2003年11月20日

キレ味とサッパリ感

ニッポンキリスト教がうっとおしいのは、互いの甘えを裏切らないように、いわゆる「お気遣い」がはびこるからです。信徒は先生の顔色を伺いながら、先生も信徒の評判を伺いながら。こうして互いに相手の目に映った自己像を杖として、自分を支え、自分を確認するわけです。これが日本人に多い対人恐怖の病理です。

御言葉は霊と魂を切り裂くのですが、この十字架のメスのキレがない。ベトベト、ドロドロ、うっとおしいわけ。ある方がメールで、私みたいな白黒明白な人物は珍しい、初めてお会いしたと感想を下さいましたが、まあ、私はしがらみに縛られたくない、楽に生きていたいだけなのですね。箴言にあります:

・人を恐れると罠に落ちる
・あからさまに責めるのは隠れて愛するにまさる

罪定めと健全な批判の区別がつかない人ばかりのようです、ニッポンキリスト教は。「心が痛い」人々が多いのですね(やれやれ)

ニッポンキリスト教がサラサラのパウダー感覚になれば、お風呂上りのようなキリストの新鮮な香りで、もっと気持ちよい爽やかな状態になるのですが、その前に自分の真実が暴かれる必要があるわけです。まあ、癌告知と同じです。

私は「白い巨塔」の財前というキャラにはある面で惹かれますね。あの打算的なストレートなメスのキレの良い医師像ですね。しかしどこか愚かしくて、憎めない。対して里見はややジメジメ的で、きわめて日本人好みです。

よくこんな質問がありますね、「メスの切れのいい腕は立つが冷酷な外科医と、メスの切れが悪く腕はボロボロでも優しくて親切な外科医と、癌を切ってもらうのはどちらにします」と(^^;?

この質問の本質はどこにあると思います、Hさん^^

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高校の教頭が女子生徒に「可愛い子猫ちゃん」なるメールをして停職処分となったとか?中学校の教員は性犯罪を起こす率が普通の15倍あるとか?由々しき事態が教育界には起きているようです。でもね、表に出ないだけで教界の率もかなり高いでしょうね。老いてますます御盛んなセンセイ方がたくさんいらっしゃるようです(汗)。