか右翼系ご出身ではないですよね(笑

Commented by Luke 2007年04月08日(日)08:17

私は政治思想などはまったくのノンポリでして・・・。富士と桜を愛でるだけです。

日本はやはり・・・(其の壱)

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富士山と桜ですね・・・

Dr.Lukeの一言映画評

アップロードファイル 25KB午前中はプールとサウナ。午後は近くの公園の桜吹雪の中をそぞろ歩き、その後、映画。ディカプリオの『ブラッド・ダイヤモンド』。紹介はこちらを。ダイヤが商品価値を保つために、マーケットがコントロールされ、アフリカが搾取されていることを描いた社会派作品。

前にも書いたがディカプリオは『タイタニック』のイメージから見事に脱皮した。ボディもできてきたし、男の体臭がするようになり味が出た。これからが楽しみである。俳優はしばしばハマリ役でかえって可能性を狭めてしまうことがある。『コンバット』のビッグ・モローや、『サタデイナイトフィーヴァー』のジョン・トラボルタなど。トラボルタは『ブロークンアロー』あたりで偏執狂的悪役を演じてうまく抜けたが、低迷の時期が長かった。

内容的には前に紹介した『ダーウィンの悪夢』と重なるテーマであるが、世の中は「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」。ダイヤモンドよ永遠に、ということで女性はダイヤに弱いようであるが、実はマーケットは希少価値を維持するために供給がコントロールされ、メディアなどではまさにMC(マインドコントロール)されている。アフリカは依然として搾取され続けている。

男性諸氏、給料の3か月分!○○ダイヤモンド。覚悟はできているでしょうか?ちなみにわがカミさんはあまり関心がないので、私的には助かっておりますが。

Dr.Lukeの一言映画評

アップロードファイル 22KBブラック・ブック』。ユダヤ人の迫害をテーマにした映画として、『シンドラーのリスト』、『戦場のピアニスト』と続く作品。美しいユダヤ人女性歌手が同胞を救うためにスパイとしてナチスの幹部に取り入るが、本当に愛し合ってしまい、そこから数々の悲劇が展開する。

私たちは悪のナチスに抵抗したいわゆるレジスタンスは正義、といった白黒のフレームで認識する傾向があるが、実はそのレジスタンスにも黒い部分があったと言うわけ。下でルター思想がナチスを生み出したとする説を紹介したが、非カトリックの私たちも、当時のカトリックは悪、ルターこそ正義と言った認識のフレームを植え付けられているのだ。真実に触れるには、一度すべての認識のフレームを壊す必要があるだろう。同じように、主イエスご自身を知るためには「神学」や「キリスト教」のフレームも。

オランダ・ドイツ・イギリス・ベルギーの共同制作だそうで、言語もドイツ語、英語、オランダ語と目まぐるしく変わる。最後に問われるのは、誰が味方で、誰が敵あるいは裏切り者であるのか。ラストにどんでん返しが待っている。米倉涼子主演、松本清張原作の『黒革の手帳』を連想してしまった。ちなみに最近では秘密の手帳を落として人生が終わるのではなく、メモリースティックを落としたりとか、Winnyによるファイル流出で終わるらしいが・・・。

大人の鑑賞に堪えるオトナの作品。お薦めです。

霊精神身体医学の提唱

前口上−ええと、本日、私儀の誕生日とのことで、各方面よりお祝いの言葉をいただきまして、恐縮至極であります。どこかで言いましたっけ?とにかく、主にありて感謝申し上げる次第です。(気持ち的にはやや複雑なのですが・・・。)

今、教会史をざっと眺めております。黙示録にも予言的教会歴史が描かれているのですが、時系列の中で起きている教会歴史ですね。まあ、Philip Schaffの著書などを繰るべきなのでしょうが、時間があまりありませんので、あくまでも「ざっと」です。一言で言えば、下で述べたキリストの固定化による互いの異端排除の歴史・・・。これに政治が絡むといわゆる西洋史が構成されるわけ。
... 続きを読む

Commented by 通行人 URL2007年04月05日(木)23:56

松沢牧師はルークさんが言ってたとおり、覚醒剤だったようです。
被疑者死亡で書類送検だそうです。松沢師もホーリネスでしたね。

Commented by Sky URL2007年04月05日(木)23:58

こんにちは。
今回の記事も、たいへん興味深く拝見し、また、教えられました。感謝します。
今後も、さらに「日々のココロ」を楽しみにしております。

Commented by kenji 2007年04月06日(金)00:26

>通行人さま
あらま、覚せい剤ですか。。。。。
よろしかったらニュースソース明かしてもらえませんか?

Commented by Sky URL2007年04月06日(金)01:09

(追伸です)
>この意味でいわゆるホーリネスの「全き聖化」なる教えなどがいかに人間を無視したものであるかは・・・それは人間性疎外であり、人をある種の狂気へともたらす。

この部分(と、前後)は特に、(以前と同じく)教えられます。「非常に」重要なご指摘であると思います。(しかし、多くの教職の先生方は、「実は、気付いていない」か、あるいは、「完全に、勘違いを犯している」ように思えてなりません。当然、犠牲者をも生むことになるわけでしょうが、それが、とても心配です。。。。)

Commented by kenji 2007年04月06日(金)08:34

タフミルの奇行、自殺の問題は薬害の懸念ありです。
精神薬パキシルによる自殺企図の副作用問題があまり知られていないようです。精神薬は麻薬だと言うのが小生の認識です。かといって飲まずにいると離脱作用の苦しさは気が狂うほどです。

Commented by Luke 2007年04月06日(金)08:39

>通行人さま
松沢牧師は予想通りですが、私はさらに覚醒剤汚染が関係者の間に広がっていないかと恐れています。

>Skyさま
そうですね、人間性を無視した「神学」、あるいはもっと広く「キリスト教」は、人を狂気へと導きます。これは歴史が証明しています。ニッポンキリスト教にビョウキの人があまりにも多いのもその証明でしょう。

ルターにせよ、カルヴァンにせよ、ラッシュドゥーニーにせよ、ウェスレーにせよ、彼らの問題点は人間性を知らないことです。まあ、もっとも大脳生理学も精神病理学も知らなかったでしょうから、無理もないことですが。

下でも指摘しましたが、ある真理を回復したのは功績ですが、しかし彼らは自らの教えを先鋭化してしまうのです。日本赤軍と同様にですね。これが神がかり的狂気を生みます。

その意味でクリスチャンを「牧師」や「儀式」や「組織」や「神学」、さらには「キリスト教」から解き放つことは、クリスチャン医師であるSkyさんや私たちの務めかも知れません。

(こちらからもリンクをかけさせていただきました。)

Commented by イザヤ・ベン・ハー 2007年04月07日(土)09:32

松沢牧師の件は残念ですね。彼らは薬物中毒者たちの援助をしていたようですが、ミイラ取りがミイラになる典型でしょう。関係者の間での汚染がないことを願いますが。

Commented by kenji 2007年04月07日(土)11:58

関係者の一番候補はAH師ですが、彼の近況どなたかご存知ですか?

Commented by みことば 2007年04月08日(日)12:03

彼らのことは放っておきなさい。彼らは盲人を手引きする盲人です。もし、盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むのです。

Commented by kenji 2007年04月08日(日)18:55

>みことばさま
少々きついなあと感じましたが。

Commented by Sky URL2007年04月08日(日)21:15

返信ありがとうございます。
また、リンクしていただきまして感謝します。リンクのご迷惑にならないように、内容にも心してゆきたいと思います。

Commented by Luke 2007年04月08日(日)22:39

ウェスレーについては次のような評価がありますね。
http://www.datarat.net/DR/FramesLexGloss.html

・Perfectionism
Religion focused upon human striving for moral righteousness rather than Christ's atonement and His perfect life.

Perfectionism was taught by John Wesley, and is also a doctrine of the Roman false church. It's the heresy that an individual can free themselves from all sinful behavior in this world.

Perfectionism is only a viable theory when coupled with another false doctrine: Conditional Perseverance.That way -when a perfected person is examined and found wanting- they can claim they were entirely sanctified but subsequently lost it !

おそらくウェスレーは強迫神経症的パーソナリティだったのでしょう。神学はその人の人格傾向の反映なのです。よって「学」にはなり得ません。(またまた、その筋の人に怒られるだろうなあ〜)

>Skyさま
いえいえ、こちらこそ勝手に書いておりますので、ご迷惑になったらお知らせ下さい。

亡国のイージス

アップロードファイル 16KB前に映画評として紹介した『亡国のイージス』。映画自体はハズレだったが、そのイージス艦を巡って中国人妻を介して、自衛隊員から多分中国へと高度機密情報が漏れたとのこと(→記事)。先に紹介した外務省のラスプーチンこと佐藤優氏も、外交官が外国に派遣された場合、最も注意すべきは「女」だそうだ。アダムがエバの言葉に乗って禁断の木の実を食べて以降、男は女の甘言に弱いのだ。

しかしこの記事によるとこの犯人の自衛隊員自身はこういった情報に接することはできない立場であり、長期にわたってその権限を持つような人物から流れた可能性を言っている。驚きますね。自衛隊の高官に高度機密情報を流す者がいる!?この国はそもそも内側から腐敗しているわけで、これは幕末を描いた手塚治虫の『陽だまりの樹』を読むとよく分かる。太平の江戸を揺るがした三隻の黒船で目が覚まされた日本は、再び眠りについているのか知らん?次の「黒船」とは果たしてどこの国でしょうか?北朝鮮、それとも中国?北朝鮮からはミサイルが、中国からは黄砂が飛んでくるわけですが・・・。

ちなみに東京都知事候補のドクター・中松氏が、北朝鮮から飛んでくるミサイルをUターンさせる発明をすると演説していたが、この人は実に面白い。日本ではややゲテモノ扱いされているが、欧米ではきわめて評価が高いのだ。均質国家ニッポン。中松氏はこの均質性から外れている。逆に大衆はこの均質性の中に安穏と眠っているわけだが、その中のさらなる均質性社会がニッポンキリスト教である。はみ出すのが怖い。よって牧師も信徒もみんな仲良く金太郎飴。ただしニッポンキリスト教には漏洩したら困る機密情報は何もないのだが・・・。

そろそろ・・・

新学期が始まった。本日は新しい研究室の荷物を確認し、少しづつ整理を開始。ダンボールの山を見ているとやや気が重いが・・・。とりあえずネット環境を整えた。午後は新年度教員会議。延々と4時間・・・眠い。長女が就職先で研修を受けているのだが、やはり一日8時間、延々とおじさんたちのお話を聞かされるらしい。同じく眠気を抑えるのが大変とか。

 * * *

「地方教会」(aka.ローカルチャーチ・主の回復・召会・○○に在る教会)に関する情報提供サイトが工事中のままになっているが、古い情報に加え、新しい情報も紹介すべく、そろそろ本格的に立ち上げようと考えている。その中には責任長老による個人書簡をも公開しよう。その内容はかなり不気味なものであるが、ありのままに神と皆さんの前に置こうと思う。日本語での情報サイトは皆無であり、どうも私の役割であるようだ。あまり得な役回りではないのだが・・・。

 * * *

しかし早い。すでに2007年も1/4が終わってしまった(汗)

ルターとヒトラー

前に外務省のラスプーチンこと佐藤優氏の『獄中記』を紹介した。その中で驚いた記述に出くわした。ヒトラーがニーチェの超人思想とワーグナー(反ユダヤ主義者)の音楽に相当に深く心酔していたことは知っていたが、何と彼は次のように述べている:

獄中生活を経てはっきり実感したが、僕の政治倫理は徹頭徹尾キリスト教的で、しかもプロテスタント的である。類型としてはカルバンに近い。しかし、僕自身はカルバンは決して好きではない。知らず知らずのうちに恐怖政治を行うのがカルバン・タイプだ。また、カルビニズムはイスラームではワッハーブ派に近い。神法が重要で、実定法に対する遵法精神はほとんどない。・・・僕自身の課題はカルビニズムから脱却することだ。

・・・キリスト教の外側から見るとルター派と改革派(カルバン派・ツビングリ派)は同じようなものだが、改革派から見るとルター派はむしろカトリックに近いくらいである。ルターの世界観も僕の規範からすると半分カトリシズムだ。ルターには狂気に近いものがある。ヒトラーが最も尊敬していた偉人はルターで、ナチズムはルター派の伝統なくして生まれてこなかった。獄中では近現代のドイツ哲学・思想を集中的に勉強したが、ドイツ的なものの見方・考え方の中に、現代の病理現象が圧縮されているように僕には思える。同著pp.360-361

カルバン派についてはそれを病理的に先鋭化した再建主義者を見ているとまったく同意であるが、ルターの評価には驚いた次第。彼には狂気に近いものがあり、その思想はナチズムに基礎を与えていた!確かにルターも批判者を十万のオーダーで殺しているわけで・・・。

いやはや私は思想なるものには怖さを覚えると前に書いたが、そのひとつの証左が与えられたかも知れない。キリスト教と言うキリストの影の固定化にして抜け殻を先鋭化するとき、神の名によって人を殺すことが自由にできてしまう!?狂気とはまさに「神がかり」のこと。それは赤軍派が「総括」と称して互いに殺し合ったのと同じ病理。ミームの伝染によりフォリア・ドゥからフォリア・トロア・・・と。日本がいわゆる「リバイバル」されることを私が恐れる理由はここにある。抜け殻としての「キリストの名」による神聖政治・社会などは、心底から恐怖を覚える次第。

キリストとキリスト教―そこには致命的な深い溝が横たわってはいないだろうか?

本日の一冊

昨日の記事について、すでに主日の定期的ないわゆる「礼拝」においてではなく、随時の交わりの中で人が次々に救われ、いのちの交わりに与っていますとの証を某地方からいただきました。また別の某地方でも新しい始りがあるようです。うれしいですね。こういった交わりが日本の各地に植えられ、育ってくることを夢見ております。

別にニッポンキリスト教から公認される必要はありません。

二人または三人がわたしの名へと(Gk:eis;En:into)集まるところにはわたしもまたいるのである。

でも中国では政府公認教会(三自愛教会)でないと地下教会とされますが、日本ではニッポンキリスト教公認でないと地下教会となるのかしらん?

 * * *

アップロードファイル 22KB1968年には何があったのか』―唐木田健一著。同氏は東大理学部卒、理学博士。先週、東大の安田講堂の攻防戦について、同僚である元東大全共闘議長の山本義隆氏について触れたところ、何と山本氏と共に闘った唐木田氏の奥様がKFCに来ておられ、今回同書の贈呈を受けた。ありがたく頂戴いたします。学士会名簿でもすぐ近くにお名前を発見致しました^^

当時私は小学校6年。東京への修学旅行でバスガイドが、「このすぐ向こうに有名な東大の赤門がございます」と言ったことをはっきりと記憶している。同時に「東大・・・僕とは関係ないな・・・」と想ったものだ。パラパラっとめくってみたが、なるほど山本義隆氏のお名前が出ている。テレビで観ていたアノ攻防戦の当事者の証言だけに、これはかなり楽しみ。じっくり拝読させていただきます。

多謝在基督

静かなリッチなじかんの流れ

アップロードファイル 754KB山小屋から帰りました。時間の流れが違います。

今回の交わりのテーマは一点基督にして固定化しないこと。たえず流れていること。時空間を超えた神(ある)を、私たちの言葉の中に固定化することは実に愚かなこと。集会のあり方も、今のようにワーシップの後、メッセージ、ワーシップ、交わり、終わり。といった固定化が儀式化へ、さらにキリストの「抜け柄」だけを守るあり方に堕する危険性が常にある。安定したい、パタンを守りたい、ここに集っていれば安心・・・。これらは人間の本性的欲求であり、水戸黄門があれだけ長く好視聴率を保つ理由である。

ちなみに英国のThe Way of the Spiritの事務局のあるNorwichでは、いわゆる主日礼拝を一切しない。日曜日の何時に礼拝に集まるといった形を取っていない。日常の生活の中で、生活を共有する兄弟姉妹が、随意集まり、いつでもどこでも交わり(コイノニア)ができる。未信者も、メッセージの中ではなく、その交わりの中で実際的に主を知る。その日常生活の中で互いの知り得たキリストを交換し、いのちの流れに与る。

誰かのメッセージを期待して集まり、満足させてもらう、恵みをいただく、潤してもらうといった、もらいたいクリスチャンがほとんどの日本でも、私たち自身、これは主の前に問いたいと思う。「もらいたい」から「注ぎ出す/与える/差し上げる」歩みへ成長することができれば、私たちにも存在意義がある。

今のKFCについても前から言っているとおり、ここから脱皮できなれば、私は直ちにたたむつもりであるし(私自身は常に引退の日を夢見ているわけで・・・)、今、主からこのことが問われている。この業界には気持ち良くしてくれて満足させてくれる先生は山ほどいらっしゃる。しかし真の豊かさは与えることにある。この意味でウォッチマン・ニーに神学注解書を書くことを主が許さず、むしろ自分を注ぎ出す運命へと導かれたことは、実に深い主の配剤的摂理である。その生と死が永遠の福音の実際的包括的メッセージなのだ。

・およそ病とは、心のとどまるをいふなり―柳生但馬守『活人剣』

・仏法にては、この止まりて物に心の残ることを嫌い申し候。故に止まるを煩悩と申し候―沢庵『不動智神妙録』

・流水腐らず―中国故事

禅ではその奥義は

 無所住心

且つ我等基督者に於いては

 基督在心

参考:意識の扱い方について

Commented by イザヤ・ベン・ハー 2007年04月02日(月)19:29

ニー兄の証は万巻の神学書や注解書に優るわけですね。