2007年05月23日

閉鎖空間で起こる事

前にもニッポンキリスト教は閉鎖社会の中の閉鎖社会であると言いました。閉鎖空間では容易に倒錯現象が起こることもすでに何度も指摘しています。最近では2ちゃんねるあたりのサイバー空間も同じです。これを「カプセル化現象」と私は言っています。外部との没交渉により、カプセル内の価値観とプロトコルがすべてとなってしまい、自分が倒錯している事に気がつかない病理です。これが昂じるとパラノイド(被迫害妄想)などを引き起こします。

最近、そのひとつの例として、ローカルチャーチで起きている現象を紹介していますが、実にその病理の典型的な症状を呈している文書をご紹介しましょう。要点は、二千年のキリスト教の歴史において、各時代にひとつだけ神が是とする・ミニストリーがあり、現代においてはそれはウイットネス・リーのミニストリーであって、それ以外のミニストリーは神の敵の仕業による、とする内容です。こういった文書をネット上で公開してしまう精神状態をむしろ心配します。

"ブレンドされた兄弟団"によるタイタスの糾弾理由

Commented by Luke URL2007年05月23日(水)23:18

今話題のクリスチャン・トゥデイ紙の記事ですが、こううった傾向は実に恐いですね。韓国が祭司の国となり、台湾が変わると、日本・韓国・台湾がアジアを変えると。日本の福音化、さらには世界の福音化だそうですが・・・。日本民族総福音化とかね、実に不気味です。

http://www.christiantoday.co.jp/mission-news-729.html

Commented by kenji 2007年05月24日(木)08:09

>韓国が聖書における「祭司」の国となること

なんだかんだ言って韓国がアジアにおける宣教の覇権を握りたいということなんですね。
文鮮も韓国がアダム国家、日本はエバ国家って具合に色付けしてました。
ちょっぴり嫌韓、失礼しました。

壊れている日本

昨日のコメントの「日本が壊れている」にご質問をいただきましたが、最近の嬰児を山林やゴミ捨て場に捨てる若者や、赤ちゃんポストに3歳児を捨てる父親などを見ると、その意味がお分かりいただけると思います。堕胎は、正式なもので60万件、闇に葬られるのを入れるとその倍から3倍と見積もられています。

HIV感染も、原因ウイルスや感染様式が不明であった80年代ならいざ知らず、昨今ではそれも明確にされ、何をどうすれば感染が起きるかは、誰もが知っているはずなのですが、先進国では日本だけです、これだけの感染者数増加率を示している国は(→こちらも)。

HIVの問題は、その感染経路がモラルの問題と絡んでいるわけで、ソレを守れば感染は簡単に防止できます。つまり自由意志の要因が実に大きいのです(もちろん血液製剤感染や親子間の垂直感染のことを言っているのではありません)。また離婚してから300日間で生まれた子供の認知の問題にしても、みのもんたも言っておりました、「もうちょっと待てないのかねぇ、作るの・・・」と。

総務省のCMに「元カレの、元カレの、元カレの・・・」と言うコピーがありましたが、これは人間関係を根本から不信と絶望に陥れるこの病の不気味さを表しています。この意味で、この国の根幹が問われているわけです。人の道として、してはならないことをしない。これがHIVの蔓延からこの国を守るすべてなのです。

前から言っていますが、「個」が確立していない社会には「公」もあり得ず、そこに見せかけの自由を導入した結果でしょう。しかし自由には必ず結果が伴いますし、人は撒いた物を刈り取るわけです。このことを真に理解しないとこの国は滅びます。

注意:感染者のケアはまた別の話ですし、15日に死んだアメリカ・キリスト教右派のジェリー・ファルウェルのように、エイズは神の裁きだとは言いませんが。

Commented by Luke 2007年05月23日(水)23:24

これも恐いです。死亡した赤ちゃんをバラバラにするつもりだったと。刃物とミキサーを購入とか。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/osaka_abandoning_a_corpse/

Commented by   2007年05月24日(木)00:58

おっしゃるとおりという気持ちが半分、
残りの半分の感情は、書き表せません。

救いは、あるのでしょうか?
あるとすれば、人の倫に外れた者として断罪され、
烙印を押された罪人に対する、
「お情け」の救いでしょうか?

慈しみのみ心は、そのような「お情け」の救いではないはずだと思うのですが……。
 

Commented by Luke 2007年05月24日(木)06:43

そうですね、これは他の場合、例えば喫煙によってCOPD(「死よりも残酷」と言われます)に罹る人たちも同じでしょう。HIVもCOPDもある種の快楽とリスクを引き換えにしているわけです。AIDSにしても、COPDにしても、発症したら医学的には対症療法のみで、現在のところ打つ手がありません。なお、私はサイエンティストですので、これ以上は私の領域ではありません。