2006年3月

肌寒い春でした

アップロードファイル 199KB3月31日というのに、この寒さ。我が家の庭である(と勝手に思い込んでいる)三ッ池公園の桜は6-7分咲きです。アップロードファイル 187KBしかし空気が冷たい時はルーフバルコニーから見える富士山が綺麗なのです。アップロードファイル 70KB

人による裁き

今般、幼児が転んだ際割り箸をのどに刺し、それが小脳に刺さっていることを見落とした医師に対して無罪が言い渡された。また最近、産婦に対して胎盤剥離の無理なオペをしたとして産婦人科医師が逮捕された。さらに例の7人の安楽死の医師。以前にも美人女医が安楽死をさせたとして逮捕された。この方とは私も間接的な関係があるのだが、彼女の妹さん(某有名私大医学部教授夫人だった)が自殺した。

・・・というわけでこの手の事件が起きると、直ちに逮捕とか、刑事告発とか、医師も安穏としていられない風潮である。現在、小児科と産婦人科の医師がどんどん減少し、胎盤剥離のオペをした医師のいた病院は産科は休診。さらにその地域の3つの病院でも大学の医局から派遣がなくなって、たったひとつの病院だけになったようだ。小児科や産科は特に夜間の勤務がきつく、子供相手の診断や治療は難しいとのことで、志望する若手医師は減少の一途。ちなみに小児科と産科がもっとも訴えられるリスクが高いそうである。

医師も人間であるから、家族団らんを願うだろうし、休日には家庭サービスも必要。だから医師は高額な年俸なんだろうと言うのは言いがかりもいいところ。勤務医の年収は1500万前後であり決して高くはない。私の友人でも血液を専門とする医師がいたが、ある病院の勤務条件が夜間でも必要があればただちに出ることとあって、結局彼は体がもたずに辞めた。

肉親を亡くされた家族の感情的な要因は理解できるが、この手の医師のミスを刑事で取り扱うのは果たしていかがなものであろうか。胎盤剥離の医師とて、患者を実験台に使ったわけではなく、学会でも困難なオペであるとしているし、その場にいたら何かしなくくてはならないだろう。献血の用意もしていたわけだから、困難は予想していたはず。単純なミスではない。

真実が隠蔽されたりする場合は何らかの訴えも必要であろうが、単に被害感情を晴らすための訴えは決して生産的ではない。このような風潮が蔓延するにつれ、若い医師は刑事でやられたらたまらないからとますますこれらの科を避けることになろう。そしてそのツケを払うのは患者なのだ。「被害者」こそ絶対善的な最近の空気が何かおかしいと感じるのは私だけであろうか?

Commented by Sky URL2006年03月30日(木)18:41

こんにちは。いつも拝見させて頂いています。
今回の、ルーク先生のコメントを拝見しましたが、問題点を冷静に、客観的に述べて下さり、共感をもって読ませて頂きました。

>「被害者」こそ絶対善的な最近の空気。

これは、私も感じています。

(割り箸の事故の、ご家族の、無念なお気持ちには、言葉もありませんが、)あえて、冷静に分析するならば、の参考情報ですが・・・、MIXIという、紹介者がいなければ参加できない、割と信頼できる掲示板には、「ある医師」の次のような書き込みがありました。

(その医師の紹介者もその掲示板にいますし、ご自分の写真も載せているなど、私は割と信頼性の高い情報と思いました。)

その医師は、その病院のことをよく知っているそうですが、「そのお子さんの親は、初診の時には、割り箸を持って(くわえて?)いたことは、当直医には言わなかった。」と述べています。
しかし、もし、それが本当であっても、重要な事実であるにもかかわらず、マスコミは「被害者こそ、絶対善」として、その事を報道しないような空気が、確かにあるように思います。

医師が、産科や小児科など、訴訟の可能性の多い科に行かなくなったり、また、(訴訟が怖くて)夜間には専門外の患者さんは一切みないことにしたりしたら、もちろん、困るのは、国民ひとりひとりでしょうし、このままでは、そういう時代が来ないとも限りません。
その事は、重要であると思いまして、今回、あえて(医師のはしくれとして)意見を述べさせて頂きました。

(もちろん、医師サイドとしても、常に、細心の注意を怠らず、日々の努力をすべきことは、言うまでもありません。)

Commented by Luke 2006年03月31日(金)12:18

安楽死の件は家族が同意をしていたものの、事実と違ったことを証言したことを認めているようですね。しばしば人の証言は自分に有利になるようにするものです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060329-00000000-mai-soci

村岡氏も無実と判決が出されたようですが、真実はうやむや。裁判長が指摘しているように橋本氏が一番臭いのですが・・・。

サーバーが復調

ようやくサーバーの調子が戻ったようです。不調の原因は依然として不明です。

人の生死

ある病院の外科部長が、安楽死のために、人工呼吸器をはずして7人を死に至らしめたとして糾弾されている。記事によると(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060329-00000007-kyodo-soci)患者への過度な思い入れが動機を作ったようだ。

『白い巨塔』において、里見と財前という正反対の医師像が提示されているが、おそらく里見のように個々の患者に入れ込んでいたら、医者自体がもたなくなると思う。学校で言えば、金八先生。私の友人の中学教師が、金八はウソだと憤慨していた。これは精神療法などでは特に言える。

クライエントがセラピストに対して積極的感情を向けることを陽転移、その逆を陰転移と言うが、セラピスト側からクライエント側に起こす転移もあるのだ(逆転移)。そしてこれが精神療法やカウンセリングの場面において双方にとって危険性を生む。

教会でも人格障害傾向や精神病質傾向を持っている人たちから勝手なイメージを抱かれて(彼らは自分の無意識的願望をこちらに投影するわけ)、それに対する失望をちょっとでも与えると、コロッと態度が豹変することをよく経験する。私の評価などはまさに天と地なのだ。甘えの構造でベタベタのニッポンキリスト教界の住人では特に言える。

かくして私などは、とにかく、まとわりつかれないことを心がける。牧師などで消耗している人たちはみなこのメカニズムの中でがんじがらめにされているわけ。人間ほど度し難い存在はないとますます感じる次第。

 * * *

姉葉元建築士の奥さんが自殺したようだ。姉葉さんはうつ病の奥さんの介護のためにも仕事をこなすために手抜きをしたようだが、その愛情がこのような形で実を結ぶとは。前に鳥ウイルスで告発された会社社長が自殺したが、なんともやり切れない悲劇である・・・。こういった事件が起こると、マスコミをはじめすべてが彼らを極悪人のごとくに叩き、追い詰める。どうもこの国は何かを忘れていないだろうか?

腰痛の治し方

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先週の金曜日の夜、腰をひねって、えらく痛みが出て、主日集会のときはメッセージをPeenyさんにお願いしていたので、座っておれて助かりましたが、実際歩くのもきつかったのですね。

ところが、福島ではS兄弟が、山歩きをしようと言うわけで、困ったと思いつつも、「腰が痛いから」と逃げるのはカッコ悪いと思って、道なき道を(彼はあえてヤブを好むのです)S兄弟の後をついて延々と歩いたわけです。腰の痛みに耐えながら・・・。昨日は2時間ほど。今日も2時間ほど。いや〜、実にシンドかった。・・・

ところが、ところがです、驚くことに、気がつくと腰痛が治っていました。家に帰って私がピンシャンしているので、カミさんが一番驚いておりました。

土曜日にかかった病院は「K大腸肛門科クリニック」という看板でして、待合室には若い女性などもいるわけです。私はそこで腰痛のために変な格好をして歩くわけですが、一見すると痔の痛みに堪えているようにも見えるわけです。で、私は心の中で「僕は痔じゃないんだよ。これは腰が痛いからだからね・・・」と自己弁護しつつ診察室に入ったわけです。このくらいに痛かったのですが、今は、さっぱりと痛みが消えました。

いやあ、人の体は不思議なものです。パウロは地上の幕屋の中でうめいていると言いつつ、福音のためには体を打ち叩いて従わせると言っていますが、この体はなまけさせるとキリがないのですね。「喝うっ!」を入れることも大切なんです。

福島にて

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昨日と今日(ほんとはあと1日の予定でしたが、S兄の都合で)、福島の山小屋に行ってきました。いつもどおり、ここに来ると時間が普段の3倍くらいに遅く流れます。で、新たに横浜から移住されたNさんと知り合って、その家を見せてもらいました。ガーデニングがコンセプトの家で、750坪の土地に豪勢な庭が広がっていました。5年がかりの手作り!

Commented by ひろこ 2006年03月29日(水)17:30

 腰の痛み癒されてよかったですね。はれるや!
 ますますログハウス建設したいと心はやされたのでは ないでしょうか。

今日のメッセージ

イギリスからのゲストPenny姉妹のメッセージです。英国のノーウィッチでは、私たちの最近の導きと同じ流れの実行に入っています。それはいわゆるキリスト教の伝統的実行や価値観を打破するものです。ひとりひとりが祭司として立ち、語ること。受身でありがたいメッセージを聞いて、自分の満足だけを求めるといったメンタリティから解かれる必要があります。

診察初日

午前9時に一番で診察を受けました。Dr.は年間1500例の内視鏡検査と750例の内視鏡手術例を持っている専門認定医です。が、今日は問診と採尿と採血だけ。内視鏡検査は4日となりました。ポリープなどが発見されたら、その場で切除(ポリペクトミー)するとのこと。統計的には、潜血反応陽性者の3%(データによっては10%)で大腸がんが発見されているようです。ポリープは2-30%、異常なしが7-80%というところ。ただしガンだった場合はかなりの高率で進行がんのようです。さてさてどのような結果になりますか。

 * * *

で、今週と来週のセレブレーションは英国からの姉妹にメッセージをお願いすることになりました。今イギリスでどのような主のわざがなされているか、シェアしてくださいます。ポイントは従来のように、礼拝にお客さんとして出席して、ただ座って、ありがたいメッセージを聞いて、気分よく帰っていくというあり方を打破しようとしているわけです。メッセージを受身的に聞くのではなく、自ら主から直接に聞くことを訓練しているとのことです。誰かメッセンジャーがいなくても、それぞれが主に聞くことができること。まさにニッポンに必要なことではないでしょうか?

そして来週は福島のS兄弟の山小屋に行ってきます。また共に交わり、祈りたいと思っています。というのは、これまでここでは伏せてきたのですが、昨年暮れにN兄弟に肺への遠隔転移が見つかり、再度オペすることになりました。が、とてもうれしいことは交わりがとても有意義になっていることです。彼の霊的状態がとても健やかにされているので、肉体の病のことを語っても、以前のように暗い雰囲気にならない、いやむしろ明るい雰囲気があるのですね。主の御手が明らかにあることを感じ、むしろ彼から流れる霊がとてもイイのです。すでに主は勝利されたと感じています。主の働きは、内から外へ向けての癒しであり、変革です。

体が弱いのだ

今日はやや疲れが出ました。しかしあす検査があるので、午前中にプールとサウナ。体がモヤモヤとするときは、けっこう思い切って泳いでしまうとシャキっとするものです。50を迎えると体もそれなりにいろいろ出て来るようです。

主がゲッセマネで血の汗を流すほどの葛藤しておられた間、弟子たちは寝てしまったのですが、彼らに主は言われました、「霊は燃えていても、体が弱いのだ」と。また詩篇に「主は私たちの成り立ちを知り、私たちがチリに過ぎないことを心にとめてくださる」ともあります。ロマ書には、「体を生ける捧げ物とせよ、これが神が求めておられる礼拝である」ともあります。

体がなければ内なる感動も表現できないわけで、体は主にとってもとても大切なのです。ですから「神はキリストを死者の中から起こされた御霊によってあなたがたの死ぬべき体にもいのちを与えるであろう」とあるとおりです。

多分ファイバースコープで診ることになるのでしょうが、ちょっと興味があります。自分の体内を見てみたいとも思っているのですね。

英国からの友達

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1479-3.mpg(5,882KB)

はるばるイギリスのKingdom Faithからご婦人が来日されました。Blogの紹介欄にあるemiさんのバイブルカレッジのチューターです。4月の初旬まで日本に滞在され、広島や横浜を尋ねる予定。今日は初対面ですので、一緒に食事をし、ちょっと富士山の麓をドライブしました。

で、ここに紹介したのは、軽井沢の白糸の滝(昨日訪れました)と富士山の白糸の滝です。ちょっとスケールが違いまして、前者は高さ3m程度、後者は30mです。空間的には10の3乗、つまり1,000倍の差があるわけで、中々感動でしたね。

(ブラウザでサイズが大きすぎる場合は、一度ダウンロードしてから、画像ビュアーでご覧ください。mpgファイルはクリックしますと動画がごらんいただけます。)

Commented by Luke 2006年03月23日(木)22:23

思い起こす御言葉:

信じる者の腹から生ける水が川々となって流れ出るであろう。

温泉と健康診断と

温泉から帰りました。新しいところを開拓でしたが、なかなかよかった。伊香保と草津は『不如帰』の徳富蘆花や西洋医学を普及させた東大医学部教授ドクトル・ベルツの縁もあるところで、趣のある町でしたね。後ほど日記にしようと思います。

で、帰ってみると先日のドッグの結果が来ておりました。予想したとおりのいつもどおりの結果でしたが、ひとつ新たに便潜血反応陽性が加わっておりました。これは大腸がんとポリープが疑われるので、さっそく土曜日に、私の義兄の同級生で、市大第二外科講師の後、消化器系の病院長をしているドクターに診てもらうことにしました。そろそろがん年齢ですし、身近にN兄の件もあるので、この際徹底的に調べようと思っています。(影の声:秘密の話、昔JIをやったことがあるので、その可能性も高いのですが・・・。)

Commented by tzTonちゃん 2006年03月23日(木)22:34

ルークさんは本当に温泉が好きそうですね。私も今日ひょんなことから、温泉にいってきました。主の話などもしながらぬるい温泉なもので教会用語で言うところの求道者と7時間入り続けていました。長野に有るのですが正直凄い温泉ですよ、町の中にあるのですが脱衣もシャワーも石鹸もポンプやボイラーもない、ただはいるだけ、普通の温泉の85倍の濃さで今は体がぴりぴりです。

草津&軽井沢

アップロードファイル 591KB今日は草津の町をゆっくり歩く。ここもゴミゴミとした坂の多い街であるが、けっこう粋な店並みがよかった。西の河原では天然温泉が湧き出ており、なかなか迫力。草津の名物、ゆもみショーを見る。迫力あるオバチャンたちばっかり・・・。

で、帰り道、軽井沢による。この時期は閑散としているが、むしろゆっくりできていい感じ。ログハウスの喫茶店で食事をするが、薪の暖炉があり、往年のニッサン・フェアレディZが展示されており、マスターが相当に「通」であると知る。いや、なかなかイイ雰囲気。私も10年後にはログを持つぞと、またまたモチベーションをくすぐられた。アップロードファイル 270KB

草津温泉

午前中伊香保を発ち、榛名山と榛名湖を訪れる。が、ややがっかり。榛名湖半は楽しめるところがないし、山の上の貯水湖といった感じ。

アップロードファイル 2,278KB次は草津に入る前の処に、ベルツ記念館による。ベルツ水で有名なドクトル・ベルツは明治の初期医学館(現東大医学部)で26年間も教鞭をとり、現代医学の基礎をすでた人。奥様はとてもかわいらしい日本人。彼はハンセン病の治療を草津温泉で試みたらしい。これらの先人の努力の上に今の医学があるわけ。

21日の宿はホテル望雲。古くて新しい和風のホテル。設備は豪勢。風呂も香り高いヒノキ風呂から、古い造りの風呂まで、いくつも揃っている。雪が舞う中で露天風呂を堪能。王さんのWBC優勝でちょっと気分もGOOD。食事は上品な懐石風。味はさっぱりで物足りないと思いきや、餅豚のステーキでタップリ。

伊香保温泉

アップロードファイル 2,250KBこの地は徳富蘆花が晩年静養し、最期を送った地です。伊香保は小さな町でクネクネとした坂道ばかりで、車の運転に難儀したが、味わいがあった。彼は愛と悲劇の『不如帰』で有名ですが、彼の資料館を見たところ、彼も"キリスト者"なんですね。愛用の聖書も展示されていました。内村鑑三とも交流があったようですが、若い頃に棄教しています。奥様はずっと信仰を守っていたようです。

明治の文豪は少なからず聖書に触れているのですが、「頭(おつむ)の信仰」だったようで、いのちを見出した人は少ないようです。何だか典型的ニッポンキリスト教のルーツを見るようです。

で、20日の私たちの宿は、彼が心臓を患い、静養した旅館千明仁泉亭。由緒ある宿で、群馬の国体の際、皇太子夫妻も宿泊された処。風呂はお湯が赤茶けており、プール並みに深く、泳げるほど。露天風呂は遠くに雪を冠した山並みを望みつつ、ややぬるめでゆっくり浸かれた。食事は伊豆と違って刺身などは少なく、山の物が中心で、けっこう旨かった。

(写真は蘆花の臨終のベッドと愛用のコート)

サーバーの不調

どうもサーバーがやや不調でして、つながったり切れたりの状態のようです。原因が分かりませんが、ご了承くださいませ。

またハードコアの方にもアタックが入り始めました。対策を検討中です。

主の導き

これは本当に分かりません。今自分が置かれている状況や事態はすべて主によって計り与えられていますが、その場面に遭遇したときには人の思いでは理解できないのです。そこには痛みもあるのですが、主の深い御旨がなされつつあることを信じるのみです。

というわけで、本日は韓国の兄弟姉妹との顔合わせ会になり、共に主を賛美する集会となりましたので、私のメッセージはありません。後ほど韓国語の賛美をアップします。

で、私はあすから2泊3日で温泉に行って参りますので、Blogの更新もないかと思います。では。

Commented by kawa 2006年03月20日(月)00:37

思い立ったら吉日。主は必ず実行を祝福する。KFCはキリストの声を霊で直接聞いてキリストに服して祝福を受ける。ニッポンキリスト教は形だけの死に体。カンコクキリスト教は未熟なゴリヤク宗教。しかし純粋に主の声に渇いている人がいればKFCは誰にでも霊で共感する。死んだ聖書の文字や自己主張の祈り、居眠りしている儀式的礼拝第一はもう卒業したい。主の声を霊で聞くレーマが”永遠のいのち”である。ハレルヤ。

Dr.Lukeの一言映画評−スピリット−

アップロードファイル 24KB中国語映画『スピリット』。強さだけを己のすべてとした主人公フォが、その強さに溺れて高ぶり、敵を殺してしまう。しかしその敵にも子供がおり、家族がいた。彼はその報復として自分の母親と一人娘を殺される。さらなる復讐をするも、自暴自棄になった彼は乞食同然に放浪する。ある日山奥の貧農の老婆と盲目の娘に助けられる。日々農作業に明け暮れ、自然と触れる中で癒されていく。

数年後、故郷に戻った彼を待っていたものは、西洋化された町並みと人々の有様。母と娘を殺した相手の家族と和解を果たす。時に、西洋の闘士が中国人を小ばかにしていた。中国の名誉をかけて戦い勝利する。そしてついに最後の戦いに臨むが、対戦相手は日本人。日本人政治家の陰謀によってフォは毒を盛られる。しかし彼は最後まで戦い、倒れる。対戦相手の日本人(田中と言う名前がちょっと軽い)の急所を突くも、寸止めであった。田中は倒れたフォを勝者と宣言する・・・。実話に基づく映画。ジェット・リー&中村獅童主演。

と言うストーリーですが、なかなか良かった。私的には好きなモチーフですね。主人公フォの父親は敵を徹底的に打ちのめすことはせず、また息子が武道家になることを望まなかったわけですが、彼も大きな代償を払ってその意味を知るわけです。報復は更なる報復を生むだけ、赦しが必要だと。

さらに彼は西洋文明によって嘲られる中国に対して、侮辱されることはかまわないが、自らが病んでいることに気がつかないことが本質的な問題だ、と指摘する。そして真の敵は自己であり、敵は外にあるのではないと。まことの武は自分との対峙である、と。イイですね、この台詞。

最近では数学者の藤原正彦氏がその著『国家の品格』において、欧米的な自由競争や市場原理主義が日本のスピリットを壊しているとして、武士道的価値観から批判しているわけですが、今のニッポンが置かれている状況にもフィットする映画でした。お薦めです。

春ですね♪

アップロードファイル 75KB私の冬眠もそろそろ終わりに近づいております。私たちの生活は3(冬眠)+3(前期)+3(夏期休暇)+3(後期)のリズムなんです。普通のサラリーマンに比べたら恵まれていると思いますね。年中ベターと仕事をするなんてことは考えただけでゾッとします。しかしこのリズムですと1年の経つのがまったく早い。私の心はすでに夏休みの計画に飛んでいるわけです^^アップロードファイル 257KBわが家の庭、三ッ池公園(昨年)→

Commented by ブヒ Eメール 2006年03月18日(土)10:46

本当に春ですネェ!!
お花たちが次から次に咲いて、神さまからのプレゼント、本当に嬉しくなります。

こちらは娘たちのお散歩コースの公園の早咲き桜が咲き始めました(*^^)v!!
偶然、私のブログも昨年の桜UPです〜!!

チューリップ、見事ですね〜〜ヽ(^o^)丿
お花に囲まれてると少々嫌な事でも忘れてしまいます・・・主に感謝〜〜(*^^)v

Commented by Luke 2006年03月18日(土)19:46

ブヒ家のわんこちゃんたち、実にイイ表情ですね^^きりっとして、品格があって・・・。

Commented by ブヒ Eメール 2006年03月20日(月)06:28

ルークさん、おはようございます〜♪
すぐ目尻が下がる母でございます・・・(汗
時〜たま見せる「キリッ&品格」親に似ずで・・・(^^ゞ

KFCで韓国語礼拝

が始まりそうです。言葉が分からない方が多いので、午前と午後で分かれるつもりですが、はてさて、主はどのように導かれるのでしょう?

Commented by エステル 2006年03月17日(金)22:46

わぁ、すごい。

主がなさることって素晴らしい。

嗚呼アメリカよ

世界の警察。自由と平等。正義の国。アメリカ。ベースボールはアメリカの魂であり、その象徴とも言える。が、ここではセーフがアウトになるのだ。観客のアッピールによって。アメリカの本質を見たゲームだった。

Commented by よしふみ 2006年03月14日(火)21:06

でもまあ いいんじゃないの? アメリカの人たち喜んでるんだから。

8年目!?

徒然に始めたこのサイトも8年目に突入です。セレブレーションも6年目に入ります。人は自分の道を思い図りますが、導くのは主であるとあるとおり、私の意図したことと完全に違う方向に来ているのですね。

私にとって日曜日ごとにメッセージするなんてことは、自分を否んでいないととてもではないができないことです。ただ主によって油が塗られ、いのちが躍動する間はできるでしょうが、これが干上がってしまったらただちにたたみます。私の人生の目的は別にニッポンキリスト教界で1000人教会を立てることでもありませんからね。そんな面倒で労力を要することなどはご遠慮です。

単純に集まって、単純に主を楽しみ、単純にいのちの道を歩みたいと。いつまでやるのかなと思いつつの1年1年です。

 * * *

真央ちゃんが不調。自分を見るようになってきています。つまり成長し始めた証拠。自分を見てもがくことは子供ではないことの証拠です。キリストにある成長も、一度は自分を見つめ、自分で苦労し、自分に疲れてしまうことが要るのですね。その時に本当に十字架の必要を覚えるのです。前の真央ちゃんのように何の苦労もなくやれている人は、実は幼児の証拠。葛藤を覚え、もがきを経て真の救いを知るのです。めげるな、真央ちゃん!

Commented by まるふぁ 2006年03月16日(木)15:37

8周年おめでとうございます♪(⌒ー⌒)o∠★:*:'゜。.*:Congratulations!:゜:*♪:'゜`。+:
そしてお世話になっています、ありがとうございます。
これからもお元気で。Enjoy Christ♪

Commented by はるえ 2006年03月16日(木)20:56

8年・・・!スゴイですね。
慣れているようでも、実情を知っているようでも、まだまだ驚くことの多いこのクリスチャンの世界。
生意気な言い方ですが、もしこの8年を通して、「普通であること」の幸せを噛み締めてらっしゃるんだったら、ステキなことですね。
私も、そんなふうに穏やかな気持ちで神様の愛を感じるとき、お恵みの大きさを感じます。
神様の大きな愛を、ニンゲンの理屈で小さくしてしまわないように、いつもその大きさの中に留まっていたいものですね。そう、明るく、健全に。ときには真央ちゃんや静香ちゃんの美しさに単純に喜んだりしながら・・・!

ちょっと一服

本日の面接。いつもどおりのワンパタンの回答・・・かと思いきや、一人40近いビジネスマンがいました。薬学部志望です。聞くと一線でバリバリやってきたそうで、中国でも現地の人を使って仕事をしていたとか。しかし一念発起。ここが自分にとって最後の決断と言うのですね。つい面接を忘れて中国の社会経済状況などを話し込みました。

こういう人がポツポツおられますし、ある種の感動がありますが、ちょっと複雑な気もします。日本での薬剤師の地位や費用対効果を考えますとね・・・。実はわがカミさんも薬剤師ですが、確かに女性の仕事としては中々イイ。家庭に入ってからもできますし、時給もかなり高いですし、薬局の顧問とかもできますから。男性の仕事としてはややどうかな・・・。しかし生き方として応援したくなりまして、つい「A判定」を。

 * * *

さて、ここはいつも俗なトピックばかりでと思われている霊性の高い方々もいらっしゃると思いますので、ちょっとご紹介を。前に各種Bibleのツールをご紹介しましたが、今回はコレ→Net Bible。ヘブル語やギリシャ語の意味を脚注で丁寧に解説してあって、実にイイ。有料の本の形もありますが、タダでダウンロードできるWindowsのHelpファイルの形もあります。e-Swordで使えるファイルもありますね。

またSystematic Theology(組織神学)や毎日の祈りやデヴォーション用の本もあって、なかなか使えます。お薦めです!

http://www.bible.org/

 * * *

思えば、今日でこのサイトも8年目に入るのだった。よくもっているものだ・・・と。312,000ヒット。

ついに解除

日銀が量的緩和策を解除しましたが、株式市場はむしろ白黒はっきりしたということで、400円以上の上げで16,000円台を回復。金利はしばらくゼロに据え置かれるようですが、いずれにしろジワジワと効いてきます。すでに国債は値下がりしており、金融機関の含み損だけでも10兆近くになるようです。

実際、国債の2003年3月時点での
・発行残高:約515兆円
・(郵貯・簡保を含む)政府:約225兆円
・日銀:約80兆円
・民間金融機関:約178兆円(銀行:72兆円で大手5グループが約50兆円)

これがわが日本の現実。成長率も名目は低いが、実質ではバブル期並み。要するに物価上昇分(−)が底上げしているわけで、デフレってこと。金利が上がればこれらの金利返済分も増加する。速水さんは早まって金利を上げちゃってデフレを招いたわけですが、福井さんはどうでしょうか。もうちょっと待っても、と私は思うのですが。日銀では1%程度の物価上昇率を維持したいようですが、私的にはもっと積極的に「インフレ・ターゲット論」を支持しますが。泡がある方がおいしいのです、経済も。

 * * *

今年も北海道の流氷は無理のようなので、20日過ぎに伊香保と草津の温泉に参ります(泡の部分ですね)。税金の還付金で温泉というのも中々オツなものではあります^^

さて、その前に、明日はまた入試の監督と面接。ひたすら忍耐が試される日であります。免許の書換も残っているし・・・と。

確定申告おわり♪

というわけで、疲れました。こういった書類を作るのは最近はパソコンでできますが、神経が疲れるというか・・・。でもね、温泉1回分くらい還付されます♪

"水戸黄門"の登場

2日の日記に水戸黄門のテーマを書いたら、民主党の"水戸黄門"こと渡部氏が登場した。「なごみ系」と言われているらしいが、何となく空気も一変してしまった。由美かおる氏からもプレゼントをいただいて満面笑みの氏は「ぼけキャラ」かと思うと、実はけっこう計算ができているらしい。若いと何かにつけてガチンコしてしまうが、70も超えると「柳に風」となるようだ。何かとビョウキの人が多くて疲れるニッポンキリスト教界にもこういったキャラがいると「風」が変わるのだが・・・。

ドッグな一日

行ってきました、恒例の1日人間ドッグ。脳以外は一応ひととおり診てもらいました。胃はX線ですが、古い機種のレントゲンで、発泡剤で胃を膨らめて、バリウムを飲んで、はい、横向いて、上向いて、一回転して、とやるわけですね。X線CTかPETなら簡単なのですが、費用がかかるし、鳴り物入りで導入されたPETも、思ったより癌の発見率が高くないとの報告があります。で、何と、心電取っているときにクシャミをしてナースに怒られました。寅さんではないが、「出物腫れ物処かまわず」ですから^^それと視力がやたら良くなっていて、あまりうれしくなかったぞ。

古い透視画像を経験豊かな放射線科医が診たほうが、財前五郎のように早期癌を発見する確率が案外高かったりして。職人技と言いますか、このあたりはどんなDr.に診て貰うかで運命が分かれるわけです。私の友人にも臨床やっているのは沢山いますが、彼らのプライベートを知っていたりすると、ちょっと任せられないなあ、とか思ってしまうのですね。

牧師なども、プライベートはひた隠しにして、何かの神秘性を漂わせた方が商売になるのですね。例えば、ベニー・ヒンの師匠にして、有名な癒しの伝道師キャサリン・クールマンなどは、若かりし頃不倫に萌えて駆け落ちしているわけ。しかし主イエスですら、故郷では尊敬されなかったほど。裏を返せば、それだけ普通の人間生活をしていた証拠。健康で家族と共に当たり前を当たり前にして淡々と生きる。これが本当の人間生活の醍醐味なんですね。結果は2週間ほどで・・・。

で、帰りに地元の警察で免許の更新もやってしまおうと思ったら、ゴールドではないので今日はできないと(あと2ヶ月でゴールドなのですが・・・)。やれやれ、センターまで1日がかりです。残りは免許の更新と確定申告。さて、サーバーの不思議な現象も情報をいただき原因が分かりました。要するにドメイン名の「乗っ取り」です。今はもう大丈夫と思いますが、サーバーにとってもドッグな日でもありました。

サーバーへのアタック

掲示板に一連のおかしなカキコが連続してなされたようです。どうもIPを自動的に変えつつカキコするソフトでのアッタクのようです。サーバーはファイヤウォール、ワクチン、スパイウェアの監視ソフトを常駐しており、今のところ検出されていませんが、念のため皆さんも対策を怠ることの無いようにお願いします。

このサイトの扉ページを開くとポップアップが開くとの報告を受けておりますが、そのようなおかしな現象に遭遇された方はぜひご連絡ください。私はあすドッグですが、サーバーも一度ドッグする必要があるかも知れません。

Commented by Luke 2006年03月06日(月)14:45

ポップアップ(カーソルがいっぱい出る)の件ですが、「kingdomfellowship.jp」で入ると出るようです。こちらのサーバーの問題ではなく、どうもWeb Forwardをオーバライドされていたようです。つまりjpドメインで見えるページは私のサーバーのファイルではありません。こちらのサーバーにはウイルスもおりませんので、ご安心ください。

見分け方は、ブラウザの一番上に[Welcome To Kingdom Fellowship]と表示されていれば正常です。これ以外の表示のものはフェイク(偽物)です。現在DNSサーバーを調整して、jpドメインでも正常になるように設定しましたが、まだポップアップが出る方は、一度キャッシュファイルをすべてクリアして下さい。

方法は「インターネットオプション」を開いて、「インターネット一時ファイル」の「ファイルの削除」ボタンをクリックします。これで真っ白の状態になります。誰がこんな仕掛けをするのか、ちょっと油断も隙もありません。

掲示板のカキコはまだ原因が不明です。

Dr.Lukeの一言映画評-ナルニア国物語-

ご存知C.S.ルイスのファンタジー。子供たち4人がナルニア国に入り込んでの冒険物語。でも、これが聖書の話の焼き直しであるわけ。その国は魔女によって支配されており、魔法がその国の住人を縛っている。そこにアスランというライオンが現れ、魔女の誘惑によって裏切り者となった少年の身代わりとして、自ら石の舞台に縛られて、悪の家来どもになじられ、いたぶられつつ魔女に殺される。

しかしその死を目撃して悲しむ二人の少女の前でアスランは復活する。すると石の舞台は砕け、魔女によって氷付けにされた者たちも、アスランの吹きかける息によって生き返る。アスランは言う、「善なる者が裏切り者のアダムの子に代わって死ねば魔法の力は失せ去る」と。かくして最後の戦いの場面でアスランは魔女を滅ぼし、赤い液体(アスランの血?)を飲ますと魔女に刺された少年も癒され、アスランと共に凱旋し、彼は4人の子供たちを東西南北の王・女王として立てて、自らは旅に出ると。最後に「目を覚ましていなさい」とのメッセージ。

お分かりになりますよね。

 アスラン=キリスト、
 子供たち=アダムの子孫、
 魔女=サタン、
 魔女の手下=諸霊たち、
 魔法=この世の霊力
 石の舞台=律法

映画としてはあまり大したこと無い。『ベン・ハー』の方がはるかに福音的で、深みがあります。終わりの場面は『スターウォーズ』(1作目)を思い出してしまった。『スターウォーズ』もオビワン・ケノービがダース・ベイダーによって打たれ、フォースの世界に生きる者となり、ルークに対して「自分の目に頼るな、フォースに頼れ」と言うわけで・・・。最後は凱旋場面で終わるのですが、ソックリでした。

ちなみに『週刊文春』の映画評でも「幼稚・ちゃち・つまらない。大人の鑑賞に堪えない」と酷評されていました。聖書を知らない人には、何でいきなり復活するのか、息で生き返るのか等など分からないことばかりでしょう。まあ、この手のファンタジー物は私的にも苦手かな。私の年齢になりますと、人間の「実存的生(生きること)」を深く鋭く暴き出す作品(ex.山崎豊子作品)に惹かれるのですね。

転換点

今日発表のCPI(消費者物価指数)がプラスだった。これで日銀の量的緩和策が解除される条件が整ったわけで、その時期をめぐって思惑が錯綜している。株式市場はそれを織り込みつつ、上値の重い展開となっており、今日もダウン。要するに量的緩和を解除すれば金利が上昇するから、理論的には株は下がる。

さらに円高へ誘導され、輸出産業へはマイナス。輸入にはプラスとなるが、それ以上にオイルは上がっている。だいたいオイルが上がり出したのはアメリカのイラク侵攻以来であり、誰かが必ず儲けている。そもそもCPIが上昇しているのも、原油高による部分が大きいのであって、今回のCPIプラスから直ちにデフレ脱却を宣言できるものであろうか?

タクシーの稼働率も上昇しているらしいので、確かに景気は上向きであるが、どうも庶民の生活実感と統計値はずれている。中流が上と下に分かれ、年収300万以下の人たちが増える中で、ジニ係数がマスコミでも取り上げられるようになったが、金は、実は余っているのだ。日銀の当座預金残高は量的緩和策で30兆を超えている。コール金利はゼロ。問題はその余った金が、どこに、どのように流れるかにある。金はその使い方が実に難しい。人を生かすための使い方が実はなかなかできないのだ。

と、わが税金の使い道を気にしつつ、そろそろ確定申告をしなくては、と思う時期であります。昨日部屋を片付け、今日は新学期の講義のシラバス原稿を入れ、月曜日は人間ドッグ、そして確定申告と。それが終わればもう3月も半ば。何と日の経つのは早いこと。で、4月にはめでたく50を迎えるわけで。まさか自分が50になるなんて思ってもいなかったが・・・。私も人生の転換点です。

では、これから家族でカルビ焼きを食べてまいります。

やっと・・・

わが部屋の片づけが8割方できました・・・。ここに至るまで、かなりつらかった・・・。でもね、けっこう気持ちがイイ♪

PCはXPを再インストールして、何とか安定しているかと思っていたら、今日また突然ブルー画面が出てダウン。何かのドライバがミスマッチしているらしいが、分からない。嗚呼、欝だ・・・。

 人生、勇気が必要だ。
 くじけりゃ、誰かが先に行く。
 歩いて行くんだ、しっかりと。
 自分の道を、さあ、歩め・・・と。

水戸黄門って、けっこう聖書的!?

 * * *

日銀の量的緩和策が転換期を迎えている。CPIの具合で4月にもこれを解除するらしい。すでに金利はそれを織り込んでじわじわと上昇してきている。日銀は低金利策を堅持すると言っているが。すると住宅ローンにも反映されるわけで、私もこの6月の金利見直しが気になるところ。国債は下がるわけで、すでに未消化分が出ている。これで郵貯が自由化され、350兆がアメリカに流れるならば、誰が引き受けるのか?1300兆の個人資産に匹敵する借金が積み上がっているわけで、オイルも確実に上がっており、貿易黒字も減少している。さあ、ニッポンの舵取りはどっちに向かうでしょう?ここしばらくはちょっと目が離せません。

信じることとは?

昨日のようなことを語ると、また質問が来るのですね、「私は自分が本当に信じているかどうか、分からないのです。どうしたらわかるのですか?」。嗚呼、もうアカン・・・涙。

使徒信条を「一、われは・・・を信ず・・・;二、・・・」とやったところで、それは信仰ではない。それは教義だから。実際、正教からすれば、プロテスタントも異端であって、プロテスタントの使徒信条は認めていないわけですから。再建主義からすると私はクリスチャンではないわけで・・・。

では、クリスチャンって何なの?信仰は頭で一連の体系化された神学や○○信条を信じることではありません。その「方」とひとつになることです。英語では"believe"と"believe into"とありますが、前者は対象を客観的に信じること。後者は対象とひとつになってしまうこと(into)。

「私は何をすべきか」とか「私は信じているのだろうか」と問いを発したときに、すでにその「方」を対象化(客観化)している。森の中に入ったら、その森自体は見えません。見えるのは1本1本の木々です。森の中にいて、果たして自分は森の中にいるのだろうか、と誰も問いませんよね。そのようなオツムのグルグル回りに客観的な回答を得ようとして、不毛な努力に陥る人があまりにも多い。

主は私たちのうちにおられ、私たちは主のうちにおり、こうして父と子がひとつであるように、私たちもひとつになること。これが信仰。そして信じた者は自らのわざをやめて安息に入る、ピリオド。アーメン。

はい、以上で質問は打ち切りです!

ご紹介-「事」ではなく「方」-

私がある意味でウンザリしていることは、「クリスチャンとして私は何をすればよいですか。自分は何をすべきか祈ってもよく分からないのです」と言う問いである。私は率直に言って、こう思っている:「私はあなたの主ではないから、私に分かるわけないでしょう」。

きょうemiさんのBlogを拝見したら、ホッとすることが書かれてあった。実にうれしくなりますね。「神の御旨を行うために、私たちは何をすればよいですか」と尋ねる弟子たちに、主は「神が遣わされた者を信じることだ」と答えられました。

「私は何をすべきですか?」との問いには実は自己が隠されている。自己を受け入れ、自己を認めてもらいたいと言う動機が巧妙に隠れている。自己から解かれることをメッセージすると、「どうしたら私は自己から解かれるのでしょうか」と尋ねられ、そろそろめげて来ていたので、ほんと励まされます:

              −源へ−

何かのメッセージがあった時、私たちの反応として、「では、私は何をすればよいのか。」という問いは、ある意味、見当違いなのでは、と思う。間違いではないとしても、かなり遠回りであり、ともすると、そこからでは目的地へは着かないかもしれない。

そのメッセージの源である方を知り、愛し、その思いを知りたい、似た者になりたい、という方向に導かれない限り、すべては応用不可能なバラバラな事柄であり、そこからどんな実が得られるのだろう。

(中略)

御言葉を読むとき、その中に自分のなすべきことを探す以上に、書かれたお方を探したいと思う。

民主党の行方

おぼっちゃまたちなんです。東大出て、大蔵省からすっと政治家になった人は、要するに人が良すぎるわけです。ニッポン政治界は一筋縄ではいきませんし、道理や高邁な理想で動くわけでもありません。これはニッポンキリスト教界も同じ。真理や神の御旨で動いているのではありません。裏と言うか、実際に動かしているダイナミクスは何だか同じのような・・・。私も永田氏とけっこう同じようなものでして、このギョウカイではとてもではないが、やれません、としみじみ。

Commented by Luke 2006年03月01日(水)12:01

自己レスです・・・。

しかしこんなことで本質的な話がすぐどこかへ飛んでしまうわけで。この気に誰かがほくそえんでいるような・・・。世間の目もマスコミも一方へと流れてしまうのはいつものこと。一人くらい別のことを語らないだろうか。

Commented by ジャーナリストA 2006年03月01日(水)16:02

もしこれがダマシだとしても、元ジャーナリストなる人物がどんな動機でしかけたのかが分かりませんね。単なる悪戯か、お子様的民主党を落とすためか。まさか4点セットで苦境に立たされていた与党側の策ではないとは思いますが。それにしましても、私たちの老後に希望はあるのでしょうか?