* 旧Dr.Luke的日々のココロ *
『脳と魂』―方やすべては脳の作り出したものとする『唯脳論』の解剖学者養老孟司氏。方や脳科学と量子論を用いて悟りを説明する臨済宗の禅僧。両者の対談は絶妙なバランスで進む。
一般的には、かつては「身心問題」と言われ、最近では「心脳問題」と言われている。神経生理のノーベル賞学者エックルズは晩年、心は大脳の機能のみによるのではなく、サイコン(psychon)が大脳と相互作用をすると唱えてサイエンスを逸脱してしまった。
しかし、現代においても、脳機能が心なのか、さらに+αがあるのか、実は解けていない。果たして「わたし」の意識とはどこから生じるのか。まあ、こういった取り合わせは話題になるし、本の企画としては実に面白い。
「意識」に関しては、ペンローズの「量子脳理論」に興味があります。いわゆる「量子の揺らぎが意識を生じさせる」というやつです。それにしても、「誠にこの世は知らぬ事ばかりなり」ですね。
Commented by Luke 2007年05月16日(水)13:15そうですね、仮にゆらぎに意識のルーツを求めたとすると、人間の自由意志がブラウン運動的な偶然によるものとなるわけですね。すると今般の頭部切断事件も揺らぎが引き起こしたなりますね。
私たちクリスチャンとしては、創世記2:8「神は人を土から練り上げ(=体)、その鼻から息(=霊)を吹き込むと生きる魂(=精神)となった」に従って、エックルズ的な理解です。つまり物理化学的存在と機能を持つ大脳と霊(pneuma)との相互作用と考えているわけです。
ところがその場合も、霊と大脳がどう関わるのか、これが大問題でして・・・。今回の頭部切断も諸霊と人間の病んだ精神との相互作用、そしてkenjiさんが懸念されるような薬理作用が複合しているように感じています。
高校生が母親を殺して、頭部切断。その模様を2ちゃんねるに書き込みした可能性が浮上(→記事)。
赤ちゃんポストに3歳児が捨てられていた!?
海に妊婦の死体。夫が逮捕されたとのこと。
東大教授が痴漢で逮捕!?
どうなっているのでしょう、今のニッポン。われわれは専門用語でイロイロ解説はできますが、しかし本音は・・・、いわく不可解。藤村操の気分です(汗)
僕はこの事件をネットで知りました。母の日直後の猟奇殺人。日本のメディアの反応はどんな具合ですか?アメリカだったら、「これは面白いニュースネタだ!」と小躍りするジャーナリストが多いと思います。あの人たちは「面白い殺人」に飢えてますから。
Commented by Luke 2007年05月16日(水)07:30最近はこの手のが多くて、食傷気味ですね。メディアも、専門家も、どうコメントすべきか、困惑しているようです。家族を殺す心理。どこから来ているのか・・・?
Commented by kenji 2007年05月16日(水)07:46これもまたSSRIの服用者ではないでしょうか。猟奇的犯罪と向精神薬との間に因果関係があるとの説もあります。
Commented by kenji 2007年05月16日(水)08:05以下はMIXIのサイクバスター氏のコメントの転載です。
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ネットカフェから頭部を運ぶ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=212709&media_id=4
また、また福島で痛ましい事件が起きてしまった。
母親の首を持って、高校生が自首したという事件である。
この少年もやはり精神科医で投薬治療を受けていた。
このような猟奇的であったり、動機が不可解な事件の多くに共通して言えるのが、「精神科医に通って(入院して)、投薬治療を受けた後に事件に至っているということ」である。
精神障害を患っているから危険なのではなく、精神科医で投薬治療を受けることが危険なのである。
精神科医で処方される抗うつ剤や安定剤、中枢神経刺激薬などの向精神薬には、危険な副作用が多く指摘されている。医薬品添付文書に記載されている副作用を見ると、「興奮」「錯乱」「激越」「幻覚」「せん妄」「誇大性」「敵意」「攻撃的」「自殺企図」などの言葉が書かれている。これらの副作用の出現頻度は低いかもしれないが、何百万人が向精神薬を服用している現在、その副作用の影響下にいる人々は到底無視できない数になるはずである。
記憶に新しい事件として、大阪池田小学校児童殺傷事件の宅間 守元死刑囚は「パキシル(抗うつ剤)」、寝屋川小学校教諭殺傷事件を起こした当時17歳の少年も「抗うつ剤」、宇治小学校6年女児刺殺事件を起こした塾講師の大学生は「でプロメール(抗うつ剤)」を2倍に増量された直後事件を起こした。
現在、発達障害支援や自殺防止などのお題目で、子供たちに精神科医への門戸がどんどん開かれています。
自分の子供をそのようなところへ送るのを是としますか?
子供たちを自殺や事件の加害者にしてはいけません。