2003年11月07日

積極的情報遮断

この数年、私自身の意に反してニッポンキリスト教のいろいろな部分との関わりを持った。お叱りをいただくことを覚悟の上で率直に言えば、どこも検討外れのことをしているというのが印象である。様々な教界の出来事やアレコレを知れば知るほど私の霊は疲れを覚えてしまう。

あまり目や耳に無選別に何でも取り込まない方がよいようである。これを積極的情報遮断と言う。神との交わりを深め、純粋な御言葉に対峙するために、あえて目に見えることや耳に入ることを遮断する必要を覚えている。アレコレ知ったところで、私の霊的歩みに何の益があろうか。ブラザーローレンスのように、神の御前における臨在にとどまる修練をむしろ必要としていると感じる。

「新しい霊の流れ」とか、「最新の預言・幻」だとか、あそこに「油注がれた器」が来たとか、やれやれ、もう食傷気味である。ニッポンキリスト教はあまりにも野心と人のニオイが満ち、浅薄である。状況を知るほどに「一言物申す」となるのもそろそろ疲れるので、私は数年前のようにニッポンキリスト教からは少し離れたいと感じている。

主の大庭にいる一日は千日にまさる、とあるとおりである。

民主党に任せられるか?

木曜日の日記はいつも金曜日になるのは、仕事から帰るのが9:30で、食事をして、「白い巨塔」を見て、風呂に入って、それから書くため。

さて、選挙も近くなり、KFCの入っているビル(といっても小さいものだが)に民主党の選挙事務所があるため、人の出入りが激しくなってきた。私も民主党には一度任せてみたいと思っているが、今度はどうであろうか?特に高速道路の無料化を3年でやるというのはどうも?である。また田中知事を国務大臣と兼任とは、ちょっと?である。第一、国造りのビジョンがない。

管さんは正義漢であり、口も立つし、見栄えもいい。が、ちょっと先走っている感じがしている。少々上滑りではないだろうか?以前私は日本のこれからのキーワードが、「ポピュリズム」と「民族主義」であることを述べたが、自民党はまさにこの路線でいくようだが、民主党も同じニオイ。どうも器が小粒であり、私は中曽根さんみたいな人にもう一度と思ってもいる。

日本は形がない国家である。米国が人工的にアメリカ主義にはめて国家を形成しているのに対し、日本はその中心が奪われている。ホンネは天皇を据えたいところだが、今のところそれはできない。かつて三島由紀夫が「このままだと20世紀の終わりに空疎な経済大国が極東にできる」と予言したが、まさにそのとおりになっている。

三島にはすべてが見えていた。私にも見えている。下手をするとこの世に自分の居場所がなくなる感じもしている。彼と違うのは、三島には天皇しかなかったが、私には主イエスがいてくださる。そこで私はかろうじて生きていられる。