2004年11月10日

去勢されたニッポン

またまた中国が潜水艦で領海侵犯。ちょこちょこと挑発をかけているようだ。一方でアメリカは早速中国と首脳会談らしい。ニッポンの頭越しに。北朝鮮との会談もワケの分からんのが出て来て、何だかあしらわれそう。

何ともメンツが立たないし、手も足も出ない。で、踏ん張って出したのがイラクの自衛隊。12月に期限切れとなるが、なおも粘るらしい。小泉さん、どこかで引かないと、ほんと惨めなことになりますよ。人間引く時は引くこと。

去勢されたニッポンが懸命に虚勢を張っている感じがするのだが。それに巻き込まれた手足を縛られた自衛隊員と家族は気の毒である。

前に書いたが、開国から明治維新で<政治的去勢>、戦争で原爆を落とされて<軍事的去勢>、そしてバブル崩壊で<経済的去勢>を受けたニッポン。かくしてアメリカのポチと化し、かろうじて出せるのは口と金。小泉氏の口達者はまさにその象徴。