2004年01月08日

原始に帰れ!

これまでのカレッジのレクチャーをすべてテープからデジタル化しようと試みているが、2時間のレクチャーでは1.4Gを超えるため、CD2枚になってしまう。

よって1コース当たり24枚のCDであり、これではカセットテープよりも大変だ。DVD-AUDIOもそろそろ普及してくれれば、1枚に4.7Gかその倍入るので、けっこう行けるかも・・・。

いずれ地方で通学できない方のために、ネットでオンラインのレクチャーコースを設けたいと考えてます。さらにはオンデマンド・ビデオ・コースも行きたいですね。質問やレポートもネットで対応できればと思っています。

しかし実は、けっこうこういったものは原始的なメディアが便利なのですね。昔パソコンが普及すれば紙は不要になると言われていましたが、かえってノウハウ本やマニュアル類があふれています。紙は永遠です!

私などは大学や予備校ではいまだにチョークの粉にまみれて講義していますが、チョークのルーツははるか昔紀元前のエジプトにあるそうです。チョークは炭酸カルシウムですから、私たちはカルシウム不足になることはありませんが(笑)。

教育も同じなのですね。「ゆとり教育」で日本の教育レベルは北朝鮮に負けるが(あの超人的な幼児たちはスゴイ!)、実は昔ながらの暗記とソロバンと書道が大切なのです。論語の暗記や、写経などの機械的な作業を繰り返すこと、手を使い、口で語ること、これが教育の原点なのです。「総合学習」とかわけの分からない机上の空論で日本は下手をすると白痴化の一歩手前にありますよ。信仰も同じ。変な預言を受けるより、キリストのことばを内に豊かに住まわせなさいって(コロサイ3:16)。

なにしろ、「マルクス・エンゲルス」をひとりの人の名前と思っていたり、1/2+1/3=2/5とか、sinθ/cosθ=in/co(※)とする大学生がいますからね(汗)

※正解はtanθですが、彼は分母と分子のsとθを"約分"しちゃったわけ!