2004年01月04日

内村鑑三と武士道

そう言えば内村鑑三も武士道を言っていましたね。彼も儀式と伝統で形骸化した西洋経由のキリスト教をかなり痛烈に批判していました。

実は私も内村鑑三とは少し関係があるのです。私が指導を受けた先生がかつての東大精神医学教室の内村裕之教授(鑑三氏の子息)の弟子でして、私も孫の子になるのですね。

軽井沢に内村鑑三記念館があるのですが、彼の気性の激しさは相当だったようです。下宿で隣人が酒盛りをしていると、大きな額に「酒を飲まずに国を憂えよ」とかいう台詞(「断酒憂国」だったかな?正確なのは忘れました)を大書して贈りつけたとか。逸話は事欠きません。彼の本を読むと私などの毒舌は可愛いものです、ハイ。