2004年03月08日

痛ましいことです

浅田さんと奥さんの自殺はなんとも痛ましい限りである。私には見えていたが、周りの人がもっと気遣ってやることはできなかったのか。従業員は「信じられない」とか言っているようであるが、その愚鈍さにあきれる。

また会見の場で若い記者たちが正義のペンを振りかざして、もっともらしい(つまらない)質問で責め立てているを見ると、ほんとに腹が立つ。お前はいったい何者だよ!・・・と。カメラやペンをもたせると普段気の小さな、物も言えないような輩に限って、偉そうに正義感ぶるものである。

浅田さんの処置には確かに問題があったことは事実である。今回のような未経験の事態では情状酌量の余地も十分ある。彼らは老獪な政治家ではない。もっともらしいフリをする記者諸氏よ、カメラとペンを向けて追求すべき対象は他にもっとあるだろう。もっともらしい偽善はやめよ。

人の心を忘れて、すべてがうわっ滑りで、時々の風に流されるニッポンの浅薄さの犠牲者とも言える。