2003年11月13日

世界に対する姿勢

BBSにもあったトピだが、どうも聖書のそこそこの知識があり、特に予言解釈などが得意な人々には、人の心の真実を忘れ、世界情勢なども字義通りに当てはめて、評論家的スタンスを取るようになるケースが多い。対していにしえの預言者は政治状況にも積極的に関わり王をいさめ、国を憂えている。

現イラクに関しても、イスラエルの利益との関係でアメリカの行動を正当化し、ブッシュを神が立てた素晴らしい指導者と絶賛する御仁まで出現する。ここにはユダヤ人の選民意識によるプライドとその裏返しのパラノイドを共有する病理が観察される(詳細は「論考」を参照)。知識は人を高ぶらせるとあるとおりである。

ここへ来て、結局私がこれまでに指摘したことがほとんど100%実証されている。一種の病に罹っているが、自分では病識が欠如しており、自分の見方が聖書的であり正しいと主張し続ける。プライドとパラノイドは同じ心の裏表。アメリカは人を治めることの高貴な徳を壊した。

今後、イラクはますます泥沼に陥り、アメリカは主権委譲を急ぐようであるが、彼らが荒らした後の同国は内戦状態に陥ることであろう。かくして再び強大な独裁者が出るまでは収拾がつかなくなるであろう。

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はちこさんのHPが何者かによって抹消されるという事態に立ち入っているとの御連絡を受けた。彼女の日記は楽しみにしていたので、残念である。しかし一体誰がこんなことをするのであろう。

早急な復旧をお祈りします。