2005年09月14日

感動した!-二宮金次郎伝-

忘れないように書き留めておく:

NHK『その時歴史が動いた』で、二宮金次郎の特集。天保の大飢饉において小田原領民4万人を救い、一人の餓死者も出さなかった彼の徳政。

自身も子供のときに天災で父母を失い、それから自然を観察するようになる。長じて没落した家を勤勉と節約で再興した功績で小田原藩に取り立てられ、遣わされた先が下野国桜町。ここは年貢が高くて勤労意欲を失った村人で荒れ放題。まず年貢を1/4とし、切り株しか掘れないがコツコツと仕事をする者に15両もの報酬を与え、人の評判はいいが陰日なたのある者を叱責しと・・・。まず民の心を潤すことからすべては始まると
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小泉流はメガ予備校方式

今回の彼の手法はまことにアッパレであるが、一抹の違和感を消せないでいた。これは何だろうと思い巡らせていたところ、そうだ、メガ予備校方式だと気づいた。

メガ予備校では生徒を集めて何ぼの世界、「日々是決算」なわけで、畢竟、実力と言うよりは見栄えとか花のある無しで起用が決まる。いくら数学で○○賞を取れても、生徒にアピールしないとダメ。
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危ういニッポン

映画監督の崔氏が、小泉氏は自己愛の塊だ、と評していた。なるほど、これをキーワードにすると「彼」が解ける。岡田氏のようなオトナ的にややこしい事を言わず、ワンフレーズで、イエスかノーか。しかも茶目っ気もある。オトナは右と左を見てしまって、動きが取れなくなるが、自己愛的世界観にいればそれはない。これはブッシュも同じ。ユングがシンクロニシティ(同期性)を指摘しているが、アメリカとニッポンによくも同類のキャラが立ったものだ。
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Commented by Luke 2005年09月14日(水)12:54

またまた自己レスですが−

拉致被害者家族の問いかけに対して、小泉氏は記者たちに向かって、「3回目の訪朝ですか?そんな話は出ていませんねぇ。聞いてもいません。ほとんどあり得ないと思います」と回答。この人の神経はやはりフツウではない。横田氏が抗議する姿が痛々しい。

小泉氏の前の2回の訪朝はやはり政権維持のためのパフォーマンス。自己愛性の人の特徴は、自分と関わりのある事柄にはきわめて敏感であるが、関わりがないとなると非情なまでに冷淡、というより、我関せずになる。これだけ勝つと小泉氏の本性がこれからどんどん表出するものと予測する。