2004年10月12日

卵と鶏-拡大経済の原理-

この二つどっちが最初かと、よく言われる。「満足」と「必要の満たし」も同じかもしれない。ふつう、この世の価値観では、何か自分の願っているものを得れば満足すると考える。しかしこれは罠である。この罠にかかるとニンジンを鼻の先にぶる下げられた馬みたいなもの。走れど、走れど、得られない。

霊的真理は「満足するから得られる」のだ。満足は結果ではなく、原因である。よりよく満足した人はより多くを得るもの。そして満足するとまた与えられる。かくして「持っている者はますます豊かになる」。これが神の国の法則である。その鍵は何か?

よくクリスチャンが選択で迷うと言うが、そのような時には実は自分を失っていない。得をしたい、失敗したくない、金を得たい、地位を得たい、これが迷いを生む。分かりますか?自分を自分で救おうとしていることが。アテネでアーチェリーで銀を取った中年の星の山本先生が今日の日経夕刊で言っていた:

「アテネ五輪は本当に無欲の境地で決めました。欲にとらわれると、一度決断しても迷いが出ることがよくあるんですよ。でも欲がないのでイメージどおり、的にねらいを定めると、ぱっと射ることができました。」

多くの悩んでいると称するクルシちゃんたちを見ていると、「捨てていないなあ〜」とつねに感じる。捨てないから苦しい、苦しいからますます捨てられない。主は「自分の魂を救おうとするな」と言われた。私はある人が自由を得て豊かになるか否か、大体予測ができる。会社の発展性や転機も経営者の心を見れば分かる。

ポイントは、クリスチャンはすでにすべてを得ていることである。あなたはこれを信じますか?

・コロサイ2:10−そしてあなたがたは、キリストにあって、満ち満ちているのです。

・2ペテロ1:3−いのちと信心とにかかわるすべてのことは、主イエスの神聖な力によって、わたしたちに与えられている。

この豊満を経験する鍵は、「キリストにあって」である。キリスト御自身を堪能し、満足すること。満足する人はますます満ち溢れ、さらに満足する。かくして神の国は縮小均衡ではなく、拡大経済路線となる。「花見酒の経済」は神の国ではない!なぜなら、神の経綸は、神のエコノミーであり、神は宇宙的な経営者だから。しかもリッチな方なのである。

・神のエコノミー
http://www.kingdomfellowship.com/Ministry/Articles/Economy.html

「タクアンと白飯の開拓伝道」といった宗教の霊から解放されよ。そして父の資産の豊かさを享受すべし!