2006年02月18日

ラビ・バトラの緊急予告

アップロードファイル 4KB日本国破産のシナリオ

90年代初頭のバブル崩壊を見事に予測した経済学者ラビ・バトラ氏の警告。外来のザリガニやタンポポが日本の繊細なそれらを駆逐するように、アメリカが日本の道徳や倫理を無視した市場主義経済で日本を食い荒らすと指摘。その代表が、日本的共同体であった会社を、株主利益を優先して株価を吊り上げることによる時価総額経営へと誘導し、その典型がライブドア事件であり、その裏にはアメリカの資本があると推測する。

85年のプラザ合意以来着々とアメリカの日本支配戦略が進行しているとする。否、ペリーの時代よりそれは計画されていた。前に私は、日本はアメリカとの関係において、開国で<政治的去勢>を、敗戦で<軍事的去勢>を、バブル崩壊で<経済的去勢>を受けたと指摘したが、ここまで来るともう彼我の言いなりとなるしかない。

借金は国と地方で1026兆を超え、原油は1バレル100ドルを超えて経常黒字は減少し、日銀の量的緩和解除で国債乱発は避け得ず、しかし郵政民営化で350兆の資産はアメリカに流れて新規国債は消化できず、かくして金利が暴騰して、日本は破綻する。日本企業は、例えば長銀のように何百億も公的資金を入れながら10億で買収されたように、外資ハゲタカファンドによって食い潰される。格差は広がり、一部の富豪とほとんど貧乏人。そしてアメリカにとって国益がなくなれば、日本は貢ぐだけ貢いで捨てられる。

このシナリオは私も折に触れて語ってきたが、なるほど、である。下で「愚かなり市場主義者」と「借金は純債務で見るべし」の二つの見解を紹介したが、どうも前者が正しいようだ。財政再建のお手本は二宮金次郎など、わが日本の江戸時代にあるのだ(参考)。灯台元暗し。

加えてDr.Lukeの緊急予告によれば、アメリカ産の油注ぎの器たちによって食い荒らされているニッポンキリスト教も同じ運命をたどるだろう。

Commented by ICHIRO 2006年02月23日(木)14:52

原油高で貿易収支が赤字だそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000050-jij-bus_all
これからニッポンはアメリカによる
ゲッセマネ(油しぼり)なんですかね。

昨今の事件

何なのでしょうね?一応大学で「心の病理」を教えている私も、最近の事件はよく分からなくなってきました。呪文でハーレムを作った迷彩服男、29歳離れた妻を刺し殺した50男、幼稚園の同級生の幼児を二人も刺し殺した女、ニッポンキリスト教もよく分からないギョウカイですが、ニッポン社会というギョウカイもよく分からない。閉鎖社会日本の中の閉鎖社会がニッポンキリスト教界だとかなり前に書いたが(こちら)、見事なフラクタル(自己相似形)をなしているわけ。でもね、大学の講義では、「今後ますますわけの分からない事件が起きますよ」と予言していますが、これがスバリと当たってしまうことに、何とも複雑な気持ちでおります。

Commented by ひろこ 2006年02月18日(土)23:16

本当に心いたみます。物質文明はずいぶん進歩したようですが、心はとんとダメで、落ちゆくのみに思います。
 なんとかならないのでしょうか。終わりの時が近いから
いのってもむだか?

嗚呼、何ゆえこれまでに・・・

ほんとにワンパタン、入試の面接。あまりの単調さに、今日はちょっと意地悪なツッコミを入れて、やや困ってもらった。「まっすぐ相手の目を見て」とか言うマニュアルがあるのだろうけど、やたらとにらむように視線を固定する生徒もいて、おいおい、それじゃコワイよ、かえって印象が悪いでしょう。適度に視線ははずすんだよ。まあ、面接で楽しいのは、人の顔って実にイロイロということ。ニンゲンって、ほんとにおもしろいですね^^

最近は映画以外は専ら家に篭っているので、たまに都内に電車で出てみると、世間の風に触れることができて、いい刺激を受ける。帰りに蒲田で人身事故があり、京浜東北が不通。はて、飛び込みかな?イロイロな人生があるんだなとか思いつつ、京急に乗るが、この線ははじめてだ。私について言えば、学生時代、お昼ごろまで寝ていて、世間が動いていることについて、「ああ、世の中って、僕とは関係なく動いているんだなあ」と変な感覚を味わったことがあるが、最近もそんな感じかな?しかし何があっても電車に飛び込んじゃいけない。

「あなたは結婚した頃から生活がまったく変わっていないのね」とカミさんによく言われるが、確かに。だいたい家にいる時間が1年のうち50%はあるだろう。学期中も出勤は9時すぎから。しかも夏などはGパンとポロシャツ。ネクタイは今日みたいな日だけ。マンションの新しい管理人は不思議そうな顔で挨拶をする。すべて学生時代から変わっていない。何だか一生浪人生活をしているようなもの。確かに主が来られる日までの・・・。

ただしねぇ、やたらとエラクなりたがる人や、○千人教会作る野心に萌えている人や、ややこしい神学を狂信している人や、「リバイバル音頭」の幻想を追っかけてる人や、被害妄想もった人格障害系の人などなど、ニッポンキリスト教のスバラシイ諸兄と関わるようになって、静謐な(?)私の生活がけっこうかき回されたことは事実。何でこういったクリスチャンが出来上がるのか、ほんとニンゲンっておもしろいです、ふ〜。