2004年10月06日

ブッシュ語録-パラノイアの系譜-

前にTIME誌に出ていた彼の発言を紹介した。もうひとつ紹介する:

"God told me to strike at al Qaida and I struck them, and then he instructed me to strike at Saddam, which I did, and now I am determined to solve the problem in the Middle East. If you help me I will act, and if not, the elections will come and I will have to focus on them."

─George W. Bush

「神が私にアルカイダを打てと言われたので、私は打った。また神はサダムを打てと言われたので、私はそうしたが、今私は中東の問題を解くことを決定した。もしあなたが私を援助してくれるならば、私は行動するだろう。もししてくれないならば、選挙が来るだろう、そしたら私は選挙に集中しなくてはならない。」

―ジョージ・W・ブッシュ

少々コワイと思いませんか。イスラエルに入れ込む人々に共通するある種の純粋ではあるが、それゆえにかえって怖さを覚えるファナティックな価値観と行動パタンです。そこに働くのはパラノイドの病理。

・ユダヤ人と日本人
http://www.kingdomfellowship.com/Treatises/index.html

次は聖書の終末預言解釈に自信を持つある人々の発言です:

「自分は地震や戦争や飢饉などの悲惨なニュースを聞くと喜びを覚える。と言って、自分は血を見て興奮するサディストではない。なぜならイエスの再臨と地上の王国の実現が近いことを知るからだ。」(ソースは伏せておきます)

私ももちろん主イエスの再臨を待ち望み、主の御国の実現を待ち望んでいますが、彼らの神経にはちょっとと言うより、かなりの違和感を覚えます。彼らは「レフト・ビハンド」か何かの映画を見ているようです。

ラムズフェルドが、今回、イラクとアルカイダの関係を否定しましたが、聖書原理主義者たちは911当事、盛んにイラクとアルカイダの関係を主張していました。またイスラエルの安全保障のためにフセインを排除せよ、と狂信的に叫んでいました。ところが何のことはない、現在はひたすらだんまりを決め込んでいるようです。例えば、こんな論調です:
http://www.harvesttime.tv/israel_today/a03071.htm

ほとんどパラノイア的です。こういった人々の霊は決して聖霊ではない。私の内のその方はアーメンしていない。

同じクリスチャンとは言え、感受性が大いに異なる人たちがいることは、ニッポンキリスト教と接していて発見した意外な事実であった。このような混乱の時勢においては、正しさとか主義主張などは意味をなさない。繊細な霊的感受性が求められている:

・美しい霊的感受性
http://www.kingdomfellowship.com/Ministry/Ron/identity16.html