2004年12月

みなさま、良いお年を

今年の日記は今日で終了します。しばらく篭りますので。お付き合いいただきありがとうございました。で、来年は再開しようか、どうしようかと今考えております。そろそろ十分かなとも感じているのですね。

ではみなさま、主にあって良いお年をお迎え下さい。

Every Blessing!

Commented by ゅι 2004年12月30日(木)08:23

そうですか、残念ですー。
リアルタイムでの出来事に対する評論や、色々沢山学ぶ事が多かったので、重宝して読んでいました。

それでは、良い年でありますように。

いい温泉でした

湯河原の白雲荘に1泊。ここは親父が健在の頃いっしょに何度か来ているが(ふと親父を懐かしむ・・・)、露天風呂も、懐石料理も良く、穴場的宿。グッタリと脱力する。今日は富士急ハイランドで遊ぼうとするも、積雪でアウト。早々に帰ってきました。

 * * *

しかしスマトラ沖の地震は凄い。1000`にわたって逆断層が生じ、最大で地形が36bも移動。被災者数100万、死者7万!自然のパワーに人の営みなど簡単にねじ伏せられる感じです。

小話をひとつ

スイミングでサウナに入っていたときの話。ドドドっと婦人たちが入ってきて、私のとなりにひとりの婦人が座ろうとしたところ、なぜか転げ落ちた(段があるのです)。で、一言、「あたしは若い男の傍に最近寄ってないんで、あがっちゃって、落ちたわよ、ハハハ」。すると隣の婦人が「そうね、あんたなんか、毎日線香上げてるだけだもんね。ははは」。小生、苦笑しつつ、心の中で「おいおい、僕も若くはないんだよ。あと2つで50だぜ」と・・・。ご婦人たちはいつも元気です。ハイ

Commented by 荒削りの木 2004年12月29日(水)00:53

スイミングですかー。健康に良い事をやってますね。
私も、小話をひとつ。
忘年会の帰り道、前を行く男女三人組が「○○ちゃんよかったねー、両手に花で」と、大きな声で何やら楽しそう・・・。どうやら、両脇に女性をつれて歩く熟年のグループ。追い抜きざまに、チラリと見て思わず「何だ、ドライフラワーか。」ごめんなさい。^^;

驚きますね

M9.0の地震と、時速700`の津波。死者2万人!日本人も相当に含まれているとの事。想像ができません。普通は地殻の歪の蓄積限界からM8.5程度までとされているようですが(力武常ニ氏の岩波新書の『地震学』にそうあったような・・・)。

日本海溝辺りのプレートのもぐりこみ辺りの跳ね返りによる関東地域の地震もそろそろ心配です。高校時代に小松左京の『日本沈没』を読んで、暗澹たる思いになったことを思い出しました。あの頃はノストラダムスも流行りましたしね。私はわりと単純に信じ込んでしまう方なので・・・。

力を抜くこと

ニッポン人はどうもこれが下手。だからチマチマ・ギスギス。どうも首の辺りが凝ってしまいそうな気配。ニッポンキリスト教界も例外ではない。これは実は勤勉さ(=強迫性)の病理と共に、人の目を気にする結果。

だから私は距離を置きたくなる。何しろマッタリとグータラしているのが大好きなので・・・。今日はポツポツ大掃除の真似をして、明日はようやく温泉です♪

補遺

クリスチャンは遊ぶ時も、もちろん、主と共に、ですね^^(一応言っておかないと、宗教している人から怒られそうなので・・・)

ホモ・ルーデンス

人は遊ぶ動物です。わたしの日記に映画の話やテレビの話がたびたび出るので、よく時間がよくありますね、と感想をいただいた。そうなんですね、わたしは抜く時は目一杯抜いています。集中する時は短時間でかなり仕事をこなしますし、つねに頭には何かしら複数の課題を抱えています。で、アウトプットする時はダダダダーと出るわけです。それ以外はなるべく遊んでいたいのですね。

東大に入って驚いたのは、いわゆる超進学校の連中は実によく遊んでいること。わたしの友人で東大の物理で理学博士号を取ったヤツは、高3の時はほとんど毎日雀荘に入り浸りだったそうだ。マスコミで活躍している人たちもきわめてよく遊んでいる。夏休みは2ヶ月も取って海外でまったくフリーな時間を過ごす。わたしの知っているドイツの牧師も夏休みは1ヶ月もスイスでフルに遊ぶ。

伝道、奉仕、十一献金、デボーションに弟子訓練など、「悔い改めよ、悔い改めよ!」で目を吊り上げているニッポンキリスト教徒を見てたら、誰もクリスチャンになりたくなくなってしまう。前にも書いたが裸一貫、タクワンに味噌汁で開拓伝道を初めて、艱難辛苦の40年・・・と言った牧師先生の証は聞いているだけでめげてしまう。

遊びには建設的な要素があります。仕事のできる人は、実はよく遊んでいる人。アンテナを張って、好奇心を絶えず敏感にし、外へ向けて働きかけること。これが心の健康を増進します。教界の中で内へ内へと閉じ篭って、テレビも映画もダメ、温泉もダメ、ディズニーランドも悪霊につかれるから、と言った現在の教界の様は多分に不健康なニオイを感じてしまうのですが。

わが家には家族で遊んだ(一時は年間100万も遊びに使いました)記録が、アルバムやビデオの山となっています。みなさまはいかがでしょうか。目一杯遊んでいますか?人類はホモ・ルーデンス(遊ぶ種族)なのです!

 * * *

やっと今日で今年の仕事納め。今年1年の恵みのゆえに主に感謝いたします。

事の真相

タケシの番組で歴史の裏舞台をレポートしていた。

48年間FBI長官として君臨したフーバーは、ひたすら敵になりそうな権力者や人気者の裏を盗聴し、弱みを握って自分の思い通りにしてらしい。ケネディは言わずもがな、チャップリンやあのキング牧師ですら女性との愛人関係を暴かれて、フーバーにつぶされている。(私などはボロ丸出しだから、盗聴するまでもないが^^)

しかし面白いもので、逆にフーバー自身は誰も信頼することが出来ず、つねに盗聴を恐れて、心の休まる間がなかったとのこと。結婚もせず、ペットの犬だけに心を委ねたようだ。これも独裁者の陥るパラノイドの心理である。

また忠臣蔵の吉良は実は名君であり、浅野の恨みを買うべきことはなかったらしい。実はこれはその通りらしく、浅野は木の芽時の病気、つまり鬱病による癪があったらしい。二人の喧嘩を幕府は利用して、幕府に対する民衆の鬱憤を吉良に負わせるべく、あえて大石らの討ち入りを見て見ぬ振りをしたとのこと。さらには幕府は吉良をあえて堀の外に屋敷換えした。これも実は資料で裏付けられる。

前に大石のことを書いたが、アレは脚色であることは十分知っている。そもそも松の廊下の刃傷も事実と違い、別のもっと目立たぬ場所での一件だったようだ。これらの検証は、野口武彦著:『忠臣蔵』(ちくま新書)を見るとよく分かる。地元では吉良の評判はすこぶる良いのであるが、事の成り行き上、日本史に誇るべき悪役とされてしまったわけ。

事の真相は、しばしば民衆が喜んで受け入れるところと違うところにある。

今日再び・・・

主に感謝します。数年間交わりが遠くなっていた兄弟姉妹からお手紙をいただきました。うれしいですね。

J&Aさん、見てくださっていたら、God bless you!

ちなみに

その底の抜けた間、繰り返し聞こえていた声は、「エリヤの神はどこにいるか」でしたね。

ふう〜、思えば遠くへ来たもんだ

大学の講義も今日でオシマイ。しばらく解放されます。私たちは何かしら頭をいつも使っていますので、何も考えたくないと思うことがよくあります。とにかく頭をアイドリングして、ボーっとすること。映画に没頭したり、温泉につかったりで、このような時間がけっこう至福の時なのです。

かつて博士号は取ったものの、大学のポストがなく(あっても安月給で魅力を感じなかったのですが・・・)、予備校だけで教えていた時代は、一日に90分講義を4から5コマ、一週間に20数コマこなした時代もありました。私はたいした人気はありませんでしたが、それでも一コマ3万円ほど取っていましたから、けっこうな高給取りでした(と言っても、税金などで持っていかれてしまう)。人気があれば3千万以上、人気がなければ即クビです。要するにホストクラブです。「高給時雇い労働者」、あるいは「チョーク芸者」とも言われます。

保険も国保・国民年金で自前、失業保険もなく、病気をしても何の保証もありません。毎年春にクビがつながるかどうか、冷や冷やしたものでした。球界には労組があるが、この業界にはそれもない。要するに一匹狼の集まり。

で、結局実質的にリストラされたわけですが(切り方はきわめて巧妙に追い詰めるのですよ)、その直前に主が用意してくださったのが、今のポストです。面白いもので、底が抜けた時は、「生命保険があるから高速でわざと事故ってしまえば、保険金で家族は守れるし、マンションのローンは団信保険で返せるし、子供の学資は子供保険の年金は下りるし・・・」などと考えるのですね。

いつもGパンの私は学生の延長みたいであまり生活感がない、と言われるのですが、一応人生の荒波をくぐっているわけです。あまり浪花節は言いたくないので、こういったことはリキ入れて語りたくないのですが、年末を迎えて、帰宅途中の車の中でよくここまで来れたものだと、改めて主の御手を感じた次第です。

ニューエイジと心理学

ニューエイジと心理学は"O"の一文字違いです:

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主こそ道

私たちは目先の問題や困難に見舞われるとき、人や、方法や、手段を頼りとします。そしてそれらに希望を置けないと、道が塞がされたと感じ、絶望感や抑うつ感に落ち込みます。しかしそのようなものを探し続ける限りは道は開かれません。ますます閉ざされるように感じるでしょう。

イエスが「わたしが道である」と言われたように、イエスを見出す必要があります。方法ではなく、お方(パースン)です。主は私たちが耐えられない試みに会わせることはありませんし、しかも逃れの道を用意して下さっています。さらに「わたしは誰にも閉じることの出来ない扉を開いておいた」と語って下さいます。主がなさる時にはラクダも針の穴を通るのです。

じっと静まって周りをよく見れば、アブラハムのように備えの羊を見つけることができます。「主の山に備えあり」です。

キリストvsキリスト教

MSGをお聞きになった方から質問を受けました。Dr.Lukeはキリスト教信者ではないのかと。私はあえて強く言いたいですが、私はキリスト教の信者ではありません。キリストを信じていますが。

「教」はイロイロな事柄を私たちに要求しますが、キリストは私たちに「いのち」を与えます。「教」と「いのち」の間には大きな溝があります。「教」は飢え渇きを癒しませんが、キリスト(いのち)は満たして下さいます。

イエスは一連の教義の体系を構築し、"dos and don'ts"を決めて、「キリスト教」を地上にもたらしたのはなく、パンと魚としてご自分のいのちを私たちに分け与えて下さるのです。むしろイエスは「教」の縛りから私たちを解放して下さるのです。

Commented by 長谷川 彌由紀 Eメール 2004年12月23日(木)00:51

「私はキリスト教の信者ではありません。キリストを信じていますが。」と、仰る師は素晴らしい!!
「キリスト(いのち)は満たして下さいます。」
アーメン! ハレルヤ! アーメン!!!
キリストのいのちに満たされていれば、 『鼻で息をする人間をたよりにするな。そんな者に、何の値うちがあろうか。』と元気良く、平安であり、、、、、
常時喜悦、不断祈祷、万事感謝、、、
普通の人として普通のことをなしつつ、、、
うーん!!! これはちょっと、、、、ですが、、、。

Commented by Luke 2004年12月23日(木)11:56

こんにちわ、彌由紀さん。コメントを感謝です。

ええと、ただ私は「師」ではありませんので、「さん」でお願いします^^

イエスは「あなたがたはみな兄弟だから、『先生』と呼ばれてはならない」と明確におっしゃっていますので。

李登輝と中国

彼はクリスチャンですね。かつてウイットネス・リーが自分の教会のメンバーにしようと働きかけたことがあります。しかしビザの発給でこれほどに神経質に反応する中国もいかがなものでしょう。何か事あるごとに因縁つけてくるような感じです。

ちなみに先ほどの文春の記事によると、ジェンキンス氏と曾我さんが北京で会っていれば、中国政府の協力によって間違いなく北に連れ戻されていたであろうとのことです。中国は何とも懐が深いというか、狡猾と言うべきか。

ちなみのちなみに、「文春」の12/23号について増元さんが興味深い記事を書いています。北とどうも国交回復の裏取引が約束されていたようです。もしこれが本当であれば、小泉氏も拉致被害者をダシに、せこいことをしますね。

http://www.interq.or.jp/power/masumoto/ms.html

小泉氏vs安倍氏

「週刊文春12/23号」に、小泉氏が川口補佐官を米政府に遣わして、北に対する経済制裁をしない(!)口実を作る工作をしていたことが暴露されている。これにはブッシュも驚き、小泉氏に対する疑問を呈したようだ。個人的にもブッシュに「したくない」ともらしている。

要するに小泉氏は拉致問題に終止符を打ち、北との国交回復を目論んでおり、そのお墨付きを米政府に依頼したのだ(なんと姑息な)。裏がいろいろあるようだが、小泉氏の本心は拉致被害者と共にはない。

対して、安倍氏は北に対する制裁措置を首相にも進言し、かなり強硬な態度を貫いている。そのため事務所にも脅迫の電話や手紙が殺到しているようだ。しかし彼は「私の口をふさぐことはできない」と同誌のインタビューに明確に答えている。

この国のトップが国民を守れない、否、守りたくないわけ。数日前に小泉氏の深慮か、弱腰か、すぐにわかると書いたが、どうも後者のようだ。去勢された国家の去勢された首相。私的には安倍さんに十分身辺警護をした上で、その活躍に期待したい。

老害?

西武の堤さん、ダイエーの中内さん、そしてNHKのエビ・ジョンイルではなくて、海老沢さん。ニッポンの高度成長期を担ってきた人々で、それなりの実績があるのですが、晩節を汚してしまいました。あと、橋本さん。みなさん、なぜか、顔がコワイ。

彼らが残したものは800兆に及ぶ借金です。一方で東京の特殊合計出生数はついに1.0を割りました。で、教界はおめでたくも、「リバイバル」の空回りです。

今後どんなニッポンのビジョンが描けるでしょうか?私は一度ポシャル必要があると、ガラガラポンの必要があると、前々から言っているのですが。

日本国の貸借対照表(B/S)

凄いですね:

平成14年度(試案)

資産     負債
814.58    1067.20

        資本(純資産)
        △252.61
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米軍の正体とニッポンの関係

昨日のNHKスペシャルでイラクに派遣されている米軍の真実をレポートしていた。連邦政府の管轄にある正規陸軍と共に、田舎の州兵が貧しい装備で参加していることを知って驚いた。

州兵はまったく普通のオジサンたち。腹が出て、なまった体を持て余している。あるいは学費を免除されて大学に行こうとする若者たち。州兵に登録すると月に3万円支給されるそうで、その代わり登録した以上、召集されたらイラクにでも派兵され、拒否すると軍法会議にかけられる!?驚きますね。

実際戦闘場面では、牧師で州兵の黒人は顔が引きつって、目が涙目になっていました。で、結局1年半の滞在で死亡が20名以上、負傷が100名を超えると。正規の陸軍ですら、ラムズフェルドに文句を言っているくらいです。

そして着々と戦費はかさみ、それを穴埋めしているのはわが日本です。税収が40兆ちょっとにもかかわらず、米国債権を30兆買い越しです。個人資産は1,400兆あるとは言っても帳簿の数字。すでにそのうちの相当部分は食い尽くされています。

しかし経済はゼロサム・ゲームですから、その金はいずこかに着実に蓄えられているのです。お目出度ニッポンもそろそろ目を覚ます時でしょう。

社会制御工学vs真理

一昨日の日記に対して、「自由・平等・博愛は悪いことなのか。これらは人類が長い歴史を通して獲得したものである。」とのご質問をいただきました。

おっしゃるとおりです。これらの価値観とそれに基づく社会システムによって私たちは今の恩恵を得ています。北朝鮮に住むことよりはニッポンに住むことのほうがはるかに恵まれています。

しかしこれらの価値観は真理そのものではありません。またこれらの社会システムの実現を目指すことが神の国の拡大でもありません。これらの価値観は「社会制御工学」として現在もっとも優れていると言えるでしょうが、それ自体は真理ではないのです。

神の国はキリストのいのちとキリストの統治です。まず私たちの心の中から生まれ、育ちます。しかも神の国がもっとも純粋に拡大するのはしばしば迫害の中においてです。そのひとつの証拠が中国のウォッチマン・ニーらの働きでした。

ウォッチマン・ニーは<自由・平等・博愛>の恩恵を、あえて神の国のゆえに放棄したのです。不自由の中に自ら幽閉され、自分自身の壷を割り、自分をナルドの香油として注ぎ出したのです。<自由・平等・博愛>にまさって、クリスチャンが大事にすべき何か―これが真理です。

「キリストは神の御子であられる。彼は人々の罪を贖うため死なれた。そして3日後によみがえられた。これは、宇宙における最も大切な真理である。私は、キリストを信じながら、召されて行く」−ウォッチマン・ニー

自由・平等・博愛のルーツ

ちょっと不思議な・・・。車の中で平井堅の歌「瞳を閉じて・・・それだけでい〜い〜」を聞いていて、「はて、瞳って、確か瞳孔のことだよな。瞳孔は自律神経支配だから、どうやって閉じるんだろ?」と、ふと考えてしまいました。「まぶたを閉じて・・・」ならば分かるんだが・・・?(ムードのないヤツと言われそう、汗)

  *  *  *

「自由・平等・博愛」―アメリカ独立宣言、フランス革命での権利の章典、そしてマッカーサーに押し付けられたニッポン国憲法の根底思想である。さて、この思想は何に由来するのだろうか?聖書?・・・答えはノーです。

聖書ではむしろ「召された状態のままでいなさい。奴隷は奴隷のまま。自由人は自由人のまま。奴隷は主人に対して主に仕えるように仕え、主人は奴隷に慈しみを施しなさい」とあるとおり、いわゆる奴隷解放宣言をしていない。

また「持っている者はますます豊かに、持っていない者は持っているものも取り上げられる」とあるとおり、ある意味で「籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」を説いている。

自由の意味が我々のイメージする次元と完全に異なる。聖書の説く自由は、自分を制限することのできる自由である。自由をあえて行使しない自由である。自分を低くすることの出来る自由であり、神の目にNon-VIPとなることのできる自由である。いわゆる「自由・平等・博愛」はフリーメーソンの思想―人間の魂由来の思想なのである!

そしてメーソンの拝する神は、受肉された神ではなく、理神論的神であり、人格化されない神である。「すべてイエスが肉体を取られたことを告白しない霊は偽りの霊である」とあるとおり、メーソンはこの世の神サタンを礼拝している。喩えて言えば、検事に化けた悪人が「自由・平等・博愛」のプラカードを持っているようなものである。

敵はきわめて狡猾に真理に挑戦している。しかもクリスチャンが自分の幸福を求めて盲目にされている結果、真理が挑戦されていること自体に気がついていない。サタンは光の天使に化けることができるのだ!

今後この種の人間の目にアピールするスローガンが流行ることであろう。そしてそれによって真理から落ちるクリスチャンや教会が増えることであろう。しかも自分が真理から逸脱していることに気がついておらず、むしろ真理に立つ者たちを狭量であるとか、反人権的であるとか、異端だ、カルトだとか告発することであろう。

あらゆる宗教を統一し、政治を統一し、キリスト抜きの「自由・平等・博愛」の追求こそ、終わりの時代の敵の策略である。目が見える者は幸いである。

盧武鉉(ノムヒョン)氏への注文

彼は小泉氏との会談において、拉致問題について「ニッポン国民の感情は分かるが、リーダーはその感情によって行動することは出来ない。冷静な対応が必要であって、今の政府はとてもよい対応をしている」とミエミエのヨイショをしていた。私は彼に注文したいが、そのような「自重せよ」との進言はまず第一にブッシュにしてもらいたいものだ。小泉氏の対応が深慮の結果のものか、去勢によるものかは、そろそろ明白にされる。

アメリカを理解するヒント

アメリカはキリスト教国と言われています。確かに<キリスト教文化>の国でしょうが、霊的に見たとき、純粋なクリスチャンの国ではありません。

例えば、きわめて中立的かつジャーナリスティックな立場から書かれた、ケビン・コリンズ著:フリーメーソンの真実―世界史を変えてきた巨大組織の正体―、ごま書房、を紹介しておきます。

本書はいわゆる<ユダヤ=メーソンの陰謀説>などを批判しつつ、メーソンの霊的な反キリスト的性質を暴いています(著者はノンクリだから、彼にはその意識はないが)。アメリカの独立過程やノート(1ドル紙幣)などの意味を詳しく説いています。

ちなみにこちらを見てください、ワシントンの街路配置です:

http://www.davidicke.net/symbolism/jclicker2/images/Washington-Layout.jpg

オカルトのシンボルが埋め込まれているわけ。私の友人のアメリカ人(メーソンの下位メンバー)に見せたところ、"It's just coincident!(単なる偶然さ!)"でした。彼は"The Christian is silly.(クリスチャンなんてアホだよ)"と言っていますが。

私の友人たち

私は一応学歴もあるし、社会的立場もあるかもしれません(お金はありませんが^^)。周りは博士号を持っている人たちばかりです。が、私が一緒にいて楽しい人たちは実はホームレスのオッチャンたちです。

寿町から離れてすでに4年が経ちましたが、未だにこちらに来てくださるオッチャンがいます。彼が来るとなぜか場がほっと和むのですね。ああ、また寿町に戻りたい。なぜかあの臭いとあの雰囲気が無性に懐かしく感じられる昨今です。

寿町小話3話
http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing15.html

土方歳三の最後に思う

NHK『その時歴史が動いた』で新撰組土方の最後を特集。親友近藤勇亡き後,函館五稜郭に榎本武明らと共に自身の政府を作り,戊辰戦争で官軍に抵抗するも,36歳にして1発の銃弾に倒れる。自身はいち早く着物袴と髷を捨てるも,時流に乗ることを潔しとせず,あくまでも武士道を貫く愚かさ。

今日のニッポンキリスト教を見るにつけ,アメリカ産の"油注ぎの器"だ,"使徒"だ,"預言者"だのオッカケに,誰々先生のカバリングにあずかって系列教会として,ニッポンの華々しいリバイバルの際はその先頭に立ちたい人々が多い。はっきり言います,前にも書いた「現代の使徒的宗教改革」や,その類のムーヴメント(運動)はリバイバルでも何でもなく,単なるフェイク(やらせ)に過ぎません。

ニッポンのクリスチャンたちが,小奇麗な振る舞いやオツにすました有様を捨て,愚かな道,泥臭い道,自分を無駄に注ぎ出す道に立ち返るときこそ,まことのリバイバルでありましょう。

http://www.kingdomfellowship.com/Encourage/encourageinf.html

弁護士の選び方

私たちが起こした8年越しの裁判では、最終的に1,000人を超える原告団に育ち、長銀、三菱信託銀行、興銀、日商岩井、三菱商事、住友商事を相手にほぼ全面勝利的な和解を勝ち取った。その過程で、有能な弁護士とは、もちろん民事においてであるが、判決に持ち込まないものであることを知った。つまり和解率が高い弁護士は有能なのだ!

クリスチャンも掲示板などでケンケンガクガク、神学論争を繰り広げ、互いに相手の人格までも貶め合う場面がよく見られる。彼らはそれぞれ聖書を用いて、自分の論を武装し、<勝とう>としている。実はここですでに敗北している。真理は私たちが弁護する必要はないし、真理は真理自らが自らを証明する。だから私が<勝とう>とする必要はない。<勝とう>とするのは、自分のものだからだ。

真に有能な弁護士であるイエスは十字架で、午前の3時間は人から裁かれ(もちろん不当に)、午後の3時間は神によって裁かれた。それは敗北であるように見えたが、彼はそれによって宇宙的な和解を勝ち取ったのである!真の勝利は<勝とう>とすることによるのではなく、和解にある。

前に弁護士を選ぶなら共産党系と書いたが、改めて、まことに有能な弁護士は、神と被造物の和解を勝ち取ったイエスである、と言っておきたい。

大石蔵之介の最後

昨日は近藤勇でしたが、今日は「忠臣蔵」の大石の最後でした。極私的には両者ともかなり好きですね。

キーワードは共に「愚かさ」です。武士は食わねどですが、やはりスジが通っていました:

 あら楽し 思いは晴るる 身は捨つる
          浮世の月にかかる雲なし

私はいつ浮世狂言を止めることができるでしょうか。

近藤勇の最後

ついに終わってしまいました。反幕府方の恨みを一身に負う役目に甘んじ、しかも自分が命を賭して仕えた幕府にすら見捨てられて斬首された。風見鶏よろしく時々の風に乗り変えることなく、愚かな生き方に徹した彼には多分に共感できる。

Dr.ルークの一言映画評-『レディ・ジョーカー』-

本牧で家内と観る。新社会派高村薫の小説の映画化。渡哲也がいい味を出している。競馬場で知り合った薬局経営の請井、旋盤工、トラック運転者、在日の人物、そして刑事が大企業の社長を誘拐し、その商品であるビールを人質に20億を要求する。しかし表向きは5億で取引した様を装う。

会社は裏取引に応じて20億を支払い、しかしその事実を社長が単独で行った背任行為として刑事告発してトカゲの尻尾きり的に事件を収める。刑事は警察内部の腐敗にあって犯罪に走る者と、その矛盾に苦悩しつつも刑事として立っていく者とが葛藤する。

主人公請井も貧困に育ち、その大企業を理不尽に追われた兄に対する一種の復讐を貫くが、結局は社会の弱者としての生き方に収まる。父親に捨てられたレディこと、身障者の少女を最後に引き取り、しみじみホッとする場面で終わる。

高村薫は誘拐事件を通して企業や警察などの組織の不条理や理不尽を描くことではかなり透徹している。渡が「この映画で生き方をもう一度考えて下さい」とCMを振っていたが、確かに考えさせられた。

何が一番大切なのか。少なくとも金ではないし、名誉でもない。いつも言っているが、私にとっては、当たり前が当たり前であること。普通であること、平凡であること。悩む人、病気の人は、普通が普通でなくなっている。

高村薫にニッポンキリスト教を書かせたら、かなり面白い作品が生まれると思う。

http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing1.html

不思議なことです

このところ数年間交わりや関わりが途切れていた方々との関係が回復している。今日もまたある方からお手紙をいただいた。感謝です。

神もまた私たちとの関係を回復するために自ら降りて下さり、無条件にご自分を捨てて下さった。ただ感謝です。

・ローマ書5:10-11
もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。そればかりでなく、私たちのために今や和解を成り立たせてくださった私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を大いに喜んでいるのです。

試されるニッポン

北朝鮮に見事にメンツをつぶされつつ、それでもなお、対話と圧力(圧力と対話ではなく)によって交渉継続を、と言わざるを得ない小泉氏。確かに最後のカードは切ってしまっては意味がない。が、すでにちらつかせても効果がなくなっている。

前にニッポンは三面(軍事・政治・経済)において去勢された国家であると書いたが、今回もそれを証明している。主権を奪われている国家。どうしてこんなことになっているのか。そろそろ裏のシカケに気がつくべき時が来ていると感じているが、これを公に言い出すことはかなりのリスクを負う。私もすでにある方から警告を受けている。

目に見える表に出ている事柄で判断するならば、容易に騙される。今マジックが流行であるが、観客を受動性に誘導し、巧妙な心理操作によって彼らの注意を逸らすことがマジックの鍵。人々が注意を置いているポイントからほんのちょっと離れたところにシカケがあるものだ。

http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing37.html

もろもろ・・・

案の定横田めぐみさんの"遺骨"は偽物。よくここまでやるよ、北は。同時になめられているもんだよ、ニッポンは。小泉氏は自分が国交正常化の歴史的偉業を成し遂げたいために、「北の努力も認める」とかのコメント。下心を見透かされているわけ。本気で怒ってくれないものですかね。曾我さん一家はほっと一段落。

 * * *

世界の巨人IBMがパソコン部門を中国の企業に身売りとか。驚きますね。今のいわゆるDOS/VパソコンのスペックはIBMが開発したもの。IBMがスペックを公開したのでここまでパソコンが普及したのですが、そのために自分が食われてしまうという不条理。「これからは中国の時代」の象徴的事件です。中国が目覚めたら偉いことになります。その経済パワーも環境破壊のパワーも・・・。霊的にもウォッチマン・ニーを生んだ国ですが。

 * * *

親父の死後、信仰や葬式の問題で断絶していた母との関係が回復されてきました。・・・雪解けのように。感謝です。

メモ:東大生の家庭像の真実

これまで東大に入るには中高一貫の進学校からでないと難しいと言われ、家庭の年収も1千万以上というイメージができていたが、ここへ来て少し変わったそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000125-jij-soci

私たちの頃は国立志望者はみな貧乏人でした。学費も年間数万円でしたからね。私の友人も確かに灘とか開成の連中もいましたが、地方の連中はみな金のないヤツばかりでした。マンションなどには住めず、四畳半の裸電球のモルタルアパート。かぐや姫の「赤提灯」の世界そのままでしたね。

とか言っているうちに、自分の子供たちが大学生。娘二人はミッション系の私立に入ってしまいましたので、これから数年間、スネが細くなります。息子には私と同じ貧乏な学生生活をおくらせるつもりですが。

 * * *

一方でニッポンの学力低下が著しい:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000000-mai-soci

今予備校や大学で起きていることは、上位の子と下位の子の格差が大きく開き、二分化している。収入も高額所得者と低所得者に二分化しているが、教育も同じ。要するにこれまで1億総中流だったのが、上と下に引き裂かれている。

大学全入時代を迎え、意識がある者は上上と目指すが、ない者は入れるところでよしとする。かくして差が開く。鍵はモチベーション。個人の意識の持ち方であり、その意味で自己責任が重くなったと言える。

再生医療の可能性

今晩の「ガイア」で再生医療の可能性をレポートしていた。本来ひとつの受精卵が分裂して、分化して色々な臓器や器官ができるのであるが、何にでもなることのできる細胞をES細胞と言う。これをうまく培養することにより、損傷を受けた器官を人工的に作ることができる。

私が大学院にいた頃、東大では人工心臓をヤギに植え込んで世界記録を作っていた。ヤギの腹につけられたパコパコしている人工心臓を見て、「こんなもの着けてまで生きたくないな」と思ったものだった。しかしES細胞から臓器ができればこういったうっとおしいものは不要となる。

また逆にがん細胞を殺す(アポトーシス)のメカニズムも解明されたようで、癌治療も期待できる。そしてついに私が待ち望んでいるもの、つまり発毛のメカニズムまでも明らかになってきたそうだ!これは福音である!製品化に期待したい^^v

皇室の確執?

大変ですね、皇族の方々。家族姿でも、つねにスーツを着こなし、皇室スマイルで通さなくではならない。皇太子と秋篠宮にも相当に根深いものがあるのでしょうが、それを表に出すことも出来ない。だからよけいに深刻になる。

確執があるならば、すべてを明らかにして光の下においてしまうこと。すると闇の力は破られるので、事態は一挙に改善に向かうもの。そして互いの間に真実な部分が少しでも残っていれば、必ず和解は可能である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041206-00000125-kyodo-soci

近藤勇の生き方

NHK大河ドラマも来週で最後。幕府の末期、刀が無意味になる時勢にあって、あえてその道を選んだ新撰組。愚かな男の最後が近い。時流に乗って賢く生きるか、自分の何かを貫くか。背骨のない今のニッポンに必要なのは愚かさかもしれない。

日常性に臨在される主

イエスはインマヌエル。「神、我と共にいます方」。何か非日常性の現象中ではなく、当たり前の生の中におられる神。そのためにこそ人となって下さった。

今のキリスト教界、求めるものを間違えているような感じがするですが、皆さんはいかがでしょう?

Commented by 愛知県のさっちゃん Eメール 2004年12月05日(日)01:09

私も以前、何か特別なとき、奉仕をするなど、何か力が必要なときだけ主の御臨在を求めてきた事がありました。主は哀れみ深いお方ゆえに、祈りを聞いてくださいましたが、ある日、それらのときだけでない・・日常の本当に些細な事、仕事でも、家事をするときでも、ありきたりの生活の中にいつも、絶えず、その臨在の中に主とともに生きることを願っておられた主のみ心を知ったときは、胸がいっぱい・・いえ、溢れる喜びとなりました。
 当たり前の生の中におられる神を知ること、何て素晴らしいのでしょう・・。ハレルヤ

揺れる北朝鮮

独裁者の特徴はパラノイド。周りがみな自分を追い落とそうとしているように見え、被害妄想を抱き、それが逆に強迫的な粛清へと駆り立てる。独裁者こそ世界でもっとも孤独な人物。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041204-00000014-san-int

キリスト教界でも霊能力か何かをもって、やれ預言者だ、やれ使徒だとか、祭り上げられたらエライことになってしまいます。平凡がいい、フツウがいい、当たり前が当たり前であること−これが真の幸福。

温泉まであと3週間・・・♪

気の毒な村岡氏

橋本派の1億献金事件の会計責任者の裁判で、村岡氏の指示があったことが認定されてしまいました。本人の審理はこれからなのに。村岡氏はスケープゴートのような印象も受けますが、一方の橋本氏のもっともらしいしかめっ面が逆に気になります。トカゲの尻尾きりよろしく、ご本尊は逃げ遂せるのか?

裁判はそれぞれの独立性がありますので、たとえ同じ事件でも裁判官の判断次第でまったく異なる判断が出ます。私が関わった8年越しの裁判でも、同じ事件にもかかわらず、私たちの原告団はほぼ全面勝利的和解でしたが、他の原告団は条件付の厳しい結果でした。

ちなみに私たちの弁護団は共産党系の先生方でした。彼らの正義感はすごいですよ。社会悪を徹底的に追求します。クリスチャンが共産党の弁護士に助けてもらったのですから面白い組み合わせでしょう?すべては主の御手にあるのです。弁護士を頼むなら絶対共産党系です。

山越え

本日、次女の大学入試の発表があり、無事第1志望に受かりました(バスケの強い大学です)。今年のわが家の大きな山でした。ふう〜(汗)

子供を育てることはほんとにハラハラ・ドキドキの連続で、汗と涙です。ただ主に感謝です。

あとは息子ですが、さてさて・・・。

 * * *

最近の子供を狙った犯罪には本当に怒りを禁じ得ない。子供を産めない国、安心して育てられない国、膨大な借金を積み残す国、10年後はどうなっているのか・・・。

財政カウンタ:
http://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html

加えて最近の学生の様子・・・:
http://www.kingdomfellowship.com/Column/flowing50.html

師走です

早いものだ、1年もそろそろ終わり。あと3週間で大学も休み、温泉が待っている♪

が、今日は疲れたので、これまで。