2006年10月28日

"教会の統一運動(エキュメニカル)"の罠

CTのサイトを見ると分かるが、彼らは「全教会の一致」をさかんに強調する。山谷氏のBlogにおいてもそのことをもって同氏を糾弾している。

実はウイットネス・リーも同じ。彼らは「ひとつの行政区にひとつの教会」を「地方合一の立場に立つ教会」とか「地元にあってひとつの立場に立つ教会」と称して、その他の教会を「宗派」すなわち「分裂の教会」として断罪する。かくして自ら「○○に在る教会」と称するわけ。ところが、その名称で宗教法人格を取得しているのだから理解に苦しむ(笑)。この論で言えば、東京23区が独立行政区となったら、23の教会となるわけだ。

この教えはすでに問題を起こしている「東京キリストの教会(ボストンチャーチ運動)」においても継承されているようだ。韓国CTがリーの著作を掲載するのも「教会の一致」の根拠として「地方合一性」に共鳴するためかも知れない。かくして前に触れた漫画『20世紀少年』のカルトリーダー「ともだち」の世界が実現するわけ。そこでは一切の批判は許されず、「ともだち」に逆らうことは「絶交」を意味する(=粛清)。同様に「教会の一致」を壊すものは「神に逆らう者」、「呪われる者」とされる。リー教会の言葉で言えば、「個人的な罪は赦されるが、神の行政に逆らう罪は赦されない」となる。

以前に今後の教界のあり方を予想したが、メガチャーチや諸々のムーヴメントなどの「教えの風」の流行から見て、すでにそのようなフェイズに入っていることを今回の一件から確認した。山谷氏も私も「時代の霊」に触れてしまったのであろう。

ニッポンキリスト教界の不気味さ

この数ヶ月間、どうも工作員と思しき方々がおられて、このBlogの内容があの悪名高き「2ちゃんねる」のあちこちのスレに、私の職場名と実名入りで曝されているようです(私の著書か『リバ新』にしか公開していないのですが)。曝された数日間は1日に千ヒット以上ありますから、驚きです。このサーバーは自前ですので、すべてのアクセスログが残るのです。

「2ちゃんねる」からのリンクは普通カモフラージュされていますが、一部逆アクセス解析で分かるわけ。それが尋常な数ではありません。以前にもホリエモンのBlogに執拗に曝した方がいましたが、共に病的偏執性が感じられます。しかも私のことを「在日の星」とか「現代の預言者」とか称して下さっているところを見ると、Blogの炎上を狙っているようです。最近では『五体不満足』の乙武氏やモーグルの上村愛子氏、さらにプロゴルファーの北田瑠衣氏が被害に会っています。

さらにはウイットネス・リーがらみで、わざわざ専用のスレを立てて下さっている方もいるようです。私がリーを批判するのはリーのパクリをしているから、といった趣旨らしいですが。これら一連の仕業はまさかウイットネス・リー教会の方々がしているとは思いたくはありませんが(でも前に富井さんに私の品性下劣さについて通報された方もいましたからねぇ・・・)、まあ、いずれにしろこれがニッポンキリスト教界の現状ではあります。私的にはこれらの人々が「クリスチャン」でないことを願います、が、残念ながらノンクリスチャンがこんなBlogを見ることはないでしょうし、ストーキング行為はたいてい何らかの関わりがあった人がするものです。

ちなみに「2ちゃんねる」がどんな場所か、下のリンクをご覧下さい。私の友人もすでに1年以上に渡って粘着され、被害に会っています。ここではWinnyなどで流出したプライベート写真やメールをさらし、「プロ固定」と言われる人々により「祭り」と称する意図的なネットリンチがなされ、すでに自殺者も相当数出ています。サイトやBlogを公開される方は防衛策を講じる必要のある時代に入っているのです。

2ちゃんねるから子供たちを守ろう!
2ちゃんねるの攻撃から身を守るためのブログ

ちなみに山谷少佐とCTの件も早々とスレが立てられているようです。

※なお、「2ちゃんねる」への直リンや書き込みにおいては、ActiveXなどの実行やHPウイルス、さらにcookieの覗きによる個人情報漏洩の危険性がありますので、ご注意ください。こういった「2ちゃんねる」のからくりについては上のリンクからたどってください。

Commented by Luke 2006年10月29日(日)08:56

やれやれ、さっそくまた「2ちゃんねる」のどこかに曝されたようです。

Commented by 山谷 Eメール URL2006年10月29日(日)16:20

早速、2ちゃんの新スレ「Christian Todayと救世軍山谷真少佐のガチンコ対決」を確認して来ました。

カルト監視団体「リック・ロス」でも、すでに「新カルト団体 アポストロス・キャンパス・ミニストリー」が立っています。

ACM関連団体のおかしさに気付いた人たちが、これから世界各地で声を挙げて来る大きな予感がいたします。内部告発も、順次増えてくるでありましょう。

しかし、張在亨氏の聖書講義では「新しいキリストは必ず迫害を受ける」という教え込みもしっかり行われているのを、小生は確認しております。世界中に非難の声が巻き起これば、巻き起こったで、「ほら、預言の通りではないか」という、さらなる教え込みの強化が行われるのでありましょう。

Commented by Luke 2006年10月29日(日)17:52

今回の件はきわめて重要な発見であったと考えています。真理に対して真っ向勝負を挑むのではなく、狡猾に自らを隠して侵入するわけです。山谷さまに主の知恵と守りがありますことを祈ります。