2004年02月03日

大義なきアメリカと自衛隊派遣

ケイ調査団長がイラクの大量破壊兵器はなかったとの報告をして、いよいよアメリカの大義は揺らいでいる。アメリカ兵の自殺者も増加している。その中で大義なき自衛隊派遣。彼らはいのちのリスクを賭してまで一体何のためにイラクに行くのか。

この件でもフェスティンガーの認知的不協和の理論が適用できる。みなさん、最初にアメリカの行動に対してどのように感じましたか?クリスチャン的にイスラエルの利益がどうのこうのと理屈をこねる前に、最初に不協和を感じませんでしたか?むしろキレイな尤もらしい理屈のスジが通れば通るほど、私はいかがわしさを覚えるのである(まあ、天邪鬼と言われればそれまでだが)。

私は当初からアメリカのカルト性を指摘してきたが、当時は別に客観的根拠があったわけではない。ただこの自分の直感的不協和をごまかさなかっただけだ。ただ「おかしい」と。クリスチャンは何か(イスラエルや再臨や神の国建設や伝道など)を大義にされると、思考停止と視野狭窄に陥り、容易に騙される傾向が強い。それも聖書の知識の豊富な一見熱心な人ほど(肉の熱心は危険!)。

今日カルト化する教会が増えている理由でもある。