2007年04月28日

70年代の香り

アップロードファイル 17KB映画『ドリームガールズ』を観てから、私の中に眠っていたディスコの感覚(センセイション)が甦ってしまった。で、映画を観ながら音楽ショップを見ていると、ディスコのアルバムがあるではないか。題して『Best of Disco Nights』。うれしくなってつい買ってしまった。これシリーズなので、楽しみだ。マイケル・ジャクソン、アース・ウインド&ファイアー、ノーランズ、スリー・ディグリーズ、ウェザー・ガールズ・・・と。実は英国KFMのワーシップチームのパーカッション&ペット担当のラウル・ド・オリベイラは、日本のドリカムのバックでペットを吹くが、ずっと以前スリー・ディグリーズなどとツアーを組んでいた。

わくわくしつつ車の中で早速聴くが、わが大脳辺縁系の海馬が刺激され、偏桃核に火が灯り、当時のディスコの場面がフラッシュバック。何とも懐かしい感覚が・・・。世間もどうも昭和回顧の傾向があるようだが、私も完全に70年代モード。テレビでも、『ダンシング・シスター』などがケータイのCMに使われているが、多分私たちの年代のプロデューサーが仕切っているためだろう。

家でCDをかけると、風邪で寝ていた長女が「パパ、何でメグちゃんが知ってる曲かけてるの?」と。「これはパパの青春時代の曲だあ」と見栄を張ったが、実は今の学生のファッションセンスも、私たちのセンスとかなり似ている。世の空気が何となく70年代なのだ。昨日紹介したラビ・バトラも言っているが、時代(コスモス)はまさに循環するのだ。これもストイケイア?

Commented by Luke 2007年04月28日(土)20:45

正確には70年代後半から80年代前半ですね。つまりバブル前に近い。

Dr.Lukeの一言映画評

アップロードファイル 19KB午前はいつもどおりプールとサウナ。午後は映画。あのアカデミー賞で話題になった『バベル』。神の怒りに触れ言語を乱されて散り散りになった人類。神学的にはストイケイアの分散統治の下に置かれているわけだが、その地上のモロッコ、メキシコ、ジャパンで起きたそれぞれの事件。最初はつながりが分からないが、徐々にその連鎖関係、因果関係が見えてくる。

何気ない子供のイタズラでひとりの女性が負傷する。その銃は厚意によって人から人に渡ったもの。そして女性の子供たちは過酷な運命を経る。この3つのストーリーが一つの流れに収斂する。言語が違うために味わうフラストレーションと葛藤。これは私自身も外国で経験する。この緊張感がずっと続き、かなりシンドイ。が、最後は・・・。

ある意味、摂理的な事件のつながりで、これもストイケイアのなせるわざと言えるも知れない。3つの事件のひとつのテーマは家族の絆とも言える。言語は違っていても、これだけは人類普遍のもの。カタルシスはあまり望めないが、思い巡らすにはまことに適切にして、ある意味で聖書的でもある。ブラッド・ピットもアイドルからうまく脱皮しつつあり、なかなか渋い。アップロードファイル 63KB

本日の夕日に映える富士山