2003年11月15日

イラクの真相@NHKスペシャル

結局アメリカは都合のよい情報のみを集めて、やりたいからやったわけである。人を治めるに必要な徳を失っていると言っていた。金を中心とした物質主義のアメリカの価値観とみかけの熱心な"信仰"、つまり狂信による米国型原理主義のバックアップによってなされた因縁をつけての戦争である。ヤクザと代わりはない。

すでに私は聖書の言葉を単なる白黒の文字としてとらえ、予言解釈にジグソーパズルのようにのめり込む者たちに警鐘を鳴らした。ここで再び鳴らしたいと思う。人の徳を忘れた統治は、仮に民主主義を旗印としてもフセインの独裁と何ら変わりはない。表がきれいな分、よけいに偽善となる。

"信仰深き"ブッシュに対して<仁・義・礼・智・忠・信・孝・締>の玄妙なる世界を教えてやりたいものだ。

ちなみにバイブルカレッジではようやく預言者たちを終えた。預言者の苦悩とうめきを共有し得ない者は予言解釈などにのめり込むべきではない。イザヤ、エレミヤ、アモス、ホセア、エゼキエル・・・、これらの預言者たちの心の奥深くのうめきと叫びを分ち合うことができることがまず求められるのである。彼らと同じ霊に与ることである。これがオツムを異常にでかくしているニッポンキリスト教の聖書学者・教師たちに最も欠如しているものである。