最近の日記

本日の三ツ池公園A

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フレンチブルちゃんがかわいい^^

本日の三ツ池公園@

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ほわほわと・・・

CT雑感A

午前中、人間ドッグ。いつもどおりの検査項目で、脳ミソ以外のひとおりの臓器を確認した。

 * * *

クリスチャン・トゥデイについて、今回はその精神病理的側面について、もうちょっと書いておきましょう。

彼らの病理的特徴に二つの顕著な点が見られた:

1)パラノイド傾向
これは自分の中にある敵愾心や憎悪を相手に投影することにより、相手が自分たちに敵意や憎悪を抱いていると感じる心理機制である。これが昂じると周りの人が自分を攻撃していると感じる被迫害念慮、さらに進むと被迫害妄想まで至る。カルトの教祖や独裁者(さらには牧師も)がよくこの病理に陥り、自分の身を守るために彼の目から見た"反逆者"を粛清することがなされる。訴訟を次々に連発するものこの病理による。一言で言えば、疑心暗鬼の心理。「やられる前にやる」わけ。

事実記者の矢田氏は私に対して「クリスチャン新聞が私たちを日本から排除するために偽りの文書を撒いたために、自分たちは迫害を受けた。先生には事情を正確に理解していただいて、自分たちの味方になってほしい」と言っている。また高柳氏は、当初救世軍側から御茶ノ水OCCビルでの会談の提案がなされていたのだが、不明の理由によって病的なほどにそこを避けた。彼の過剰防衛の姿勢の現れの一つであるが、完全にパラノイドの心理状態にあると判断される。

彼らの目から見ると、なぜ自分たちがこれほどに批判を受けるのか分からないのだろう。会談でも心証によって判断されることを極度に警戒しており、客観的証拠を提示せよと訴えていた。ちなみに彼らからは何も証拠が出ないのだが。ここでも他者の評価を病的に恐れる心理が垣間見える。財務諸表などが出るかどうか不明であるが、会談の時には「親から金をもらったとか、外国のCTから援助されたとかが明らかになると、CTの信用が失墜する」との旨を訴えていたが、これも疑心暗鬼と警戒心からの発言であろう。

現在の彼らからすると、周りがすべて敵に見えるようになりつつあるのだろう。かくして会談でも主張したように、彼らは裏に福音主義の自分たちを排除しようとする陰謀があるのだとすべてを解釈するしかなくなる。これはオウムでも見られた現象である。原因が自分たちにあることの認識がほとんど欠如しているままに。

2)虚言性向
以前、私に対して矢田記者は、自分は学生ではないと明言していたが、今回の会談の時に学生であることを認めた。また高柳氏の言葉上は、CTがベレコムや財経新聞社と人的また資金的な関係がないとしつつ、登記簿によれば役員がほとんど兼任されている。ここで彼らの頭の中での世界像と、現実に乖離があることが分かる。このように嘘で固める手法はしばしばカルトでは行われるのだが、これで彼らは墓穴を掘る。

この虚言性向は彼らが現実と乖離したある種の仮想空間に生きていることのひとつの兆候である。先に書いたとおり、彼らの認知と行動はわれわれの世界から乖離したプロトコルによってなされているわけ。これがために社会と常に齟齬や摩擦を起し、その外部の反応を自分たちに対する故なき批判や攻撃と捉え、(1)のパラノイド傾向をさらに強めていく。かくして現実との乖離とカプセル化(孤立化)が極点に達する時に、オウム的犯罪なども成立し得る。

3)まとめ
以上のパラノイド傾向と虚言性向は、実はひとつの病理=現実との乖離・遊離=によって生じるものであり、すでに会談に参加した3人についてはこの兆候が見られている。このような点から見ても、彼らについてはティピカルと言わざるを得ない。

Commented by Luke 2007年02月06日(火)10:17

で、次に問題なのが、彼らは何ゆえにこのような病理傾向を見せるのかと言う点です。下にも書いたたように、単に若さゆえに社会経験と常識を欠如しているためなのか、別のファクターによるのか。この「別のファクター」の可能性について今後十分なる検討がなされる必要があるでしょう。

自然法の否定?

再建主義の富井さんが、再建主義の批判者は自然法論者であるが、自然法はすでに理論的に消滅していると主張されています。実に面白い。これについてはロマ書2:14-15の御言葉を指摘すれば事足りるが、ちょっと突っ込みましょう。

彼は「認識論で失敗すれば、すべてを失敗したことになるのだ」と主張される。ところが再建主義の基礎であるとするカルヴァン神学自体がわれわれの認識能力によって判断し得ないことを判断していることによって自己撞着に落ちているのだから、再建主義は根底から破綻するのです!

・・・と言っても聞く耳を持たないでしょうね(→こちらを)。特にカルヴァン神学あたりを信奉するオツムのよろしい神学者の精神病理から診ますとね(苦笑)。われわれサイエンティストからすると、神学者の議論は・・・あ、繰言になるのでやめましょう。

Commented by どうでもいいんですが 2007年02月04日(日)23:48

「がわれわれの認識能力によって判断し得ないことを判断していることによって自己撞着に落ちている」
という批判は、LUKEさんは違うということなのでしょうか?

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2月5日主日
ワーシップ
メッセージ

CT雑感

本件について前回の会談に立ち会った限りにおける私の印象をメモっておきます:

1)3人について:とてもまじめであり、純粋さを感じますね(これが危ないわけですが)。ただk氏のBlogなどもそうですが、幼稚さが目立ちます(山谷さんをサイバーテロリストにするとか)。その分、一度はまるとまっしぐらになるわけです。この3人に限って言えば、社会経験と常識の欠如が顕著で、自分内の論理とプロトコルで動くために認知と判断が普通とはずれるわけです(カプセル化現象)。例えば私と何の面識もないのに、いきなり自宅に電話してきて、明日会え、と求めることの非常識さがまったく理解できていません。よって、会談でも申し上げたとおり、今後も問題を起すでしょう。

2)ACMとかダビデ張あるいはその団体の歴史や背景について、彼ら自身もあまり知識と評価がないような印象を受けました。そのあたりに対する突込みがないままに、今見た光景に感激して血気にはやってこの働きに邁進しているというか。ある面で利用されている部分もあるのかなと。ただジャーナリストとしてはこれは致命的な資質の欠如です。記者として記事を書いたツモリになっているのでしょうが、ゴッコの世界です(苦笑)

3)結局、新聞が公器と言う認識がほとんどなく、小学校の壁新聞作りのノリなんでしょうね。あくまでも彼らの団体の中でのメディアにとどめておけば、つまり一種の同人誌的性格にとどめておけば、何も問題がないのでしょうが、この業界で公器としての立場と評価を得ようとするところに無理があります。

4)彼らの反応については、カルト特有の要素を多々覚えますが、これがカルトの病理だけなのか、若さゆえの視野狭窄的反応なのか、前回だけでは判断ができません。おそらくこれらの要素が混合していると思います。ある種昔の学生運動のノリも感じますし、昔東大の駒場キャンパスで自治会を乗っ取ろうとする原理研の連中とやり合ったときの臭いがぷーんとしてきて、懐かしくもありました。

5)山谷さんによりますとACMの教義は出版物もほとんどなく、その学びも秘密化されており、ネット学習でも段階を経て開かれるようなシステムがあるようですから、この教義の検討は困難かも知れませんが、今後きわめて重要になると考えます。表向きは福音主義を唱えるわけで、本音と装飾が乖離しており、しかも巧妙にカモフラージュされていると推測されます。現時点では脱会者ノートが頼りとなるわけですが、「モノ」が入手できることを願っております。しかし彼らとの議論では水掛論になるでしょうね。これがそもそもおかしいわけですが。

という訳で、私としてはハードエヴィデンスである財務諸表の提出を求めたわけですが、どうもあまり触れられたくない点のようですね。

Commented by kenji 2007年02月04日(日)10:04

パイロットであり獣医でもあられる経済評論家の田中勝博氏のブログです。ページ中ほどに空間識異常について分かり易く書いておられます。面白いのでご一読下さい。社会現象全般に適用できる真理です。

http://tanaka-yoshihiro.ameblo.jp/

mixi???

本日は入試業務。午前の試験監督2時間。午後の面接で12名。いつもながらワンパタンなのだが、たまに面白い子がいるのでけっこう楽しんでいる^^

で、mixiなるものに参加せよとある姉妹にそそのかされて、その気になってつい入ってしまいました。が、なんだか要領が分かりません。前に東大OB-Netに参加したものの、ほとんど覗いていないのす。で、何人かの方々からマイミクになってとのメールをいただきまして、とまどいつつクリックしたところであります。これから何が起きるのでしょうか?

昨日の佐藤優氏のドキュメンタリーは実に迫力があり面白い。小泉内閣が発足して、田中真紀子氏が立てこもりや指輪泥棒騒動を繰り広げた裏が赤裸々に記録されていたり、911の時の政府の対応、さらにずっと遡ってソ連の崩壊からロシアの誕生に至る経緯が実に生生しく書かれている。まさにヒューミントの真骨頂。しかし政治家と官僚の距離感は実に微妙と知った次第。これが下手に近づき過ぎたりすると512日の拘置所生活になったりするわけだ。外務省と言う水槽の中のキレイな熱帯魚の生態はかなりドロドロしているわけ。国益と省益はどうもトレードオフのようだ。

Dr.Lukeの一言映画評と本日のニ冊

アップロードファイル 13KBダーウィンの悪夢』。内容についてはチネチッタの解説が秀逸だから、ちょっと引用しておきます:

 一匹の魚から連鎖的に起きた環境の変化。グローバリゼーションは何を生んだか?南北問題を問う硬派のドキュメンタリー。
 アフリカのヴィクトリア湖。かつてそこでは多様な生物が棲む「生態系の宝庫」だった。しかし半世紀ほど前に放流された外来魚ナイルパーチが、他の魚を駆逐していく。それと同時に湖畔では、ナイルパーチの一大漁業産業が発展。加工された魚は、毎日のように飛行機でヨーロッパへ運ばれていく。それは湖畔に住む人々に、大きな影響を与え始める…。
 タイトルのダーウィンは、ご存じ「進化論」の提唱者。この説により、「現存する生物は適者生存による進化の結果の産物」ということになった。つまり環境の変化に対応できないものは敗者として滅び、生き残ったものは勝利者として繁栄できる。この湖でナイルパーチが他の魚を駆逐したように。
 しかしそれをそのまま人間の世界に当てはめるとどうなるか。現在のシステムは常に「強国が弱い国を喰い殺していくことになる」という事だ。本作でも湖畔の町には貧富の差が生じ、ストリートチルドレンが増え、売春や犯罪がはびこるようになる。魚はEU、そして日本へと運ばれ、地元の人間は捨てられた残骸を食べるしかない。富は北へ吸い上げられ、公平に配分されることは決してない。永久に解決しそうもない南北問題。それがこの湖畔の町に集約されているのだ。

まさにリバータリアニズムの極地。適者生存・効率主義のダーウィン・モデルの行き着く先。生物界でも不気味な外来種が繊細な日本種を駆逐して蔓延る。これは現在「新自由主義」として蔓延している日本の将来かも知れない。おっちゃん・おばちゃんの営む温もりのある駄菓子屋的商店街が郊外の大スーパーによって駆逐される今日。個性尊重と称する価値と尺度の一元化。それによって人が窒息している。人の温もりが感じられない、無機質なショッピング光景。映画の帰りにLAZONAでショッピングをしてきたのだが、なぜか疲れる(が、実に旨いお茶漬け屋を見つけた♪それと丸善がすごい!)。「パワー・フォー・リビング」に覚える違和感もこの辺りにありそう。

アップロードファイル 13KBで、本日の一冊は先日二審でも有罪となった佐藤優氏の『国家の罠−外務省のラスプーチンと呼ばれて−』と、ついでに『獄中記』。アップロードファイル 5KB同志社大学で修士まで神学を学んだ彼が外務省にノンキャリとして入省。鈴木宗男氏を"処理"する外務省の策略によって自らも逮捕・起訴。拘置所で512日を過ごす。前者は事件の詳細を記録。後者は獄中でつけた日記。何を隠そう、この人はクリスチャンでして、獄中で哲学から神学まで幅広く学び直している。聖書の御言葉も豊富に紹介されており、実にユニークなノンフィクション。これから楽しみます。

Commented by Luke 2007年02月02日(金)23:00

どうも外務省は田中真紀子氏を排除するために鈴木宗男氏と佐藤優氏を用い、用が済むと彼らを背任罪で排除したと言う構図のようです。

今晩のNHKスペシャルで、日本史教科書では逆臣だった曽我入鹿が実は唐から宮廷を守っていた忠臣であるとの説を紹介していた。大化の改新のために中大兄皇子と中臣鎌足が曽我氏を打ったと言うのが定説であるが、実は逆。むしろ保守路線的クーデターだったようだ。

その後中大兄皇子は無策なままに唐と対峙し、白村江の戦いで負け、結局は曽我氏の路線に戻り、対唐政策として曽我暗殺後16年で中央集権的律令国家にせざるを得なかったようだ。要するに日本書紀には脚色があるわけ。

曽我氏と言えば悪の権現。例の忠臣蔵の吉良みたいなイメージだったが(吉良はその領地では名君なのだ)、実はもっとも日本の事を考えていたのだ。何だか鈴木宗男氏と佐藤優氏と重なった。彼らは対真紀子戦略の中で奈落に落とされたのだが、もしかすると今の柳沢氏も同じかも知れない・・・かな?げに女人は恐し。

安倍さんがヤバイかも

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前に安倍氏は脆いと書いたが、どうも私の診たては当たっているようだ。最近の彼はやつれているとのこと(→記事)。円形脱毛などを起すのではとやや心配。答弁でも危うくなると早口で何を言っているのか分からなくなるし。どうもかつての中曽根氏などと比べると学級委員長的で頼りない。柳沢氏を更迭してもしなくても、多分参院選は難しいでしょう。しかし若い彼にとってもこれで終わりでは将来がなくなるわけで、何か引き際を考えた方がよろしいでしょうね。

本日の三ッ池公園ですが、寒椿と一緒に梅が咲いていた。

Commented by DJ Jerry Eメール 2007年02月01日(木)23:43

寒椿に梅。いかにも日本的でいいですね。ロスはいつまで経っても冬は来ず、未だに紅葉してます。そしてたまに初夏のような陽気になります。やっぱり日本の四季がいいですね。この季節なら、東北地方で雪を見ながら温泉三昧。

Commented by kenji 2007年02月01日(木)23:46

毎日定時退社とは、デモチなんでしょうか?
表情に生気がなく笑顔がないので心配です。

Commented by Luke 2007年02月02日(金)09:28

柳沢さんの生い立ちを知ったら可哀想になってきた。8人兄弟の6番目。家が傾く中、苦学して東大法学部→大蔵省。金融のスペシャリスト。このような人が厚労相で、少子化を担当。彼の頭の中には、「国が施策したら子供を生む」とか言う昨今の風潮に対する忸怩たる想いがあるのです。子供が多くいたって、苦労して、苦学して、底辺から這い上がるのが当然なのです。私も少しは分かるかなあ〜。でも、こんなにみんなでいじめて、彼が自殺したらどうするのかな(笑)

Jerryさん、今年は日本も雪が少ないのですね。ところでLA辺りではブッシュの増派問題はどんな雰囲気でしょうか?

Commented by DJ Jerry Eメール 2007年02月03日(土)16:47

増派については誰も何も言ってません。ジャーナリズムの授業でも、まったく取り上げられません。アメリカの動きに対しては、アメリカ人よりも日本人のほうが敏感に反応しているなあ、というのが僕の感想です。ただ、確か今日のMSNで、アメリカ兵がイラクで暴れてる、という内容の記事が出てました。

Commented by Luke 2007年02月03日(土)21:05

そうですか、テレビ画面はカゲキな場面だけを提示しているのだろうか?それとも西と東の差かな?

New CD+DVD soAMAZING

アップロードファイル 20KB英国で在庫切れのため入荷が遅れていた<FAITH06-soAMAZING->をようやく発注できました。2,3週間で入ると思います。これはサウンドCDとライブ映像DVDの2枚組みです。DVDはイギリスのテレビフォーマット(PAL)のため、パソコンのみの再生となりますが、ご希望があれば日本のフォーマット(NTSC)に変換することも検討します。価格は現在検討中。ご期待下さい。

セレブ妻の夫と柳沢大臣の運命

セレブ妻:慰謝料もらって離婚するだけじゃあ済まない!

で、バラされました。

女性議員:発言を撤回して謝罪するだけじゃあ済まない!

で、クビを取られるのでしょう。

みのもんたよ、お前もか

下の方で懸念を表明しておきましたが、やっぱりね(→記事)。わがカミさんは薬剤師でして、ある大手のスーパーの薬局にて働いているのだが、みの氏の番組で何かが取り上げられるとたちまちそれが品切れとなるのだそうだ。だから、「もしかして番組と業者が組んでいるのでは?」と推測しているほど。かなり昔紅茶キノコとか流行ったが、人はいつも騙されたいもの。騙されることって結構人生の喜びなんですよ。恋愛、ダイエット法、株の必勝法、人生の成功術・・・。まあ、パワー・フォー・リビングもこのノリですね。目覚めさせないであげるのも愛かも?

今日の一冊

アップロードファイル 7KBインテリジェンス・武器なき戦争』。元NHKワシントン支局長手嶋龍一氏今回も二審で有罪となった外務省佐藤優氏(起訴休職中)の対談。これは面白い。以前に江畑氏の『情報と国家』を買う時、どっちにしようか迷ったのだ。江畑氏のがややテクニカルな内容に対して、手嶋&佐藤氏のはきわめて人間臭く、「外務省のラスプーチン」と呼ばれた佐藤氏の件の裏話も含めて情報戦の体温と体臭を感じる内容。あのゾルゲなども分析しているが、情報を得て、分析し意味づけし、それをインテリジェンスとするまでには相当に汗の臭いが入り込むのだ。公開されて情報で90%の真実を得ることができるとするのは江畑氏と同じだが、最後は人間と人間の関わりの中で生きた情報は得られる。手嶋氏には『ウルトタラダラー』、佐藤氏には『自壊する帝国』などの著書があるが、これらも涎が出てきた。ちなみに佐藤氏は同志社大学神学部卒業とか。鈴木宗男氏と共に外務省に刺されたわけだ。裏を読む必要があることはどの業界でも同じらしい。

パワー・フォー・リビングに想う

このCMはかなりあちこちで議論を醸しているようだ。かつてオウム真理教がらみで活躍したドクター苫米地氏も「狂っている」と言っている。彼もオウム・シスターズの長女と結婚して物議を醸したのだが、本件では私も同意である。

私的にもこういった金にモノを言わす伝道は生理的拒否反応を覚えると書いた。このところCTがらみでリバイバル新聞の谷口氏と意見交換をする中で、この話題も出てきたのだが、彼の表現が面白かった:いわく「日本人を理解しないアメリカ的なB29の絨毯爆撃のような感じである。日本人は大間のマグロのように一本釣りの美学を持つ国民である」と。「マグロの一本釣りの美学」にネタになるぞと私も感じ入った次第。彼はこういった手法自体を否定はしないが、一対一の伝道ができていない現状に危惧を感じているようだ。

日本人の感性を一切理解しないいかにもアメリカ式伝道。本の内容自体はごく一般の福音トラクトではあるが、またこれで無神経な「アメリカ式」にかきまわされると思う。昨年のベニー・ヒンが『君が代』を歌わせた一件も、同氏は「精神的レイプ」と表現されるが、まさにそのとおり。歌わされた女性歌手のことがやや心配である。

ニッポンは対米関係において、開国で<政治的去勢>、敗戦で<軍事的去勢>、バブル崩壊で<経済的去勢>を受け、そして本件などで<霊的去勢>を受けつつあるのだ。子供が少なくなるのは物理的だけでなく、霊的にも言える。霊的特殊合計出生数は果たしてどのくらいだろう。下手をすると「牧師は信徒を生む機械」説も出るかも・・・。

このような中で神のご計画におけるニッポンの使命とかを追求し出して、例の日ユ同祖論などが魅力的に見えてくるわけ。肉のものと霊のものを混ぜ合わせる危険性は以前にも増して高まっている。ここにパワー志向、メガチャーチ志向、そして「キングダム・ロスト」の世界への憧憬が生まれるのだ。しかし私的にはニッポンキリスト教は一度完全なる死を経る必要があろうと感じている。業界で商売している人々にはあまり歓迎されない真理ではあるが。

Commented by Luke 2007年02月01日(木)12:20

クリスチャン側がどう言っても、これが世間の反応でしょう:
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/
power_for_living/story/01gendainet05017494
>謎だらけだけに、何となく気味が悪い。

http://green.ap.teacup.com/keysakura/622.html
>パワーオブリビングがかなんだかのCMが激しく不快。

Commented by ? 2007年02月02日(金)15:08

パワーフォーリビング。。なんだかすっきりしないものが。。どうしてなのかな?福音が伝わっていくのだから。。いいと思わないと。素直にうけとれないわたしは・・どうしてなのだろう。教会の方々は知ってる方も本に載ってるので喜んでいるのに。この変な気持ちどうしたらいいか教えてください。