2006年12月

行く年来る年

いろいろな想いを胸に秘めつつ・・・

 GOOD BYE 2006,


 WELCOME 2007

Commented by 芋久保 Eメール URL2007年01月02日(火)00:01

Lukeさんpdfの年賀状ありがとうございます。個人的に紙の年賀状を廃止して20年以上になります。その代りに子供が小さいときは「家族新聞」なるものを年に数回発行していました、それも子供たちが成人したので廃刊となり、今は紙の年賀状を受け取ったらその人には「寒中見舞い」を出しています。年賀メール大好きですね、今年もよろしく!

温泉三昧

アップロードファイル 11KB箱根は強羅温泉で実にゆっくりしてきました。にごり湯で熱くなくぬるくなく、中で眠れるくらいに快適でした。料理は懐石風でこれもグッド。箱根で一日を過ごし、今年の遊び納めでありました。空が真っ青で富士が映えていました。箱根の檜のぐい飲みがイイ香りを放っております^^

今年最後にBGMを変えました。Jarrod Cooperの"River Of Love"です。かなりイイと思いますが・・・。

 * * *

現代のネブカデネザル処刑される(→記事)。普通ならば独裁者が除去されたわけで、喜ばしいはずなのだが、今回はどうもサッパリしない。ブッシュはやたらと正当性を主張しているが(→記事)、強弁の裏にはしばしば良心の呵責があるもの。いわばチンパンに裁かれたネブカデネザル。彼は殉教者として死に、ある意味で英雄となった。今後の中東情勢はますます混沌とすることは間違いない。(キリスト教界もね)

キャンプ3日目

アップロードファイル 44KBアップロードファイル 116KB

アップロードファイル 62KB朝、まだ暗きうちに近くの山頂に登る。日の出を見るため。山の稜線からほのぼの明るくなるにつれ、空が何とも言えないグラデーションを描き、時々刻々と色彩が変化する様は実に美しい。

春は冬もあけぼの。やうやう白くなり行く、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

空気の冷たさと共に涙が出る感じ。

大空は御手のわざを告げ知らせる。

かくしてあっと言う間の3日間は過ぎ去り、時間の流れと空間が異なる山から下界に降りて参りました。しかし「シャバダバヨ〜」とYAZAWAが入りますが、まさに主は「シャバにいます主」。シャバで普通のおじさん・おばさんとしてこの方を追求する願いがまた強く起こされたキャンプでありました。・・・で、あすは温泉であります^^

キャンプ2日目

天気予報が外れ、天気は回復。風は強いが晴れ。午前中車で20分ほど走り川内の温泉。近所に詩人の草野新平の別荘がある。私は3度ほど来ているが、今日は資料館と別荘の中に入れた。

アップロードファイル 89KBそして夜、Salt氏のコンサート。都路村には都会から移住したり、ログハウスなどを建てている一癖も二癖もある(!)人々が集まっている^^しかし実にイイ味わいを醸している人たちばかりで、10数名が集まって下さった。それぞれの生き方に味があり、特に自然との触れ合い方、お互いの触れ合いがイイのだ。変にベタベタしない、自立して生きているが、生きることを共有している。生きることをいつくしんでいると言うべきか。自前の漬物や、焼いたパンとドブロク、旨い酒を持ち寄って下さって、食べ飲みしつつ、歌を楽しんだ。アップロードファイル 79KB

アップロードファイル 88KBいやあ〜、Salt氏のトークは絶妙で、自作の歌を披露しつつ、皆さんの心を掴み、かつ何気にイエス様を語っている。中村雅俊の「ただお前がいい」やガロの「学生街の喫茶店」、さらに赤い鳥の「翼をください」と流れて、ついにおじさん・おばさんが合唱になって、どなたが「歌声喫茶のノリだ!」で、ドッと湧きました。ライヴはこちらでどうぞ。録音機材が安物なので、Salt氏の甘い声の魅力が十分届けられませんが、ご勘弁を。ぜひ彼のCDをお聴きください。

Commented by Luke URL2006年12月29日(金)09:09

↑都路村の木こりの芋久保さんがご紹介して下さっています^^

Commented by 芋久保 Eメール 2006年12月31日(日)00:10

Lukeさん、初カキコです。Saltさんのライブを今度はカタクリさん(カミサン)と一緒に実家で聞いてしまいました。感動がよみがえってきましたね。ありがとう!emiさんをはじめ皆さんにもよろしくお伝えください。良いお年を…

Commented by Luke 2006年12月31日(日)09:18

パンとドブロクをありがとうございました。楽しかったです。また3月あたりにお邪魔します。では、よいお年を・・・God bless!

Commented by emi 2006年12月31日(日)10:38

芋久保さーん、良いお年を!
またお会いできるのを楽しみしてまーす。

Commented by Salt 2006年12月31日(日)16:52

いろいろありがとうございました。
すごく楽しい「あっ」という間の2泊3日でした。
どなたも、もう一度お会いしたいなと思う方ばかり。
みなさん、よいお年を。

キャンプ1日目

アップロードファイル 61KB午前9時半ごろ横浜を出て、常磐道を走り、4時半ごろ福島は都路村着。いつもどおり薪ストーブが出迎えてくれる。冬の嵐の中、この炎でホッと一息つく。夜は村営のレストハウスで都路牛のカルビとロース焼き。安いがかなり美味い。話題はやはりキリストのこと。夜はものすごい風と雨。明日は・・・。

お知らせ

2007年より新しいBlogに移ります(と言ってもサーバーは自前ですので変わりませんが)。なにしろタイトルが「怠惰な物言い」ですから、独断と偏見に満ちておりますし(ご寛恕のほどを・・・)、いつまで続けるかは分かりませんが、とりあえずお知らせいたします。データが移動できればよいのですが、互換性がないのです。一応古いほうにもリンクをかけておきますが、新しいURLはコチラです。まだ設定が一部不都合がありまして、調整中です。

・・・しかし本日まで講義のある大学ってうちくらいだろうな・・・ぶつぶつ・・・。

I'm going to move to a new Blog page with opening of the coming year. To my sorry, the data here cannot be moved to the new one due to the difference of the date format. So the URL of this page will be linked on the new page for a little while. The URL of new page is as follows:
http://www.kingdomfellowship.com/cgi-bin/diarypro/diary.cgi

Thanks.

Commented by JJ 2006年12月25日(月)14:50

はじめまして。いつも啓発を受けています。
Luke師の論説は厳しいものがありますが、社会と教界についての診立てが正確なので参考になっています。
ブッシュも、安倍さんも、キリスト教界についても、おっしゃるとおりになってます。
どうして分かるのか不思議ですが、やめないでぜひ続けてください。
この世界の普通の牧師のメッセージは聞き飽きてますし、
今回の<愛に満ちた熱血不良牧師>の破廉恥な不祥事がすべてを証明してます。
私も彼らの胡散臭さは少々鼻についていました。
Luke師も前に書いてましたね、「鎖ジャラジャラといつまでやるのか」と。
はからずもそれも当たってしまったのでしょうか。
来年もよろしくお願いします。

Commented by Luke 2006年12月25日(月)20:43

こんばんわ。そうですか、ご参考になれば幸いです。

が、ひとつお願いです。私は真っ赤な偽牧師ですから、「師」は外してくださいませ^^「先生と呼ばれてはならない」と聖書は語っておりますので。

よろしくどうぞ。

Commented by イザヤ・ベン・ハー URL2006年12月26日(火)06:41

今回の事件は再建主義的にはクリスチャンが律法の下にいないことが原因であると、富井先生はおっしゃっています。この事件を契機にますます律法を強調されるのでしょうね。

Commented by kenji 2006年12月26日(火)09:36

やはりそう仰る方もいるのですね。あの牧師ははたして天国に行けるのでしょうか?こんな質問を受けたらどうお答えになりますか。神学、聖書解釈の違いで意見の分かれるところとなるのでしょうか。

Commented by あにじゃ 2006年12月26日(火)17:37

イスカリオテのユダの場合は、
聖書に書かれてあるとおり
悪魔の内住が彼にあったわけですし
これは反キリストの記事であるわけですよね。

でも、今回の事件は 悪魔の内住があったかどうかは
わからない。
今、わかってることは薬によるってことくらいで、
薬を使ったいきさつに 悪魔が入ったのかどうかはわからない。

天国にいけるかどうかの水準は、聖書に書いてあるとおり。
そして、第三者のわれわれが 彼が天国にいけたかどうかを論じるのは ナンセンスなのでは?

Commented by ん〜 2006年12月26日(火)18:04

外的な力としての御霊を受けて、また出て行って、今度は悪魔が入ってっていう時代ではないんでしょ?今の時代は。

一度キリストの御霊を受けたのであるから
出て行くってことはありえないし。

天国、地獄 関係の問題ではないのでは?
私たちクリスチャン、まじめクリスチャンでも
薬が入れば おかしくなっちゃうわけで。
同じ肉体ですから。
あの事件は、霊的レベルの問題ではなく、
肉体の問題では?
古い人の名残のうずきの…。

(ルークさん、この書き込み問題なら削除してください。削除キーは入れていません。上のあにじゃの書き込みも私です。よくなければ削除してください。削除キーは入れていません)

Commented by ん〜 2006年12月26日(火)18:22

残されたご家族が気の毒だ。
そして、頭にくる。

Commented by あにじゃ と ん〜 2006年12月26日(火)18:24

すいません。ルークさんいい気になって書きすぎました。
削除してください。

Commented by kenji 2006年12月30日(土)19:13

当該の補教師さんは姦淫という「死に至る罪」を犯したとする説があります。
ここの死は魂の死。よって神の国を受け継ぐことはできないというものです。さてさて。

どうもこの種のスキャンダルは方々であるようです。
残念ながら牧師と信徒間の不倫、暴力沙汰はよくある話だそうです。
その背後には奉仕者への悪霊の激しいアタックがあるということでしょう。
奉仕者への執り成しの祈りの必要性を強く感じます。

「死に至る罪」は、聖書Q&Aに質問として上げましたのでよろしくご教示下さいませ^^

塾は禁止に!?

と、教育再生委員会の座長が唱えたらしい(→記事)。このおっさんは馬鹿ですか。今のニッポンの教育を支えているのは塾と予備校です。文科省の手の届かない解放区で、切磋琢磨、自由競争があるからです。

ニッポンキリスト教でもチャーチスクールだのホームスクールだの流行があります(した)が、前に10年後が怖いと書きました。聖書を見れば明らかでしょう。モーセもヨセフもどこで教育と訓練を受けたでしょうか?エジプト(この世)です。カナンの地(教界)には親の資産を食い潰す愚かな兄たちがいたのです。

ビョウキのニッポンキリスト教界に子供を閉じ込めるべからず。さらには文科省の手から教育を解放すべし。これは25年に渡り、高校生と大学生を定点観測してきたことからも明言できます。

Commented by 宮内 学 2006年12月30日(土)18:58

座長が「塾は禁止」ですか・・・。参りました。
私は塾の講師ですので、食えなくなるということですね。しかし、塾なき後、いかにして学力を維持するのか、もしくは高校・大学受験に対処できるのか、教えて頂きたいものですね。

それでは良いお年を・・・

本日は韓国の皆さんと交わり会でした。韓国の賛美をお聞きしましたが、前にいたホームレスのオッチャンたちの教会の頃を懐かしく思い出しました。やや演歌が入っていますが、何とも言えない味があるのです。私たちのワーシップはあか抜けていますので、ある意味で臭みがなく無機質な部分もありますからね。で、今週のBGMは賛美歌−"Guide Me, O Thou Great Jehovah"−です。

今週は明日最終講義の後、ずっと遊びに出かけていますので、このBlogの更新もあまりできないかと思います。来週はセレブレーションはお休みですので、メッセージの更新もありません。というわけで、何とも悲劇的な事件が心にひっかかってはおりますが、皆さんもよいお年をお迎えください。

年末の行事ぽつぽつと・・・

ようやく年賀状ができました。毎年のことながら、押し詰まらないとやらないわけで。でも来週はまったく時間が取れないので、重い腰をしぶしぶ上げました。家族の写真で作るのですが、そろそろみんなで一緒に、と言う機会が難しくなりつつあります。長女も4月から社会人ですしね。

で、片付けの最中にふと結婚した頃のアルバムを広げたところ、何と若いこと!自分は変わってないと思っているのですが、確実に外なる人は古びているわけでして。でも、内なる人は日々新しくされると聖書に書いてありますからね。

そして車のメンテ。ATFの交換ですが、AutobacksなどではFord車はやってもらえず、やむをえずオイル強化剤を添加してごまかしました。

 * * *

下にもカキコをいただきましたが、飛び降り自殺の牧師は気になりますね。まだ断定できませんが、その教会のホームページは閉鎖されています。実はその教会には私の知人がいるのですが、電話で聞くわけにも行かないですし・・・。こんな亡くなり方では葬式すらも出せないでしょう。教会関係者にとりましても厳しい年の瀬になってしまいました。

それにしても私が「"用いられる"クリスチャンたち」と皮肉交じりに書いた直後ですからね、やや気持ち悪いです。でも、率直に言いますと、前々から繰り返し書いていますが、今後この手の事件はこのギョウカイでけっこう起きてくると予測しています。信仰の冬の時代に備えましょう。

Commented by 通行人 2006年12月23日(土)21:00

殺された女性はゴスペル歌手のようです。
この牧師が該当者とすると映画にも出ていますから
ワイドショーや週刊誌のネタになるでしょう。

Commented by Luke URL2006年12月23日(土)23:30

聖神教会の時はカルトだからで済ませましたが、今回はそう逃げられませんね。流れている情報が正しければ、立派な教団の教会なわけで、しかもかなり表立って活躍されている人です。私は前からニッポンキリスト教界は一度すべてご破算、つまりガラガラポンしなくてはならないと言っています(上のURL参照)。どっか出発点からおかしいのです。

Commented by kenji 2006年12月24日(日)00:17

当該教団は正式に事実関係を明らかにし、つまり記者会見して釈明すべきでしょう。隠蔽は最悪です。

Commented by 外科医 2006年12月24日(日)10:00

 キリスト教界にとって、大きな大きなクリスマスプレゼントになりましたね.
 我々の業界でも、一人の医師の仕出かした不始末が、あたかも医者全体に適応拡大されて、面白おかしく報道されます.
 類推的に考えれば、この牧師さんのなさったことは、きっと、面白おかしく報道されるでしょうし、格好のワイドショーのネタになるでしょうね.
 とてつもなく破廉恥な行為をする牧師さんや、信者さんは、私の偏見もあるかも知れませんが、所謂、きよめ派の方々に多いような気がします.『聖めの恵み』という欺瞞を掲げているからでしょうか?
『聖めの恵み』をこの世で体験するのは不可能だと思います.もし、『聖めの恵み』を受けたと真顔で言っている人がいるとすれば、その人は、ペテン師か、統合失調症のどちらかでしょう.
 この教派で、『聖めの恵み』を説教するためには、
嘘つきになるか、統合失調症になるかどちらかしかないわけで、どちらにしても、精神に異常を来たしてしまうのではないでしょうか.
 聖書に根拠のない夢物語を追い求めるのではなく、人間には限界があることを素直に認めて、『聖めの恵み』や『神癒の賜物が与えられている』と嘘をつかずに、もっと素直になれば、牧師さん達や、自己を欺いて、 『聖めの恵み』に与ったと、偽りを言って、ゲシュタルト崩壊している信徒さん達も、精神異常から回復すると思います.

Commented by Luke URL2006年12月24日(日)19:08

この教団は「聖め派」に属するのでしょうか。前にホーリネスのことを書きましたが(↑)、現在の救いの経綸では体が贖われていないのです。だからうめきをもって体の贖いを待ち望む視点が忘れられていますね。私たちの大脳辺縁系は依然として古い私の痕跡が残りますし。どうも人間性を忘れた「神学」が人を狂わせるのでしょう。ハードコアセッションでどなたがおっしゃっていましたね、「カルヴァンの不可抗的選びと、ウエスレーの全き潔めはご遠慮だ」と。

偽善者と化すか、精神に異常を来たすか。それにしてもこの牧師さんのグループは不良であることをウリにしているわけですが、キリスト教界のアンチテーゼとして偽悪を演じているように思えます。自然ではないですね。実は私の友人がそのバイクのグループに入っていたのですが、失踪してしまいました。普通のオジサン・オバサンであること。これがまことの幸いです!

Commented by 外科医 URL2006年12月24日(日)19:26

ちまたの噂が本当ならば、
http://kyodaidan.net/church/index.htm
に掲載されています.当該教会をクリックしても、そのHPは削除されています.
Luke先生も、「きよめ」に関して、懐疑的な見方をしていらっしゃるのですね.私自身も、普通のおじさんであり、普通の父親であり、子育てと夫婦関係に悩む、市井の一人であることを感謝しています.

Commented by 通行人 URL2006年12月25日(月)23:00

上のサイトの写真にその失踪した人は写っているのでしょうか?

Commented by Luke 2006年12月28日(木)23:15

はい、おりますね。本件もついに週刊誌に記事が出ましたね。主イエスの御名が貶められることはとても残念です。

Commented by KIBAMI URL2006年12月29日(金)06:17

基督兄弟団から正式な謝罪文がHP上で公表されました。
http://kyodaidan.net/

年末の感慨つくづくと・・・

昨年は再建主義の富井さんにからまれて、今年はクリスチャン・トゥデイがらみで気味の悪い人たちにまとわりつかれて、と・・・(疲)。どうもニッポンキリスト教界のネットの住人は粘着性が高いようです。私的にはひたすら逃げるだけですが(笑)。

下にも多々リンクくださいましたが、このギョウカイのネタは相当に露骨でありまして、もうカナリ食傷気味であります。「ゲップ」も出ないといった感じ。とにかくニッポンキリスト教なるギョウカイには深入りは禁物。

アップロードファイル 5KBで、年末で研究室の掃除をしたところ、けっこう溜まっていますね、ホコリが・・・。パソコンの中も相当だ。それと車のタイヤを替えました。FordのEscape(「逃げる」の意味ですよ^^)ですが、4年で10万キロ。ギリギリまで磨り減っておりました。明日はミッションオイルの交換の予定。ホコリと磨耗。これは人生の避けられない現実。

嗚呼、体のオーバーホールである温泉が恋しい。でもこうやって待ち望む期間がイイわけですが→温泉までT-6Days

アップロードファイル 12KB【追記】で、今気分転換にはまっているのが、プリズン・ブレイク。DVDが12巻で、完結か?かなり楽しめる。

・・・と思ったら、これはシーズン1でありました。春に2が始まると。覚悟を決めて見ないと・・・「24」も控えているのですが。

またまた、用いられて・・・

牧師が女性を突き落とし、自らも飛び降り(→記事)。だいたい「牧師」を職業化すること自体が胡散臭いわけで。ニッポンキリスト教のいわゆる「献身制度」を見直す必要があるでしょうね。このギョウカイ、「制度改革」を誰も言い出さないのが不思議だ。

 * * * 

再建主義の富井さんが面白いことを言い出された。

翻訳をしていてつくづく思うのは、人間の知恵のすごさである。学問の進歩は驚異的である。

統計学に関しては翻訳のためにかなり勉強したが、付け焼刃では無理と判断した。

これほどの頭脳を人間は備えているのに、政治については馬鹿なことを延々と続けている。

と。統計学の素晴らしさにようやく気が着かれたが、ご自分には理解が無理と。それにしても「再建主義」では自律領域を否定していませんでしたかな???

いやあ、実に惜しいですね。もうちょっと学ばれれば、カオスの理論あたりに触れることができ、これを理解するならば「カルヴァンの決定論対アルミニウスの偶然論」を論じること自体の愚かさに気が着かれるはずなのですが。ただそうしますとね、カルヴァンに立っていると言われる「再建主義」が根底から崩れてしまうわけですから、知らない方がよろしいかもしれません。このあたりの事情はすでに述べていますので、過去ログを見ていただくことにして、再度繰り返しませんが。

神学なる学問は人間の限界を忘れて、不毛な議論を延々と繰り返しているわけで、私たちサイエンティストとしては、まことにご苦労様としか言えないのですが・・・。まあ、神学のような高級な学問はその筋の方々にお任せしておきましょう(笑)

Commented by kenji 2006年12月22日(金)11:54

強く同意です。この国には自称牧師が多すぎます。

Commented by ICHIRO 2006年12月22日(金)12:42

牧師になりたがる人たちにはどこか共通性があるような。
ルークさんの言われる金太郎飴的な、、、。

Commented by kenji 2006年12月22日(金)13:11

毛沢東、サダム、金日成、の銅像を見ると皆さん右手を上げていらっしゃる。蒋介石はどっしりと鎮座。カストロは銅像が無いのですね。グラハムさんの銅像、聖書を片手に両手を挙げていらっしゃる。
誰でも自分の像は引き倒されたくないものです。
ちなみにgoogleのイメージ検索で「イエス 銅像」で検索したのですが主の銅像はありませんでした。よかったです^^

Commented by Luke 2006年12月22日(金)13:28

まあ、何と言っても牧師様は先生であり、エライのですから(笑)。それにしても銅像ですね。よくそんなモノを作らせますね(汗)。とにかくこのギョウカイ、倒錯しております。精神科病棟でも猛者になると医師を"逆診断"する者が出ますが。

このギョウカイばかりでなく、現在のニッポンの病理が2ちゃんねるあたりで噴出するのでしょう。「痰壷」と言われる所以ですね。しかしその闇でしかモノが言えない人たちが多いわけで、身の置き所を失っている人たちが多いのでしょう。キリスト教界はその病理を凝縮しているわけです。

しかしこの飛び降りた牧師先生、一体何があったわけでしょうか?ワイドショーあたりの格好のネタになります。

Commented by Luke 2006年12月22日(金)23:11

この上にありましたリンク群は刺激が強すぎて心臓に悪いので、今晩11時をもちまして、削除させていただきました。よろしくご了承くださいませ。

Commented by Luke 2006年12月22日(金)23:31

この飛び降り牧師先生は、状況から見ると覚醒剤か麻薬に手を出していたかも知れません。ホテルで裸で暴れていると女性が助けを求めたようです。アンフェタミンとかMDMA(エクスタシー)あたりは○宿あたりでも容易に入手できますから、昨今では。他にも麻薬取締法に引っかからない、類似化学構造を持つ合法ドラッグもありますからね。先のアメリカの福音同盟の理事長テッド・ハガードも関係していたゲイの売春夫からメタフェタミンを購入していましたしね。しかし来週のワイドショーあたりで取り上げるでしょう。どこの先生か分かりませんが、悲しいことです。

Commented by 通行人 2006年12月23日(土)19:30

ネットで流れてる噂ではこの牧師かなり有名な人らしい。
あの「不良牧師」で売ってる方の仲間のようですよ。

Commented by kenji 2006年12月23日(土)22:56

キリスト教界に大激震ですね。2ちゃんで確認中ですが、M沢師のようです。ジェリコジャパンでは大活躍だったのに。まさか、ちょっとショックですよ。家内もびっくりしているところです。

Commented by Rutsuki 2006年12月26日(火)20:48

献身制度と言う事に一言。これはおそらく神学校教育にも大きな問題があるのではないかと常づね思っていました。大学を出て献身をし、社会経験もなくストレートに神学校で神学を学び、卒業してひとかどの牧師になった気分で人々を教える。あるいは、大学受験に失敗し、行き所のない人々を拾ってくれる神学校がありますから、そこを卒業して牧師になる。それぞれに職業訓練校を出たようなものです。職業ですから神のいのちを解き放つのではなく、神学で固められたいのちのないキリスト教の教え、伝道の方法論を掲げて実績をあげるしかないのです。卒業を控えると就職活動です。卒論を持ってお呼びのかかった教会に出向き卒論を見せ、お手当ていくらの話し合いが成立すれば、雇ってもらえるという嘘のような仕組みが成り立っているのです。勿論全ての人々がこうではないと信じたいのですが・・・。先日米国で牧会をしている友人と話す機会がありましたが、彼らは某教団の成果主義に達することができず辞任に追い込まれたとの事。教団のお偉い牧師先生方、辞任に追い込むようなその方がたも実は神学校で教育を受け、今があるのです。神学校教育は堂々巡りしています。どこかで改革が成されないと。
各教団・教会においても献身者を募る、これも変だと思うのですが・・
神無き福音を語る教会・・これからキリスト教界はどうなっていくのでしょう。

e-クリスマスカード

メールでイギリスのKFCのRaul D'Oliveiraからカードが届いた。彼は日本の「ドリカム」のバックでペットを吹いているだが、私も一度横浜アリーナの特等席に招待されたことは前にも書いた。ところがそのカードがポルトガル語。彼はポルトガル系英国人なのだ。分からんよ〜と言うわけで、私は日本語で送り返そうかしらん^^。

アップロードファイル 107KBで、本日は休日。いろいろ溜まったことを片付けないとね。来週は福島の山小屋で兄弟姉妹と2泊3日のキャンプ。Salt氏のミニコンサートも企画しております。

そして→温泉までT-7Days

もうひとつの美国の美しくない話

ブッシュが実に面白い負け惜しみをのたまっています(→記事)。アメリカが敗北したのではなく、相手が成功したのだと!?ブッシュはやはり猿でした(コレかなり楽しめます^^)。こんな人物を聖書預言をよく知っている現代のリーダーだとかってヨイショしていたイスラエル・フリークの某福音テレビの先生などはどう反省されるのか。猿でも反省するが、その反省は所詮猿の反省にしか過ぎないわけで・・・。

Commented by ICHIRO URL2006年12月21日(木)16:03

そう言えばブッシュも自称クリスチャンでしたね。
この程ブッシュの恩師ビリーグラハムの銅像が建ったらしい。
今話題のクリスチャントゥデイ紙にありました。
クリスチャンと銅像ですか。腑に落ちませんが、、、。

Commented by kenji 2006年12月21日(木)19:50

最大の懸念はイランイスラエル戦争です。9月1週のN川先生のメルマガにもご指摘がありましたし、最近の田中宇氏のメルマガでもご周知の通り。中東情勢はしばらくは気が抜けません。イラクからの撤退を模索してもらいたいのですが、ブッシュは一発勝負に出るような予感。

"美しい国"の美しくない話

「2ちゃんねる」がらみの話などが続き、そろそろ食傷気味になってきたが、この国の美しくない部分がまた露呈した。大阪大教授の税調会長本間氏が官舎に愛人と同棲の責任を取って辞任。よくやるよなあ〜と、ある意味で感心してしまうが。浪速大学の財前教授のように自分の小遣いからお手当てを捻出して、人に知られないマンションをあてがって・・・と言った話ならまだ理解できるのだが。

でも本間氏は企業減税の推進者であるから、辞めてもらって、どなたか個人税の減税を進めてくれないかな。今の経済を持たすには企業の設備投資頼りではダメ。個人がもっと消費しないとね。大企業を大事にして個人をいじめる制度はいずれ崩壊する。個人にも会計原則を適用して、経費の申告とか減価償却とか金利の経費化をさせてほしいのだ。自立した経済主体として個人を考える必要があろう。

当の安倍さんは銀行からの献金を拒否したそうだが、見え見えで、かえって姑息な印象しか受けない。前に安倍氏の背後は相当に汚いし、彼の周囲の人物もスネに傷持つ者ばかりで、彼は案外もろいかもと指摘したが、果たして来年の選挙まで持つかいな・・・。と言いつつも、小沢さんがいまいち精彩を欠いているし。わがニッポン丸はどこへ向かうのだろうか。周辺国の力学の狭間で、彼方此方と浮遊するクラゲだ。

青島幸男と出生率

あの不作為な無責任男の青島氏が死去。都知事になったのはいいが、博覧会をやめてからはまったくの無策。考えると現代のヘラヘラした軽薄さとME-イズムをウリにする風潮はこの男が作ったかも知れない。

アップロードファイル 13KBその風潮のツケが今回の出生率下方修正。「人口減少が加速し、総人口は46年に1億人を割り込む。55年には8993万人まで減少、65歳以上が人口に占める高齢化率は現在の20.2%から40.5%に倍増する」とのこと(→記事)。この国は確実に壊れていっている。

Commented by kenji 2006年12月20日(水)23:08

第三の開国です。労働力を海外からの移民たちに依存する時代の幕開けです。中国、東南アジア、ブラジル系などの人々が押し寄せてきます。彼らは消費を底辺から支えていきます。さて日本はどうなるのか。ひ弱な日本人はきっと淘汰されていくでしょう。

祝勝利亀田

今回はキッチリ勝ちました。試合運びも冷静で、オトナでした。大したものです。惜しむらくはKO勝利ではなかったこと。しかしけっこう前回はきつかったのでしょう。「おやじが壁になってくれたからな」と言って涙。彼は大口の割りに、根は純情なのです。あのオヤジの方がむしろアブナイわけで(笑)。前回も書きましたが、いいですね、今日、こういった親子鷹。前回「2ちゃんねる」に晒したあなたも見ていましたか。彼は若いけれど、あなたよりよほどリッパです。あなたも何かに打ち込んで一つのことを達成してみなさい。闇でコソコソしなくてよくなりますよ。

"用いられる"クリスチャンたち

私はこれまで社会の病理がキリスト教界に凝縮し(食物連鎖と同じ)、ニッポンキリスト教はリバイバルどころではなく、サバイバルの時代に入ると指摘してきた。もっと言えば、社会からこぼれた精神疾患や人格障害を有する人々が、何でも愛して、受け入れて、赦してのキリスト教界に群がり、混乱と不満を撒き散らすであろうと予測している。彼らのすべての動機は他者に病んだ自己を受け入れさせ、自己のポジションを獲得することだから。彼らは自分の十字架を負うなどの真理はとても理解できないし、否、負うことを願う人は成長するのだが、負うことをたいていは避ける。ネットはその病んだ自己主張のための格好のツールとなり、倒錯現象が起き、それはいずれリアルの世界にも波及する。

しばしばクリスチャンは神の栄光を損なうために敵に用いられることが多いのだ。例えば、メッセージでも触れたが、日本での初めてのエイズ患者は何とクリスチャンだった。また今回も14億円の借金で自己破産した小杉元文部大臣の妻も立派なクリスチャンである。世が神の栄光を傷つけるのは当然であるが、むしろ今日、自称クリスチャンたちが神の栄光を損なうのに大いに用いられている。病識の欠如した病んだ人は特に言える。誤解がないように繰り返すが、精神疾患を持つことが問題なのではなく、本質的問題は本人にその自覚(病識)が欠如していることである。あるいは自分の病理性を認めないこと。これは自称正常な常識人についても同じ。否、むしろ病識を欠如した”正常者”はもっと性質が悪いかもしれない。ニンニクを食べた人は、自己臭には気がつかないが、確実にその食べた物の臭いを発散する。時にはニンニク臭を発散させていることを正当化する。自己の病理を人権問題に刷り替えたりなどして、ホモやレズビアンの牧師が出現する今日である。

聖霊派あたりの調子の良いリバイバルの預言だので踊らされるならば悲劇である。むしろ今後、心ある信仰者は冬の時代に備えるべきであろう。主が言われたとおりに・・・。

人の子が戻る時に、はたして地上に信仰が見られるであろうか。

Commented by Sky URL2006年12月20日(水)17:35

こんにちは。今回の人格障害についてのお話は、大変ためになります。(そういう方が、身近にいますので、「切実な問題」です。)ひとつお教え下さい。

>彼らは自分の十字架を負うなどの真理はとても理解できないし、否、負うことを願う人は成長するのだが、負うことをたいていは避ける。

「負うことを避ける」人に対してですが、「その人を、何とかして十字架の真理に近づけるために」、具体的に、どのようなアプローチをしたらよいのでしょうか。(結局、祈るしかないのでしょうか?)

Commented by Luke 2006年12月20日(水)18:28

そうですか、大変ですね。これは実に難しい課題です。そもそも彼らはこちらの言葉を聞いていません。自分が聞きたいように聞くだけですから。聖書の御言葉すら歪曲します。時にはこちらが語ってもいないことを聞くこともあります。

また定期的に発作的におかしくなることが多いのですね。特に自分が否定されたり、拒絶されることにきわめて敏感です。なだめすかすと落ち着きますが、これでは霊的成長などは及びもつきません。ある意味で明確な病像を呈した方が良好です。自覚のない人格障害がもっとも困りますね。

しかし知性とモラルの高い人は御言葉に対する理解と関わり方も深いですから、変化しますし、成長します。もっとも難しいのが、知性の低い、しかし感情だけは活発なタイプです。

私的にはこちらが嫌なことははっきりと言いますし、自分がどのような印象を人に与えているかも指摘します。まあ、これで怒り出したり、時には虐待を受けたとか言い出して、エライことになるわけですが。しかし「いい子、いい子」では本人はそれに甘え続けますから、ノーはノーと明確にすべきでしょうね。

あとは主の配剤の中で扱われることを待つ必要があろうかと思います。で、本音は、もっと愛の深い立派な牧師先生のところに行ってくれないかなあ〜ですが^^

Commented by Sky URL2006年12月20日(水)23:56

>そもそも彼らはこちらの言葉を聞いていません。自分が聞きたいように聞くだけですから。聖書の御言葉すら歪曲します。時にはこちらが語ってもいないことを聞くこともあります。

なるほど・・・思い当たる事がたくさんあるようです。大変、勉強になりました。大切な指針を教えていただき、ありがとうございます。

Commented by 日本人は URL2006年12月21日(木)20:21

何が妨げ、躓きの石になったのでしょうか?

人格障害と言う生き方(2)

人格障害者の特徴として、他者から受容されたいと言う願望と他者からの拒絶を自ら招く行動と言うアンビバレンツな要素があることを指摘したが、この心理は「2ちゃんねる」あたりのキャラを診ていると実によく分かる。彼らは他者に不快感を与え、他者から拒絶され嫌われるキャラほど、目立ったキャラ、あるいはその場を支配する「神」として君臨できるようだ。自分の主張を認めさせないように、しかし無理やり相手をねじ伏せるためにエネルギーを空転しているのだ。

例えばこのアンビバレンツ性のひとつの際立った現れとして、自分が擁護したい対象は「2ちゃんねる」などを見ていないと言う主張がある。今回も「クリスチャン・トゥデイ」の高柳社長をなぜか必死で擁護する面々がいるわけだが、彼らの主張は、救世軍の山谷少佐は妄想者であり、彼を擁護する人々が「2ちゃんねる」で各種工作を必死にしているが(「空詐話」もそのひとりだそうだが、実にうまい当て字だ・・・笑)、CT側は余裕の構えで、まったく相手にしてなどいないと言う弁護が見られる(苦笑)。

ここに実に面白い乖離と言うか矛盾があることにお気づきだろうか。自分は「2ちゃんねる」においてCTを必死に擁護しているわけだが、その擁護の対象は「2ちゃんねる」などは鼻にも引っ掛けていないと言うわけ。見事に少佐に対する加虐性が、実は自虐性の合わせ鏡になっている。そこで賢明に自己主張しつつも、彼ら自身の言葉、「所詮2ちゃんねるだ」によって自己疎外している。自分は決して熱くなっていないが、相手はなっている、相手は必死だと、自分自身が必死になっているわけで(笑)。かくして下に書いた人格障害の病理が、そのまんま現れている。鏡の中の自分に向かって延々と攻撃をしているわけだ。

今回山谷さんの件でずっとフォローしてきたが、どうもこの「2ちゃんねる」なる場は病理の共有体として、それ自体がひとつの病理的人格を構成しつつあるような印象を受ける。一説によると管理人のひろゆきの母親は在日であると言う。もしこれが事実であるならば、ひろゆきは日本社会におけるネガティヴな要素をその意志によらず不条理にも引き受けてきたのではなかろうか。彼の根底には他者から拒絶される痛みが横たわっている。その恨みあるいは憤りを、表面的にはへらへらと軽いノリで、「2ちゃんねる」なる場で晴らしているような感じを受ける。

表面上「へらへら」、あるいは「軽いノリ」、あるいは「おちゃらかし」、あるいは「皮肉屋な態度」を取る人では、心の奥深くに癒されていない深い傷あるいは深刻な挫折感を隠し持っている場合が多いのだ。それに直面するだけで、自己存在が脅かされるような・・・。これを反動形成と言うが、まじめさとか、真実さとか、一生懸命さをあざ笑い、貶める人たちに共通する病理である。

もっと言えば、彼は日本社会に対する復讐をしているのだ。日本人のモラルを日本人自身が失う場を提供することによって、内部から腐れを起こさせる。誹謗中傷を書いた本人のIPなどを提出することを頑なに拒み、自身が訴えられ、多額の賠償金を要求されても、なお継続すると言う根性は実にたいしたものだ。「裁判には、まぁ、ヒマだったら行く」、「(裁判に)勝とうが負けようが、(賠償金を)払わなければ一緒」とうそぶく彼の心のルーツはどこか。何ゆえそこまで張っている必要があるのか。彼は関連企業から1億以上の収入を得ているようだが、金に対してわりと淡白な印象を受ける。金をヒラヒラさせ、むしろ人々を挑発する道具としているのだろう。

彼の真の動機は日本社会への復讐にあると思える。彼の深層心理においては、自分は加害者ではなく、あくまでも被害者なのだ。だから「2ちゃんねる」で自殺者が出ようと、プライバシーが暴かれて人生の破綻を招く人が出ようと、彼の良心は決して痛むことはない。これは英国の売春婦連続殺人事件の犯人と共通する心理であろう。加えて「2ちゃんねる」は所詮遊びの場だから、まじめに批判などする者たちはオトナではなく、オトナであればさらっと流すべきだとして煙幕を貼りつつ、実質的犯罪行為がまかり通っている。「必死」になってはならないのだ。しかし最近ではマスコミも表立って批判を開始したようだ。

あの爬虫類のようにヌメッとして、すべてをジョーダンと化し、ヘラヘラっと流すあの場の空気は、まさにひろゆきの人格の拡張あるいは肥大化である。もっと言えば、人々の心の深層に横たわる「邪悪」を非常に巧妙に引き出し、それを良心の呵責なく表現し得る場であり、その集合的無意識の共有体として、ひとつの人格を構成しつつあると言える。よってひろゆきと同じように、果たせなかった挫折感の解消や鬱屈した復讐をしたい人にとっては格好の場なのだ。

ニッポンをひとりの人として見たとき、分裂する自己の病理の現れとして歴史を論じたのが岸田秀氏であったが、その乖離性を有するニッポン自身が人格障害を抱えているわけ。その病理性がひろゆきの動機とピッタリはまって、乖離したニッポンのもうひとつの病理的人格として現れているのが「2ちゃんねる」であろう。悪魔は実に便利なツールを獲得したものだ。私たちは主イエスの御名によって対峙しよう。

Commented by Luke 2006年12月22日(金)11:34

面白いですね。けっこうあそこの人はここを覗いておられるようです。茶々を入れつつ反応するあたりが何とも・・・。それにしても文章が読めない人が多いようですが(笑)ただし、そろそろ食傷気味ですので、あそこがらみのネタはこれまでとします。後は主の御手が置かれるのを待ちましょう。何ならこちらにきてくださればお話しますよ^^

イギリスの連続殺人事件

の容疑者が逮捕された(→記事)。この男、おそらく母親あたりから性的虐待を受けており、しかもその母親がソノ仕事をしていたのではなかろうか。あるいは父親から虐待を受けており、その父親はそのスジの女に入れ込んでいた。まあ、相手は誰か、経緯はどうか、もちろんこれは調べを待つ必要があるが、たいていこのようなケースでは被虐待経験を有しているものだ。つまり彼にあっては"正義"の鉄槌を下したに過ぎないのだ。

人格障害という生き方

北朝鮮はどうもブッシュに対して核保有国であることを認めさせることに成功しそうな気配になってきた。ブッシュも支持率が30%台に低落し、レイムダック化して、何かドラスティックな策を取って歴史に名を残すことを考えている、とある北朝鮮スジの評論家が唱えていた。そこでブッシュは北朝鮮と依然として停戦状態(注)にある現状に対して、終戦を宣言し、国交を正式に結ぶと言うのだ。これはニクソンがベトナム戦争で泥沼化した時に中国と国交を回復した策と同じであると・・・。

(注)朝鮮戦争はまだ終結していない!

うーん、初めこれを聞いた時は?だったが、今となってみるとそのシナリオの実現もあり得るかも。一方で米国はいろいろな裏工作で北を内部崩壊へともたらすことを画策してもいるようだ。キムさんはフランスへの亡命準備も始めているとの情報もあるらしい。さてさて、どっちになるのかは平凡な生活人であるわれわれには分からないが、分かることは妄想性人格障害と診断されているキムさんのしたたかぶりである。

ある意味で状況は彼の思惑通りに進んでいる。これでブッシュが核保有国として彼を認め、北と手を取るならば、拉致問題などはふっとぶし、安倍氏がそれを牽制できるかと言うと、彼自身がすでにレイムダック状態。日本はまた立場を失うだろう。キムさんのしたたかさにはある意味で感心する。

私自身、人格障害者と関わって感じることは、彼らは他人からの受容と認知を切望しつつ、その願いが決して実現しない振る舞いを取ることに長けているのだ。つまり実に絶妙のタイミングで他者に不快感を与え、決して自分を受け入れさせない。心の底では自分を受けれて欲しいと人一倍欲しているのだが、むしろその願望を屈折した形で表現しつつ、決して満たされないように自ら工作している。

加えて他者を巧妙にマニュピレートする演技も巧み。泣いたり、笑ったり、怒ったり・・・と。また挑発も巧みである。かくして他者が自分の反応で振り回されることにおいてアイデンティティを確認し、ある種のサディスティックな快感を覚えているのだ。しかし実際には自分をさらに傷つけることであり、マゾヒズム的行為である。つまり彼らは他者の不快感をかき立て、自分を傷つけるほどに自己同一性を確認することができるわけだ。この他人の不快感をかき立てる業は実に巧みである。

かくして自分はまた裏切られ、他者は自分を認めないのだ、周囲は敵なのだと言った確信だけを強めている。自分の内なる憎悪や敵意を他者に見ること-これを投影と言うが-によって、周りが悪であると思えば思うほど、自分は清く正しく美しく、悲劇のヒーロー/ヒロインになれるのだ。こうして周囲は仮想敵だらけとなる。これをパラノイドと言うが、昂じると被害妄想、被迫害妄想へと発展する。すなわち自己内世界においてのみ究極の自虐的自作自演を延々と繰り返す生き方、これが人格障害である。屈折した自己愛のあり方、あるいは実質の欠如した歪んだ自己の肥大化。同時にネガティヴなエネルギーを蓄積していく。

しかしこのような人格障害者が実効的な核を持つとなると、これはまた相が転換する。核によって他者をマニュピレートし得るわけで、果たしてレイムダック・ブッシュがそれに対して以前のように抗することができるかどうか。キムさんは「自国が崩壊する時は地球をぶっ壊す」とのたまっているそうだが、蓄積されたネガティヴなエネルギーがどのような形で暴発するか、これはかなりコワイ。

いずれにしろ人の良いニッポンにとっては頭越しに「何か」が起きるわけだが、それに対してわが国はなす術、切るべきカードがないのだ!ある意味で病識の欠如した人格障害者は最強の存在と言える。

温泉までT-10Days

神の栄光と霊的いのちのフロー

本日も英国Colin Urquhartのメッセージの同時通訳です。時期としてまさにフィットする内容です。テーマは神の栄光に与ること。地的イスラエルと天的イスラエル(=エクレシア)の関係を再確認しており、神のエコノミーの鍵はいのちにあることを確証しております。このいのちの次元の理解と経験がないと、あのややこしい不毛な神学論争に落ちるわけです。

私たちの召しは失っていた神の栄光に与ること。私たちの務めはこのいのちを流し出すこと。ガリラヤ湖のように水が流れ込み、それが流れ出ること。この霊的いのちのフローが滞ると死海と化します。かくしてクリスチャンが煮詰まってしまい、死海のように硫黄の悪臭を放ちます。腐ったクリスチャンは不信仰の者たちより扱い難くなります。塩気を失った者は人に踏みつけにされ、しかも自分がいかなる状態にあるかも分からなくなり、ただ悪臭を放ちます。かくして死海のように自分の中での堂々巡りで妄想と欲求不満だけを膨らませるわけです。

健全ないのちを保つ鍵は自分を脇へ置いて流し出すこと。受けるより、与える方が幸いだ、と主は言われます。そのためにはキリストと共なる死の適用が必要です。

こうして、死は私たちのうちに働き、いのちはあなたがたのうちに働くのです。

   * * *  

ある方との会話:あたしはイエス様の声を聞いたからやっているんです!Lukeさんはなんでそれを止めるんですか!それに何で断食なんかするんですか!私は霊でLukeさんが何しているか分かるんですから!!!私:「はあ〜?」(ダイエットはしても断食はしてないのだが・・・汗)

あれ、ここ精神科の入院病棟だったけか・・・。しかし今日ニッポンキリスト教においてもこの手の「声」を聞く人が多いのです。これも自己の中で本人の肉的願望が堂々巡りして、「声」として反響するわけです。このような場合、周囲と必ず摩擦を引き起こします。しかも本人はその「声」を神の声であると信じ込む、というよりは思い込んでいるわけです。彼らの「確信」を覆すことはまず不可能です。かえって彼らから見るとその「声」を認めない私はキリストに対する反逆者となるわけですね。

実に病識を欠いている人は、お釈迦様ではないですが、度し難し(扱いに困る)。大体は分裂病まではいかなくても、分裂病型乃至分裂病質人格障害あるいは妄想性のそれでしょう。問題はこの手の人がかえって「霊的」に見えてしまうわけで、「主は・・・と言われます」式の自称預言者などが蔓延っているわけです。

あなたがたは聞く事柄によくよく注意しなさい。

実際、今日、キリスト教界の闇は深いのです。

Commented by ふみふみ 2006年12月17日(日)21:24

やっぱ人格障害って直んないのでしょうかねえ。
扱いに困る、困ったチャン。
私も結構 ひとのこといえないのでは、人格障害 はいってるカモ。
どうしたらいいんだろう。
そこんところは、あきらめて 
それに並行して
御言葉に従うってことを続けるべきなんでしょうか?

Commented by ふみふみ 2006年12月17日(日)21:28

まあ、どうでもいいや。

とりあえず、御言葉に従います。よろしく

Commented by Luke 2006年12月17日(日)22:04

いえいえ、変わらない人、あるいは成長しない人は病識の欠如した人です。病識のある人は主の霊と御言葉に浸ることで成長します。人格障害はいわゆる治療することが困難であり、精神科医も労力を使うので嫌いますが、イエス様は来る者を拒みませんから^^

Commented by kenji 2006年12月18日(月)01:08

今日キリストの所ではなく俺が直してみせるから俺のところに来い、というクリスチャンセラピストがいるので困るんですよね〜。

Commented by Luke 2006年12月18日(月)07:22

そうですか、植木等的な「セラビスト」が多いのですね(古いな〜)。こういった場合、「治った」と称する人たちがどうなるかと言うと、例えば対人恐怖の人のケースで言えば、電車の中で突如演説を始めたりするわけです。対人恐怖を克服したから!?クリスチャンもね、職場のオフィスでいきなり「悔い改めよ〜!」とかやっちゃう人ととかね。イエス様不在の「福音」と言うわけ。

ご紹介―DJ Jerry氏のLAジャーナル

ここでもよくレスを下さる、現在UCLAに留学中のDJ Jerry氏が興味深い記事を書いておられます(→こちら)。下で書いたフローする状態。自分を何かに注ぎ出すこと。彼は「楽苦しい」と表現されていますが、燃えているのです。ある面、うらやましくもありますね。このようなチャレンジしている人からは大いなる励ましを受けます。

ソニーの凋落

についての論考が『文藝春秋』新年号に掲載されていた。その中で、ソニーの凋落を招いた原因として「フロー」の喪失があると言う。「フロー」とはアメリカの心理学者チクセントミハイ氏が唱えた用語で、無我夢中で何かに取り組んでいるときの精神状態と言う。技術者たちがこの「フロー」の状態に入ると「燃える集団」が構成され、創造的仕事もなされる。そのためには「内発的動機に基づいて行動すること」が必要で、それは報酬や評価を得たいと言う「外的動機」によらない。そのような条件を企業は醸す必要があるという。

何だ、これは没我の状態にして「流れる心」であり、先に書いた自分を注ぎ出ている状態である(→意識の扱い方およびいのちの内発的発露)。日本ではすでに剣の達人柳生但馬が言っている、「心の病とは心が何かにとどまること」と。フローはこの逆であり、禅やいわゆる「道」が求めた「無心」あるいは「忘我」の状態である。前にも書いたが、道元はこう言っている

佛道をならふといふは、自己をならふ也。自己をならふといふは、自己をわするるなり。自己をわするるといふは、萬法に證せらるるなり。萬法に證せらるるといふは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり。

また道元の『正法眼蔵生死』のキリストヴァージョンはこちらを・・・。いずれも今のニッポンがアメリカの長期戦略の中で喪失したもの。すでに日本にはある(った)のだ。

かくしてソニーの凋落もまさに先に述べた精神エネルギーの滞留と空転によるのであり、現代ニッポンの病理のまたひとつの大きな兆候である。

粘着の精神病理(2)

先に粘着の精神病理について少々触れたが、私も最近では当事者として、ややネットストーキングを受けているようですので、もう少し論じてみたいと思います。

例の「CT対山谷さんのスレ」で次のようなカキコをいただいております。あまり気味の良いものではありませんが、興味深いのでご紹介しましょう。

699 :暇人:2006/12/15(金) 21:24:18 ID:TdQiqrF6
>>684
挑発するなら唐沢さんがよい 穴だらけ しかも単立。
山谷さんは、季語になるほど認知されている伝統コスプレ教派よ
しかも本人は水準クリアの英才。周囲からも期待されている。
ちと穴がないので 感情的に中傷しても 誰も相手にせんよ
唐沢さんはマンガにできるキャラだから お薦め

何ゆえに私にこれほどに関心をお持ちくださるのは不明ですが、私の言動の「何か」がこの方の「ある部分」に触れ、彼の肉の疼きを惹起してしまったようですね。

こういった場合、ある種の共通する要素を持っていることが多いのです。いわゆる牧師先生が大学教師の私に粘着することはまずありません。私は真っ赤な偽牧師ですし、別に神学の専門家でもありません。業界を異にするからです。まあ、ヨハネ文書がグノーシスを相手にしている位はかろうじて知ってはおりますが。多分この方はアカデミズム関係かその周辺業界の人でありましょう。私よりも年長の方でしょうか?一般社会常識もあり、聖書と神学の知識も持たれ、文章も書かれ、ギリシャ語などの語学にも長け、それなりにアカデミックな訓練も受けておられるようです。彼の意図は私が挑発に乗ればイジル対象として絶好のカモとなるわけですし、乗らないで冷静を装えば私がカルト思考ができるからだとなるわけで、どっちにしても彼の思惑通りなわけです。頭のよろしい方なのでしょう。「2ちゃんねる」でもとぼけた味を醸しつつ、実に冷静に仕切っておられるようです。

で、私的に興味が湧くのが、このようなお顔とは裏腹に立派な社会的立場とご家庭も持たれ、奥様とお子様もいっらしゃるであろうし、どのようなお顔でご家族に対しておられるのかとか、想像が膨らむわけですね。一方で「2ちゃんねる」に打ち込みつつ。つまり私の「穴」と「カルト性」をご指摘されるほどの資質をお持ちの方が、何ゆえに「2ちゃんねる」なる場に潜っておられるのか、と言う点ですね。その教養と才能を堂々と学界やキリスト教界に問われればよろしいかと愚考するわけです。それこそ社会とキリスト教界の大いなる損失ではないでしょうか?それが「2ちゃんねる」なぞの匿名の闇で他人を中傷し、またお仲間を貶めているのは何ゆえ?と思うわけなのです。いや、すでに立派な業績をお持ちで、手慰みで時間をつぶしておられるのかも知れません。それも早朝から深夜まで・・・。

ここに現代のニッポンの病理、すなわち自己の病理を診ることができるわけです。先に紹介した「自分以外は馬鹿」とする若者の増加、仮想的全能感で仮想的満足に陥る若者―これらはナルシシズムのひとつの形ですが―・・・ばかりではなくオジサンが増えているわけですが、この根底にあるのは行き所を喪失した精神エネルギーの空転現象です。『武士の一分』にしても、先週の『硫黄島からの手紙』にしても、死を決意して自分を「何か」のために注ぎ出すことがテーマなのですが、これが今のニッポンには喪失しているわけ。真の充実感と満足感は自分を忘れて、自分を注ぎ出すことにあるわけです。それが学問であれ、仕事であれ、家族であれ、恋人であれ、キリストであれ、ポイントは自己を離れることにあります。

しかし「2ちゃんねる」あたりの面々の生態を診ていると、根底に何か解消されていない葛藤、あるいは消し去り得ない挫折感、それに伴う絶望的空虚感を感知するのですね。かくして自己の中に閉じ篭り、満たされない感覚を屈折した形で延々とネット相手にぶつけ、ぶつけるほどにフラストレーションだけが昂じて、それを自分でも持て余している感じ。実は鏡に向かったサルを演じているのです。だから自分でも「所詮は2ちゃんよ」と、自分がいかに虚しいことをしているかと、心のどこかでは分かっているのです。根底にある自虐的攻撃性を他者に投影しているわけです。まさにニートやフリータ、さらに引き篭もりが400万と推計される現代のニッポンの病理の象徴と言えるわけです。それは膨大なエネルギーの不毛な空転現象。

もっとも虚しい生き方は自己のために生きること。対して真の充実感と満足感を味わえるのは自分を「何か」に注ぎ出すこと。もちろんその「何か」が何なのかが大切なわけですが。私たちにとってその命をかける「何か」とはキリストなわけですが、これとても立派なカルト思考なのでありましょう。「何、マジレスしてんの?」と・・・。やはり山田洋二は時代を描く名監督ですね。

温泉までT-12Days

Commented by 通行人 2006年12月16日(土)22:16

Lukeさんもご苦労様ですね。彼はあそこでは有名人ですよ。別のところでは「変質者」とも言われているようです(笑)。お気をつけ下さい。

Commented by Luke 2006年12月17日(日)08:29

そうですか、変質者ねぇ・・・。まあ、彼ばかりでなく、あそこに張り付いてる常連さんたちのプロファイルはかなり興味深いものがあります。それにしてもCT問題は勝負がつきましたね。私たちの仕事はこれからですが・・・。高柳さんたちもあそこに書き込みしているんでしょうね、必死で(笑)

Dr.Lukeの一言映画評

アップロードファイル 64KB午前はいつもどおりプールとサウナ。午後は映画―山田洋二監督、木村拓哉主演の『武士の一分』。

時は太平の世、田舎の30石扶持の下級武士にして毒見役の三村が日々の無意味なお勤めで人生の空転に飽き飽きしている。つまらない会話で時間をつぶしつつ、来る日も来る日も毒見を続けるが、ある日、不運にも赤粒貝が当たって失明する。最愛の妻が上司に身を売って30石を守るも、夫にばれる。彼は妻を離縁し復讐を誓う。実際は上司の口利きによらなかったことが分かると、果し合いを申し込む。かくして盲目侍が「武士の一分」のために命をかける。彼の師の言葉、「共に死するをもって真となす。必死、是即ち生きるなり」と。かくしてその太刀裁きは相手の腕を切り落とす。そして分かれたふたりは・・・。

と言うわけで、スジは単純であるが、小生的にはかなり好きなプロット。『葉隠れ』にいわく、「武士道とは死ぬことと見つけたり」に通じるものがある。今日閉塞したこの世と教界において、膨大なるエネルギーの空転が起きているが、まさに幕末の空気と同じ。木村拓哉が扮する下級侍が「武士の一分」に目覚め、命をかける時の変貌振りがなかなか。抑えた演技がけっこう光った。しかもその卑劣な上司にとどめを刺すことなくサラッと去るわけだが、実際この手合いにはとどめは不要。自ら滅する。

一見時代劇だが、現代をするどく描き出しているいぶし銀的に光る一作。サラッとカタルシスを味わいたい方にお薦めです。

ベースボールも・・・

アメリカの一部に組み込まれそうですね。以前から言っているとおり、日本はアメリカに、政治的去勢、軍事的去勢、そして経済的去勢をされたわけですが、娯楽もそうかな。日本球界はアメリカへの人材バンクとなりそうな予感。

しかしマツザカの台詞はカッコよかった:

ぼくは夢と言う言葉は好きではない。夢は見ることはできても実現するものではないから。ぼくは子供の頃から信じてきたから、今ココにいる。

と。

さあ、教育基本法改悪と防衛庁の省への格上げで、ニッポン丸の行くえは・・・?

Commented by Luke URL2006年12月15日(金)23:27

Salt氏が教育基本法について、現場を預かる教師として発言しておられる(→上のURL)。われわれ大学の教員はこういった場合も割と第三者的な立場でおれるのだが、小中高の先生たちはまともにその影響を受けるわけだ。前から言っているとおり、安倍氏がおかしいことは着実に明らかになるだろう。このイエスとノーを明言しない態度に彼の本質が垣間見える。

Commented by DJ Jerry Eメール 2006年12月16日(土)02:59

こんにちは、久しぶりにコメントします。野球に関して言えば日本は完全にアメリカの人材バンクですね。張本さんなんか日本野球の将来をかなり憂いています。あと、例えばサッカーだと人材はヨーロッパに流れてます。カズは少年時代にブラジルに留学したますが。逆に柔道や相撲は日本がリーダーシップを握ってますよね。モンゴルあたりから大挙ドスコイドスコイと関取がやってきてますから。同じスポーツでも種目が違うと事情も違ってきます。もっと広い目で見ると、カリフォルニアにあるシリコンバレーに世界の頭脳が集まってる感じで、インドからのブレインドレインなんか顕著ですよね。人材が一箇所に集まると言うのは自然界のエントロピー増大の法則に反していて興味深い社会科学的現象だと思います。

ところで、松坂の入団発表のときのあの広報の人の英語は綺麗で聞き取りやすかったですね。元野球通訳としてはやっぱりそういうことがきになります。実は僕は1ヶ月前からレッドソックスに松坂の通訳として使ってくれないかと打診していたのですが、袖にされてしまいました。あの席にはちゃんとした通訳の方がいらっしゃいました。松坂のコメントも分かりやすく英訳してました。あ〜、あの場に立ち会いたかったなあ〜。

Commented by Luke URL2006年12月16日(土)07:39

なるほど。エントロピーの法則に反していますね。それだけアメリカにはエネルギーの供給があるわけですが、日本は出た杭は打ってすべてを平らにし、加えてレベルを引き下げる傾向がありますから、魅力がないのでしょう。妬みと悪意の空気ですね。結局この国は三島由紀夫の預言どおりになってきています。極東に空疎な経済大国ができると。

ちなみに教員の休職の実態です(↑)公立教員、病気休職7017人、精神疾患も過去最高で6割の4178人。教育現場は機能不全一歩手前です。窒息していますね。まあ、ニッポンキリスト教界も同じですが(汗)

ところでUCLA生活はもう巡航速度に入りました?

Commented by DJ Jerry Eメール 2006年12月16日(土)17:22

UCLAについてはブログhttp://blog.livedoor.jp/gupjerrysuzuki/?blog_id=1995664 で詳しくお話しようと思ってたんですが、ま〜、埼玉大とは大違いで、厳しいです。巡航速度ですか。どうなんでしょう?1学期、がむしゃらに走り続けて今週月曜にやっと終わって今は割りとのんびりしてますが、また新年早々2学期が始まったら加速度を付けないといけないと思います。とにかくUCLAは半端じゃないです。

Commented by kenji 2006年12月16日(土)19:03

アメリカの狙いは日本の植民地化ですね。米国政府、資本によるヒトモノカネの搾取が進んでいます。悲しいかなやっと今頃になってわかってきた。日銀は世界の金庫番でしかない。安倍さんはワシントンに向いて発言し仕事しています。彼の目指す美しい国とは‘美国’を暗示していると思いますよ。

>日本球界はアメリカへの人材バンク
メジャーチームを一つトーキョーに作るのもいいかも。在日球団は益々人気低落。

Commented by Luke 2006年12月16日(土)19:47

開国以来、アメリカの対日政策の青写真に乗せられているのでしょう。小泉さん→安倍さんと、この路線は日本を売るかも知れませんね。

Commented by kenji 2006年12月16日(土)20:11

今は、第三の開国前夜だそうです。明治維新、敗戦で日本人の精神性は変わっていない。そして終には精神性の変革がやってくるそうです。これ、実は心理学者服部某氏の持論なんですが、昨日某有名テレビ伝道師のメルマガに同じことが書いてありました。彼を番組に呼んだので彼のミームが伝染したようです。1月の番組放映以降、たぶんこの手のミームが教界中に蔓延しますので、ご準備を。

副島隆彦と言う生き方

かつてのわが同僚だった副島氏が自分の人生を語っています(→副島隆彦の学問道場)。中々面白い。80年-90年代を共有していますので、共感できる部分もかなりありますね。一度人生を降りたとか・・・。キリスト教についても同感できます。ある面で頭が良すぎるのです。だから見えてしまう。するとすべてがバカらしくなる。だいたい予備校の先生をやっている人種はこのような価値観の人が多いのです。私もクリスチャンにならなかったら、副島氏と同じ生き方をしたでしょうね。新宿での浮浪者生活もある面で憧れますし、だから横浜の寿町なんて、私にとってはかなりフィットするわけで・・・。おっちゃんたち、元気かなぁ・・・。

温泉までT-13Days

要塞化している「2ちゃんねる」

NHKで「日本のこれから」と言うプログラムがあったが、その中で「2ちゃんねる」のひろゆき氏なども登場していた。そこで「2ちゃんねる」で被害を受けた声優落合祐里香氏が批判的発言をしたのだが、彼女に対して殺人予告がなされているようだ。

前にエンロン社の悪辣振りを描いた映画で、人間がいかに卑しくかつ邪悪なものとなり得るかの心理学実験を紹介したが、それを地で行っている。われわれにとってはある種の実験的現象として興味深い現象なのだが、ここまで来るとは・・・。

クリスチャン・トゥデイがらみで山谷さんはいぜんとして叩かれているようだが、この「2ちゃんねる」なる場にいると、正常と倒錯の境界を喪失するようだ。現在ノロウイルスも蔓延しているが、ここでも「ひろゆき」なる人物の病理性がミームによって感染し、フォリア・ア・ドゥ、フォリ・ア・トロア・・・と拡散するのだ。病んでいる人には格好の自己表現の舞台であろうが、神の御手の介入を祈る。時が至るならば、その御手の業はすばやい。

心ある人はこちらをバックアップしてあげて下さい。

2ちゃんねるから子供たちを守ろう!

Commented by Luke 2006年12月16日(土)08:28

どうも「彼ら」もここにいらしていただいてるようで、ここで「2ちゃんねる」に触れると「彼ら」を刺激するようですね(苦笑)ウイルスは細胞膜の感受性のある突起に触れると感染するのですが、同じように彼らのミームを持つマインドウイルスも、「突起」に触れると反応するのでしょう。良心は麻痺しているのでしょうけど、面白い現象です。しかしよく朝から晩まで粘着し続けるものだ。どんな仕事をしているヒトたちなのでしょう。まさかクリスチャン・トゥデイのヒトたちではないと思いますが(汗)このエネルギーの空費現象は今のニッポンの病理の象徴ですが、もう少し論じてみたいと思います。

子供の一言

テレビで交差点の交通事故をレポートしていたが、その中で女の子が、「あそこで友だちにバイバイって言ったら、それがほんとのバイバイになっちゃたの。もうこんな悲しいのは嫌だから、起こして欲しくない」とインタビューに答えていた。何だか泣けてしまいましたね。「ほんとのバイバイ」はせつないです。最近やたらと涙腺がゆるい・・・か。

生きること

I兄弟の本格的治療が癌センターで開始された。必ず帰って来いよ。

今日の一冊

アップロードファイル 13KB今、講義が終わったところであります。本日の一冊は、映画『硫黄島からの手紙』で興味を持ちました栗林忠道氏に関する本。『栗林忠道-硫黄島の死闘を指揮した名将』(PHP文庫)。

明らかに無意味とも見える絶望的な戦闘の指揮を取らざるを得なくなった同氏の言動をリアルタッチで描く。著者自身も傭兵として戦場をくぐった経験があるだけに、その描写がリアル。元々は別のエリートが赴任する予定だったが、そのエリートは体よく逃げたのだった。何のために・・・。それはただ本土への爆撃をできるだけ遅らせるため。アメリカ生活も経験している栗林にとっては、硫黄島派遣の意味は明らか。その中でアメリカ人の思考に沿って布陣を引き、作戦を立てる。かくして5日で終わるだろうと言う戦いが36日にも及び、米軍の死傷者数25,000。老練な米国指揮官のスミス氏を震撼たらしめた。最後は自ら敵陣地に突撃して果てる。

虚しいと言えば、まったく虚しい。が、彼らは「何か」に自分を注ぎ出した。天皇、それとも家族のため?こういう状況に追い込まれてなお精神の正常さを保つには、「何か」にかけるしかない。私はけっこう大石内蔵助や栗林忠道みたいな人物の生き方、というよりは死に方には心惹かれる。自分を「何か」のために注ぎ出し、捨てること。それはまったく愚かである。が、私はその愚かさに憧れる。ウォッチマン・ニーの最後にも通じるものである。もちろんこのような証しを立て得るのは格別の祝福があるからなのだが。

時効の壁

一人で買い物に出かけた少女がトラックに轢かれて死亡、ひき逃げされた事故の公訴時効が本日0時に成立した(→記事)。私も親として、ビデオ映像を見ているとたまらない気持ちになる。これで法的な責任は免れたのだが、果たしてこの犯人は、今、どんな気持ちなのだろうか?このような場合、割とまじめで気の小さい人であることが多いのだが、この人はどのような内的生活をしているのだろうか?きわめて関心がある。

ひとつの区切り

BGMをJarrod Cooperの曲にしました。かなり今までとインプレッションが違うと思います。彼の曲は音楽的にもかなりハイセンスでエクセレントです^^

 * * *

長女の就活がようやく終わり。後は国試だけ。紆余曲折アップダウンもありましたが、ベストの処に決まりました。主は常に最善を与えて下さいますね。私的にはこれでひとつ責務が降ろせたわけですが、裏を返すと老後にまた一歩近づいたわけで・・・。テレビで「まだお母さんと呼んでいいかな?」と言うCMがありますが、その領域につま先が入りましたね。

 * * *

皆様から捧げ物をいただいております。個別にお礼を申し上げずに恐縮でありますが、主にあって深く感謝申し上げます。

温泉までT-16Days

Commented by いさむ 2006年12月13日(水)02:31

決してちゃちゃを入れるつもりはありませんが、いわゆる「捧げもの」は、どう用いられるのでしょうか?
もちろん、Lukeさんは一応かなり満たされていると思いますので、KFの場合、捧げものの管理は誰がどう決められるのか、ちょっと関心があります。(*^_^*)

主の招き

イエスの元に資産持ちの若者が来て言った。

「そういうことはみな守ってきました。まだ何か欠けているでしょうか。」イエスは言われた。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。

この時イエスはどのような気持ちでこの若者の背中を見つめていたことだろうか。この若者の悲しみは自己憐憫に過ぎないが、イエスの悲しみは愛による。

私たちもしばしば同じである。主の新しい招きに対して、私たちの思いは訴える、「まだ求められるのだろうか。自分はもう十分やっている。そんなことできるだろうか。いや、自分には無理だ。これ以上要求されるならば、もうついて行けない・・・」と。新しいチャレンジがあるごとに、その人の心が露にされるのだ。何を信じ、何に頼っているかが・・・。知的な者は理屈で自分を正当化するだろう。感情の人は怒り出すだろう。あるいは落ち込むかも知れない。いずれにせよ、自分において富んだ者は去っていく。しかし貧しい者はますます自分の無力を告白し、主のみに頼り、主の真実を味わう機会とするだろう。私も去っていく人を一切引き止めることはしない。

チャレンジ

今日のメッセージは英国のコリン・アーカートのメッセージの同時通訳でした。現在神の建てられる宮とはエルサレムにある石の神殿ではなく、使徒と預言者の土台の上に置かれた霊の神殿、つまり生ける石として神の住まいのために組み合わされた私たちであることを説いています。かくしていわゆる国家としてのイスラエルに入れ込む教えは誤りであることを指摘し、「イスラエルのために祈れ」とは、まさにそこに現れたキリストの体なる兄弟姉妹、つまり生ける神の神殿のために祈ることを語っています。

ですからDr.Lukeもついにイスラエル・フリークになったと誤解されないように、ここで予防注射を打っておきます。人は自分の心の歪みに従って、人の言葉を理解する傾向がありますから。地的イスラエル(経綸的選びの民)と天的イスラエル(エクレシア=教会:本質的選びの民)についてはこちらをご参照いただきたい。

このメッセージの最も本質的ポイントは、自分が神の家における祭司であることの自覚を得ること。単に自分の祝福や問題解決や励ましを求めて集会するのであれば、これは本末転倒。そこにある中心は自己。そういったメッセージをして下さる先生はこの業界にいくらでもいる。私たちは神に仕え、祭司として自分を裂いて犠牲の供え物を捧げているかどうか、まことの霊の奉仕に与っているどうかが問われるわけ。と言うわけで、また厳しいことを語り、チャレンジを置きましたから、出席者が減るかも知れません(笑)

私は真っ赤な偽牧師であり、キリスト教ビジネスに携わる者ではありません。来年はもしかするとKFCは店仕舞いということもあるわけで、それはひとえに私たちが自分を裂いて、神の召しに応じることができるかどうかにかかっているのです。そろそろ忠臣蔵の時期でありますが、昼行灯と揶揄された大石内蔵助も当初300人いた家臣たちを、志のない者はあえて去らせ、絞り込んでついに四十七士としたわけ。ギデオンの物語にも通じる逸話であり、烏合の衆では大事はならない。KFCではもしかすると一人もいなくなるかも知れませんが・・・汗。

かくして来年のスローガンは「自分を注ぎ出す」こと。どこまで主の召しに応えることができるでありましょうか?メッセージ冒頭でも触れたウォッチマン・ニーの黙想のための言葉を紹介しておきます。

 ガリラヤの少年が主の元にパンを持ってきたとき、イエスはそれをどうされたでしょうか?主はそれを裂かれたのです。神はご自身に捧げられるものをすべて裂かれるお方です。神は得られたものを裂かれ、それを祝福され、人々の必要を満たすためにそれを用いられるのです。あなたの経験や私の経験もそうではなかったでしょうか?あなたは自分を主に捧げます。するとすべての事柄が悪い方向へと向かい、あなたは主の方法に何か誤りがあると考える誘惑に駆られたことでしょう。そのような頑なな態度は砕かれる必要があるのです。
 そう、それは真理ですが、何のためでしょうか?それはあなたがこの世へとあまりにも向かい過ぎているので、主へと十分に向かっていないためなのです。これが多くのクリスチャンにとっての悲劇です。私たちは神に用いられることを願うことでしょう。であるならば、毎日毎日、自分自身を主にお捧げすることです。神の方法の粗探しをするのではなく、神の御手の下に賛美と期待をもって服するのです

Dr.Lukeの一言映画評

午前はいつもどおりプールとサウナ。最近はサウナで過ごす方が長くなっているか・・・。午後は映画。

アップロードファイル 3KBクリント・イーストウッドの『硫黄島からの手紙』。前の『父親たちの星条旗』との二部作。前作では硫黄島は単なる政治ショーのネタに過ぎなかったわけだが、今回は絶望的なサバイバルの舞台。

同じ戦争物を日本人の俳優を使って撮るにしても、やはり何かが違う。ライフルや爆弾の音からして、本当に怖いのだ。これは韓国の『ブラザーフッド』もそうだったが、現場を知っている人が作るからだろうか。日本のはドンパチと『ウルトラマン』に毛が生えたモノと言うか、『西部警察』のノリになってしまう。今話題の中村獅童も出ていたが、昨年の戦艦大和とは違う不恰好な役回りだったが、かえって現実感を醸していた。それにしても謙さんはハリウッド俳優として貫禄が増したが、ジャニーズの二宮和也がイイ役を演じていたのには感心した。私ももし硫黄島に送られたら、どんなに無様を晒しても生き残ることを考えるだろう。

ほとんど白黒に近い画面からリアリティの重さがやけに迫ってきて、現場の火薬や血や汗の臭いまで分かるような映像で、かなり疲れた。そして何と言う虚無感。栗林中将はアメリカ生活も経験し、ヒューマニストかつ民主的にして、兵士と同じ食事を取るも、公私の区別がつく合理主義者の側面を持っていたと、『文藝春秋』今月号にあった。玉砕を禁じ、1日でも硫黄島を守ることに徹し、5日で終わると予想していた戦いが1ヶ月以上に及んだ。2万名以上の日本兵は最後に千人ほどになっていたと言う。それにしても虚しい。最後まで戦い抜いて自決する兵士たちの最後の叫びが「天皇陛下万歳!」なのだが、本音はやはり家族にあったわけだ。かくして栗林中将が絶望の淵で家族に書き送った手紙は8ヶ月間で41通だった(『文藝春秋』記事による)。

イーストウッドはかつて『ローハイド』だったか、単なる二枚目俳優、そのうち『ダーティーハリー』で汚れ役を演じて、『マジソン郡の橋』でメルリ・ストリープとオトナの恋愛を・・・と言う具合に、歳を経るに連れて円熟と言うか、渋みと言うか、顔のシワにも味が出て来ている。例によってスピルバーグも『プライベート・ライアン』式に隠し味として控えているわけだが、やっぱり映画はハリウッドにはかなわないことを再確認した。これもやや虚しいが。

温泉までT-19Days

リベラルと言う"信仰者"

今週のメッセージでマリアの処女懐胎を信じない牧師がいると言いましたら、その証拠を見せて欲しいと求められました。あまりこういったことに触れるのは気が進みませんが、例えばこちらこちらをどうぞ。

マリアが身ごもったのは、人間の力をはるかに超えた神の力、聖霊の力によって身ごもったのだと短絡的に信じるのも、どうかと私は思うのです。鵜呑みにしていないかどうか問い直しても良いでしょう。

と言われ、鵜呑みにする信仰、あるいはそう言う読み方を恐れるそうです、この牧師先生は・・・。彼らからすると私たちはファンダメンタル・カルトとなるわけですね。

だれも健全な教えを聞こうとしない時が来ます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります。

確かにこの御言葉は成就しつつあります。繰り返しますが、聖霊派あたりで夢想されている「リバイバル」は幻想に過ぎません。キリスト教界(「教会」と言いたくはない)は今後、御言葉からはずれ、アポスタシ(廃教)の道を辿るのです。

Commented by いさむ 2006年12月09日(土)14:28

> 例えばこちらやこちら

の二人の牧師さんは、たぶん神学校で同級ですね。なぜか彼らの年は単なるリベラルというより、新左翼的な思想に毒された人が多かった年だったと思います。
佐○保教会の方は、どこかのHPでも異端牧師の例としてあげられていました。

Commented by Luke 2006年12月09日(土)19:52

そうなんですか・・・。何ゆえに霊的事柄に右翼・左翼が出てくるのか、これも私がどうにも理解できないニッポンキリスト教の七不思議のひとつですね。

FAITH06-SO AMAZING-について

新しいCD:FAITH06-SO AMAZING-をイギリスに注文したのですが、すでに在庫がなくなっているとのこと!売れているわけです。で、新しいプレスは新年になってからとのことですので、しばらくお待ち下さいませ。

Commented by まるふぁ 2006年12月09日(土)12:16

はい、
楽しみにお待ちしております(^_^)

祝・横浜FCJ1昇格

NKH『クローズアップ現代』でレポされていましたが、横浜FCがようやく念願のJ1昇格達成。あのキング・カズや卵を投げられたジョーがいると今回知りました。このスターの座にあったベテラン達が、自ら練習を引っ張り、裏方にも回って成し遂げたとのこと。けっこう感動しますね。

私は当初のカズは嫌いでした。チャラチャラしており、コケたら一発でダメになるとタイプと思っていたのです。結局ワールドカップにも出られず、それで腐るかと思っていたら、下積みの選手生活でJ2選手になっていたわけ。それでもFCをJ1に上げようと選手たちの心をひとつにまとめた今回の功績は大きい。

この人、ほんとにサッカーが好きなんですね。それが分かりました。脚光を浴びようと浴びまいと、淡々と何かに自分を注ぎ出す姿にはけっこうキテます。こういった下積みになるとき、その人の真価が明らかになるのでしょう。私たちもただキリストを愛し、キリストに自分を注ぎ出したいものです。それには本当に、キリスト教ではなく、キリストご自身を好きになることです。

温泉までT-21Days

Commented by ひろこ 2006年12月07日(木)21:00

キリストこの方を知って、心からよろこんでいます。
この世の世界だけでなく、キリストがおられる霊の世界に目を向けられるようになったことは、なにものにもかえられないほどです。ルークさんをとうして語られる主に感謝のほかありません。
時に揺らめきがきますが。

自他のジレンマ

宮内氏が鋭い指摘をされている。いわく、世間の喪失は個人の肥大化を意味し、それは恥を失って獣欲の解放を促し、結局は他者を喪失することにより自己をも失う。これが現在のニッポンの病理。処方箋は肉となった神、イエス・キリストのみであると。キリストとキリスト教は別物であることを知らしめる必要がある。まったくもってアーメンです。

いわゆる牧師はこういった真実を語ることができない。あなたはオンリーワン、高価で尊く、人生マイナスがプラスになり、商売繁盛家内安全・・・と、彼らはキリスト教商売をしているからだ。そういった証しならば○○学会の方がはるかに優れている!ニッポンキリスト教に必要なのは、宮の両替人を追い払ったイエスの鞭である。

Commented by Rutsuki 2006年12月07日(木)09:36

思わず拍手! 全くその通りだと思います。しかし、商売をしているとは気づいていません。献身しご奉仕していると信じています。キリスト教に献身し、キリスト教に奉仕しているのですのですが見えていません。

Commented by kenji 2006年12月07日(木)17:52

そもそも「献身(者)」って何でしょうか?
聖書のどこにも出てこない不思議な概念。
さてルークさんは献身者なのでしょうか?

Commented by Luke 2006年12月07日(木)18:23

献身はイエスの血で買い取られたことの自分の意志による表明です。いわゆる世の仕事を捨て、「教職者」になって献金で暮らすことではありません。このニッポンキリスト教の「献身制度」がすべての問題のルーツではないでしょうか?

私はキリストには献身していますが、キリスト教にはしていません^^

Commented by くろねこ 2006年12月07日(木)21:05

おっしゃる通りだと思います。とても不思議な制度ですね。
献身といえばとても聞こえがよいですが、いわゆるたかりのようなものでしょうか?元教会の牧師さんなどは信者の献金だけでは家をたてたり、子供を私立高校にもやれないので、正社員で働いているそうです。それもなんだか。。。
本来は皆、イエス・キリストに献身、ですね。

Commented by エタ 2006年12月08日(金)09:22

アーメン!!最近、未信者の方2人にそれぞれに、キリストとキリスト教の違いとイエス様の宮での商売人への怒りを話したら、今まで信仰の話しに成ると目がとろ〜んとしていた人、そして怒っていた人が、目をぱっと見開いて話を聞き出す・・・・この世の人の方が「宗教」そのものには非常に敏感であることを、改めて知りました。
 「『隠れキリシタン』でもいいから、聖書の言葉でその問題を祈ってみて!!」

なんだか、めちゃくちゃな事を言ってしまいましたが
このことを大胆に言える後ろ盾、エクレシアとしての教会がここにあるということ、すごく感謝です。

イジメ体質のニッポン

例によってSalt氏が面白いことをお書きになっている。

国からのお便りの次は、県からのアンケートだ。これがまた甲乙つけがたいほど情けない内容である。

道ばたや歩道橋の上でいきなり通りすがりの人を立ち止まらせて「あなたは神を信じますか?」とたずねるのも,漫才のネタにされるぐらいくだらない質問だが,それにどこか似たところがある。つまり,たとえ大事なことでも,ふさわしくない場面や方法で聞いてみたところで,何も得られないということだ。
・・・
半強制的にくばらされる手紙やアンケートの存在自体が、いじめを生み出すシステムの一部であることに気づくことがいじめ解決の第一歩であろう。

こういった時間と気分を浪費するペーパーワークが好きな連中が、先に述べた強迫傾向を有するニッポンの官僚たちなのだ。本音は彼らの言い逃れに過ぎないのだが。われわれ大学の教員は幸いこういった事柄から解放されているのだが、小中高の先生方にはほんとに同情申し上げる。

ちなみにわが中学の友人も校長先生コースを走ってきたのに、数年前にうつ病になってしまった。自己疎外の結末なのだが、無意味な雑用作業をわざわざ作って先生たちをこれ以上イジメるなと言いたい。先生たちが楽しく伸び伸びすれば生徒のイジメも少なくなるのだが。・・・と、ニッポンキリスト教界でも牧師と信徒もけっこうネチネチと互いにイジメ合っているような予感。

温泉までT-22Days

Commented by ひろこ 2006年12月06日(水)23:06

友人の言うことに教師たちは忙しい。書類提出が多く、学年会議も出来ず話をする余裕もないと。書類出しなければ、評価が下がるとか?校長は何年か前からあり、良心的な方は、心病み定年より、早めに退職されたかたもいる。

Commented by Luke 2006年12月07日(木)07:30

おっしゃるとおりですね、良心的な人ほど病んでしまう。かくして生き残る連中は良心が麻痺している者ばかりと。経済でグレシャムの法則があります。悪貨は良貨を駆逐する。同じことが教育現場でも起きているわけです。

人とは何者か?

"What is Man"―オースチン・スパークスの論考ですが、非常に重要であると思います。先のColin Urquhartのメッセージと絡めて理解する必要がありますね。特に今日の偽りと倒錯現象がはびこっているキリスト教界に対する予言的警鐘があります。

ネオコンの終焉と神の御手

ブッシュに対しては私はこう述べ、またこう書いた。神の主権を侵したブッシュには神の裁きがあるだろうも言った

今回民主党の勝利の後、ラムズフェルドの更迭、そして今回ボルトンが辞任(→記事)。これでネオコンが総崩れとなったわけ。田中宇氏のレポートでは米国の自滅シナリオの実現だと述べている。ラムズフェルドに至っては、切られる前にイラク政策は失敗であったと白状し、ライスもそれを追認している。かくしてブッシュ猿政権も櫛の歯がこぼれるように着実に崩壊しつつある。

ライブドアや村上ファンドも同じだが、神の義と裁きは確実に実現される。神は侮られる方ではない。すでにすべてに勝利され、あらゆる権威を得られた方イエスは、再建主義のようにモーセ律法を適用せずとも、この地上を確実に治めておられる。邪悪はますます満ち、倒錯者たちも跋扈するだろうが、神の主権に服する者たちがいる限りは、不法の力は制限される(2テサロニケ2:7)。しかしキリスト教界は確実にアポスタシ(廃教)の道をたどるだろう(2テサロニケ2:3)。「クリスチャン」を自称する者たちが落ちるならば、未信者よりも腐敗し、なまじ聖書を知っているため毒を撒き散らす。かくして人間的にはまったく希望を失う時代が来る時、私たちのまことの希望の星が現れる(2テサロニケ2:8)。その前には

終わりの時には困難な時期が来ることを悟りなさい。そのとき、人々は自分自身を愛し、金銭を愛し、ほらを吹き高慢になり、神をあざけり、両親に従わず、恩を知らず、神を畏れなくなります。また、情けを知らず、和解せず、中傷し、節度がなく、残忍になり、善を好まず、人を裏切り、軽率になり、思い上がり、神よりも快楽を愛し、信心を装いながら、その実、信心の力を否定するようになります。

すでにこの状況は展開している。聖書はこう警告する

こういう人々を避けなさい。

あざける者たちは自らの頭に炭火を積んでいる。聖書はまたこうも言っている

悪人や詐欺師は、惑わし惑わされながら、ますます悪くなっていきます。だがあなたは、自分が学んで確信したことから離れてはなりません。・・・神の御前で、そして、生きている者と死んだ者を裁くために来られるキリスト・イエスの御前で、その出現とその御国とを思いつつ、厳かに命じます。御言葉を宣べ伝えなさい。・・・だれも健全な教えを聞こうとしない時が来ます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります。

真に神の御前に歩むことができれば幸いだ。

温泉までT-23Days

Commented by Luke URL2006年12月05日(火)15:47

アナン事務総長がイラクを内戦状態と宣言。さらに「一般国民が、残忍な独裁者がいても、今よりもましだったと考えるのは理解できる」と述べ、イラク当局の治安能力の欠如を批判した。記事は上のURL。ネオコン・ブッシュの置き土産の代価はあまりにも大きい。しかし愚かな者だ。

Commented by ICHIRO 2006年12月05日(火)17:44

確かにブッシュによってイエスの名が貶められました。
キリスト教福音派・原理主義こそ悪だとTVでもやられました。
Lukeさんのメッセージでクリスチャンが神の名を
貶めるために用いられると言われたこと、ほんとですね。

Commented by Luke URL2006年12月05日(火)19:42

クリスチャンではないですが、山口敏夫氏は3年6月の実刑が確定してしまいました。お年は66歳、労働大臣までやった人だけに、骨身に沁みるでしょう。ホリエモンや村上さんはまだ若いからいいんでしょうが。ブッシュも本当のクリスチャンか否か、怪しいですね。

Commented by ジョナサン 2006年12月05日(火)23:05

ブッシュが批判されるのは、もうあたりま過ぎて、もはや何の意味もなしませんが、疑惑のデパート(懐かしス)アナン事務総長がまだ何か言っている姿は、なんだか情けない形の終末という感がします。

あなたは神の宮である

11月19日の英国KFCのColinのメッセージは重要です。神は石の宮ではなく、あなたの霊を至聖所とする、あなたの肉体を神の宮として、人の手によらず、ご自身の手によって建て上げておられます。これは主の再臨ときわめて関係するのです。励まされます。

The message given through Colin Urquhart at Kingdom Faith is very crucial. The Lord has been building not any phsycal temple but a spritual one, i.e. YOU! YOU are the temple of God for which Jesus died and shed His precious blood. God does not want to live in a temple built by man but in THE temple built by His own Hands. Your spirit is the holy of holies and your soul is the holy place and your body is the temple. It is the very point for us to prepare for the second coming of the Messiah.

The same temple by Colin Urquhart

不気味な者たち

テレビでも報道されていたが、事故死した子供の遺体写真や、海やプールでの水着姿の子供たちの写真を自サイトに掲載していた男が書類送検され、さらに小児ポルノで刑事告発されるようだ(→記事)。

で、その男の仕事が、何と小学校教諭!ペドフィリア(小児性愛)と言う自分の性癖を満たすために小学校教諭になったと言う。実に不気味。

私にとって考えただけで虫唾が走る存在がある。それはこのようなロリコン教師。次にホモの寿司職人の握った寿司を食すること(いるかあ〜?)。そして処女降誕・死と復活・肉において現れた神を信じないゲイやレズビアンの牧師の祝祷を受けること(これはいる)。

倒錯が倒錯と感じられなくなる世界。何とも不気味である。

Commented by イザヤ・ベン・ハー 2006年12月04日(月)21:41

昨日のメッセを楽しませていただきました。真っ赤な偽牧師宣言は特に面白かったです。右に立ってる人から見れば左で、左に立ってる人から見れば右、というのもかなり。あと牧師と伝道師の関係がおかしいのも、言われればそのとおりですね。ニッポンキリスト教の常識はどうもかなり偏向しているかも知れません。でもこの業界にどっぷりの人から見れば、相当に危ないことをおっしゃっていますから、お気をつけ下さいませ。

Commented by Luke 2006年12月05日(火)07:24

はあ、お心遣いをどうもです。まあ、倒錯した世界で何を語っても通じないでしょうから、心ある兄弟姉妹に届けばよいかなと思っています。これから世も教界もネガとポジがさらにひっくり返ることでしょう。良心が麻痺した者が勝ちみたいな世界ですね。宮内さんのおっしゃるとおりです。→http://blog.goo.ne.jp/ezekiel2000/e/e5d1b7545b0da9c1d4821810005980d3

Salt氏のライブ&ディナー

これは驚きました!Salt氏はライブ&ディナー・コンサートまでされる!?こんな小学校の先生がおられるとは、私も彼の生徒になってみたいです。近くなら絶対出張るのですが、残念。でも、年末に福島の山小屋キャンプでご一緒できますので、その時が楽しみであります^^V

Salt氏のライブ&ディナー

温泉までT-25Days

Dr.Lukeの一言映画評

午前中はプールとサウナ。午後は映画。あちこちにデコレーションが見えるようになったが、私自身はクリスマスにはあえては関わらないが、風俗として年末を感じる。しかし時間が経つのは早い。またひとつ歳を取るのだ・・・。

アップロードファイル 6KB映画は『エンロン』―全米第7位、売上高13兆円のメガ・カンパニー・エンロンのたった2ヶ月での崩壊過程を描いたドキュメンタリー。

牧師の息子ケン・レイが興した企業が15年間でこの規模に成長するも、その裏はフェイク(偽り)で塗り固められていた。粉飾決算はもちろんのこと、規制緩和の波に乗って、人の道を外れ倫理を無視した商法。電力の買占めなどにより巨大な利益を生む。彼らのモットーは「弱い者は滅びよ、強い者が生き残る」の論理で、すべてのしわ寄せは庶民に回された。で、やはり陰でブッシュ・ファミリーが関わっているのだが・・・。

映画中、ニンゲンはいかに邪悪になり得るかを証明した有名な心理学実験が紹介されていた。人は責任が自分にないと知ると、当初は良心の呵責を覚えつつも、一度悪に手を染めると後はいかほどにもエスカレートし得るのだ(一度許せば、二度三度)。こうして良心に焼き印を押される(1テモテ4:2)。まさにエンロンはこの実験の実証例であったわけで、日本では愚かにもホリエモンや村上らが真似をして墓穴を掘っている。ネットもまさに絶好の道具。

かくしてエンロンはタイタニックのごとくに沈むわけだが、救命ボートに乗れた者は金持ちばかりだったように、その最中でも情報を持つ上の人間は社員に自社株の購入を勧めつつ自分は自社株を売り抜け、何も知らされていない下の者はババを引かされた。

しかしながら神の公義はかならず成就されるもので、牧師の息子で元会長のケン・レイは今年の5月に有罪判決を受け、7月に心臓発作で死亡。CEOのジェフ・スキリングは5月に24年の禁固刑+53億円の罰金判決を受けた。この企業倒産で3万人が解雇、不正に加担した会計ファームが解散で2万9千人が解雇。巨額の年金原資が失われた。

この企業、何とスキリングが、以前に紹介したミームの提唱者ドーキンスの『利己的な遺伝子』を誤解釈して、それを経営に適用していたのだ。まさに偽りのミーム(教えの風)に吹き回されたわけだが、偽りを信じ込んだツケはあまりにも大きい。しかしエンロンのキャッチフレーズが"Ask Why"(なぜ、と問いかけよ)と言うのも皮肉ではある。

主は「あなたがたは何をどう聞くかによくよく注意せよ・・・人はまいた物を刈り取る」と言われた。牧師の息子ケンちゃんはこの御言葉を知らなかったのだろうか?中途半端に聖書と関わるくらいならば、かえって何も知らない方が幸いなのだ。

温泉までT-26Days

Commented by Luke 2006年12月03日(日)23:23

以前ライブドア(LD)について、私は神の義がなされることを祈っていたと書きました。それをホリエモンのBlogに執拗に曝した方がいましたね。懐かしいですが^^。

で、その後LDにはUSENのイケメン宇野社長が個人で株を買い取ってテコ入れしたわけですが、しかし、非情なもの。USENは自分が危なくなっており、LDからは手を引く模様。LDも後がなくなりましたね。

(http://を付けてください。)
news.www.infoseek.co.jp/topics/business/livedoor/story/03gendainet02029559/

ウイットネス・リー教会の分裂騒動

「主の回復」とか「○○に在る教会」と称するリー教会でこの数年間、否20年近くにわたってくすぶってきた問題が再燃。かつてリーの側近中の側近だったタイタス・チューが検疫された。世界中の長老たちが署名する検疫声明文が公開されると共に、タイタス・チューを糾弾する集会の模様がビデオとオーディオで公開されている。5時間にわたる糾弾集会なので、まだ一部しか聞けてないが、変わっていませんね。このコワイ体質。「神は個人的な罪は赦されるが、教会の行政に関する罪は反逆の罪であり、決して赦されることがない・・・。ひとりの使徒、ひとつの務め、ひとつの教え、ひとつの心、ひとつの実行、ひとつの立場・・・」と。かくしてタイタス・チューと彼の同労者たちは排除されたようです。詳細はこちらのサイトを。

lordsarmy

この中にタイタス・チューを糾弾する集会の日本語通訳の音声ファイルも聞くことができます。やや怖いですが。

アナハイムでの糾弾集会(日本語11月11日2006年)

前回は89年でしたが、"反逆者"を検疫するのは彼らの常で、10-20年ほどの周期で繰り返されているようです。ちなみにこのロサンゼルスタイムズ紙の記事は77年の検疫事件です。

ロサンゼルスタイムズ紙記事12月11日1978年

【付記】「2ちゃんねる」もカルトも、ポイントは自分が「」になれること。前者では検閲なく自由に判断し何でも言える仮想的全能感によって、リー教会ではもろ「神と人が混ざって人は神になる」(神格は持たないらしいですが・・・笑)わけで、善悪知識の木の実を食べるように誘惑されたあの言葉がそのまま肉を心地よく疼かせるのです。

Commented by Luke 2006年12月02日(土)08:43

ウォッチマン・ニーの教えた地上に顕われたキリストの体としての地域ごとの教会のあり方は、各地ごとに直接に主イエスの頭首権に服すること、つまり地域教会の独立であって、ただ主イエスの名の下に集まることだったのです。私はローカルチャーチのある教会がベニー・ヒンを招いたら、ニーの教えどおりだと認めたいと思いますが(笑)パウロも言っていますね、ある者はこうしており、別の者はああしている、と。

今回のタイタス・チューの事件では、彼は現在のローカルチャーチが「ひとりの人」の教えや実行によって統一的であることを指摘したようですね。しかし彼らは一切そのような事実なく、自分たちはウイットネス・リーに従っているのではなく、リーを通して神が与えた「新約のビジョン(啓示)」に従っていると主張しています。見事に<リーの教え=神の新約の啓示>となり、リーの傘の元に置かれてしまっています。これに反することを言うと神への反逆者として検疫されるわけです。最近ロシアでも反プーチン発言すると毒を盛られますが・・・。

ちなみに上のサイトを見ますとある地方の集会の様子がビデオで紹介されていますが、タイタスらの働きによって、これらの集会がロックミュージックで賛美するなどの堕落路線に導かれたと告発しています(カルバリーチャペルのワーシップのようですが)。では私たちなどは地獄路線を行っていることになるでしょうね(笑)。

彼らは全世界のローカルチャーチは統一されていないとしつつ、タイタス・チューを検疫する声明文は全世界の長老たちの署名が並ぶわけですから、自己撞着です。タイタス・チューはキリストの体を傷つけたと糾弾されていますが、どうも彼らの意識では自分たちだけがキリストの体であると思っているようです。自分が何をしているか分かっていないのです。

なお、このように自己欺瞞を抱えたままですと、何度でも同じ問題を繰り返しますが、専門用語では「強迫反復」と言います。彼らの特徴として、この強迫性が目立っています。

Commented by Luke URL2006年12月03日(日)09:36

今回の事件でカルバリーチャペルのワーシップを用いるなどして"堕落"し、「主の回復」に"反逆"したタイタスらの影響下にある教会に対して、「主の回復」のリーダーが書き送った手紙を上のURLに入れておきました。やたらと「ブレンディング」なる用語を用いていますが、これを読むと彼らにとってのウイットネス・リーの位置づけがよく分かりますね。

情報と国家-収集・分析・評価の落とし穴-

アップロードファイル 5KBテレビでよく見かける江畑謙介氏著。ややオタク系かなと思っておりましたが、かなり学術的。

先の論考とも関係するが、日本語には対人関係に関わる語彙はややこしいほど豊富なのだが、情報に関わる語彙がきわめて貧弱。日本人にとっては対人関係は敏感かつ大切なのだが、情報についてはうとい。元々「情報」なる単語もあまり適切ではない。文字通り「情」の「報せ」だから。これってやはり西周あたりの造語でしょうか?

江畑氏はここに落とし穴があると指摘する。第一に"DATA"に相当する日本語がない。第1次的に得られる生の数字なり、文字なりのこと。確かに私たちも「データ」と呼び、日本語では???。データが集まって種類に従って関係性が見えてくるとそこに意味が生じる。これが英語では"INFORMARTION"。それを分析し評価して得られるもの"INTELIGENCE"。こうして生のデータは文脈化され生きたものとなる。

ところが日本語には各レベルに相当する単語がない!?WWUにおいて勝敗を決めたのは情報戦だったわけだが、日本人は「情」に対しては敏感であるが、「インフォメーション」にはうといわけだ。これは現在も同じ。このあたりも「情」先行になってネットを使いこなせない原因だろう。第一、イラク関係の米軍の機密情報すらも自衛隊からWinnyを通して漏れる始末。

なお、国家レベルの情報についても、例えば冷戦時代においてすら、CIAは東側の80-95%の情報を公開情報から得ていたとのこと。問題は公開されている情報を生かすも殺すも、受け取る側の姿勢によるわけだ。かなり面白い1冊だった。

で、私たちもこれからCT関係のデータの分析にかかるわけだが・・・。何が出てきますかね^^

20世紀少年

アップロードファイル 16KBついに『20世紀少年』22巻が出ました。夏に子供のを横取りしてはまったのですが、今回は私が自前で・・・。2008年に映画化されるとか。楽しみですね。

日本人の病理とITメディア-加虐性と被虐性-

昨日紹介したフィンランド人とケータイの関わり方と日本人のそれが本質的に相違している事実は極めて面白い。ネットにおいても日本人の匿名性が指摘されているが、これはアイデンティティの確立と無関係ではない。

実は自殺の社会的要因として、ドゥルケムは「匿名的自殺」と「自己中心的自殺」をあげている。前者は社会的拡散と共有する価値観の喪失を原因とする。これは現代の日本で言えば、中高年の自殺の要因と言える。後者は屈折した自己主張的自殺と言えるが、最近の子供たちのイジメを理由とした自殺が該当する。

日本人のITとの関わり方の特性として、実はこの匿名性と自己主張性が非常に巧妙に絡んでいる。すでに述べたように、希薄な自己(匿名性)の屈折した確認法(自己主張)としてネットが日本人の心性にピタリと適合する。日本人の精神病理の本質は強迫性である。いわゆるガンコ・マジメ・完全癖・意地を張る・こだわる・嫉妬深い・妬み深い・・・。

これがためにクルシチャンは自家製の律法(ねばならない・かくあるべし)を設けて自作自演的に苦しむわけ。ひどくなると強迫性障害(強迫観念・強迫行為)に陥るが、日本人の場合、強迫性人格障害者はかなり多いと推測される。前者は強迫神経症であるが、症状が苦痛で(自我疎外性)、治りたいと感じる人々なのだが、後者は症状については自我親和的で、この場合、本人は苦しまないが、他人がとばっちりを蒙る。

この強迫性は分析的には肛門期におけるリピドーの固着と退行として説明される。つまりは2-3歳位になると自我が芽生え、親との確執を経験するようになる。この時期に排便のしつけが行われるが、これが親との交渉の武器となり、自己主張の道具として用いられる。つまり日本人の湿ったネチネチした性格は、この時期における葛藤(これをエディプス葛藤と呼ぶが)に起因するわけ。他者と自己の境界線が曖昧なのは、いわば親子関係の再現であるから。よって無礼を良心の呵責を覚えずに行うことができる。日本人の公共心の欠如も世間は家庭の延長に過ぎないから。大人の人間関係のトラブルは実は親子関係の再現なのだ。

この時期にこじれた感情はエディプス・コンプレクスと呼ばれるが、実はこの葛藤と去勢不安(言うことを聞かないとオチンチンを切っちゃうわよ)によって、子供は超自我(良心)を分化させる。(実はトイレを観るとその国民性が分かるのだ。)この時期には親との葛藤で相当のせめぎ合いがなされ、親に屈する屈辱感と、親から受け入れられる安心感のアンビバレンツ(両義的)な複雑な感情を抱きつつそれらを抑圧する。この要素が強い性格を肛門性格と言う。これが他人あるいは自己に対する攻撃性(肛門加虐性)と逆に受身性(肛門被虐性)となる。

このリピドーが性的色彩を帯びたままダイレクトに表現されると、性的倒錯としてのサディズムとマゾヒズムとして、このリピドーが知性化あるいは合理化されて表現されると、言葉と論理による偏執的な攻撃性になる。最近のイジメの問題も、実は学校制度の問題などではなく、この精神病理によるのであって、制度をいじったところで決して解決しない。しかも加虐性と被虐性は何かの契機によって簡単に入れ替わる。しばしばいじめる側とられる側は同じ病理を有している(cf.「ユダヤ人と日本人」)。

ITメディアはまさにこの精神病理の表現・解消手段として、日本人には絶好のアイテムとなる。かくして肉の中にブロックされたコンプレクス(感情観念複合体)の発散を試みて、延々と掲示板の誹謗中傷・ケータイでの村八分・Blog炎上・晒しなどのITリンチが行われる。しかも見かけは冷静に、世間の常識に沿っているかのように、知的によそわれた形によって。このあたりの消息は昨日紹介しいたサイトを参照のこと。あるいは自殺サイトで一緒に逝ってくれる仲間を求め、互いに暖め合いながら、逝ってしまう。

昨日紹介した『他人を許せないサル』において著者は、ケータイなどのITメディアは進歩と言うよりは、日本人の心の根本的問題へとむしろ回帰させていると述べているが、まさにそのとおり。今後の日本はますます閉鎖性と倒錯性を高めることだろう。その倒錯した閉鎖世界で、病理が加虐性として現れるならば「2ちゃんねる」などに観られる現象が、被虐性として現れるならば、自殺サイトで知り合った見知らぬ者たちが一緒に練炭自殺するような現象となる。

キリスト教界においても、例えば見かけの神学論争なども、実はこの病理と密接に関係しているわけで、キリスト教界で起きている事象なども、霊的真理の探求と言うよりは、ほとんどは精神病理の表現に過ぎない。つまり魂の現象。メインラインは福音派を見下し、福音派は聖霊派を見下し・・・と言う「入れ子構造」も、まさに上の病理の現われに過ぎない。神学の立場は異なるとしても、実はいずれの病理も同じなのだ。

しかし真に聖なる神にわずかでも触れ、神に対する正常な畏れをいただいているならば、表現形はもっと変わるだろう。少なくとも現在の状況とは異なるはず。論争の開始はいわゆるこだわりの感覚が惹起され、粘着現象として開始されるが、この粘着性はまさに肛門性格の偏執性そのもの。表面はきわめて知的に装われていても、根底にあるのは同じ。キリスト教界の病理とは実は日本人の病理そのものなのだ。(→閉鎖社会の共同幻想

今回のCT問題で絡まれついでにちょっと考えてみる機会がもてたのだが、これでストーカーの病理を論じる準備もできました。また、後ほど。

温泉までT-27Days