2004年04月08日

大義なき者には神の公義のバックアップはない

いよいよイラクは泥沼化。しかし親イスラエルの聖書原理主義者たちは懸命にアメリカの行動を正当化しようとしている。

もともと大義がない。よって神のバックアップがない。よって結果は見えている。ブッシュも内部から崩壊する兆候を見せ始め、純情なアメリカ国民も真実に目覚め始めている。

神の統治は公義による。神はもちろん人の愚かさをも用いることができるが、しかしその不義の実はかならず刈り取る。今回の日本人拉致問題はブッシュの心臓部を貫くことになろう。

試される小泉氏

日本人が3人、イラク人によって拘束され、自衛隊が撤退しない場合、殺害するとのことです:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040409-00000061-mai-int

重装備の自衛隊はキャンプ近くに3発の砲弾を打ち込まれ、退避壕の中に引きこもり中。方や丸腰の民間人はいのちがかかっている。このネジレ現象こそニッポンの病理の象徴です。

さあ、小泉さん、自分の頭で考えなさい。各国もそろそろイラクよりの撤退を考えている情勢です。

ブッシュの焦り

ついに禁じ手をやりました。米軍がモスクを攻撃してしまいました。米の焦りでしょう。

今、聖書原理主義者やブッシュの頭には自分の側から見た価値観しかないのです。この価値観にはまらない者はサタンの側であり(よく聖霊派が自分の気に食わない人につけるレッテルですが)、よって暴力的に壊滅することも善となるわけです。

矛盾する存在である人間そのものを見るのではなく、自分の聖書解釈や自分の価値観というフィルターを通していますから、けっして対話は成立しませんし、したがって、彼らの態度は自分の価値観を受け入れるか、さもなくば死を、となります。

これは一部のイスラエルをアンタッチャブル化する聖書原理主義者にも言えることです。彼らの表向きの遜りに対して、隠されたプライドはものすごく高いものがあります。アメリカという国を見ていてきわめて興味深いのは、この「無邪気な邪悪さ」と言えます。

しかし自ら撒いた種は自ら刈り取るでしょう。ブッシュよ、貴殿の刈り取りは近いことをよく心するように。