2004年11月09日

神社と幕屋

午前中に書いた記事を読まれた方から、神社で柏手を打たないで下さいね、とメールをいただいた(^^)

まあ、私は元々サイエンスがすべてで、信仰なるものとはほとんど関係なかった人ですから、神社も墓も新宿の高層ビル群も同じなんですね。

ただ面白いのは神社と幕屋の構造が似ているとか、山伏とユダヤ人の習俗や服装が似ていると。この辺はロマンがありますね。

私の理解からすると、イスラエルの選びは経綸的なもの、エクレシアの選びは本質的なものですから、前者にはあまり重きを置いていないのです。もちろん神は経綸的に世界をイスラエルを中心に動かしていますが、本質はエクレシアにあります。

ただラビ・トケイヤーの本などでも、皇室とユダヤの関係について触れているくらいですから、かなり関心はありますね。神社での柏手は打つことはないと思いますが・・・・^^

Commented by abc 2004年11月10日(水)11:13

経綸的世俗国家イスラエルが、本質的エクレシアよりも重要になってしまうのが、今のキリスト教界におけるメシアニックムーブメントの「主客転倒」「倒錯」と言えるでしょうか。アメリカのメシアニック・コングリゲーションではユダヤ教シナゴーグに「先祖帰り」してしまう人も出て来ているようです。(キリストという本質を忘れるとこうなりますよね。)

それは別として、日本の国家形成における「経綸的意味付け」に興味があるところです。左翼のような「天皇制ハンターイ」でもなく、右翼のような「天皇陛下バンザーイ」でもない、科学的な分析が待たれるところです。

天皇って何でしょうか?

新潟の被災地を天皇夫妻が慰問に訪れている。被災者は涙を流してありがたいと言っている。天皇も膝をかがめ、慈しむように彼らに接している。小泉さんや田中真紀子さんが慰問しても、こうはいかない。私もある種の感動を覚えている。

私の友人で天皇とはまったく関係のない生き方をしているのが、軽井沢で天皇と出会ったとき、思わず礼拝をしたくなった、と言っていた。ある種の気品と尊厳が漂っていたとのこと。

では日本人にとって天皇とは何なのでしょうか?天皇がいないと日本は成立しないのであろうか?これまであまり深く考えてもいなかったが、私のうちの天皇とは何なのだろう、と今回ふと思うに至った。意識の上では何も感じていなかったのであるが、私のうちの深層心理にも何か根付いているのだろうか?

古代日本には福音が伝わっており、アマテラスがイエスを指し、天皇家にはユダヤ人の血が流れ、日本には神の秘密が隠されているというクリスチャンたちも増えてきた。これまであまり真剣には考えて見なかったが、天皇の本質について、霊的にまた精神病理的に検討を始めてみたいと感じている。