2006年08月16日

ともだち

長女が言っていた「ともだち〜」の『20世紀少年』を何気に読み出したところ、これがハマル。時代背景が60年代の後半に少年時代を送った主人公たちが、「ともだち」と言うカルト宗教の陰謀に巻き込まれていくストーリーで、これからどうなるのか、けっこう面白い。背景も懐かしいし、主人公たちのしてることがわが経験とピッタリ。

キャラクターたちも何か懐かしい響きを持っている。「お茶の水工科大学の敷島博士」などは『鉄腕アトム』の「お茶の水博士」と『鉄人28号』の「敷島博士」を連想するし、刑事の名前が「ちょーさんとやまさん」などは『太陽にほえろ』だし・・・という具合。

最近の若者も自立したアイデンティティを確立し得ず、友だちがすべてで、その間でのみ自分を維持でき、そこから浮くことを非常に恐れているが、その「ともだちカンケイ」のある面での危うさと不気味さを巧みに描いている。何十巻もあるようだから、けっこう楽しめる。(ちなみに現在横山光輝の『三国史』全60巻に挑戦中だが、やや停滞気味・・・)
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Commented by Luke 2006年08月16日(水)19:52

ちなみにこの「ともだち」の世界は、超能力とか空中浮揚とか、BBSで紹介されたベニー・ヒン聖会とどこか似ている感じがするのですが・・・。