2006年05月22日

キリスト教と聖書の謀略

と言うややトンデモ系の書物がわが書棚に眠っておりました。著者はモーリス・シャトラン。その筋ではけっこう有名。1909年フランス生まれ。パリ大学で数学と物理を修め、NASAでアポロ計画に参加した後、UFOや宇宙考古学、古代文明などを研究しているそうです。

この人は何とイエスの子孫と言われるメロビング家の血統を引くそうで、幼児洗礼を受けたものの、やはりキリスト教につまづいて異教徒となり、キリスト教(カトリック)の血塗られた歴史を暴いております。前には積読だったようで、今回パラパラと見たところ、何とダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』のいわば原作と言うか、ネタ本みたいな書。
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Commented by Luke 2006年05月22日(月)23:22

ご紹介がてら・・・

・かつてのわが同僚の意見です(信仰はない人です)→副島の学問道場(http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi

あと書棚から出てきた本を2冊ほど:

・ロラン・エディゴフェル著:薔薇十字団、文庫クセジュ、白水社
・ポール・ノードン著:フリーメーソン、文庫クセジュ、白水社

Commented by Luke 2006年05月23日(火)12:46

訂正:シャトランの本でもイエスとマグダラは夫婦らしいと言っていました。

シンクロニシティ

ダ・ヴィンチ・コードがすごいようです。あのハリー・ポッターを抜いてしまう勢いのようで・・・。この種のファンタジー物が流行る理由は、現実においてあまり夢がないからなんですね。人は現実から逃避したい願望があります。子宮復帰願望です。柔らかい温かいものにヌクヌクと包まれていたい感覚。まあクオリアなわけですが。実際私の内にもありまして、映画やマジックが好きなのも、その現われでしょう。さらにダ・ヴィンチ・コードはプロモーションも実にうまい。リアルとヴァーチャルをごっちゃ混ぜにし、ユダの福音書も相まって、人々の興味を高めています。こういった流行では実にタイミングよくいくつかのエポック(事件)が重なるものです。これをユングはシンクロニシティ(同時性)と呼んでいますが、これもアイオーンがなし得る業なのでしょう。

Commented by Melody Bell 2006年05月22日(月)20:21

マレという牧師が特集を組んでいるようです。
http://www.marre.jp/davinci/index.html