2006年07月25日

ニッポンの立ち位置

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今回の富田メモもそうだが、世の動きや政治の裏の意図−これはなかなか面白い。先に紹介した竹内氏の書物や、いわゆる東京裁判史観を自虐史観として否定する人々の主張を読んでいるが、これもけっこう面白い。櫻井よしこ氏などもこの立場の人で、Blogをちょっと覗いてみるとそれなりの主張が聞ける。

ずっと前に明治維新においてグラバーなどのメーソンが果たした役割を論じた本『石の扉』を紹介したが、今回同じ著者により、『あやつられた龍馬』と題する本が出た。歴史の事実をどのようなフィルターを通して見るか、これによっていわゆる史観が構成されるが、やや陰謀史観と言えるかも知れない。
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Commented by Luke 2006年07月26日(水)21:37

本書は陰謀論的かと思って読み進んできましたが、まったく違いました。キチンとした資料を読み込んで、倒幕の志士たちとグラバーの関係を論証していますね。しばしば教科書に出ない部分に真実があるわけです。実に面白い。