2004年11月06日

アラファトの墓地は

アブラハムもサラと共にマクペラに葬られた。ヨシュアも生前に良き地に戻ることを希望し、死後エジプトからシェケムの地に戻されて葬られた。

今回アラファトもその家族がエルサレムでの埋葬を希望しているそうであるが、シャロンは拒否している。彼らにとってはどこに葬られるかはその人生の総まとめであり、きわめて重要なのだ。

もしシャロンが彼らの願いを聞き入れるならば、シャロン自身もその徳のゆえに、名声を高めるであろう、が、彼にはすでにそのような霊はない。敵に塩を送り、敵を篤く遇すること、これは信仰を超えた人の道、徳であろう。

徳を忘れたブッシュとシャロン−彼らは自らの上に神の重い御手の扱い(Dealing by God's heavy hands)を招くであろう。

アラファト亡き後は

ブッシュは早々に、アラファトの"死亡"報告に対して、"God bless his soul."とやってしまいました。いかにもブッシュ。

しかしほとんどcoma状態だそうで、彼の亡き後が懸念される。求心力を失った群衆は、それぞれの感情の赴くままに暴走する危険性がある。強気のブッシュと、少々パラノイドにして狂気の入ったシャロンの共同戦線に対して、パレスティナ側もパラノイドを深め、疑心暗鬼、やられる前に殺るの狂気に走る可能性が大ですね。また不安定要因が増えました。

私はしたり顔で、これも終わりの時代の聖書預言の通りです・・・とはあまり言いたくはない。