2006年07月20日

昔の仲間

もう30年になる付き合いをしている仲間2人と恵比寿のイタリアンレストランでしばらくぶりで会った。二人とも医者で、ひとりはT市で大きな産婦人科病院を経営している女医。ひとりは都内で神経科を開業している。

数年ぶりだが、二人ともやや老けたかな。しかし不思議なものでたちまち30年前にタイムスリップ。大学の教員や医者が集まると高尚な話になると一般の人々は思われるかもしれませんが、これが実に面白い。「退行現象」を起こすわけです。3人とも学生になっちゃうわけですね。

かくして昔の話から始まって、これまでの人生の歩みや、患者から訴えられそうになった話とか、気に食わない患者のタイプとかを延々と・・・・。加えて病院経営や開業医の苦労話、医療現場の裏のややアブナイ話などをして、あっと言う間に時間が経ってしまいました。二人とも患者を救えなかった経験などもあり、それなりに大変なところを経ているわけです。

私も大学とか教会で見せる顔とは違う顔になれるのが実に楽しいわけです。気分はほんとに学生気分。ワインとイタリアンを満喫できた夕べでした。

Commented by Luke 2006年07月22日(土)17:13

>KMさま
そうでうね、表現が不適切でしたね。訂正いたしました。ただ、言外の気持ちもくみ取っていただけると感謝です。

昭和天皇の大御ココロ

今朝の日経の一面で、昭和天皇がA級戦犯の合祀に不快感を示され、それを理由に参拝を止めたとの発言を当時の宮内庁長官富田氏にしていたメモが出てきた、との記事があった(→詳細)。これは実に面白い。小泉氏も今年はどうするのか。対して中国はA級戦犯を外すように求めている(→記事)。

靖国神社には私も昨年見学してきたが、単なる神社ではなく、戦争正当化的主義主張の、いわば要塞と言える場所(→遊就館)。霊的には悲しみと怨念の霊がこもっている。私は禅寺などはきわめて好きだと前にも書いたが、靖国神社はちと違う。

歴史の評価をキチンとやってこなかったツケが今日のアイデンティティを失ってクラゲ状態になっているニッポンの病理の原因なのだ。しかし天皇自らの評価となると、日本人も納得することであろう。

天皇−まことにユニークにして面白い存在ではある。

Commented by ICHIRO 2006年07月20日(木)15:51

カーティス教授のコメントだそうです。
http://www.asahi.com/politics/update/0720/007.html?ref=rss