2003年12月21日

遺伝子特許

「NHKスペシャル」で、遺伝子を解読しCGによってドラッグデザインをし、薬を開発するプロセスをレポートしていた。分子構造から薬の効き方を予測することができるわけで、その構造にはまる物質を発見することに会社の命運を欠けるわけである、何百億円をかけて。かくして海の生物から野菜や野草の根まで探しまくる。遺伝子の働きが見つかるとすぐさま特許にし、有効な物質が発見されるとまたまた特許にし、薬品化していく。こうして膨大な利益が生み出される。

この番組を見ていて、何とも解せない気分にさせられる。遺伝子は誰がデザインしたのか、有効な物質は誰が備えたか。主である。仮に進化論者のように偶然によってできたとしても、特許を申請する者がデザインしたものではない!なのになぜ特許として設立するのか。解せない。さらには人体特許もあるそうだ。HIVに感染してもHIVのレセプターの構造によって細胞内に入り込むことができない体をもって人は、その人の体自体が特許となる。すでに神の領域に入り込んでいる。

この最前線を走っているのは、これまたアメリカである。この国を動かす原動力は何か。金である。地位である。名誉である。マモンの支配する国である。そして日本はその後追い。

ダニエル12:4では終わりの日に知識が爆発すると書いてある。残された秘境は脳である。脳が脳を理解できるか。仮にもし脳が完全に解明された時、人類はどのような領域に踏み込むのであろう。創造主を忘れた人類の有様−私は少々怖い予感がする。